降水量6mmはどのくらい?雨量が自転車や釣り・キャンプなどに与える影響とは?
降水量6mmとは、一定の時間雨が降り続けてそのまま地面に溜まった場合、水深が6mmになるということです。 一般的には、1時間当たりの降水量が観測されます。 降水量6mmは、豪雨とまではいかなくても本降りの雨で、傘やレインコートなどの雨具は必要です。
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公式ライター Activel_director
降水量6mmとは?
降水量6mm(ミリメートル)とは、一定の時間雨が降り続けて、どこにも流れずそのまま地面に溜まった場合、水深が6mmになる雨です。降水量6mmは、警報が出るほどの豪雨ではありませんが、本降りの雨で傘やレインコートなどの雨具は必須です。
- 1~2mmは小雨
- 5~6mmは本降りの雨
- 10mm~20mmは強い雨
- 20mm~30mmはどしゃ降りの雨
- 30mm~は警報がでる激しい雨
降水量6mmの定義
降水量6mmの定義は、一定時間雨が降ったときの水深ですが、10分・1時間・12時間のいずれかの時間で観測され、気象庁の気象観測システムであるアメダスでは、1時間当たりの降水量が観測されます。朝8時の降水量が6mmと報道されている場合、朝7時から8時までの間に降った降水量が6mmということです
。
降水量の単位はmm(ミリメートル)を用いますが、気象庁の天気予報や報道機関では、省略して降水量6ミリとされることが多いです。
降水量と降雨量の違い
降水量と降雨量の違いは、降水量は一定時間降った雨に加えて、雪やあられも水と換算し観測した数値で、降雨量は純粋な雨だけを観測したものです。天気予報では降水量を使うことが多く、雪の多い地域では必然的に降水量が多くなります。雪の降らない地域では、基本的には降雨量のみ観測されます。
降水量6mmと日常生活への影響
降水量(降雨量)6mmが日常生活へ与える影響は、外に出るのをためらう本降りの雨で、足元や服は傘をさしても濡れる可能性があります。水たまりや道の泥はねで汚れる可能性もあり、降水量6mmの日の不要な外出は控えたいです。
歩く人
歩く人へ降水量6mmが与える影響は、浅い水たまりもできるくらいの雨量で、布地のスニーカーでは中まで水が浸透してきます。道路のそばを歩くときも、車の水はねや泥はねに注意が必要です。
降水量6mmは少し歩きづらいと感じる雨で、公共交通機関は大幅なダイヤの乱れが発生する可能性は少ないですが、目安として5~10分のダイヤの乱れは発生する可能性があります。外出するときは事前にWebで運行状況を調べるか、いつもより10分ほど早めに家をでて時間に余裕を持って行動するようにしてください。
傘の使用
降水量6mmは本降りの雨で、傘をささなければ全身びしょ濡れになってしまいます。降水量6mmは、傘をさしていても身体や足元が濡れる可能性のある強めの雨で、傘のサイズの目安は女性で60cm・男性は65cm以上の大きめの傘が望ましいです。
降水量6mm時のおすすめな服装
降水量6mmは、傘をさしていても身体が濡れてしまう可能性のある雨で、レインコートもしくは防水のジャケット、濡れても大丈夫な素材の服、長靴や合皮素材のブーツがあると便利です。降水量6mmで冬の時期や、風が強い場合は特に防寒対策もしておくと安心です。
雨で濡れても大丈夫な服の素材
雨で濡れても大丈夫な服の素材は、ポリエステルやナイロン生地です。レインコートやレインウェアは、ゴムをコーティングされていることもあります。ポリエステルやナイロンは雨をはじいてくれて、濡れた後の乾きも早く、シワになりにくいです。雨の日でもファッションを崩したくない場合、ナイロン生地のコートをレインコート代わりに使用することもできます。
降水量6mmに適した長靴
