1. Home
  2. >
  3. 陸上競技
  4. >
  5. エリウド・キプチョゲの名言45選!生活と哲学、本の言葉を英語の原文付きで解説
エリウド・キプチョゲの名言45選!生活と哲学、本の言葉を英語の原文付きで解説

エリウド・キプチョゲの名言45選!生活と哲学、本の言葉を英語の原文付きで解説

「No human is limited」。非公認ながら人類で初めてマラソン2時間を切ったキプチョゲの名言です。キャンプの質素な暮らしから、初めて途中でやめたパリ五輪、41歳での優勝まで、エリウド・キプチョゲの名言を場面と英語でたどると、限界を決めずに走り続ける力をもらえます。

2026.10.25 | 陸上競技

Writer

writer avatar

公式ライター
Activel編集部

「人間に限界はない(No human is limited)」は、2019年に非公認ながら人類で初めてマラソン2時間を切ったエリウド・キプチョゲの名言です。世界記録を持ってもキャンプでトイレ掃除の当番を続け、41歳でまた勝ったキプチョゲの名言には、限界を決めずに毎日を積み重ねる強さがにじみます。

エリウド・キプチョゲのプロフィール

ケニアの高地の村で生まれたキプチョゲは、18歳だった2003年の世界陸上で5000mの世界王者になり、28歳でマラソンに移ってからは五輪の2連覇と2度の世界記録を手にしました。その一方で、キャンプでは仲間と当番を分け合い、練習をノートに書き残し、空いた時間には本を読む暮らしを続けてきました。キプチョゲの名言には、そうした毎日の過ごし方から出てきた言葉が多くあります。

基本プロフィール

ケニアのカプシシーワで生まれ、家族と暮らすエルドレトの家と、近くのカプタガットにある練習のキャンプを行き来しながら走ってきました。2002年から指導を受けるパトリック・サングは、陸上のコーチであり、人生の師であり、父のような存在でもあります。

項目 内容
名前 エリウド・キプチョゲ
表記 Eliud Kipchoge
生年月日 1984年11月5日
出身 ケニア・カプシシーワ
種目 マラソン(もとは5000m)
コーチ パトリック・サング
自己ベスト 2時間1分9秒(2022年)
五輪のマラソン 金2(2016年・2021年)

ケニアの村の少年が、マラソンの2時間切りと五輪2連覇を経て7つの大陸を走るまで

エリウド・キプチョゲの2003年世界陸上から2026年メルボルン・マラソンまでの年表と、その時期の主な名言

キプチョゲが最初に世界の頂点に立ったのはトラックで、2003年のパリの世界陸上の5000mでは、18歳でヒシャム・エルゲルージやケネニサ・ベケレを抑えて勝っています。五輪の5000mでも2004年に銅、2008年に銀を取り、2013年にハンブルクで初めてのマラソンを2時間5分30秒で勝つと、そこから長い距離の第一人者になっていきました。

年 主な出来事
2003年 世界陸上5000mで優勝
2013年 初マラソンのハンブルクで優勝
2016年 リオ五輪のマラソンで金
2017年 モンツァで2時間0分25秒
2018年 ベルリンで世界記録2時間1分39秒
2019年 ウィーンで1時間59分40秒
2021年 東京五輪のマラソンで金
2022年 ベルリンで世界記録2時間1分9秒
2023年 ベルリンで優勝
2024年 パリ五輪で初めての途中棄権
2026年 メルボルンで3年ぶりの優勝

2017年のモンツァと2019年のウィーンの2時間切りの挑戦は、世界の一流選手を集めたペースメーカーのチームが前を走るなど、条件を整えた中で行われたため、公認の記録にはなっていません。公認の世界記録は2018年と2022年のベルリンで出しましたが、2023年にケルビン・キプタムが2時間0分35秒で更新し、2026年4月のロンドンではサバスチャン・サウェが1時間59分30秒を出して、公認のレースで初めて2時間を切った選手になりました。キプチョゲは2025年11月のニューヨークシティ・マラソンの後、7つの大陸でマラソンを走る旅を始め、その3戦目の2026年10月のメルボルンで、3年ぶりにマラソンで勝っています。

座右の銘「No human is limited」

キプチョゲが自分のモットーとして掲げるのが No human is limited(人間に限界はない)で、本人の X のプロフィールにもハッシュタグで入っています。2019年のウィーンの挑戦では、主催した化学メーカーの INEOS が、本人のモットーから名前を取ったキャンペーンを行いました。2019年5月6日、2度目の挑戦が決まった日には、すでに「私はいつも、人間に限界はないと言っている」と話していました。2024年3月の東京マラソンの後には、スポンサーのアボットの取材で、この言葉の意味を次のように説明しています。

