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手軽に釣れるアオリイカの釣り方講座!仕掛け別に組み方と釣り方のコツを解説!

手軽に釣れるアオリイカの釣り方講座!仕掛け別に組み方と釣り方のコツを解説!

大人気のアオリイカ釣りはエギングと呼ばれる釣り方が主流ですが、経験とテクニックによって釣果が大きく左右される釣り方でもあります。そこで今回は、フィールドに合わせた手軽で簡単な釣り方をご紹介します!さまざまな釣り方を知って、もっと身近にアオリイカ釣りを楽しみましょう。

2022.01.31 釣り

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大人気のアオリイカの釣り方を学ぼう!

アオリイカの季節になると、居ても立ってもいられないという釣り人は大勢います。釣り人である以上、ターゲットを釣り上げた際の嬉しさはもちろんのこと、アオリイカはその後も至福の時を提供してくれます。例えば、身に含まれるグリシンというアミノ酸はソデイカの約100倍含まれていて、旨味成分がたっぷりです。

釣って楽しい、食べておいしいアオリイカは「エギング」という釣り方が一番人気です。しかし、この釣り方以外にも楽しく簡単な釣り方がいくつかあります。旬を迎えるアオリイカにさまざまな釣り方やタックルでアプローチしてみましょう! 

アオリイカの生態について

アオリイカの生息域

イカの女王と呼ばれているアオリイカ。日本では北海道南部から沖縄まで、沿岸部のいたるところでその美しい姿を拝ませてくれます。夏場は海水温の低い比較的深い場所に生息していますが、春から産卵のため沿岸部に寄ってきます。そして、夏に産まれた小イカは秋頃から体が大きくなり、沿岸部での釣り対象サイズになります。

アオリイカの生態

春に沿岸部で産卵された卵が夏に孵化し、そのまま沿岸部でカニやエビを主食とし、秋頃に急激に大きくなります。これは、小さな個体が大きな個体や魚食魚の餌食になってしまい、ある程度育った個体しか生き残れないことと、体を大きくして生存確率を上げるために「荒食い」をするからだと言われています。

このタイプのアオリイカを秋イカと呼び、300gほどの個体を数釣りするのが秋イカの醍醐味となっています。サイズは小さいながら味が良く、また、釣りやすいことから初心者が基本を覚えるのに適した釣りです。

アオリイカの時期と釣れる時間帯

ここまでの説明でも時期について触れましたが、アオリイカ釣りには、秋に数釣りのできる「秋イカ」、少し深場を狙う「冬イカ」、産卵のため浅場に寄ってくる大きなイカを狙う「春イカ」と、時期ごとの狙い方や釣り方があります。そのため、夏以外は何らかの釣り方で狙えるトップシーズンとなります。

アオリイカは夜行性であることから、日の出前後の「朝マヅメ」、日の入り前後の「夕マヅメ」狙いが定石ですが、昼間でも釣れないわけではありません。しかし、目の良いアオリイカは、捕食する小魚などが動きの鈍くなる日没に荒食いする確率が高いため、釣果を上げるためには朝マヅメか夕マヅメを狙いましょう。

アオリイカの4つの釣り方

アオリイカの釣り方(1)エギング

人気のエギング

現在、一番オーソドックスで人気のあるアオリイカを釣る方法がエギングです。もともと金属製のジグをしゃくる釣り方をジギングと呼んでいたため、イカ釣り用の「餌木(エギ)」をしゃくることから、造語でエギングと名付けられた釣り方です。

エギングの特徴

エギングは比較的簡単に始められる釣り方で、投げ釣り用のロッドとリール、エギがあれば始められます。通常、エギングロッドと呼ばれる軽量で硬めの短竿を使い、ラインはPEラインの0.8号以下ほどのものをチョイスしてタックルを組みます。エギとよばれるエビを模した疑似餌は20g前後ですので、ルアーフィッシングの経験者であればすぐに始められる釣り方です。

「エギング」釣り方のコツ

簡単に始められるエギングですが、釣り方自体が簡単なわけではありません。初心者ではなかなか釣れないのも事実で、コツが必要になります。

初めのうちは水中でのエギの動きをなかなか想像できません。そこで、初めは一定のリズムを付けてしゃくってみましょう。「遠投、10秒ステイ、3回しゃくり巻き、5秒ステイ」の繰り返しが基本で、初心者にもおすすめです。もちろん水深などで沈める秒数は変わってきますが、水深6から7mあたりの場所をこの方法で何度かチャレンジしてみましょう。

