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バスケのスモールフォーワードの役割と動き方とは?どのようなプレイが必要かを解説

バスケのスモールフォーワードの役割と動き方とは?どのようなプレイが必要かを解説

バスケのスモールフォワードとは、バスケットボールのポジションです。スモールフォワードの役割は、走力を生かしたランニングプレイでチームに貢献することです。スモールフォワードは、ドリブル・パス・シュート・ディフェンス・リバウンドなどオールラウンドな動き方で速く強いプレイが求められます。

2021.12.16 バスケットボール

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スモールフォワードとは?

NBA Retro on Instagram: “#PippenMonday x #MJmondays” (119967)

スモールフォワードは、英語表記でSmall Forward書き、略してSF、番号表記で3番と表現されるバスケットボールのポジションの1つです。
名称 スモールフォワード
英語表記 Small Forward
英語略 SF
番号表記 3番

パワーフォワードとの違い

バスケットボールのポジションで、フォワードはスモールフォワードとパワーフォワードがありますが、主な違いは、プレイするエリアです。
ポジション 主なプレイエリア
スモールフォワード インサイド/アウトサイド問わず
パワーフォワード 主にインサイド
スモールフォワードは、自身の背の高さやプレイスタイルによって、インサイド・アウトサイドの割合の変化はありますが、どちらでもプレイできる万能性が強みとなります。パワーフォワードは、インサイドでプレイすることが多く、より高身長のプレイヤーが務め、力強さが特徴です。

スウィングマン

スウィングマン(Swingman)は、複数のポジションができるプレイヤーのことを示す用語です。バスケットボールでは、シューティングガードとスモールフォワードの両方ができるプレイヤーをスウィングマンと表現することが多く、ガードフォワードと呼ばれることもあります。

スウィングマンは、高さや運動能力でミスマッチを作ることができる特徴があります。

ポイントフォワード

バスケットボールには、ポイントフォワードというポジションもあります。フォワードのプレイヤーがポイントガードの役割を担っている場合に、ポイントフォワードと表現します。ポイントフォワードができるプレイヤーは、チームに必ず1人いるわけではありません。

ポイントフォワードは、ゲームメイクをする司令塔的な役割と、得点力やリバウンド力をチームに提供する役割とを持ちます。動き方は、ボールを運び、チームオフェンスの指示を出しながら、自身も得点を狙いつつ、アシストも提供するという、多様なものになります。

スモールフォワードの役割

slam dunk! on Instagram: “#slamdunk Name: Kaede Rukawa (流川 楓) School: Shohoku High School Number: 11 Position: Small Forward (SF) Height: 187 cm Weight: 75 kg…” (119973)

スモールフォワードの役割は、オフェンス面とディフェンス面それぞれにあります。オフェンス面で求められる役割は、やはり得点で、インサイドでもアウトサイドでもスコアできる多彩なテクニックが必要です。

ディフェンス面では、エースストッパーの役割も担うこともあります。スモールフォワードは、高さやスピードのミスマッチが発生しがちなポジションでもありますので、ミスマッチを埋める技も身につけておかねばなりません。

オフェンス面での役割

LeBron James on Instagram: “About last night. Beautiful Friday Night inside Staples Center. Laker faithful was in full effect. Great team win vs a Great team…” (119976)

バスケットのスモールフォワードがオフェンス面で求められるのは得点力です。特に、1on1からの得点は、スモールフォワードの存在意義を問うものとなります。ドライブで切れ込んでからのシュートや、ドライブからストップしてのジャンプシュートなどたくさんのパターンを自分のものにしておくことが重要です。3ポイントシュートもバリエーションとして必要です。

パスの能力も重要ではありますが、パスの能力は、自身の得点力により相手ディフェンスを引き付けることができてこそ有効となります。

ディフェンス面での役割

Scottie Pippen on Instagram: “‪Happy 60th birthday to the great @MagicJohnson. As someone I looked up to as I learned the game, it was an honor to compete against him, a…” (119977)

スモールフォワードが、バスケットのゲーム中にディフェンス面で求められる役割は、オフェンス同様に1on1での守備力の強さです。マッチアップ相手となるフォワードの選手も、オフェンス能力に長けたプレイヤーが多くなりますので、エースストッパーとしての活躍が望まれます。

数字に残るプレイでは、スティール能力が高いと、チームの失点を減らせると同時に、そのままファストブレイクを仕掛けて得点することで、事実上4得点分の役割を果たしているといえます。

スモールフォワードに求められる能力

Yudai Baba / 馬場雄大 on Instagram: “✈️✈️✈️” (120072)

バスケットボールのスモールフォワードのポジションを担うプレイヤーが求められる能力は、オールラウンダー性です。バスケットボールにおける全てのプレイをそつなくこなせることを必要とされ、その中でも重要なものに次に挙げるものがあります。

・攻守における1on1の強さ
・敏捷性(アジリティ)
・ボールハンドリング
・中長距離のシュート力

・ゴール近くでのシュートのバリエーション

ポイントフォワードは、これらに加えて視野の広さやリーダーシップ、パス能力の高さが加わったプレイヤーとなります。

スモールフォーワードに身長は必要?

