エギング初心者は仕掛けをどうしたらいいの?簡単な作り方とタックルが知りたい!
釣り初心者の方でもすぐできるようになるエギングの仕掛けと、準備しておきたい仕掛けパーツについてご紹介します。エギングの仕掛けは非常にシンプルで、一度覚えてしまえば様々なルアーゲームに流用できます。釣り初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
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公式ライター sim0223
エギングの仕掛けを揃えよう
初心者向けのエギング仕掛けはシンプル!
エギングの仕掛けは、素材の異なる糸同士を結び、先端に接続用のパーツとルアーであるエギを付ければ完成です。釣り初心者の方は釣り向けの結び方を覚える必要がありますが、仕掛けの構造自体は非常にシンプルですぐに覚えられる内容です。
また、この仕掛けの構造は、エギングだけでなく多くのルアーゲームに共通するものです。糸の太さや使用するルアーは変わりますが、イカを釣るときも魚を釣るときも、同じ要領で仕掛けを準備できるようになります。
釣り初心者でも仕掛けの準備は簡単!
エギングの仕掛けは非常にシンプルな内容なので、結び方とパーツを付ける順番さえ覚えてしまえば、すぐに釣り場で準備ができるようになります。毎回自宅でしっかり準備をしなければいけないという構造ではないので、釣り初心者の方も気軽にチャンレジしてみてください。
エギングはつけるエギを変えて仕掛けにバリエーションを出すことができるので、初心者の方が覚えるべき仕掛けは一種類だけです。仕掛け作りと必要な仕掛けパーツをチェックして、人気のエギングを始めましょう。
エギングの仕掛けはたった3パーツ
エギングの仕掛けパーツを揃えよう
エギングの仕掛けに必要なパーツはリーダーラインと接続パーツであるスナップ、アオリイカ用ルアーのエギの3点です。仕掛け作りにはラインをカットするためのプライヤーやハサミも必要になりますが、仕掛けパーツに関しては3つのアイテムを用意すれば、すぐに仕掛け作りをはじめられます。
まずはエギング仕掛けのパーツを揃えるところからスタートしましょう。
初心者のエギング仕掛けは3号エギか3.5号エギがおすすめ
エギングの仕掛けで大きな役割を持つ「エギ」は、アオリイカを狙うための疑似餌です。サイズやカラー、沈むスピードには種類があり、各メーカーから釣れる工夫が施されたエギが展開されています。
まずはエギ選びで最も重要な要素となるエギの大きさ、号数について確認しておきましょう。小さいものや大きいものもありますが、初心者の方は「3号」と「3.5号」の2つを知るところから始めればOKです。
秋のエギングは3号、春のエギングは3.5号がメインになりますが、どちらも使いどころがあるので、初心者の方も両方を用意して仕掛けの種類にバリエーションを出せるようにしておきましょう。
秋のエギング仕掛けには3号エギ
3号のエギはサイズが3寸(9.09cm)で重さは約15g程度です。重さはエギの種類やメーカーごとに若干違いがあります。
3号エギはアオリイカを狙うエギとしては小さめとなるサイズで、小型のアオリイカが多い秋のエギングで活躍します。秋は子イカのシーズンですが、アオリイカは個体差が大きいターゲットなので、秋春ともに出番があるサイズとイメージしておきましょう。
春のエギング仕掛けには3.5号エギ
3.5号のエギはサイズが3.5寸(10.60cm)で重さは約20g程度です。3号のエギよりも太さがあるものが多く、シルエットは長さ以上に大きくなります。
3.5号エギが活躍するシチュエーションは、大型のアオリイカが増える春のエギングです。飛距離が出せるサイズなので、秋のエギングから始める場合も3.5号エギを用意しておきましょう。
初心者のエギング仕掛けは3号リーダーがおすすめ
2つ目のエギング仕掛けパーツは、リールに巻いた道糸に結ぶリーダーラインです。種類はフロロカーボン、号数は2号~3号を1mほど使います。初心者の方におすすめの号数は、強度に優れる3号です。痛んできたら結び直しが必要になるので、20m巻きのものを準備しておきましょう。
リーダーラインは擦れに弱く結びにくいPEラインの弱点を補う役目を持っており、PEラインを使うルアーゲームではほとんどの仕掛けで必要になります。
スナップがあるとエギの交換が簡単!