「私たちは頭の中で勝手に線引きをして自分で限界を決めてしまいがちですが、それを突き抜けようと努力すべきだと思います」

エリウド・キプチョゲの名言45選

キプチョゲの名言は、規律と自由についての言葉から、質素な暮らしと練習、2時間切りに挑んだ時やオリンピックのレースの後の言葉、マラソンを人生に重ねた言葉、本と読書の話まで広がっています。勝った日にも負けた日にも、勝ち負けより準備を大事にする考えが通っています。

自由と規律についての名言

規律は人を縛るものではなく、人を自由にしてくれるものだと、キプチョゲは考えています。この考えを語った言葉の多くは、2017年11月にイギリスのオックスフォード大学の討論会、オックスフォード・ユニオンで行った講演のもので、5年後のポッドキャストでもそのまま繰り返されている、キプチョゲの哲学の芯と言える言葉です。

01「人生で自由になれるのは、規律のある者だけだ。規律がなければ、気分の奴隷になり、情熱の奴隷になる」

“Only the disciplined ones are free in life. If you are undisciplined, you are a slave to your moods. You are a slave to your passions.”

— 2017年11月、イギリスのオックスフォード・ユニオンでの講演で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2017年11月(オックスフォード・ユニオンの講演)

発言状況: 2017年5月のモンツァで2時間0分25秒を出した半年後に、オックスフォード大学の討論会で行った講演の言葉です。自己規律について話した部分にあり、講演では計画と準備、前向きに考えることの大切さも語っています。

02「自己規律とは、やりたいことをするのではなく、正しいことをすることだ」

“Self discipline is doing what’s right instead of doing what you feel like doing.”

— 2017年11月、オックスフォード・ユニオンでの講演で

03「規律を生き方にしよう。規律は一度きりのものではない。自己規律は筋肉をつけるのと同じだ」

“Make discipline your lifestyle. Discipline is not a one-time event. Self-discipline is like building your muscle.”

— 2017年11月、オックスフォード・ユニオンでの講演で

04「自己規律という木を植えよう」

“Plant the tree of self-discipline.”

— 2017年11月、オックスフォード・ユニオンでの講演で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2017年11月(オックスフォード・ユニオンの講演)

発言状況: 自己規律の話の終わりに、カナダのある学校に「木を植えるのに一番よかったのは25年前で、次によいのは今日だ」という掲示があったと紹介し、それに続けた言葉です。木を植える時期の言葉は昔からある言い習わしで、キプチョゲが自分の言葉として足したのは、最後の「自己規律という木を植えよう」の部分です。

05「近道をしていたら、自由にはなれない」

“If you’re taking shortcuts, you can’t be free.”

— 2018年9月、ベルリン・マラソンの前にニューヨーク・タイムズの記者の取材で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2018年9月(ベルリン・マラソンで世界記録を出す直前)

発言状況: ケニアの選手の禁止薬物の違反が続いていたことを聞かれて答えた言葉です。キプチョゲは「いつも言っているのは、ごく単純なこと。ハードに練習することだ」と話し、ハードに練習して、必要なことをし、優先順位を正しくつければ、近道をしなくても力を出せると続けて、この言葉で締めくくりました。この取材の記事が出た直後の9月16日、ベルリンで2時間1分39秒の世界記録を出しています。

06「走ることは自由を得ることだと思っています。その自由を感じたときに私は興奮するんです」

— 2020年2月、ドイツのベルリンで日本のメディアの取材に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2020年2月(ローレウス・ワールド・スポーツ・アワードでベルリンを訪れた時)

発言状況: ウィーンで2時間を切った4か月後に、日本のメディアの取材に答えた言葉で、英語の原文はありません。「走ることを心の底から楽しんでいるように見えるが、最後まで笑顔を絶やさないのはなぜか」と聞かれての答えです。同じ取材では「人間はいい状態のメンタルがあれば物事を進めることができます」とも話していて、規律がくれる自由とは別に、走ることそのものにある自由を語った言葉になっています。

07「規律のある者は自由だ。規律のない者こそ、牢屋の中にいる」

“The disciplined ones in life are free.” “It’s the undisciplined ones who are in prison.”

— 2022年10月、ポッドキャスト「Feel Better, Live More」で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2022年10月(ポッドキャストの配信)

発言状況: 2022年9月のベルリンで2度目の世界記録2時間1分9秒を出した後に、イギリスの医師ランガン・チャタジーのポッドキャストに出た時の言葉です。規律のない暮らしとは、自分が大事にしているものと合わないことをしている状態だと説明し、「自由でいて、自由に歩き、正直な人生を送らなければ」と続けました。同じ回では、ノーと言える力を「ビタミンN」と呼び、自己規律の大事な部分に挙げました。

シンプルな生活とトレーニングの名言

キプチョゲは1年のうち300日近くを、妻と3人の子どもが暮らすエルドレトの家から離れ、カプタガットの質素なキャンプで仲間と過ごしてきました。世界記録を持つようになってからも当番でトイレを掃除し、練習はすべてノートに書き残し、ふだんの練習では力を出し切らずにレースの日のために残しておく暮らしです。この暮らしについてキプチョゲは、生活を複雑にしないこと、お金に集中を乱されないことを大事にしていると話しています。

08「お金は収穫できない。お金を収穫したいなら、種をまかないといけない。その種とは何か。厳しい練習だ」

“People forget that money cannot be harvested,” … “If you want to harvest the money, you need to plant the seeds. And what are the seeds? The seeds are hard training.”