降水量6mmに適した長靴は、どしゃ降りの雨ではないので、丈は足首が隠れるくらいのショートタイプで十分です。丈が膝下まであるロングタイプの長靴である必要はありませんが、ショートタイプか足首から15cmくらい上のミドルタイプの丈の長靴、もしくは合皮素材のブーツでも大丈夫です。本革の素材のブーツは水に弱く、変形したりカビが生えたりしてしまうことがあります。雨の日は滑りやすいことから、足裏に滑り止めがついている靴や、溝が多いタイプの靴を選んでください。
降水量6mmに適した雨具(傘・レインコート)
降水量6mmに適した雨具は、大きめで丈夫な傘か、傘がさせない場合は上半身だけでなく、足首まで全身覆えるレインコートです。どれくらいの身長や体格かによって傘のサイズを選ぶ必要がありますが、目安として65cmの傘は男女ともに使える大きめの傘です。身長が170cm以上ある人や、体格のよい人は70cmの傘を選んでください。骨組み部分にグラスファイバーが使われていて、16~24本の骨がある傘は本降りの雨や風にも強く丈夫です。
降水量6mmと乗り物への影響
降水量6mmの乗り物への影響は、自転車やバイクは雨水で前が見えづらく、路面が濡れているときはブレーキをかけるだけでもすべって転倒することがあり、転倒した先に歩行者や車が通っていることもあり危険です。雨の日は、晴れの日に比べて交通事故を起こす確率が5倍も高くなると言われています。飛行機は雨だけで影響を受けることはほとんどなく、降水量6mmの雨に激しい風も加われば運航中止になります。
自転車
降水量6mmで自転車の運転は、レインコートを着ていても覆われていない顔や手はずぶ濡れになり、雨で濡れた道路の白線やマンホールの上は通るだけでスリップを起こしやすく、転んでしまうことがあります。また、雨水で濡れたタイヤは地面に落ちている小石が張り付きやすく、雨の日の自転車はパンクしやすいデメリットもあります。
バイク
降水量6mmでバイクの運転は、顔まで覆えるヘルメットをかぶっていても、前から張り付く雨粒で視界が悪くなります。自転車と同じように雨の日は地面が滑りやすく、スピードを出したり急ブレーキ、急発進をしたりするとスリップする可能性が高く危険です。バイクの場合は重いので、転んだときは骨折や大きな怪我を負ってしまうことがあります。
自動車
降水量6mmで自動車の運転は、本降りの雨で路面は滑りやすく、車のワイパーは常に高速で動かしておく必要がありますが、ワイパーの劣化による視界不良での交通事故にも注意が必要です。全国の交通安全協会の中心的な団体である全日本安全協会の調査で、スリップや視界不良が原因の自動車事故の割合が、雨の日は晴れの日に比べて5倍ほど上がってしまうと発表されています。雨の日はバスやタクシーの利用者も増え、降水量6mmの雨では速度を落として運転する人も多いので渋滞が起きやすくなります。
飛行機
降水量6mmで飛行機への影響は、風が強ければ欠航になる可能性もあります。飛行機の運行の可否は雨の強さだけでなく、風速や風向、飛行ルートや空港の場所、さまざまなことを考慮し判断されるので、気象庁からの警報が出ていなくても欠航になることはあり得ます。降水量6mmでも風が強く無ければ問題なく運行され、雲の上では揺れもほとんど感じません。
降水量6mmとスポーツへの影響
降水量6mmのスポーツへの影響は、大会や試合は中止になる可能性が高いです。降水量2~3mmまでならスポーツも問題なく行えますが、降水量5mm以上からは視界も悪くなり、野球やテニスなど決行できないスポーツも増えます。雨でも開催できるスポーツもありますが、競技のタイムや試合結果に影響が出てしまいます。
運動会
降水量6mmで運動会は、生徒が雨でずぶ濡れになってしまい、風邪や体調不良を起こす可能性があるので中止もしくは延期になります。運動会は降水量1~2mmなら開催されることもありますが、基本的に雨の日は延期か、運動会が延期できない場合は、体育館でできる大縄跳びや綱引きなどの競技のみ開催されることもあります。