アオリイカの釣り方(2)ヤエン

ライター撮影

ハマると楽しいヤエン

ヤエン釣りという言葉は聞きなれないかもしれません。地域によってはロケットなどと呼ぶこともあり、簡単に言えば「活餌での泳がせ釣り」です。

基本的に活アジをエサにすることが多い釣り方ですが、ボラもよく使われます。エサの尻尾の付け根に、12号ほどの大きい針でナイロン5号以上の道糸を留めます。イカの出没しそうな場所に投げておき、食いついたら道糸をイカと一直線にし、ヤエンと呼ばれるフックを道糸に沿わせて落とします。そして、フックにイカが掛かったら、そのまま回収するという釣り方です。

「ヤエン釣り」ちょっと特殊な釣り方

ヤエンの装備はロッド、リール、ヤエンだけで良いのですが、ロッドやリールすら使わない方法もあります。それが手繰り(たぐり)釣りです。

空き缶などにラインを巻いておき、空き缶をリール代わりに活餌を投げます。缶がカランカランと倒れたらアタリです。あとはイカがエサを離さないように足元まで寄せて、一気にヤエンを落とします。 足元までイカを引き寄せるのに慣れが必要ですが、イカが活餌に食いついてしまえば回収率の高い釣り方です。

アオリイカの釣り方(3)ウキ釣り

待ちのアオリイカ釣り

のんびり夜釣り派の方におすすめな釣り方が、アオリイカのウキ釣りです。これは冷凍のアジなどもエサとして十分に使うことができ、また、エギングのようにしゃくる必要も無い楽な釣り方です。仕掛けのアジなどを丸ごと取り付けたら、ケミホタルや電池などで光るウキが水中に消し込まれていくのを待ちましょう。

仕掛けの作り方

ウキ釣り仕掛けは大まかに2種類のタイプがあります。エサの胴に直接掛け針を刺すタイプと、活餌でも使えるようソデ針と掛け針を備えたタイプです。活餌にも冷凍エサにも対応できるように、まずはソデ針付きタイプのものをおすすめします。

「ウキ釣り」釣り方のコツ

ウキ釣りの釣り方のコツは「ウキの動きで海中の様子を感知する」ことです。アオリイカが寄ってくるとエサは逃げようとします。これが「前アタリ」で、ウキがぴょこぴょこと動きます。そのうちスーッとウキが入りますが、ここで慌ててはいけません。アオリイカの機嫌によってはエサを離してしまうからです。

合わせるのはこの後、しっかりとイカが食事体勢に入ってからです。そのため、寒い冬にウキ釣りをする場合は車中などで前アタリがあるまで待機していても良く、少し楽な釣り方ができます。  

合わせも、身切れや違和感の元となるような大合わせはいらないので、ゆっくりとラインを張ってしっかりと乗せましょう。また、たとえそこでエサを離したとしてもしばらく様子を見ます。アオリイカはエサに対する執着が強いので、離されてもすぐに仕掛けを回収してはいけません。

アオリイカの釣り方(4)ティップラン

ライター撮影

沖で大物狙いのできる釣り方

秋に沿岸でエギングを楽しませてくれた秋イカたちも、海水温が下がってくると深場に移動します。そのアオリイカを狙う釣り方が「ティップランエギング」です。この釣り方は、アオリイカが沿岸から離れる真冬や深場に潜む真夏でも楽しめるため、ボートやカヌー、遊漁船などで近年大人気の釣り方です。

ティップランはできれば専用ロッドで

エギを投げる必要が無く、アタリを目で見る釣り方です。ティップはあくまでしなやかに、また、50g以上のエギを扱うためバットはある程度強いものを選ぶことが、ディップランエギングロッドの基本です。

練習時は普通のエギングロッドでも問題ありませんが、専門的に行う際はぜひ専用タックルを手に入れてみてください。   

「ティップラン」釣り方のコツ

エギを着底させ、水深によって3回から7回ほどしゃくってエギをステイさせます。アオリイカが乗るのを待ちますが、アタリは基本的に目で取ります。
柔らかいティップに重いエギが付いているため、ティップは軽く水面に向かってしなっていますが、それがいきなり引き込まれる場合と、ふっと緩む場合があります。