バスケットボールは背の高さがメリットになりやすいスポーツです。スモールフォワードも、高身長のほうが優位といえますが、マッチアップ相手より背が低くても敏捷性でミスマッチを作ったりすることもできます。

スモールフォワードは、高身長であるに越したことはないですが、オールラウンダー性を活かして、マッチアップ相手に勝てる要素で勝負する分析力こそが重要です。ただし、リバウンドにおいては、テクニックや分析力よりも高さが重要です。

スモールフォワードの動き方

Bob DeChiara ?????‍♂️? on Instagram: “Jason Tatum with a career high 41 points tonight vs the Pelicans. . . #nbaceltics #bostonceltics #tdgarden #bostonma #jasontatum0??…” (120088)

バスケットのスモールフォワードの動き方は、非常に多彩で、特に求められる能力は走力です。オフェンスでもディフェンスでも、走力を生かしたスピード感のあるプレイがスモールフォワードの軸となります。

攻守におけるランニングプレイ

さすがプロのチームプレイ! カットインプレイ 【バスケの勉強】

攻守におけるランニングプレイは、バスケットのスモールフォワードの動き方の1つです。
例えば、相手オフェンスのパスを読んでパスカット(スティール)して、そのままワンマン速攻に持ち込み得点するプレイは見せ場でもあり、チームの士気も上げます。

スモールフォワードのランニングプレイに、次のようなものがあります。
・ランニングからカットインしてパスを受けシュートに持ち込む
・ランニングしてディフェンスを振り切ってボールミート(パスキャッチ)する
・ランニングして相手オフェンスに粘り強くディナイする

鋭いドライブ

スモールフォワードの2つめの動き方は、鋭いドライブです。スモールフォワードは、45度の位置から1on1を仕掛けることが多く、鋭いドライブでゴールに向かう動き方が求められます。

ドライブしてゴールに近づいてからは、次の3パターンの選択肢があります。
・そのままレイアップシュートに持ち込む
・ヘルプディフェンスが来る前にストップしてジャンプシュートを打つ
・ヘルプディフェンスを待ってアシストパスを出す

鋭いドライブで、マッチアップするディフェンスとのズレを作ることが重要です。

相手を問わないディフェンス

【無表情だが強い気持ちの持ち主】レナードの「1on1ディフェンス」

バスケットのスモールフォワードの3つめの動き方は、相手を問わないディフェンスです。スモールフォワードのポジションを担うプレイヤーは、高さを生かすタイプや、スピードを生かすタイプなど多様です。ディフェンスのときは必然的に、何らかのミスマッチがあることが多くなりますが、どのようなマッチアップ相手でも強いディフェンスをできることをスモールフォワードには求められます。

ディフェンスは脚力を使って行うことが重要ですが、ミスマッチを相殺していくには、テクニックや技も必要となります。

抜け目のないリバウンド

抜け目のないリバウンドが、スモールフォワードの4つめの動き方です。スモールフォワードは、アウトサイドにポジショニングすることも多く、リバウンドは最優先するプレイではありません。

しかし、マッチアップの兼ね合いや、ポジショニングを含めた周囲の状況を的確に把握して、抜け目なくリバウンドを奪いに行く必要があります。

特にディフェンスリバウンドを獲得した後に、自らプッシュできれば、ファストブレイクで得点も狙えますし、少なくともトランジションが速くなります。

プッシュ(ball push)
ボールをキャッチしたら、素早くドリブルでボールをフロントコートに進めること
トランジション
攻撃と守備を切り替えること

スモールフォワードの練習方法

【NBA】練習中でのNBA選手同士の1on1がコレまた見もの!

スモールフォワードの練習方法は、全てにスピードと強さを求めることが重要です。オールラウンダーとして、ハンドリングやシュートのバリエーションを多くすることも重要ですが、ただ技を増やすのではなく、速く強くを重視してください。

例えば、同じ回数ドリブルを行うのならば、より短時間で完了することを追及したり、ゴール下でのシュート練習をするのならば、ディフェンスにコンタクトして行うなどです。

ドリブルなどのハンドリング

スモールフォワードの1つめの練習方法は、ドリブルなどのハンドリングです。ハンドリングの練習は、全プレイヤーが行いますが、スモールフォワードはステップをしながらなど、前後左右の動きを加え、慣れてきたら、より速く大きく動きながら行うことを意識しましょう。

