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メイウェザーの筋肉が凄すぎる!50戦無敗ボクサーのトレーニングと食事とは?

メイウェザーの筋肉が凄すぎる!50戦無敗ボクサーのトレーニングと食事とは?

メイウェザーは回避とディフェンスの技術が高いボクサーとして世界中で評価されており、50戦無敗の戦績を支えるトレーニングによって鍛えらた上半身の筋肉が発達しています。メイウェザーは日々のハードなトレーニングと筋肉量を継続するために食事習慣にも気を付けていました。

2024.04.02 格闘技

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フロイド・メイウェザーとは?

フロイド・メイウェザーとはプロ50戦50勝無敗の記録をもつ元プロボクサー。2007年に史上初めて無敗で5階級制覇を成し遂げた有名な人気選手です。ボクシングのスタイルはディフェンスを重視し、圧倒的なスピードと反応速度で相手のパンチを避けて一方的に攻撃することが特徴の選手になります。リング外では優秀なエンターテイナーで、海外の経済誌、フォーブスが発表している世界スポーツ選手長者番付で2012年、2014年、2015年、2018年と4回もスポーツ長者番付で1位を獲得するほど大金を稼ぐアスリートであることも有名です。

メイウェザーの身長・体重・体脂肪率

身長 173cm
体重 63kg
体脂肪率 非公開
ウイングスパン 183cm

メイウェザーの身長はウェルター級王者としては少し小柄です。2023年4月時点のWBAウェルター級王者の身長が177cmあるので、メイウェザーは伸長が4cmも低いです。メイウェザーが引退まで保持していたウェルター級の平均身長は175cm~178㎝、体重も約3kg軽いためウェルター級のボクサーとしても小柄と言えます。しかし、リーチは長く腕の長さを図るウイングスパン(指極)は183cm、身長より10cmも長いことからパンチが届く距離も広く、ボクシング向きの体型をしています。

メイウェザーのボクシングの階級

階級名(制限体重) タイトル獲得年
スーパーフェザー級(58.97kg) 1996年~2001年
ライト級(61.23kg)  2002年~2004年
スーパーライト級(63.50kg)  2005年~2006年
ウェルター級(66.68kg)  2006年
スーパーウェルター級(69.85kg)  2007年

メイウェザーの階級はスーパーフライ級からスーパーウェルター級です。各階級のタイトルを1996年~2007年の間に獲得し5階級統一を達成しています。最後に獲得したタイトルはスーパーウェルター級ですが、獲得した2007年にスーパーウェルター級の王座を返上、ウェルター級のタイトルは保持することを選択しているため、メイウェザー自身のベストな階級はウェルター級であると言えます。

メイウェザーの戦歴

メイウェザーは50試合して50勝0敗、KO率54%と圧倒的な戦歴を示しています。無敗での5階級統一は史上初の偉業であり、5階級制覇はメイウェザーが引退する1996年から2007年までの期間におこなわれました。引退以降は総合格闘技のチャンピョンとボクシングルールでエキシビジョンマッチで対戦し、格闘技界の注目を集める選手であり続けています。

メイウェザーの凄すぎる筋肉を画像でチェック

メイウェザーの筋肉について5つの部位で特徴的な発達をしている凄い筋肉があります。

①肩の筋肉
②腕の筋肉
③お腹の筋肉
④背中の筋肉
⑤下半身の筋肉

各部位共に筋肥大を狙った高重量の筋トレを行っている様子は見られず、持久的な運動に適した遅筋繊維が発達しています。強く素早い動作に適している速筋繊維は、パンチを繰り出すために必要な肩と腕の筋肉で発達が見られます。

肩の筋肉

メイウェザーの肩の筋肉は太く発達した三角筋が目立ちます。画像を見ると肩の前に大きく盛り上がった筋肉が三角筋ですが、三角筋は大胸筋と繊維的に連結し肩関節を覆う形で付着し、腕を上げる動作でおもに使われます。同階級王者のエロール・スペンス・ジュニアと比較しても、メイウェザーの三角筋は前部繊維が非常に発達していて、中部、後部の繊維に比べると1回り大きく盛り上がっています。

