和歌山県では青物が釣れるショアジギングのポイントが豊富です。地磯、サーフ、漁港などのスタイルに合わせた釣り場や魚種を選べる点も魅力です。カンパチ、ヒラマサ、サワラ、ブリ、ソーダ、ガツオなどが釣れる和歌山のショアジギングができる8ヶ所のポイントと攻略法を徹底解説します。
和歌山のショアジギング事情
様々な魚を狙った海釣りが楽しめる和歌山県の海。その豊富な魚の中でも特に大型の魚が青物です。和歌山では地磯はもちろん、
漁港やサーフからでもショアジギングが楽しめます。
他のルアーフィッシングに比べると難易度が高いため海釣りの初心者にはやや不向きな釣りですが、それぞれの釣り場の特徴を掴んでアプローチすれば攻略も夢ではありません。
和歌山のショアジギングで釣れる魚
和歌山のショアジギングの時期・シーズン
|
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
カンパチ |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
◎ |
◎ |
◎ |
〇 |
〇 |
ヒラマサ |
|
|
|
〇 |
〇 |
〇 |
◎ |
◎ |
◎ |
〇 |
〇 |
〇 |
ブリ |
|
|
|
|
|
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
〇 |
〇 |
〇 |
ソーダガツオ |
|
|
|
|
|
|
◎ |
◎ |
◎ |
〇 |
〇 |
〇 |
サワラ |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
和歌山のショアジギングで狙える青物は春から晩秋にかけてがシーズンになります。特に7月〜9月までの夏シーズンは多くの魚がハイシーズンを迎えるため初めて挑戦する方にもおすすめです。
和歌山のショアジギングの注意点
和歌山のショアジギングポイントは地磯の人気釣り場が非常に多いです。地磯はエントリーが難しく、転落事故などの事例もあるため初心者は注意が必要です。
エントリーする時はライフジャケットはもちろん、スパイクブーツやヘッドライトなどの装備を必ず用意してください。
和歌山のショアジギングポイント①青岸
和歌山の漁港の中でも特に大型の和歌山港にある釣り場。エントリーもしやすく、狙える魚種が豊富であることからショアジギングはもちろん、様々なルアーフィッシングが楽しまれている釣り場です。
特に白灯台の先端はハイシーズンに青物が回遊することの多い定番ポイントです。
釣れる魚
カンパチ |
ー |
ヒラマサ |
ー |
ブリ |
◯ |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
◎ |
|
|
大型の青物は少なく、ブリの若魚であるヤズやハマチ、サワラなどがメインターゲットになります。地磯や海岸用の強いタックルを使わずに狙うことができるため、近年注目を集めているライトショアジギングにもぴったりの釣り場です。
アクセス
和歌山市の中心部からは車で約20分。ショアジギングの釣り場の中では手軽なポイントの一つです。
駐車場
防波堤の基部にある駐車場を利用しましょう。防波堤が長いため、飲食物や釣具は持ち歩いてエントリーすることをおすすめします。
和歌山のショアジギングポイント②小石の鼻
様々な魚種が狙える地磯の1級ポイント。釣り場までのエントリーが難しいため、初心者にはやや不向きな釣り場です。地磯で大型魚を狙った本格的なショアジギングを楽しみたい方におすすめのポイントです。
小石の鼻で釣れる魚
カンパチ |
ー |
ヒラマサ |
◎ |
ブリ |
ー |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
ー |
|
|
ショアジギングのターゲットはヒラマサが定番。1級ポイントの先端では毎シーズン大型の釣果実績があります。
アクセス
阪和自動車道経由で約1時間30分。中心部からはやや距離はあるものの、様々な釣りが楽しめるためハイシーズンには多くのアングラーが訪れます。