例えば、各種クロスオーバーの練習をするのも、その場で行うのではなく、設置した障害物をかわしながら行うなどすると実戦的なものとなります。

45度のポジションからの1on1

45度のポジションからの1on1は、スモールフォワードの練習の1つです。バスケットのスモールフォワードが、45度のポジションから勝負できなくては、チームオフェンスに貢献できません。

単純に1on1をするのもよいですが、パサー役がいる場合は、カッティングをしてパスを受けるところから始めると、より実戦的になります。特に、パスを受ける瞬間にディフェンスとの駆け引きができるようになれば、簡単にズレを作ることができるようになるはずです。

スモールフォワードで有名なバスケ選手

バスケットボールのスモールフォワードで有名な選手はたくさんいますが、これぞオールラウンダーというプレイヤーを3選手ピックアップします。
・スコッティ・ピッペン
・レブロン・ジェームス
・馬場雄大

いずれのプレイヤーも得点はもちろんのこと、ガードの役割を任されたら対応ができ、リバウンドはもちろん、アシストやスティールのスタッツも高いプレイヤーです。

スコッティ・ピッペン

【バスケ】史上最高のSF スコッティ・ピッペン(203cm)のスーパープレイ集!→得点能力、ディフェンスがエグい!【NBA】【ジョーダン】【ブルズ】

名スモールフォワードの1人めは、スコッティ・ピッペンです。
名前 スコッティ・ピッペン(Scottie Pippen)
ポジション SF
身長 203cm
体重(現役時) 103kg
主な所属チーム シカゴ・ブルズ
ピッペンは、NBA3連覇を2度達成したときのシカゴ・ブルズの中心選手で、2010年にバスケットボール殿堂入りしていて、獲得した賞も数多くあります。

次の実績やプレイぶりが、オールラウンダーぶりを物語ります。
・レギュラーシーズンの通算平均16.1得点/5.2アシスト/6.4リバウンド
・オールNBAディフェンシブ1stチーム選出8回
・フォワードとしては珍しいスティール王獲得
・NBAファイナルで、PGのマジック・ジョンソンやジョン・ストックトンにマッチアップ

神様ことマイケル・ジョーダンとのデュオとして知っている方も多いですが、ピッペンがいたからこそジョーダンも輝けたとも言えます。

レブロン・ジェームズ

5分で凄さがわかる!! レブロン・ジェームズ、スーパープレイ集【5分でわかる選手の凄さ】

オールラウンドな能力を持つスモールフォワードの2人めは、レブロン・ジェームズです。
名前 レブロン・ジェームズ(LeBron James)
ポジション SF
身長 206cm
体重 113.5kg
主な所属チーム クリーブランド・キャバリアーズ/マイアミ・ヒート
高校卒業後に18歳でNBA入りしたレブロンは、主にスモールフォワードでプレイしますが、ルーキーシーズンにポイントガードとしてプレイしており、万能性が高く支配力を持ったプレイヤーです。2019年までに3度NBAのチャンピオンリングを獲得していて、3度ファイナルMVPに輝いています

レギュラーシーズンの平均スタッツは、得点が27点超、アシストとリバウンドは7本超と、超絶ぶりが如実に表れています。キングという異名を持ち、所属するチームでは常に中心プレイヤーとしています。

馬場雄大

馬場雄大のカッコよすぎるダンク集 2017-18【Bリーグ】【バスケ】【スーパープレイ】

有名なスモールフォワードの3人めは、馬場雄大選手です。
名前 馬場雄大(Baba Yuudai)
ポジション SF
身長 196cm
体重 90kg
主な所属チーム アルバルク東京
馬場選手は、日本が誇るオールラウンダーです。日本人の中で運動能力がずば抜けて高く、ゲーム中のダンクショットは、観客を魅了します。特に、脚力と読みを生かしたスティールから、ワンマン速攻→ダンクショットまでのスピード感は、バスケを知らない方でも一見の価値ありです。

2019年からは主戦場をアメリカに移していますが、アウトサイドシュートにも磨きをかけています。

スモールフォワードはオールラウンダーの攻守の要

@clarkifo on Instagram: “Dream Team 1 @scottiepippen #dreamteam1 #scottie #scottiepippen #pippen #barcelona #olympic #goldmedalist #vintagenba #classicnba…” (120080)

バスケットボールのポジションの1つであるスモールフォワードを務めるプレイヤーは、攻守の要です。チームオフェンスとチームディフェンスの両方に対して、高いレベルでの貢献が求められます。

必要な能力は、オールラウンド性(万能性)で、スウィングマンとして活躍したり、ポイントフォワードとして躍動できると、チームにとって必要不可欠な存在になります。ディフェンス面では、脚力を生かしてエースストッパー的な役割も任されます。総合力の高いスモールフォワードになって、チーム全体をレベルアップさせましょう!

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