オーリーの5つのコツとは?ゼロからやり方と練習方法を解説
2020年の東京オリンピックの正式種目にも決まり、ますます盛り上がりを見せるであろうスケートボード。ここでは、スケートボードのもっともポピュラーで奥の深い、オーリーのコツややり方、練習方法について解説していきます。
2021.12.16
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公式ライター taka
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スケボーのオーリーとは?
via www.youtube.com
スケボーのオーリーのとは、スケートボードと体が一体になってジャンプする技の事です。この技は、スケボーの基礎と言える技となります。
といっても、見よう見まねで練習を始める前に、必ずオーリーでデッキが浮く原理を理解した上で練習するようにしましょう。
オーリーの原理(流れ)は、ジャンプと同時にテールのデッキを下へ弾くことによってテコの原理が働き、スケボーのノーズが起き上がります。次に、起き上がってくるデッキのノーズを進行方向に押し出すことによってデッキが平行になり、ノーズを進行方向に押すことで、作用反作用の法則でテールが上がってきます。そして、上ってきたテールを足でキャッチして着地という原理(流れ)で行うのがオーリーです。
といっても、見よう見まねで練習を始める前に、必ずオーリーでデッキが浮く原理を理解した上で練習するようにしましょう。
オーリーの原理(流れ)は、ジャンプと同時にテールのデッキを下へ弾くことによってテコの原理が働き、スケボーのノーズが起き上がります。次に、起き上がってくるデッキのノーズを進行方向に押し出すことによってデッキが平行になり、ノーズを進行方向に押すことで、作用反作用の法則でテールが上がってきます。そして、上ってきたテールを足でキャッチして着地という原理(流れ)で行うのがオーリーです。
スケボーのオーリーを0から始める練習方法①入門編
ステップ①:スケートボードに慣れプッシュを習得する
経験ゼロの初心者がスケボーのオーリーを練習するにはまず、スケボーに慣れていることが基本となります。いかにスケボーに慣れるかで、オーリーを習得するスピードが変わります。しっかりとスケボーに慣れてからオーリーのやり方の練習をすることをおすすめします。
スケボーに慣れる方法は、ひたすらプッシュすることです。プッシュとはスケボーに片足を乗せもう片方の足で地面を蹴り前へ進む基本の技です。
このプッシュを練習することにより、スケボーのオーリーに必要なバランス感覚や体幹を鍛えることができます。まずはゆっくりでいいので前に進めるようになりましょう。
コツがわかってきたらスピードを出してプッシュしてみましょう。最終的にはフルプッシュ(全力のプッシュ)が楽にできるようになるくらいが理想です。
スケボーに慣れる方法は、ひたすらプッシュすることです。プッシュとはスケボーに片足を乗せもう片方の足で地面を蹴り前へ進む基本の技です。
このプッシュを練習することにより、スケボーのオーリーに必要なバランス感覚や体幹を鍛えることができます。まずはゆっくりでいいので前に進めるようになりましょう。
コツがわかってきたらスピードを出してプッシュしてみましょう。最終的にはフルプッシュ(全力のプッシュ)が楽にできるようになるくらいが理想です。
プッシュのやり方
via pixabay.com
プッシュのやり方はまずスタンスの確認をしましょう。前足はつま先がビスにかかる程度にセットします。この時つま先は進行方向に向けるようにしましょう。後ろ足で地面を蹴り前へと進みますが、上半身は左右にブレないようにします。デッキの真上に頭がくるように意識するといいでしょう。
下半身ですが、プッシュの最中は腰を落として、少し膝を曲げるとバランスが崩れず安定してプッシュすることができます。
プッシュはスケボーの基本となる技ですので、初心者の方はしっかり練習しましょう。
下半身ですが、プッシュの最中は腰を落として、少し膝を曲げるとバランスが崩れず安定してプッシュすることができます。
プッシュはスケボーの基本となる技ですので、初心者の方はしっかり練習しましょう。
ステップ②:スケートボードの上でジャンプ