— 2016年3月、ケニア・カプタガットのキャンプでの取材で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2016年3月(リオ五輪の前)

発言状況: ケニアでは2012年のロンドン五輪の後、38人の選手が禁止薬物で処分を受けていて、その原因を聞かれたキプチョゲが、目先のお金を追うことだと答えた時の言葉です。キャンプでは夜明け前から仲間と森を走り、一緒に練習することについて「私が彼らを助け、彼らが私を助ける」とも話しました。ベッドの上の壁には、パウロ・コエーリョの「成功したいなら、守るべきルールは1つ。自分にうそをつかないこと」という言葉を貼っていました。

09「お金で集中を乱されたくない。キャンプでは今も、部屋もトイレも自分たちで掃除している。だから私は変わらない」

“However, I don’t want money to destroy my concentration. I want to conquer what I believe is a big challenge in my life. I remain the same because even when in training camp, we still clean our rooms, we clean our toilets ourselves,”

— 2017年5月3日、ナイキの2時間切りの挑戦 Breaking2 に向けてイタリアへ発つ前に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2017年5月3日(ナイキの Breaking2 の3日前)

発言状況: マラソンで2時間を切る挑戦のためにイタリアのモンツァへ発つ前に、カプタガットで記者に話した言葉です。走ることで食卓に食べ物が並ぶと、お金の大切さを認めたうえで、それでも集中を乱されたくないと話しました。リオ五輪で金メダルを取った後も自分は何も変わっていないとして、「モンツァの後も、自分のことをする、ただの素朴な男のままだ」と続けています。

10「勝つことは大事ではない。成功することさえ大事ではない。大事なのは、どう計画し、どう準備するかだ」

“To win is not important. To be successful is not even important. How to plan and prepare is crucial.”

— 2017年11月、オックスフォード・ユニオンでの講演で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2017年11月(オックスフォード・ユニオンの講演)

発言状況: 講演の中で、計画と準備について話した言葉で、「うまく計画し、うまく準備すれば、成功も勝利も後からついてくる」と続けています。2018年11月に来日して駒澤大学で日本の選手とコーチに練習の考え方を伝えた時も、「大切なのは、準備をしっかりすること。勝つことは大事じゃない。いかに(勝つための)準備をするかということが大事」と話しています。

11「練習を1回休むと、よく眠れない」

“If I miss one training, then I will not sleep well.”

— 2017年11月、オックスフォード・ユニオンでの講演で

12「書けば、覚えている」

“When you write, then you remember,”

— 2018年9月、ベルリン・マラソンの前にニューヨーク・タイムズの記者の取材で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2018年9月(ベルリン・マラソンの直前)

発言状況: 練習ノートについて話した言葉です。キプチョゲは競技に本気で取り組み始めてからの練習をすべてノートに書き残していて、この時点で、世界の舞台に立った1年ごとに1冊、15冊になっていました。2021年10月にキャンプを訪れた別の取材では、「時間、距離、マッサージ、補強の運動、使っているシューズ、そのシューズの感じ。全部書く」と、ノートに書くことを具体的に話しています。

13「100%の自分も、チームの1%にはかなわないと、いつも言っている」

“I always say that 100 percent of me is nothing compared to one percent of the team. The team is absolutely crucial if I am to achieve this.”

— 2019年5月6日、2度目の2時間切りの挑戦が発表された日に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年5月6日(INEOS 1:59 チャレンジの発表の日)

発言状況: 2度目の挑戦の発表は、1954年にロジャー・バニスターが初めて1マイルを4分以内で走った、イギリス・オックスフォードのイフリー・ロード競技場で行われました。2017年のモンツァで2時間0分25秒と、2時間にあと一歩届かなかったキプチョゲは、この時「今度はもっとハードにではなく、もっと賢く練習する」とも話しています。

14「走って、食べて、寝て、歩き回る。それが生活だ。複雑にしない。複雑にした瞬間に、心が散ってしまう」

“You run, eat, sleep, walk around – that’s how life is. You don’t get complicated. The moment you get complicated it distracts your mind.”