スナップはラインとルアーを接続するための仕掛けパーツです。ルアーの取り付け、取り外しを簡単にしてくれます。エギを交換する度にリーダーを結び直す手間が省けるとともに、ラインの結び目を保護してくれる仕掛けパーツなので、釣り初心者の方もぜひ試してみてください。
スナップの選び方は、メーカーを問わずエギング用のMサイズを選ぶのが一番簡単です。種類はラインのねじれを防止するローリング付きと、強度に優れるローリング無しの2タイプがあります。初心者の方には、トラブルを防止するローリング付きがおすすめです。
エギングの仕掛け作りを解説
初心者向けエギング仕掛けの作り方
エギングの仕掛けパーツ3点が揃ったら、次は初心者向けの仕掛けの作り方をチェックしてみましょう。エギングの仕掛けはリーダーライン→スナップ→エギと接続すれば完成です。
糸の結び方は強度の高い釣り用の結びを使う必要があるので、釣り初心者の方は結び方の練習から始めてみてください。
エギングの仕掛け作り:メインラインとリーダーの結び方
実釣時の準備と同じ順番で初心者向けの仕掛け作りを解説します。まずはリールに巻いてあるPEラインとリーダーラインの結束からスタートです。リーダーラインは1mほどにカットしておきましょう。
糸同士を結ぶ結び方にはたくさんの種類がありますが、初心者の方におすすめの結び方は、多くの結びの基本となる「電車結び」です。PEラインの端とリーダーラインの端を平行に重ねて、両側でお互いを巻き込みながら輪を作るだけなので、初心者の方でも簡単に結べます。
手順はライン同士を添わせるように置いて、輪っかを作って5回通しと覚えると簡単です。一回で締めこみきらないのがこの結び方のコツで、最後に両側から結び目同士が近づくように締めこむと失敗が少なくなります。
エギングの仕掛け作り:釣り初心者にはジョイントパーツがおすすめ
電車結びを自宅で試してみて時間が掛かったり、テストで引っ張ったら抜けてしまうケースがあったという方には、糸同士の結束をサポートしてくれるジョイントパーツがおすすめです。巻きつけて挟むだけですが、初心者の方でも電車結びと同等~それ以上の結束強度が出せます。
仕掛けパーツが増えてお金がかかるのがネックですが、キャスト時にエギだけ飛んで行ったり、アオリイカが掛かった後のことを考えれば十分に元が取れます。釣り初心者の方はぜひこちらも検討してみてください。
エギングの仕掛け作り:リーダーとスナップの結び方
PEラインとリーダーラインが接続出来たら、次はリーダーラインとスナップの接続です。スナップには向きがあるので、開く側が外向きになるように確認してから結びましょう。
結び方はこちらにもさまざまな種類があります。初心者の方は簡単な「ユニノット」から始めてみましょう。結び方は先ほどご紹介した「電車結び」の片側バージョンなので、どちらかの結び方を習得しておけば両方の結び方に対応できるようになります。
結んだスナップを開いて、エギを付けてから閉じれば初心者向けエギング仕掛けの完成です。
エギング仕掛けはエギのバリエーションがポイント
初心者向けにエギの種類と選び方をご紹介
初心者の方が実践できる一番簡単な釣果アップの方法は、仕掛けの種類にバリエーションを出すことです。エギの沈み方や動き方、見た目の色が変わることで、アオリイカの反応も良い方向に変化する可能性があります。
ルアーのローテーションは、釣り方を問わず基本となるテクニックのひとつで、釣果をアップさせるための大切なポイントです。初心者の方もぜひエギを揃えて仕掛けの種類を増やしてみてください。
初心者向けエギカラーの選び方
エギングで基本となるエギのカラーは、虹の下地(テープ)にオレンジとピンクの布を合わせたカラーです。昼も夜も使える人気のカラーなので、エギング初心者の方はこのタイプのカラーを選んでスタートしてみてください。
また、エギのカラーで仕掛けの種類にバリエーションを出したい場合は、基本カラーとは別系統のカラーを用意しておくというのがポイントです。オレンジとピンクばかりにならないように、ブルーや紫のエギも用意しておきましょう。
エギング初心者向けのエギセット例
エギング初心者の方がどんなエギをどの程度揃えておくべきかについてもご紹介します。
初心者向けの構成は3.5号のオレンジと紫で2本、3号のピンクとブルーで2本の計4本です。エギのタイプは対応力の高いノーマルタイプ、モデルも対応力を重視して特別な記載のない万能タイプを選ぶのがおすすめです。
使う号数やカラーが定まってきたら、後述するダートタイプやシャローモデル、ラトル入りモデルを追加するイメージでエギの本数を揃えていきましょう。根掛かりでのロスト対策と釣果アップを狙うローテーション用として、初心者の期間もエギは必ず複数本必要になります。
エギのタイプ:ダートタイプとフォールタイプ
得意なアクションが異なるエギを用意して、仕掛けの種類を増やす方法もあります。初心者の方が揃える最初のエギは両方の特性を持つ中間的な万能タイプがおすすめですが、追加で種類を増やす際はタイプをずらした選び方も試してみてください。