そのため、通常のジギングなどの釣り方のようにロッドを下げて待っていると、ロッドに伝わるアタリしか取れません。エギをステイする際は、ロッドを海面に対して平行にし、しなったティップの動きをじっと観察しましょう。

アオリイカ釣りのおすすめタックル

基本のタックル(ロッド)

ここでは、オーソドックスな基本の陸っぱりエギングタックルを紹介していきます。

まず、ロッドは釣行中にずっと振り続けられる100gほどの軽いものを選びます。長さは8ft前後と短めのもの、硬さはミディアム(M表示)のものであれば、3号前後のエギがほとんど使えるため通年楽しめます。

おすすめの仕掛け(リール)

リールは番手表示で2000番から3000番台の200g前後のスピニングリールがおすすめです。エギング用タイプのリールは柔らかいPEラインを巻くことが多いため、ライントラブル防止に浅いスプールを採用することが多いです。その点も購入時のポイントの1つで、PEライン0.6号が150m以上巻ければ良いでしょう。

おすすめの誘い方

エギングの釣り方ではアタリを取ることが大切ですが、これがなかなか難しく、初心者とベテランの差が出ます。まずは、エギが着底したかどうかを感知する練習をしてみましょう。ラインメンディング(糸ふけを取る)をきちんとし、スプールからラインが出なくなったら着底です。そして、もう一度ラインメンディングをしてしゃくります。

2、3回激しくしゃくったら、軽くラインメンディングをしながらエギを落としていきます。アオリイカが触手でエギを叩くと、ふっとラインが緩みます。食い気が立っている場合はここで合わせますが、食い渋っている場合は、本アタリでラインが引き込まれた瞬間に合わせます。イカが乗るまではドラグを緩めておくため、かなりの大合わせで構いません。

季節別のアオリイカの釣り方

秋のアオリイカ釣りのポイント!

その年に産まれたアオリイカを釣るのが「秋イカ」釣りです。当然サイズは小さめですが、体を大きくしようと荒食いをしている時期なので数釣りが楽しめます。アオリイカ自体も経験不足のため、エギをエサと間違えてよく食いつきます。そのため、初心者が釣り方を覚えるのに適した基本の季節が秋です。

まずは「見えイカ」を狙います。釣り場はサイトフィッシングができるように、日中ないしは常夜灯のある堤防が初心者には釣りやすいでしょう。エギはアオリイカの個体に合わせて2.5号などの小さめのものをチョイスします。

秋のアオリイカは群れでいることが多く、海面を注意深く観察すると高確率で発見できます。見付けたらイカの少し先にエギを落として、軽くしゃくってみます。イカが興味を持ったらエギをスッと沈めてみましょう。目の前でエギを抱くシーンがきっと見られるでしょう。

冬のアオリイカ釣りのポイント!

秋イカのサイズが少し大きくなり、沿岸から少し離れた沖へ向かう頃に釣るアオリイカが「冬イカ」です。エギングフィールドも少し沖寄りになりますが、エギングの釣り方自体はあまり変わりません。

ただ、少し警戒心を持っているため、エギをしゃくる際に大きく左右に振る「ダート」と呼ばれる釣法で逃げるエサを演出すると、釣果がアップするでしょう。

春のアオリイカ釣りのポイント!

産卵のために沖から沿岸部に近付いてくる、大型のアオリイカを狙うのが「春イカ」釣りです。この時期は、3キロオーバーのレッドデビルと呼ばれる大型サイズのアオリイカも出現します。

この大きさになるとかなり警戒心が強く(スレていると言います)、初心者にはなかなか難しいです。アオリイカに警戒心を抱かせないことが、春イカ攻略の重要なポイントです。

春イカに警戒心を抱かせないため、ゆっくりと短くしゃくる他に、「ボトムステイ」という技も有効です。ボトムに着底後、30秒から1分くらい波の動きにエギを任せます。警戒心を解いたアオリイカがエギを抱いたら一気に合わせましょう。ただし、この方法はよく知ったフィールドでの釣り方で、根掛かりなどの心配が無い場所で力を発揮します。

アオリイカの釣り方を知って楽しい釣行を!

アオリイカの釣り方は何種類も存在します。アオリイカのサイズや釣り人の力量、好みなどで使い分けてみましょう。季節や地域によって適した釣り方が変わるため、様々な仕掛けや方法を覚え、楽しく美味しいアオリイカ釣りに出掛けましょう!

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