陸上競技
降水量6mmで陸上競技は、マラソンや長・短距離走は雨で身体が重くなり、タイムに影響が出てしまう可能性があります。雨の日の走高跳は着地するマットに雨がたまり着地しづらく、砲丸投げは雨に濡れると球がすべりやすく、力が入りにくくなってしまいます。
球技(野球・サッカー)
降水量6mmで球技(野球・サッカー)への影響は、野球は球が小さく、雨や悪天候の日は見えづらく危険なことから試合は中止になることが多いですが、明確な基準はなく主催者側の判断となります。サッカーは降水量2~3mmまでなら普段と変わらないプレイができますが、降水量6mmの本降りの雨の日は球のコントロールが難しく、思ったようにパスが出せなかったり、ユニフォームが雨で重くなったりするので動きが鈍くなってしてしまいます。
ゴルフ
降水量6mmでゴルフへの影響は、ボールが飛んでも上から降る雨に打たれて回転数が少なくなり、グリーンの上でも転がらずに止まりやすいので飛距離は普段より短くなってしまうでしょう。降水量6mmの本降りの雨ではバンカーから抜け出すのも難しく、スコアは10打以上落ちてしまうこともあり、ゴルフ自体中止にする人も多いです。ゴルフ場自体は気象庁から警報が出ていない限り、本降りの雨でも営業しているので、当日のキャンセルはキャンセル料が発生する可能性も高いです。
降水量6mmとアウトドアへの影響
降水量6mmのアウトドアへの影響は、気象庁からの警報が出ていなくてもイベントは中止になることが多く、個人で行う釣りやキャンプは可能ですが、熟練された経験者でないと難しいです。雨の日のアウトドアは足元や視界も悪く、特に登山は道もぬかるみ滑りやすく、自然災害が発生する可能性もあり危険なので中止にしましょう。
釣り
降水量6mmで釣りは、レインコートを着て行うことも出来ますが、視界は悪く手元もぬれてしまいます。ストレスなく釣りが楽しめる雨量の目安は降水量1~2mmまでで、降水量3mmを超える雨が1日中断続的に降り続く場合は、海や川が増水し氾濫する危険性もあるので、現在どのくらいの水位か国土交通省のHPで確認しておくと安心です。
キャンプ
降水量6mmでキャンプは、地面にテントを丈夫に張るのが難しく、ぬかるんだ地面ではペグが緩んだり抜けたりしやすいので、テントを張る場所は、水はけのよい芝生や砂利のある地面(サイト)にしてください。雨で濡れたテントはそのままにしておくと劣化してしまうので、水気を拭き取り完全に乾かす必要があり、撤収の際に手間もかかります。
登山
降水量6mmで登山は、数分程度の一時的な通り雨の場合は可能ですが、降水量6mmの雨が1日を通して断続的に降る場合は、地面はぬかるみ足元が悪く、転倒する危険性もあるほか、雨の日の登山中に落雷で怪我や命を落としたり、遭難したりした事例もあります。警視庁の調査によると、令和2年度の令和2年の山岳遭難は 2,697人に及び、その多くは天候に関する不適切な判断や、不十分な装備によるものです。
降水量6mmはしっかり降る雨
降水量6mmはよくある本降りの雨で、家の中にいても雨音が聞こえてきます。警報が出るほどの激しい雨の降水量の目安は20mm以上です。気象庁は5段階の警戒レベルを設定しており、降水量6mmは1日断続的に降り続いても警戒レベル1に相当することが多いです。
警戒レベル | |
5 | 命の危険。緊急安全確保が発令される可能性大。 |
4 | 全員安全な場所へ避難が必要。 |
3 | 高齢者や小さな子ども、妊娠中の方は必要に応じて自主的に避難を始める。 |
2 | 避難経路を確認しておく。自宅の災害リスクを再確認する。 |
1 | 災害への心構えを高める。 |
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