大阪府の軟式野球の強い中学校とは？強豪中学ランキング10校！

大阪府の中学校の軟式野球は、大阪中学校軟式優勝野球大会で優勝経験を持つ三原台中学校や吹田山田中学校が強豪校です。大阪府の軟式野球は、野球の強い中学生がボーイズの強豪チームに在籍することが多く、特に全日本少年野球軟式大会には門真ビッグドリームスが出場しています。

大阪府の中学校は、軟式優勝野球大会で勝ち上がったチームが近畿大会に出場しますが、大半が公立中学校で常勝校が少ないことが現状です。

大阪の中学野球の情勢は、大阪中学校軟式優勝野球大会で2017年から2年連続で吹田市立山田中学校が優勝した以外には混戦が続いています。大阪府の中学校の軟式野球大会は、私立の名門中学がなく公立中学校同士の対戦になることから、どこの中学が優勝してもおかしくありません。

大阪府の中学野球は、2020年に新チーム結成後の秋季大会で優勝した旭陽中学校に今後の期待がかかります。

吹田市立佐井寺中学校は、2018年の大阪中学校軟式優勝野球大会で準優勝の成績を収めた、野球の強い中学校です。決勝戦の山田中学戦では、敗戦するも機動力を活かしたバントと盗塁で2回と4回に1点ずつ得点を挙げ、4回から山田中学の打線を無得点に抑えました。

佐井寺中学校野球部は、2016年の三島地区春季大会で準優勝、2018年には吹田市連盟旗争奪少年野球大会の中学生の部で優勝をした実力のあるチームです。

泉佐野市立佐野中学校は、2014年に大阪府中学校軟式優勝野球大会で優勝し、さらに2019年にはベスト8に進出した野球の強豪校です。佐野中学校野球部は、春・秋の中体連で泉佐野市内での優勝回数が多く、2015年の泉南地区大会には3位と地区大会で好成績を残しています。

野球部は、朝から熱心に練習に取り組んでいて、佐野中学校の部活動のなかではソフトボール部や吹奏楽部と並び活動が盛んなことで有名です。

大阪市立新北島中学校は、2016年の大阪秋季大会の7ブロックで、準決勝を8対0で勝ち、決勝戦では3対2と1点差を守りきり優勝​を果たした実績を持つ中学校です。2019年の大阪中学校軟式優勝野球大会では、準々決勝の宮山台中学戦で惜しくも敗れはしたものの、6対7と1点差の緊迫した接戦を戦い抜きました。

新北島中学校は、先生をはじめ部活動に協力的で、野球部員も期待に応えるべく日々練習に取り組んでいます。

堺市立深井中学校は、2018年10月に堺市西区の津久野中学校で開催された軟式野球の研修大会・田舎Sリーグで準優勝を果たした野球の強い中学校です。決勝戦の美木多中学戦では、2点を先制しましたが惜しくも逆転され、2対3で敗退しましたが見事な準優勝でした。

深井中学校野球部は、翌年の2019年に大阪軟式優勝野球大会でベスト8に勝ち上がり、大阪府の強豪チームのひとつに名を挙げています。

高槻市立五領中学校は、2018年大阪中学校秋季総合体育大会で吹田市立山田中学に1対0で競り勝ちで優勝した野球の強い中学校です。2018年の新チーム結成に勢いをつけた五領中学校野球部は、2019年の大阪軟式優勝野球大会もベスト8に進出しました。

野球部は、2020年時点で部員数が約19人と少人数ですが、五領中学校の目標とする自分と仲間を好きになることでチームワークを大切にし、毎日練習に励んでいます。

島本第二中学校は、2019年の大阪中学校軟式優勝野球大会でベスト4入りを果たした、野球の強い中学校です。準決勝では優勝した三原台中学校と対戦し、2対4と敗れるも相手打線を4回まで無失点に抑える好試合を繰り広げました。

島本第二中学校野球部は、高槻市の大会では春季高槻・島本選手権大会に2019年を含む5度の優勝、さらに秋季大会も2度の優勝経験があります。

堺市立宮山台中学校は、2019年の大阪中学校軟式優勝野球大会でベスト4まで勝ち進んだ、野球の強豪校です。同じく2019年の5月に開催された堺市種目別優勝大会では、決勝戦で金岡南中学校を5対0で倒し優勝をしています。

宮山台中学校野球部は、顧問の先生の熱心な指導と外部コーチや先輩も指導に訪れて練習に励んでいるチームです。野球部員は、練習後に丁寧にグランド整備をして、練習がしやすい環境を整えています。

吹田市立山田中学校は、2017年から大阪中学校軟式優勝野球大会で2年連続優勝の快挙を遂げた野球の強豪校です。2018年決勝戦の佐井寺中学戦では、2回に1点先制された直後の3回、2アウト満塁の場面で走者一掃の二塁打を打ち逆転する奮闘ぶりでした。

山田中学校野球部は、野球の強豪チームに所属していた小学生が入部することが多く、顧問の先生も責任を持って取り組んでいる活動的なチームです。

岸和田市立桜台中学校は、2019年の大阪府中学校軟式優勝野球大会で準優勝を果たした野球が強い中学校です。2020年には、9月の秋季泉南地区中学校野球大会で準優勝し、10月に開催された大阪中学校秋季総合体育大会ではベスト8まで勝ち上がりました。

接戦を制して勝ち進む試合が多い桜台中学校野球部は、打力を鍛えて攻撃力を上げることで、今後の大阪府大会の優勝に期待がかかるチームです。

堺市立三原台中学校は、2019年の大阪軟式優勝野球大会で初優勝を成し遂げた、野球の強豪校です。三原台中学校野球部は、同大会での決勝戦の桜台中学戦で3点先制されながらも集中打で一挙に逆転をして6対3と勝利し、粘りのある野球を展開しました。

三原台中学校で教論を勤める藤井清司監督は、3年生全員を試合に出場させ、ひとりひとりの役割を果たして全員で戦うチームになれたことが勝因と語っています。

大阪の中学校の軟式野球は、強豪校と呼ばれる名門校がなく、出場校すべてに優勝の可能性がある激戦区です。全国大会に出場をするには大阪府大会で優勝・準優勝のチームが近畿大会に出場して3位以上にならなければなりません。2018年には吹田市立山田中学校が近畿大会で4位になりましたが、惜しくも全国大会出場になりませんでした。
大阪の中学野球部は、2021年以降の全国大会に出場するチームが現れることが望まれます。