腕の筋肉

メイウェザーの腕の筋肉で凄い部分は周径30㎝は超える上腕二頭筋の発達です。ディフェンステクニックとして肩と腕を盾のように使うショルダーブロックをメイウェザーは多用します。攻撃のためにパンチを出すだけでなく、守備のために常に腕を持ち上げています。 2018年12月31日にキックボクシング選手の那須川天心とのエキシビジョンマッチでは、リング中央で向かい合ったときの腕の太さの違いが、那須川選手と比べてはっきりと分かるほどの太さでした。

お腹の筋肉

お腹の筋肉で目立つのは盛り上がっている腹直筋の上部繊維で、厚みと固さが相手のパンチを防ぐための盾の役割を果たしています。メイウェザーはパンチを回避するディフェンシブなファイトスタイルですが、ボディはパンチを避けることが難しいので相手の攻撃を受け止める腹筋を強化しているのです。メイウェザーと同じくアメリカのボクシング界で大きな人気を誇り6階級を制覇したマニーパッキャオ選手と比べても腹直の上部繊維の盛り上がりが大きく、集中的にトレーニングを負荷していることが分かります。

背中の筋肉

背中の筋肉とは脊柱起立筋や背中に広く付着する広背筋が目立ちますが、メイウェザーの背中の筋肉は肩甲骨のから肩関節を通り上腕骨に付着する大円筋です。肩関節の下部に位置する大円筋は広背筋の働きをサポートする役割をもつ本来は小さな筋肉です。メイウェザーの背中の画像では右肩関節の下の部分に肥大した大円筋が確認できます。日本人の井上尚弥選手も筋力トレーニングを行うことで有名ですが、井上選手と比較しても大円筋がハッキリと確認できる程大きく発達しているのは凄いと言えます。

下半身の筋肉

下半身の筋肉で特徴的なのが、全体的に太い筋肉がなく細く締まった足をしていることです。ボクサーは強いパンチ力を身に着けるために、もも前の筋肉である大腿四頭筋が発達していることが多いですが、メイウェザーの下半身の筋肉は細く発達し、細い筋肉は疲労に強く、長時間の運動に適しています。メイウェザーの下半身は長距離ランナーと同じく持久的な運動に適した下半身を形成し、3分12ラウンドの間も止まらずに動き続けるスタミナを支えていることがわかります。

メイウェザーが実施しているトレーニング4選

メイウェザーが取り組んでいる筋力トレーニングを4つ解説します。軽い負荷や自重を使って行うトレーニングがメインであり、ボディビルダーが行う高重量の負荷を用いて筋肉を太く、大きくするトレーニングはほとんど行っていません。軽い負荷で筋肉が素早く収縮する動作を多くこなし、瞬発力と筋持久力を鍛えるトレーニングを行っています。

ネック(首)トレーニング

目的 頸部の筋力強化
運動強度/反復回数 高負荷/低回数

メイウェザーの首(ネック)の筋トレは重りを使って首の筋肉を太くするトレーニングです。自重トレーニングを中心にトレーニングを行っているメイウェザーですが、ボクサーにとってパンチを貰って頭が揺れ脳震盪が起こることは、試合の勝ち負けだけでなく選手生命に関わる重大事項です。頭部を守るために首の筋力は鍛える順位は高くなります。首の筋肉は腱繊維が多く足や腕の筋肉に比べて太くなりにくいですが、動画では重りを使い、負荷をかけることで太く強い筋肉を作るトレーニングしていることがわかります。

腹筋

目的 腹直筋の筋力強化
運動強度/反復回数 中強度/高回数

メイウェザーの腹筋トレーニングは一般的な上半身を曲げる筋トレ方法ではなく、体幹部を伸ばさず耐える負荷の筋トレ方法を採用しています。筋肉がストレッチされながら力を出す収縮様式をエキセントリック収縮と呼びますが、エキセントリック収縮が1番筋肉に対して負荷がかかる収縮様式であり、腹筋ローラーを使って、伸びる動きをする体幹を真っすぐに保つことで、腹筋のエキセントリックな収縮を促していることがわかり、同時に戻る動作を素早く行っているため、収縮するまでの反射速度も鍛えることを意識していると分かります。