追加でエギを買う際はメーカーの製品説明やパッケージの記載を参考に、沈降時の姿勢が安定している「フォールタイプ」や、鋭く左右に跳ねる「ダートタイプ」をチェックしてみましょう。
じっくりエギを見せられる「フォールタイプ」は警戒心の高い春の親イカ狙いで人気があり、テンポよく動かせる「ダートタイプ」は好奇心旺盛な秋の子イカ狙いで人気があります。
エギのモデルパターンについて
「万能タイプ」・「ダートタイプ」・「フォールタイプ」とエギのパターンをご紹介しましたが、エギにはさらに細分化されたバリエーションがあり、それぞれのモデルに沈降速度が異なるモデルやラトル入りのモデルがあります。
お気に入りのエギが見つかったら、モデル違いを揃えて状況に合わせた使い分けを試してみるのもおすすめです。エギング初心者の方がいきなり10本以上のエギを揃える必要はありませんが、エギの選び方のひとつとしてチェックしてみてください。
エギのモデル:ノーマルモデルとシャロー(スロー)モデル
エギは沈降速度が非常に重要で、素早く沈むものはテンポよく底まで沈む反面、じっくり見せて手を出させるような使い方ができません。こちらも初心者の方はノーマル(沈降速度3秒/m程度)があればOKですが、モデル違いのエギがあると仕掛けの種類にバリエーションが出せます。
沈降がスローなモデルはシャローモデルで、沈降速度は6秒/m程度です。浅い釣り場や流れの緩い釣り場に対応できます。沈降が速いモデルはディープモデルで、こちらは2秒/mと沈降が素早く、深い釣り場や流れの速い釣り場に対応しやすいです。
釣りに行くポイントの傾向が掴めたら、初心者の方もぜひ使い分けを検討してみてください。
エギのモデル:ラトル入りのエギ
ラトルモデルはボディ内部にボールが入っていて、動かすとボディと干渉してカチカチと音が鳴ります。この音はエビが跳ねた時の音を模していて、アオリイカに生命感やエサの存在を意識させるギミックです。
ラトル音は広く探りたいシチュエーションで頼りになる反面、警戒心の強いイカには違和感を与える原因にもなるので、夜釣りや沖側を釣りたいシチュエーションで試してみてください。ラトルモデルはエギの存在感が薄れる夜のエギングで人気です。
初心者向けのエギングタックルも紹介
初心者向けのエギングタックルを準備しよう
ここからは、エギング初心者の方向けに通年使える万能タイプのタックルをご紹介します。
ロッドやリール、ラインにもたくさんの選択肢がありますが、これまでにご紹介してきた初心者向けのエギング仕掛けは、全て同じタックルで快適に扱うことができます。入門にはこれからご紹介するセッティングのタックルがあればOKです。
エギングタックル:初心者向けのメインラインの選び方
リールに巻くラインは、伸びが少なく感度に優れるPEラインを使います。エギングはエギをキビキビ動かしたい釣りなので、釣り初心者の方であっても、他のラインを使うのはおすすめしません。
リールに巻くラインの量は150m以上にしておくと、不意のトラブルで大幅にカットすることになっても釣りを続けられます。エギング初心者向けの号数は0.8号で、強度を活かした根掛かり回収力がおすすめのポイントです。
エギングタックル:初心者はC3000番サイズのリールを選ぼう
リールのサイズは、PE0.8号を150m~200m巻けるC3000番が人気です。C3000番はエギングの基本となるリールサイズで、飛距離重視のPE0.6号セッティングにも対応できます。初心者の方はエギング専用モデルをメインに検討してみましょう。
巻き取り量に関わるギア比の選び方は、ノーマルギアを選ぶのが基本です。エギの姿勢を乱れさせる糸の巻き過ぎを防いでくれるので、初心者の方はぜひノーマルギアのリールからスタートしてみてください。
エギングタックル:初心者にも専用ロッドがおすすめ
ロッドの選び方は、エギング専用のロッドを選ぶ方法といろいろな釣りに使える万能ロッドを選ぶ方法があります。エギングはロッドを振る頻度が高く、高い操作性が釣果アップに繋がる釣りなので、釣り初心者の方にもエギング専用ロッドがおすすめです。
ロッドの硬さは、秋のエギングにも春のエギングにも対応できるML~Mをおすすめします。長さはどの釣り場にも対応できる8.6フィート(2.6m)を選びましょう。「86ML」、もしくは「86M」が初心者向けの基本的なエギングロッドになります。
エギング仕掛けの準備はバッチリ!
エギングはタックル、仕掛けとも非常にシンプルで、釣り初心者の方が初めて遊ぶルアーゲームに適しています。人気がある釣りなので、入門向けのアイテムを見つけるのも難しくありません。
糸の基本的な結び方「ユニノット」さえ練習しておけば、初めてのエギングもスムーズに楽しめます。仕掛けパーツをしっかり準備して、人気のエギングに挑戦してみましょう。
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