— 2019年10月、化学メーカー INEOS の雑誌 INCH Magazine で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年10月(ウィーンの挑戦の号)

発言状況: 2時間切りの挑戦を主催した INEOS の雑誌 INCH Magazine に載った言葉で、「マラソンのシンプルな練習と生活が好きだ」と話したうえで続けています。キャンプでは仲間から「ボス」と呼ばれる立場になっても、毎日の当番はほかの選手と同じようにこなしてきました。

出典: INEOS の INCH Magazine「Power Of The Mind」(2019年10月)

15「私はシンプルに生きることを大切にしている。謙虚に生きることが大事だ」

“I’m an advocate of living a simple life. It’s important to live in a humble way.”

— 2021年12月、世界陸連の公式サイトの特集で

マラソン2時間切りに挑んだ時の名言

マラソンで2時間を切る2度の挑戦の前後で、キプチョゲが何度も口にしたのが no human is limited(人間に限界はない)でした。2017年5月のナイキの Breaking2 では、イタリアのモンツァのサーキットで2時間0分25秒と、わずかに届かず、2019年10月の INEOS 1:59 チャレンジで、オーストリアのウィーンで1時間59分40秒を出しています。公認のレースで初めて2時間を切ったのは、2026年4月のロンドンで1時間59分30秒を出したサバスチャン・サウェで、キプチョゲが2021年に「もうみんな道を知っている」と話してから約5年後のことでした。

16「私は挑戦が好きだ。それがこの仕事を引き受けた理由だ。マラソンを2時間以内で走ることで、考えられないことを変えられる」

“I like challenges and that is what inspired me to take up this task. It is something that offers to change the unthinkable by running the marathon under two hours”

— 2017年5月3日、Breaking2 に向けてイタリアへ発つ前に

17「私たちは木を登っている。1本目の枝に手が届いた。次の枝へ進む。これで2時間への挑戦が終わるわけではない」

“We are going up the tree … I have lifted a branch and I am going onto the next one. This is not the end of the attempt of runners on two hours.”

— 2017年5月6日、イタリア・モンツァの Breaking2 を走り終えた後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2017年5月6日(ナイキの Breaking2 の当日)

発言状況: モンツァのサーキットを2時間0分25秒で走り終えた後の言葉です。デニス・キメットが持っていた当時の世界記録2時間2分57秒より2分半速い走りでしたが、2時間には届きませんでした。キプチョゲは「私たちは人間だ」と話し、世界記録を2分半縮めたことがうれしいと続けてから、この言葉を口にしています。

18「若い頃、ウサギを2羽同時に追うなと教わった。私が追うのは1羽だけだ」

“When I was a young, I was taught not to chase two rabbits at a time. I am chasing one only,”

— 2019年9月、ウィーンの挑戦の前にケニアで開いた会見で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年9月(ウィーンの挑戦の5週間あまり前)

発言状況: 10月12日のウィーンの挑戦の後の予定を聞かれて、ほかの大会の話には触れずに答えた言葉です。同じ会見では「ウィーンには勝つためではなく、時間を破るために行く。人間に限界はないという考えを、一つの世代全体に届けたい」とも話しました。3年後の2022年、ベルリンで世界記録を出した後にも、同じウサギのたとえを使いました。

19「歴史をつくるために走る。人間に限界はないと示すために。お金のためではない」

“I am running to make history, to show that no human is limited. It’s not about money, it’s about showing a generation of people that there are no limits,”

— 2019年10月10日、ウィーンでの挑戦の前の記者会見で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年10月10日(挑戦の2日前)

発言状況: ウィーンでの INEOS 1:59 チャレンジを2日後に控えた記者会見の言葉です。前の年のベルリンで出した2時間1分39秒の世界記録を持ったまま臨む挑戦で、キプチョゲは「ベルリンを走るのは勝って世界記録を出すため。ウィーンは月へ行くようなものだ」と、2つのレースの違いを月へ行くことにたとえて話しています。

20「2時間を切った最初の人間になれて、私は世界一幸せな男だ。人間に限界はないと、みんなに伝えられる」

“I am the happiest man in the world to be the first human to run under two hours and I can tell people that no human is limited.”

— 2019年10月12日、ウィーンで1時間59分40秒でゴールした後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年10月12日(INEOS 1:59 チャレンジの当日)

発言状況: オーストリア・ウィーンのプラーター公園を中心にしたコースを、1時間59分40秒で走り終えた後の言葉です。1954年にロジャー・バニスターが初めて1マイル4分を切ったことを挙げて「スポーツで歴史をつくれたのは素晴らしい気持ちだ」と話し、「今日の後、世界中でもっと多くの人が2時間を切ると思う」と続けました。

出典: 世界陸連(World Athletics)の公式サイトのレースの報告(2019年10月12日)

21「今日、私たちは月へ行き、地球に帰ってきた!」

“Today we went to the Moon and came back to earth!”