ロープ(縄跳び)

目的 下腿の弾性強化、持久力強化
運動強度/反復回数 低負荷/高回数

メイウェザーのロープ(縄跳び)は跳ぶ場所を移動し、多くのステップの種類を変えながら行っています。跳ぶ場所を細かく移動しながら跳ぶことで、重心移動を繰り返し、ボクシングのステップに近い運動刺激を入れていることがわかります。縄跳びは下腿の筋肉や腱の弾性を向上させる効果があり、トレーニングに取り入れているボクサーは多いですが、メイウェザーほどにステップの種類が多く動きに緩急をつけて激しくおこなう選手は多くありません。

ハンマートレーニング


目的 背筋群の筋力強化
運動強度/反復回数 中負荷/低回数

ハンマートレーニングはハンマーを地面に叩きつける動きを行い、全身の瞬発力を向上させるトレーニングです。メイウェザーの場合はハンマーではなく斧を使い、太い木に打ち付ける形で行っています。実際に木を切る深さや切り口の角度で力がどれだけ出ているのか、狙い通り正確に振れているのかを視覚的に把握しやすい手法です。筋力トレーニングのだけでなく、イメージしている動きと実際の動きの差を埋める効果も狙っていると考えられます。

メイウェザー練習メニュー4選

メイウェザーの練習メニューはサンドバッグやパンチングボールといった基礎的な技術練習と対人のミット打ちとスパーリングです。合計3時間近く技術練習をおこない、いずれの練習もゆっくりとした動きと、同じ軌道で素早い動き織り交ぜていて、練習から対戦相手を翻弄するために緩急を意識していることが分かります。パンチやステップを速く見せるために緩急の差が激しいことは有利に働きますが、緩急の大きい動きは運動のリズムが変わるため体力的な負荷が大きくなり、圧倒的な練習量に裏打ちされたスタミナが緩急を支えていると言えます。

ミット打ち

目的 攻撃、守備の基礎練習
運動強度/反復回数 低負荷/6~12set

ミット打ちは基礎的なパンチの技術練習にメイウェザーはおこなっています。メイウェザーのミット打ちは手数が多いのが特徴で、パンチのコンビネーションやパンチの威力を確認する以上に、細かいパンチを繰り返し出し入れして動きを体にしみこませ、時折来る相手からの反撃を回避することも意識して動いていることが分かり、ディフェンス重視でパンチを貰わずに動き続けるメイウェザーのファイトスタイルを維持するために適したトレーニングと言えます。

パンチングボール

目的 パンチの基礎、視覚と動作の連動改善
運動負荷/反復回数 低負荷/3~6set

メイウェザーのパンチングボールは動く物体を正確に捉える、目のトレーニング効果を期待できる練習です。ディフェンス力の高いメイウェザーは相手のパンチを正確に捉えるために動体視力が優れています。パンチングボールは同じ軌道を正確に早く動くため、対象を見て、動きのタイミングに合わせてパンチを合わせる。目で捉えた情報に対して、身体の動きを合わせて連動させる練習です。メイウェザーはステップも組み合わせて多方向へパンチングボールを動かし、正確にパンチを当てる動作を繰り返していることが分かります。

サンドバック

目的 パンチの基礎技術確認
運動負荷/反復回数 低負荷/3~6set

メイウェザーのサンドバックはパンチスピードとパワーを意識して練習しています。ミット打ちと同様にジャブ、ストレートといった基礎動作を確認する細かいパンチを連続で出すパターンと、素早く強い一撃を打つパターンが動画では確認できました。速いパンチを繰り出したときにパンチを当てる対象が軽く、簡単に動いてしまうとパンチが抜けて肩や肘を痛めてしまうので、重いサンドバックに対しては強いパンチを打つ練習を多くしています。