駐車場
道路脇にある駐車スペースを利用しましょう。駐車できる車に限りがあるため、先行者がいる時は他の釣り場を選びましょう。
和歌山のショアジギングポイント③大崎
10キロを超える大型の青物の実績もある好ポイント。青物以外にも大型魚の実績があることから多くの釣り人が訪れる人気の釣り場です。地磯ならではの
パワフルなショアジギングを楽しむことができる貴重な釣り場の一つです。
波が被りやすい地形であるため、満潮時には注意してエントリーしましょう。
大崎で釣れる魚
カンパチ |
◎ |
ヒラマサ |
◎ |
ブリ |
◎ |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
ー |
|
|
カンパチ、ヒラマサ、ブリなどの大型青物がメインターゲット。和歌山の中でも大型の釣果情報が多いため地磯用の強めのタックルが必要です。外道として釣れる魚も多いため、魚の反応は得やすい釣り場です。
アクセス
和歌山市からは阪和自動車道経由で約1時間30分。小石の鼻からは比較的近いため、先行者がいる時は無理にエントリーせず移動してみるのもおすすめです。
駐車場
鳥毛洞窟の手前に駐車スペースがあります。駐車できる場所に限りがあるため、車の往来を考えて駐車しましょう。
和歌山のショアジギングポイント④三段壁
潮通しの良い地形が魅力の三段壁。先端部付近では大型の青物の実績もあるショアジギングに人気の釣り場です。エントリーは起伏の激しいため、初心者には不向きなため注意しましょう。
三段壁で釣れる魚
カンパチ |
◎ |
ヒラマサ |
ー |
ブリ |
◎ |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
ー |
|
|
水深がある先端部では大型の青物が回遊します。主なターゲットはブリやカンパチ。潮の流れもきついエリアであるため、ファイトは一筋縄ではいきませんが、ショアジギングの醍醐味を楽しめる釣り場です。
アクセス
和歌山市からは阪和自動車道経由で約1時間30分。白浜町の中心部から比較的アクセスしやすいため、コンビニや宿泊施設などが近い点も魅力です。
駐車場
三段壁の駐車場を利用しましょう。公衆トイレも併設されているため、エントリーの前に利用することをおすすめします。
和歌山のショアジギングポイント⑤加太港
和歌山を代表する超人気スポット。大波止では青物はもちろん、豊富な魚種を釣ることができます。足場もよく、地磯に慣れていないアングラーにもおすすめですが、釣り人の数が非常に多いためハイシーズンは釣り場が確保できないことも多いです。
ショアジギングを中心に様々な釣りを手軽に楽しみたい初心者向けの釣り場です。
加太港で釣れる魚
カンパチ |
ー |
ヒラマサ |
ー |
ブリ |
◎ |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
◎ |
|
|
ハマチやサワラなどのライトショアジギングのターゲットはもちろん、秋のハイシーズンには
大型のブリの釣果情報もあります。
大型魚の回遊がある時は1級ポイントの先端に多くの釣り人が訪れるため、平日でも朝一からのエントリーをおすすめします。
アクセス
和歌山市の中心部からは車で約30分。駐車場もあるため車でのアクセスがおすすめです。
駐車場
隣接する有料駐車場を利用しましょう。釣り人などの車の往来が激しいため、路上駐車は厳禁です。
和歌山のショアジギングポイント⑥煙樹ヶ浜
和歌山では珍しい
サーフでの実績があるショアジギングポイント。地磯に比べるとエントリーもしやすく、漁港に比べると釣り人の数が少ない穴場スポットです。大型の青物は期待できませんが、毎シーズン釣果実績があるおすすめの釣り場です。
足元が砂地で波を被ることがあるため、必ずウェーダーを用意しましょう。
煙樹ヶ浜で釣れる魚
カンパチ |
ー |
ヒラマサ |
ー |
ブリ |
◎ |
ソーダガツオ |
◎ |
サワラ |
ー |
|