— 2019年10月12日、ウィーンでのゴールの後の本人の X 投稿で

22「何かを信じたら、それを心に置き、頭に移し、口に出す。そうすれば実現する」

“I’m the happiest man today. The message that ‘no human is limited’ is now in everyone’s mind, and it shows that if you believe in something, put it in your heart, transfer to your mind and save it in your mouth, it can be realised,”

— 2019年10月12日、ウィーンでケニアの新聞 Sunday Nation の取材に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年10月12日(ウィーンで2時間を切った日)

発言状況: ゴールまで残り500mになった時が人生で最高の瞬間だったと振り返り、挑戦の前日にはケニアの大統領をはじめ世界中から電話が相次いで、肩に大きな重圧がかかっていたことも明かしています。

23「ゴールには10億人がいるように感じた」

“I ended my celebration at the finish line. It felt like there were 1 billion people there.”

— 2025年5月、ナイキの公式サイトの対談で、ウィーンの後の祝い方を聞かれて

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2025年5月(ナイキの公式サイトの対談)

発言状況: カプタガットの同じキャンプで練習している女子の中距離のフェイス・キピエゴンとの対談で、1時間59分を出した後にどう祝ったのかと聞かれた答えです。「みんなと祝う必要があった。それにはゴールがいちばんの場所だ」と理由を添えています。女子の1マイル4分切りに挑むキピエゴンについては、「フェイスは月へ行って、地球に帰ってくる」と、ウィーンの後の自分の言葉に重ねて話しています。

出典: ナイキの公式サイトの対談(日本語版・2025年5月)

オリンピックとレースの後のインタビューの名言

2016年のリオ五輪で金メダルを取った日から、41歳で3年ぶりに勝った2026年のメルボルンまで、キプチョゲはレースの後のインタビューで、勝った日も負けた日も自分の言葉で振り返ってきました。初めてマラソンを途中でやめた2024年のパリ五輪の後には、自分をボクサーにたとえ、その日の走りを雑草の収穫にたとえています。

24「金メダルを取りに来た。これは人生で最高の瞬間だ」

“Everyone wants a medal. I was coming here for gold. This is history, the first time the women and the men win (from the same nation at the same Olympics) and it is the best moment of my life.”

— 2016年8月21日、リオデジャネイロ五輪の男子マラソンで勝った後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2016年8月21日(リオデジャネイロ五輪の男子マラソン)

発言状況: 2時間8分44秒で、2位に1分10秒の差をつけて金メダルを取った直後の言葉です。ゆっくりした展開に「少し遅かったので、前に出ることにした」と話していて、後半を前半より3分以上速く走りました。同じ五輪のマラソンで、同じ国の男女がそろって勝つのは初めてだとして、「これは歴史だ」とも話しています。

25「私にとってベルリンは永遠だ」

“I’ll definitely return to Berlin. Berlin for me is eternal.”

— 2018年9月16日、ベルリン・マラソンで世界記録を出した後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2018年9月16日(ベルリン・マラソン)

発言状況: デニス・キメットの世界記録2時間2分57秒を1分18秒縮める2時間1分39秒で勝った後の言葉です。ペースメーカーが離れた後は一人で走ったレースで、「どう感じているか、言葉が見つからない」と話し、「2時間4分、2時間3分、そして今日は2時間1分。この先に何が待っているかは誰にも分からない」と続けました。コーチやマネジメント、大会の運営に感謝した後に、ベルリンには必ず戻ってくると約束しました。

26「あの笑顔は幸せの表れだ。この世を楽しむとは、幸せでいることだと言うだろう」

“That smile is the happiness,” … “They say to enjoy this world is to be happy.”

— 2021年8月8日、東京五輪の男子マラソン(札幌)で連覇した後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2021年8月8日(東京五輪の男子マラソン・札幌)

発言状況: 2時間8分38秒で五輪のマラソンを連覇した後に、レースの終盤、前に出る前に見せた笑顔について聞かれた答えです。男子マラソンで五輪を2回勝ったのは、アベベ・ビキラとワルデマール・チェルピンスキーに続いて3人目でした。自分が残すものについて聞かれると「次の世代のインスピレーションになりたい」と答えています。

27「違いがあるなら、争わずに会って話そう」

“Finally, I want to say I want this world to unite. If there are differences I want us to meet and speak, not fight. My win today is to bring positivity in this world.”

— 2022年3月6日、東京マラソンで勝った後のコメントで

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2022年3月6日(東京マラソン)

発言状況: 2時間2分40秒の大会記録で勝った後のコメントの最後の言葉です。前の年の夏に五輪の2つ目の金メダルを取った日本に戻ってきて、力強いレースをしたかったと話し、世界の6つのメジャー大会のうち4つ目の優勝だと喜んだ後に、「この世界が1つになってほしい」と結んでいます。

28「私はアフリカ人で、アフリカでは、ウサギは一度に1羽だけ追うものだ。だから、チームで追ったウサギが2022年のベルリン・マラソンだった」

“I am African and in Africa we believe you chase one rabbit at a time,” … “So the rabbit we chased as a team was the Berlin Marathon 2022.”