スパーリング

目的 実践練習
運動負荷/反復回数 中~高負荷/10~12set

メイウェザーのスパーリングは7ラウンドから10ラウンドを2~3人のパートナーを入れ替えながらおこないます。手抜きなしでおこなうスパーリングはほとんど公開されていませんが、公開されたスパーリングでは練習パートナーを容赦なく打ち負かしていたそうです。スパーリングパートナーはラウンドごとに交代し、常にフレッシュな状態でメイウェザーに向かっている状況ですが、それでも相手を打ち負かし続けるスタミナとそれを支える技術の高さが伺えます。

メイウェザーの筋肉を作る食事習慣

筋肉を作るために必要な食事習慣は、タンパク質と糖質の量が不足しないように食べ物を意識して摂取することが重要です。メイウェザーもタンパク質中心の食事を意識していたようですが、体重により細かく階級が分けられているボクシングでは、食べられる量は自然と制限されます。筋肉を作るために必要なタンパク質と運動量を維持するために必要なエネルギーである炭水化物の量を確保するために、メイウェザーはが食べていた食事を挙げていきます。

筋肉のために摂っている食材

目的 タンパク質の摂取
頻度 毎食

メイウェザーが筋肉のために摂っている食材は、卵、ポテト、ベーコン、鶏肉、ソーセージ、ハムを中心としたタンパク質が豊富な食材です。メイウェザーがタイトル戦に向けたトレーニング期間中は毎日同じ献立を食事を食べていて、大量のタンパク質を体内に取り込んでいます。タンパク質は筋肉や骨を作るために必須の栄養素であり、激しい運動で傷ついた身体を修復するための材料に使われます。アスリートにとってもっとも重要な栄養素ですので、メイウェザーも特に意識してタンパク質を多くとっていたそうです。

長時間の練習を続けるために取っている食材

目的 疲労回復、筋量増加
頻度 練習前後、毎食後

メイウェザーが長時間の練習を続けるために炭水化物としてボロネーゼのパスタを毎日食べていました。メイウェザーは長時間の練習を行うので、消費するカロリーも膨大になります。カロリー不足に陥らないために炭水化物は欠かさず食べる必要がありますが、パスタは250g当たりのタンパク質が約13gあり、同量の食パンと比較すると約2倍のタンパク質量になります。食事量を制限しなければならない中でもエネルギー量を確保しつつ、タンパク質の割合が多いパスタをボロネーゼを選んでいたようです。

疲労回復のために摂っているサプリメント





MAYP‐UP\メイプアップ HMB+CREATINE 1600

MAYP-UP (メイプアップ)

メイウェザーが監修したサプリメント、主成分はHMBとクレアチン。HMBは筋合成の促進と分解の抑制、クレアチンは筋合成の促進と疲労回復の効果が期待できる成分です。

メイウェザーが撮っているサプリメントはクレアチンとHMBです。メイウェザーは日本の製薬会社が製作したプロテインの監修を行っています。主成分はHMBとクレアチンのサプリメントでアスリートの疲労回復や筋力発揮をサポートしてくれる成分として日本でも広く普及している成分です。メイウェザーは専属のコックを雇い食事の内容に注意を払っていたので、食事で不足する栄養素の補填ではなく、疲労回復のためにサプリメントの摂取もしていました。

メイウェザーの肉体はボクシングのために作られている

メイウェザーの肉体はボクシングに必要な練習とトレーニングを長時間繰り返すことで、作り上げています。メイウェザーは練習に対しての取材にコメントを残しています。「俺はハードに練習している。他の奴が休んでいる間、俺は練習している。他の奴らが寝ている間、俺は練習している。もちろん他の奴が練習している時、俺は練習している」もちろん人間なのでコメントの通りずっと練習し続ける事はできませんが、1日5、6時間はジムで練習しそれ以外にも早朝に20㎞のロードワークを行う生活を続けていたそうです。ボクシングのためにメイウェザーはストイックに肉体を鍛え続けていました。

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