バレーボールに必要な筋肉とは?体幹や広背筋を鍛える筋トレメニュー4選
バレーボールに必要な筋肉は、体幹や下肢、背中の筋肉です。筋トレをおこなうことでスパイクやサーブの力を強くすることができ、バレーボールの上達に役立ちます。スパイクを上達させたいのであれば背中の筋肉広背筋を鍛えるなど自分の目的にあわせて筋トレをおこなうことも重要です。
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公式ライター Activel_director
バレーボールになぜ筋トレが必要か?
バレーボールはジャンプし、高さを使って相手コートに攻撃をします。高く跳べば跳ぶほど攻撃を守るブロックをしのぐことができるため、ジャンプ力にかかわる筋力アップをする必要があります。
例えば、ジャンプ力がなく撃つ力も弱ければ相手のブロックなどで簡単に抑えられます。ジャンプ力が30センチ高ければ相手はブロックの上から撃たれるなどの考えができるので筋力アップをする必要があります。
バレーボールで使う筋肉とは?
・大腿四頭筋
・ハムストリングス
・腹直筋
・腹斜筋
・広背筋
バレーボールのスパイクはジャンプをするときに身体を大きく反らせてから体幹部をねじるようにして攻撃をするため、広背筋と腹直筋、腹斜筋が使われます。
ジャンプをするときは床を力強く蹴る必要があるため、ジャンプする動作に大腿四頭筋やハムストリングスを使い、高さを出します。
バレーボールの筋トレの効果とは?
強くスパイクを撃てないと点が入らず、弱いブロックは相手のスパイクに耐えることができません。
例えば筋肉が未発達の女子中学生のスパイクの速度は約50〜60km/hですが、筋トレをしている女子プロバレー選手のスパイクの速度は約110km/hにもなりますのでバレーボールの筋トレは重要です。
バレーボールに必要な筋肉とは?
全動作に必要な体幹
体幹とは、腕・脚の四肢を除いた部分のことでお腹や背中の筋肉で、身体の安定性を高める筋肉のため、バレーボールのような空中で戦うスポーツには重要な筋肉だからです。
例えば乱れたトスを撃つときに体幹を鍛えていると安定したスパイクが撃てますが、体幹が弱ければスパイクのフォームが安定せずまともに撃つことができないのでバレーボールには体幹トレーニングが必要です。
スパイクを強くする広背筋
スパイクを強くする腹筋群
スパイクは腹筋を使わないと腕の力だけで撃つことになり、腹筋を使わない分、スパイク力が弱くなります。
例えばボールを投げるとき手首だけで投げたときより、全身を使い大きく振りかぶって投げたときのほうが遠くに投げられます。バレーボールも筋肉を多く使うとボールに伝わる力が強くなるので、腹筋をつけることが大切です。
ジャンプ力を上げるための下肢の筋肉
・大腿四頭筋
・ハムストリングス
・腓腹筋
・ヒラメ筋
ジャンプのときに膝の曲げ伸ばし動作を使います。膝の曲げ伸ばしは下肢の筋肉を使うので下肢を鍛えることで踏み込む力が強くなり、ジャンプ力が高まります。膝関節を伸展させる大腿四頭筋の筋力とジャンプ力を向上させる関係があることが分かっています。
バレーボールの筋トレメニュー4選!