— 2022年9月25日、ベルリン・マラソンで世界記録を出した後の会見で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2022年9月25日(ベルリン・マラソン)

発言状況: 自分の世界記録を30秒縮める2時間1分9秒で勝った後の記者会見で、次の目標を聞かれた時の言葉です。「見ていてくれ」とだけ答え、この言葉を続けました。37歳での世界記録で、中間点は59分51秒で通過しています。

29「毎日がクリスマスというわけではない」

“That’s how it is – not every day is Christmas Day,”

— 2024年3月3日、東京マラソンで10位に終わった後、日本テレビの取材に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2024年3月3日(東京マラソン)

発言状況: 10位に終わった後の言葉です。レースの途中で何かが起きたとだけ話し、くわしくは語りませんでした。世界記録を持っていたケルビン・キプタムが交通事故で亡くなってから1か月もたたない時期のレースで、キプチョゲは「帰って、休んで、練習を始める」と話し、夏のパリ五輪に向かいました。

30「これまでで最悪のマラソンだ。途中でやめたことは一度もなかった。それが人生だ。ボクサーのように、倒されたことも、勝ったこともある。2位も、8位も、10位も、5位もあった。そして今回は、途中でやめた。それが人生だ」

“This is my worst marathon. I have never done a DNF (did not finish). That’s life. Like a boxer, I have been knocked down, I have won, I have come second, eighth, 10th, fifth – now I did not finish. That’s life.”

— 2024年8月10日、パリ五輪の男子マラソンを途中でやめた後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2024年8月10日(パリ五輪の男子マラソン)

発言状況: 腰のまわりの痛みで30km過ぎにレースをやめた後、国際オリンピック委員会の公式サイトの取材に答えた言葉です。マラソンで途中棄権したのは初めてでした。2028年のロサンゼルス五輪について聞かれると「違う形で、人に力を与える側で見ることになる。でも走らない」と話していて、五輪からは退く考えを示しました。

出典: IOC の公式サイト olympics.com の記事(2024年8月10日)

31「スポーツは種をまく庭のようなもの。雑草も生えれば、花も咲く。今日、私は雑草を収穫した」

“Sport is like a [garden] when you go and plant seed, then there is actually weeds and flowers, today I harvested weeds.”

— 2024年8月10日、パリ五輪の男子マラソンを途中でやめた後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2024年8月10日(パリ五輪の男子マラソン)

発言状況: 途中でやめた後にゴールのアンヴァリッドまで来て、「ここに来た目的のレースではなかった。でもそれがスポーツだ。スポーツには浮き沈みがある」と話してから続けた言葉です。棄権の後は沿道を2kmほど歩き、300人以上が一緒に歩いてくれたと話していて、シャツやシューズ、ゼッケンは観客に渡していました。走り続けるのかと聞かれると「もちろん続ける」と答えています。

32「体はまだピークにある。次の世代とも競い合える。Z世代と一緒に走れてうれしい」

“I believe that my body is still peaking – still able to compete with the next generation. The oldest athlete is still competing, but I am happy to run with the Gen Zs.”

— 2026年10月11日、オーストラリアのメルボルン・マラソンで勝った後に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2026年10月11日(メルボルン・マラソン)

発言状況: 2時間9分10秒で大会記録を2秒縮めて勝った後の言葉で、マラソンでの優勝は2023年のベルリン以来3年ぶりでした。7つの大陸でマラソンを走る旅の3戦目で、F1のコースを走り、クリケットの競技場でゴールするコースだったことも喜んでいました。「30km過ぎにペースを上げて、大会記録を破れるか試した。計画どおりにいった」とも振り返りました。

人生とマラソンについての名言

キプチョゲがマラソンと人生を重ねて話すのは、勝った時だけではありません。2017年に勝ったベルリンの翌朝にも、2023年に6位に終わったボストンの翌日にも、マラソンを人生にたとえています。2025年11月に7つの大陸を走る旅を発表した時は、引退ではなく、人のために走ることへの移り変わりだと話しました。

33「勝てなくても、負けたことにエネルギーを使わない。すべて受け入れて、前に進む」

“But if I do not win, I will not waste energy dwelling on the defeat. I totally accept it and move on.”

— 2015年2月、世界陸連の若い選手向けのサイトに寄せた言葉で

34「マラソンを計画するのは人生と同じで、何が起きるか分からない。今日速く走れても、明日は遅いかもしれない」

“Planning to run a marathon is like life, anything can happen,” … “You can run fast today and tomorrow you run slow.”