|
ブリの幼魚であるハマチやソーダガツオなどターゲットとなる青物はやや小さめです。磯場に比べるとポイントが絞りにくいため、ブレイクや潮目などの海の変化を見ながらアプローチすることが好釣果への近道です。
アクセス
和歌山市からは阪和自動車道経由で約1時間。コンビニは徒歩圏にはないためローソン美浜町吉原店に事前に立ち寄っておくことをおすすめします。
駐車場
隣接する駐車場を利用しましょう。公衆トイレも併設されているため安心して釣りを楽しめます。
和歌山のショアジギングポイント⑦須江崎
青物の実績の高い地磯。和歌山の磯場の中ではもっとも南側にあるため、狙える魚種も多く
大型青物の釣果情報も豊富です。
通年を通して多くの釣り人が訪れるため、先行者が多く釣りができないこともあります。無理なエントリーはトラブルの原因にもなるため厳禁です。
須江崎で釣れる魚
カンパチ |
ー |
ヒラマサ |
◎ |
ブリ |
◎ |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
ー |
|
|
潮通しがよく、水深もあるためヒラマサやブリなどの大型の青物がメインターゲットです。もっとも沖目に位置する先端付近の実績が高いですが、風向きや潮周り次第ではエントリーできないこともあるので注意しましょう。
アクセス
和歌山市から阪和自動車道経由で約2時間。紹介するポイントの中では中心部からもっとも遠い釣り場です。
駐車場
地磯への入り口にある駐車スペースを利用しましょう。最奥はUターンスペースとなるため駐車は厳禁です。
和歌山のショアジギングポイント⑧黒崎
和歌山のショアジギングポイントの中でも3本指に入るおすすめの釣り場。青物を中心に様々な魚種が釣れるため、
地磯でのルアーフィッシングに初挑戦する方にもぴったりです。
先端部分の実績がもっとも高いですが、朝まずめには場所が埋まっていることも珍しくありません。
黒崎で釣れる魚
カンパチ |
◎ |
ヒラマサ |
ー |
ブリ |
◎ |
ソーダガツオ |
ー |
サワラ |
ー |
|
|
和歌山の地磯の中ではやや青物サイズ感は小さめ、ブリはハマチサイズが中心となります。カンパチの釣果実績もありますが、こちらも大型の実績は少ないため、地磯で手軽にショアジギングを楽しみたい方におすすめです。
アクセス
和歌山市からは車で約1時間半。周辺には地磯ポイントも多いため、先行者が多いときは他の釣り場もチェックしましょう。
駐車場
道路沿いにある駐車スペースを利用しましょう。駐車している車の数で先行者が予想できるため、車が多いときは無理なエントリーはおすすめしません。
和歌山のショアジギングで簡単に釣るための方法
ショアジギングはルアーフィッシングの中でも簡単に釣果をあげるのが難しい釣りです。初めて挑戦する方は釣り場に合わせたタックルやルアー選びが大切です。
タックル
和歌山のショアジギングポイントは水深のある地磯が多いため80〜100グラムのメタルジグをフルキャストできるタックルが必要です。
スピニングロッド:10フィートのHクラス
スピニングリール:5000番のソルトモデル
ライン:3号前後のPEラインを300メートル以上
リーダー:40ポンド前後のフロロカーボンリーダーを2メートル前後
初心者向きのライトショアジギングでは20〜40グラム前後のメタルジグを扱えるタックルが扱いやすいです。
おすすめのルアー
ショアジギングではその名の通りメタルジグがルアーとして使われます。メタルジグのウエイトはそれぞれの釣り場によって異なるため地磯を中心に楽しむ方は50〜100グラムまでのアイテムを用意しましょう。形状はやや細身で遠投性能の高いモデルがおすすめです。
和歌山のショアジギングポイントで大型の青物を釣り上げよう!
和歌山は地磯、サーフ、漁港でショアジギングを楽しむことができます。特に地磯では10キロクラスの大型の釣果実績もあるため、県外から訪れる釣り人も多いです。それぞれの釣り場や釣れる魚を参考に、釣り人の夢とも言える大型の青物をショアジギングで釣り上げましょう。