バレーボールの動作によって、違う筋肉を使って身体を動かすため、トレーニング方法も変わります。スパイクを強くしたいのに、下半身だけを鍛えていても強くなりません。自分が強くしたい動作を見つけ、トレーニングをおこなうようにしましょう。
ジャンプ力をあげる筋トレ
【筋トレ】スクワットの正しいやり方とよくある間違いを詳しく解説! | Muscle Watching
スクワットで使われる筋肉は大腿四頭筋やハムストリングス、大臀筋であり、この3つの筋肉はジャンプをするときの膝関節の屈伸の動作と股関節の動作に使われます。
スクワットのポイントは次の3点です。
①膝を曲げるときに息を吸い、伸ばすときに息を吐きながらおこなう
②膝を曲げたとき、つま先より前に膝が出ない角度にする
③下肢の筋肉のほか、体幹にも意識を向ける
スクワットは背筋を伸ばした状態でおこないますので腹筋・背筋が使われ、全身のトレーニングになります。
回数は10回2〜3セットを目安にします。
下半身に効く筋トレ
【初心者】正しいデッドリフト講座【筋トレ】
デッドリフトは、ジャンプ力向上のための大臀筋やハムストリングス、スパイクのスイングスピードを速くする広背筋を鍛えられます。
デッドリフトのポイントは次の2点です。
①グリップはオルタネイトグリップで握る
②背中を伸ばしたままおこなう
デッドリフトで背中が丸まってしまうとトレーニングの効果がなくなり、腰痛の原因にもなるので注意してください。
回数は10回2〜3セットを目安にします。
スパイク力アップの筋トレ
背中を鍛えるラットプルダウンのやり方[筋トレ]
ラットプルダウンは背中の広背筋や二の腕にある上腕三頭筋を使うトレーニングです。スパイクのときに上体を大きく反らせ、腕を後ろに引いてから撃つため肩関節が伸展する動きとなり、広背筋や上腕三頭筋が使われます。
ラットプルダウンのポイントは次の2点です。
①バーを引くときに息を吸い、戻すときに吐きながらおこなう
②胸を張った状態でおこなう
回数は10回2〜3セットを目安にします。
サーブ力をアップする筋トレ
【1分で分かる筋トレメニュー】バイシクルクランチで腹斜筋を鍛えよう | Smartlog
ジャンプサーブは空中で身体を反らせ、上体を前に出した力でボールを撃ちます。腹斜筋を使って身体を前に出す力が必要なのでサーブ力をアップするときは腹斜筋を鍛えることが重要です。
バイシクルクランチのポイントは次の2点です。
①息を吐きながら状態を持ち上げ、吸いながら戻す
②動作が速くならないようにスローでおこなう
腹斜筋はインナーマッスルなのでスローで身体を動かすようにしましょう。動作が速くなるとアウターマッスルの腹直筋を使う鍛え方になるので注意してください。
回数は左右合わせて10〜20回2〜3セットを目安にします。
バレーボールの家でできる筋トレ2選!
自重でできる筋トレ
【1分で分かる筋トレメニュー】プランクで体幹を鍛えよう | Smartlog
バレーボールの空中で身体をコントロールし、フォームを安定させるために必要だからです。
プランクのやり方
⑴肩の真下に肘を置く
⑵つま先を床につけた状態で両足を伸ばし、肩からかかとまで一直線にする
⑶その姿勢で20〜30秒キープ
⑷⑴〜⑶を2〜3セット繰り返す
・臀部の位置が下がると腰が反り、痛める原因になるので腹部に意識を向けたまま身体がまっすぐになるようにキープします。
バレーボールが上手くなる筋トレ
シザースジャンプ
スパイクを撃つ瞬間などの瞬発力をアップさせることができるためです。プライオメトリクストレーニングは瞬発力をアップする鍛え方で、ボールに触る一瞬に大きな力を瞬間的に発揮できるようになります。
シザーズジャンプのやり方
⑴立位の姿勢から片脚を前に出し、膝を曲げる
⑵ランジの姿勢まで曲げ、ジャンプし両脚を入れ替える
⑶ランジの姿勢まで膝を曲げる
⑷⑴〜⑶を繰り返す
・腹部に意識を入れ、体幹でバランスを取り、全身を使います。
バレーボール選手の筋トレ事情とは?
男子選手の筋肉
バランスよく鍛えることでジャンプ力・サーブ力などすべての動作に役立つからです。
オリンピックやW杯でも活躍した選手の鍛え方は、学生時代からジャンプ力や力強いスパイクを撃つために下半身のトレーニングをおこなっています。下半身のトレーニングを取り入れたことで、高いジャンプ力はもちろん、素早くボールに反応でき、レシーブ力を高めることができています。
女子選手の筋肉
女性はホルモンの関係で男性と比べて筋肉がつきにくいためです。
女子選手は男子選手に比べて平均身長が14センチほど低いため、高さやパワーより技術で勝負する選手が多いです。空中で身体がコントロールできれば様々な攻撃を仕掛けられますので体幹を強化する鍛え方をしています。
バレーボールの筋トレは上手くなるために必要
スパイク、サーブ、ブロックなどさまざまな攻撃面では筋肉をつけることで強くなります。筋トレをおこなったあとはストレッチをおこない、クールダウン取り入れて質の高い筋肉を作り、バレーボールの上達を目指しましょう。
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