スクワットができない原因とは?後ろに倒れたり・膝が痛い人へ正しいやり方を解説
スクワットができない原因は足首や股関節が硬いことや体幹の筋力が弱いことです。正しいスクワットをするには、準備運動として足首や股関節のストレッチや体幹トレーニングが有効です。柔軟性の欠如は正しいスクワットができないだけでなく、ケガにつながるので注意しましょう。
Writer
公式ライター Rokugoh
スクワットができない人の特徴とは?
しかしスクワットのフォームは難しく、正しくスクワットができない人も多いです。スクワットができない人にはいくつかの特徴があります。
・後ろに倒れてしまう人
・上手く屈伸ができずにしゃがめない人
・膝が痛くなってしまう人
・猫背になってしまう人
後ろに倒れてしまう人
スクワットでしゃがむときに深くなるにつれて重心がかかとに乗ってしまったり、骨盤が後傾してしまい、最終的にバランスを崩して後ろに倒れてしまいます。勢いよく後ろに倒れてしまうとケガをする危険性があるため、改善が必要です。
上手く屈伸ができずしゃがめない人
ニーインして上手くしゃがめない場合、スクワットの効果を得られないだけでなく膝のケガにつながるため、改善する必要があります。
膝が痛くなってしまう人
スクワットで膝が痛くなる人は、ストレッチをして膝痛を軽減させたりやサポーターで膝をサポートしたりしましょう。
猫背になってしまう人
スクワットでしゃがむときに骨盤が後傾してしまい、股関節をうまく折り曲げることができず、代償動作で猫背になることがあります。代償動作とは本体機能すべき部位ではなく、他の部位が機能して動作を補うことです。
猫背のスクワットでは股関節まわりを鍛えることができないだけでなく、ケガの危険性も高いため改善する必要があります。
スクワットができない原因
柔軟性の欠如だけでなく、動きのクセや体幹の弱さもスクワットができない原因のひとつです。
後ろに倒れてしまう人の原因
足首が硬い人はスクワットでしゃがむときに脛を前傾させることができず、股関節(殿部やハムストリング)が硬い人はスクワットでしゃがむときに骨盤を前傾させることができません。
足首や股関節が硬く脛や骨盤を前傾できないと、スクワットでしゃがむときに後ろに倒れてしまいます。
上手くしゃがめない人の原因
しゃがむときにニーインすると、膝関節がロックされてしまい深くしゃがむことができません。スクワットをする際は、膝を曲げる方向がつま先と同じ方向を向いていることを意識するようにしましょう。
膝が痛くなる人の原因
スクワットは複数の関節を同時に使う多関節運動で、膝関節と股関節が協調しながら屈伸運動をするため、屈伸運動のときに股関節をうまく使えないと膝に負荷がかかり、膝を痛めてしまいます。
スクワットで膝が痛い人は、股関節に体重が乗るスクワットのフォームに修正するか、股関節の柔軟性を改善することが必要です。
猫背になってしまう人の原因
殿部やハムストリングなどの股関節が硬い人は、スクワットでしゃがむときに骨盤が後傾してしまうため、猫背になりやすいです。また、体幹が弱いと自分の体重を支えることができなくなり、猫背や反り腰になります。
スクワット中に目線が下を向いてしまう場合も猫背になりやすいので注意しましょう。
スクワットの正しいやり方
【スクワットのやり方で意識すべきポイント】
・スクワットの足幅
・スクワットの姿勢
・スクワットの動き
・スクワットの深さ
スクワットの正しい足幅
足幅が狭すぎるとしゃがむときに股関節に体重を乗せることができず、膝中心のスクワットになります。一方、足幅が広すぎると負荷がかかる部位は殿部と内転筋です。
スクワットの目的や個人の体型によって正しい足幅は変化しますが、殿部、ハムストリング、大腿四頭筋を満遍なく鍛えるためには肩幅よりやや広めに足幅をとるとよいです。
スクワットの正しい姿勢
スクワットをするときに上半身を一直線に保つためには、体幹の強さと股関節の柔軟性が必須です。正しい姿勢を取ることで腰部のケガ防止につながるとともに、下半身に負荷を集中させることができます。
スクワットの正しい動き
初心者では膝関節の動きがメインになり、股関節を使えないことが多いです。スクワットで股関節の動きをメインにするためには、殿部の筋肉に力を入れて股関節を伸ばし切りましょう。
立ち上がったときに、横から見て身体がくの字の姿勢の場合は、股関節が使えていない証拠なので注意しましょう。
スクワットの正しい深さ
限界までしゃがむフルスクワットでは膝の曲げ伸ばし動作が大きくなり、膝へ負荷がかかりやすいです。しゃがみが浅いクォータースクワットでは膝や股関節の曲げ伸ばし動作が小さく、筋肉に十分な刺激を与えることができません。
スクワットの目的によって適切な深さは変化しますが、下半身を満遍なく鍛えるためにはきついですが太ももが地面と並行になる深さまでしゃがみましょう。
スクワットを正しくやるための準備
【正しいスクワットのために有効なストレッチやトレーニング】
・足首ストレッチ
・ハムストリングストレッチ
・殿部ストレッチ
・胸まわりストレッチ
・体幹トレーニング
足首ストレッチ
【足首が硬い人に有効なストレッチ】
・足首前側の筋肉のストレッチ
・支帯のマッサージ
・足首後側の筋肉のストレッチ
股関節ストレッチ①ハムストリング
【ハムストリングストレッチのやり方】
①片脚を伸ばした状態でイスや台の上に置く
②背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒す
③ハムストリングが伸びているところで20秒キープする
股関節のストレッチ②殿部
【殿部ストレッチのやり方】
①イスに浅く座る
②片脚の足首を反対脚の膝の上に乗せる
③乗せた脚の膝を押さえながら背筋を伸ばして上半身を前に倒す
④殿部が伸びているところで20秒キープする
胸まわりストレッチ
【胸まわりのストレッチのやり方】
①腹筋の開始姿勢で床に座り肩甲骨の下にストレッチポールを置く
②バンザイしながら仰向けに倒れていく
③息を吸いながら胸を伸ばす
④開始姿勢に戻り繰り返す
体幹トレーニング
【プランクのやり方】
①うつ伏せの状態で肩の真下に肘を置く
②脚を伸ばし腹や膝を浮かせる
③腹と殿部に力を入れてキープする
形が崩れると体幹に効かないので、フォームを保てる秒数でおこないましょう。
スクワットができない人は柔軟性を高めよう!
柔軟性を欠いた状態で無理にスクワットを続けるとケガのリスクも高まるため、十分な柔軟性を確保してから正しいフォームを身につけましょう!
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