— 2017年9月25日、ベルリン・マラソンで勝った翌朝に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2017年9月25日(ベルリン・マラソンの翌朝)

発言状況: 前の日のベルリン・マラソンを2時間3分32秒で勝ち、レースを振り返って話しました。濡れた路面で世界記録の望みは消え、ライバルのケネニサ・ベケレとウィルソン・キプサングは途中でやめ、キプチョゲ自身も終盤に初マラソンのグイエ・アドラに一時前に出られています。何が起きてもおかしくなかったレースの後の言葉です。

35「私にとって、走ることは人生そのものだ。長く生きて、健康な人生を楽しむために走る」

“To me, running is life. I run to live longer and enjoy a healthier life.”

— 2018年2月、世界陸連の公式サイトの連載で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2018年2月(連載「I love running because…」)

発言状況: 走ることが好きな理由を本人が話した連載の言葉です。2002年に走った10kmのレースに勝った時に走ることを好きになったと振り返り、「今は1日走らないと気分が悪い。子どもの頃、学校を1日休んだ時のようだ」と言います。「朝のランニングは1日1個の果物と同じで、医者を遠ざける」とも続けました。

出典: 世界陸連(World Athletics)の公式サイトの連載(2018年2月)

36「マラソンは人生だ。本当に幸せになりたいなら、人生を楽しまないといけない。だから私は笑う。マラソンを走るのを楽しんでいる」

“Marathon is life. And if you really want to be happy, then you have to enjoy life. That’s why I smile. I enjoy running the marathon.”

— 2018年9月、ベルリンで世界記録を出した後の Q&A で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2018年9月(ベルリン・マラソンの世界記録の後)

発言状況: 2時間1分39秒の世界記録を出した直後の Q&A で、きついレースの最中にいつも笑っているのはなぜか、その時何を考えているのかと聞かれた答えです。同じ Q&A では「自己規律とは、集中することとシンプルに生きることだ」とも話しています。

37「走る世界は、健康な世界。豊かな世界。平和な世界。喜びの世界だ」

“My dream is to make this world a running world,” … “A running world is a healthy world. A running world is a wealthy world. A running world is a peaceful world. A running world is a joyful world.”

— 2019年12月、INEOS の INCH Magazine で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年12月(ウィーンの挑戦を振り返る号)

発言状況: 「私の夢は、この世界を走る世界にすることだ」に続く言葉です。ウィーンで2時間を切った後、アメリカのオバマ元大統領が SNS で祝福すると、キプチョゲは2019年10月14日、会って、この世界を走る世界にする方法を話せたら最高の光栄だと返し、走る世界は平和な世界だから、と理由を添えました。

出典: INEOS の INCH Magazine(2019年12月)

38「痛みのあるところに、成功がある」

“When it’s really terrible then I start to still tend to push on, to press on, press on, press on,” … “because I have a trust that where there is pain, there is success.”

— 2021年8月、アメリカの公共ラジオ WBUR の番組 Here & Now のインタビューで

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2021年8月(ドキュメンタリー映画『Kipchoge: The Last Milestone』の公開の時)

発言状況: 2時間切りの挑戦を追った映画の公開と、東京五輪の連覇の直後のインタビューです。走っていて体中の筋肉が痛む時こそ押し続けると話した言葉で、「あきらめるという言葉を捨てようと全力を尽くしている」とも続けました。2時間切りについては「2時間以内で走れることは示した。もうみんな道を知っている」と語りました。

39「マラソンは人生そのものだ。スポーツは人生だ。粘り強さは、成功のレシピの1つだ」

“Marathon actually is life. Sport is life. Resilience is one of the recipes for success. If you are not resilient then you cannot go anywhere.”

— 2023年4月18日、ボストン・マラソンで6位に終わった翌日に

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2023年4月18日(ボストン・マラソンの翌日)

発言状況: 初めて出たボストン・マラソンで、心臓破りの丘と呼ばれる坂のあたりで遅れ、2時間9分23秒の6位に終わった翌日の取材です。左脚の痛みがありながら最後まで走ったのはなぜかと聞かれて答えました。集団の中で風をよけずに先頭を走ったことについては「これがスポーツ。押していかないといけない。スポーツとは自分を追い込み、それを楽しむことだ」と話しています。

40「引退ではない。目的のために走ることへの移り変わりだ。その目的とは、人のために尽くすことだ」

“But now I say it’s not a retirement, but a transition to running for a purpose. And this purpose is the purpose to serve humanity.”

— 2025年11月、ニューヨークシティ・マラソンを走った後の発表で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2025年11月(ニューヨークシティ・マラソンの後)

発言状況: ニューヨークシティ・マラソンを17位で走り終えた後、7つの大陸でマラソンを走る旅を発表した場での言葉です。「この22年、私の人生は限界に挑むこと、勝つこと、記録を破ることに注がれてきた」と振り返ってから、この言葉を口にしました。旅を通して、自分の財団のために100万ドルを集めることも目指しています。

41「人生とは押し進むことだ。押すのをやめた瞬間、それはもう人生ではない」

“Life is about pressing on,” … “The moment you stop pressing, it is no longer life.”

— 2025年12月、イギリスの BBC のラジオ番組 Newsday のインタビューで

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2025年12月(7つの大陸を走る旅を発表した後)

発言状況: 自分を追い込みすぎていないか、という問いへの答えです。旅には南極でのマラソンも入っていて、「限界に挑むことだ。どんなに厳しい条件でも限界に挑めると、世界に見せたい」と話しました。同じインタビューでは、この23年のハイライトはメダルでも世界記録でもなく、歴史をつくり、人々が自分は何にも限られていないと信じられるようにしたことだと振り返っています。

本と読書についての名言

キプチョゲは、自己啓発の本や伝記を好んで読み、空いた時間は本を読んで過ごすと話してきた選手です。2019年には英語の自伝『No Human Is Limited』を出す契約をしたと報じられましたが、2026年10月の時点で発売の知らせは見当たらず、日本語版もありません。

42「走ること以外の、もう1つの情熱について少しだけ」

“A little something about my other passion.”

— 2018年1月、本を紹介する動画を添えた本人の X 投稿で

43「すばらしい人たちとの出会いのほかに、君は本への情熱も育てていく。本は、競技に生きる力を授けてくれる」

“Besides the great people you will go on to meet, you will also develop a passion for books, which will equip you with skills that will help your career.”

— 2019年10月、世界陸連の公式サイトの連載で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2019年10月9日(ウィーンの挑戦の3日前)

発言状況: 本人の話をもとに、若い頃の自分に宛てた手紙の形にまとめた連載の言葉で、「君は」と呼びかける文になっています。自己啓発の本や伝記を特に好み、なかでも『チーズはどこへ消えた?』は何度も読み返すことになる本で、変化の時期を乗り越える助けになると書かれています。

44「この本はまだ終わっていない。書くべき章はまだある。次の章はボストンだ」

“But this book is not yet finished. There are more chapters to write. My next chapter is Boston,”

— 2022年12月1日、ボストン・マラソンへの出場を伝えた動画で

この名言の背景を詳しく読む

発言時期: 2022年12月1日(ボストン・マラソンへの出場の発表)

発言状況: 本人が X に載せた動画の言葉です。「私が本を読むのが好きな男だと知っている人は多いだろう。でも、目の前のこの本は特に好きな1冊だ。歴史と一生の思い出が詰まっている」と、自分の歩みを1冊の本にたとえて話し始め、翌年4月17日のボストン・マラソンに出ると伝えました。

45「空いた時間には本を読むのが好きだ。人間として知識を得るために、本を読む」

“In my free time, I like reading books. I read books to get more knowledge as a human being,”

大迫傑やモハメド・ファラーなど、ほかのマラソン選手の言葉はマラソン選手の名言で読めます。

よくある質問(Q&A)

Q1. 「No human is limited」はどういう意味で、いつから言っている言葉ですか?

「人間に限界はない」という意味で、キプチョゲが X のプロフィールにも掲げるモットーです。2019年5月には、すでに「私はいつも、人間に限界はないと言っている」と話していました。2024年の取材では、頭の中で自分の限界を決めず、それを突き抜けようと努力することだと、この言葉の意味を説明しています。

Q2. 「規律のある者だけが自由になれる」は、キプチョゲの英語では何と言っていますか?

2017年11月のオックスフォード・ユニオンの講演では、Only the disciplined ones are free in life と話しています。英語の名言サイトによく載っているのは Only the disciplined ones in life are free で始まる形で、2022年のポッドキャストでも The disciplined ones in life are free と同じ考えを話しました。

Q3. キプチョゲの自伝は日本語で読めますか?

2019年10月に、英語の自伝『No Human Is Limited』を出す契約をしたと報じられましたが、2026年10月の時点で発売の知らせは見当たらず、日本語版も見つかりません。

Q4. キプチョゲはなぜ「哲学者」と呼ばれるのですか?

2023年にキプチョゲへアストゥリアス皇女賞を贈ったスペインの財団は、レースを組み立てる力と集中力から「哲学者」の愛称がついたと紹介しています。スポンサーのアボットも、日本のサイトでキプチョゲを「走る哲学者」と呼んでいます。

Q5. キプチョゲは今も走っていますか?

走っています。2025年11月のニューヨークシティ・マラソンの後に、7つの大陸でマラソンを走る旅を始めると発表し、2026年10月11日のメルボルン・マラソンでは2時間9分10秒で、3年ぶりにマラソンで勝ちました。

Q6. キプチョゲの座右の銘は何ですか?

本人がモットーとして掲げているのは No human is limited(人間に限界はない)です。2021年に世界陸連の取材で人生のモットーを聞かれた時は、「前向きでいること。それが人生を楽しむ唯一の方法だ」と答えています。


商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。

Follow Us
公式SNS
x logo facebook logo youtube logo
Search
サイト内検索