via pixabay.com
スケボーにある程度慣れてきたらいよいよオーリーの練習に入りますが、初心者の方は段階を踏んで練習するようにしましょう。
まずはボードの上でジャンプしてみましょう。この時、オーリーの動作などは意識せず、スケボーの上で自分だけジャンプしてみましょう。この練習の最大の目的は、オーリーによるボードの上でジャンプするといった恐怖心をできるだけ取り除くことです。これが楽にできるようにならないと、オーリーをする際に恐怖によって体が硬直し、体が本来持つパフォーマンスを出せずケガに繋がる可能性があります。
また元の位置に着地できないまま、オーリーの練習を続けてしまうと、それがクセになってしまい矯正することが困難となるため、しっかりと元の位置に着地できるようにしましょう。
最初は5cmくらいの高さから始め、最終的には30cmほど飛べるようになると良いでしょう。
ステップ③:テールをキックしてデッキを弾く練習
スケボーの上でジャンプが慣れてきたら次はデッキを弾く方法です。
まず基本スタンスの確認しましょう。前足はスケボーのビスから指2本空けたあたりに置き、後ろ足はテールのカーブに足の側面が沿うようにセットします。スタンスや乗り方は、スケボーに慣れれば慣れるほど、自分のやりやすい位置がわかってきますが、初心者の方はまずこのスタンスでやってみましょう。
弾く練習として、まずはジャンプせずにテールを踏みこんでノーズを上げる練習をします。このやり方を30回ほど繰り返し行い、体に動作を覚えこませます。
この方法が終わったら実際にジャンプしてやってみましょう。ジャンプすると同時にテールを弾きます。この時、弾くタイミングが早すぎても遅すぎてもだめです。何度も繰り返し行いコツを掴みましょう。スケボーが動いてしまい怖い人は、芝生の上で練習するやり方もあるので試してみてください。
まず基本スタンスの確認しましょう。前足はスケボーのビスから指2本空けたあたりに置き、後ろ足はテールのカーブに足の側面が沿うようにセットします。スタンスや乗り方は、スケボーに慣れれば慣れるほど、自分のやりやすい位置がわかってきますが、初心者の方はまずこのスタンスでやってみましょう。
弾く練習として、まずはジャンプせずにテールを踏みこんでノーズを上げる練習をします。このやり方を30回ほど繰り返し行い、体に動作を覚えこませます。
この方法が終わったら実際にジャンプしてやってみましょう。ジャンプすると同時にテールを弾きます。この時、弾くタイミングが早すぎても遅すぎてもだめです。何度も繰り返し行いコツを掴みましょう。スケボーが動いてしまい怖い人は、芝生の上で練習するやり方もあるので試してみてください。
ステップ④:すり足の練習
テールキックのタイミングがある程度掴めたら次はすり足の練習です。すり足の方法もデッキを弾く練習同様、初めはジャンプせずに動作を覚えこませましょう。
やり方は、ステップ③で紹介したように、テールを踏み込んでノーズを上げる体勢をキープします。テールを踏みっぱなしの状態です。この状態で、前足の側面でノーズの反り返りまで擦り上げます。この練習で前足の動きとスケボーを擦る感覚を養います。
これを、30回ほど繰り返し行ったら実際にジャンプしながら練習してみましょう。具体的な練習の仕方は、まずデッキを弾くとほぼ同時に擦るくらいの気持ちでノーズまで擦ります。その後膝を使い着地します。ここまでがオーリーの練習方法です。
すり足はオーリーをする上でデッキを平行にする、高さを上げるといった役割を担う動作になりますが初心者の方はデッキを弾くことが安定してできるようになってから練習するようにしましょう。
やり方は、ステップ③で紹介したように、テールを踏み込んでノーズを上げる体勢をキープします。テールを踏みっぱなしの状態です。この状態で、前足の側面でノーズの反り返りまで擦り上げます。この練習で前足の動きとスケボーを擦る感覚を養います。
これを、30回ほど繰り返し行ったら実際にジャンプしながら練習してみましょう。具体的な練習の仕方は、まずデッキを弾くとほぼ同時に擦るくらいの気持ちでノーズまで擦ります。その後膝を使い着地します。ここまでがオーリーの練習方法です。
すり足はオーリーをする上でデッキを平行にする、高さを上げるといった役割を担う動作になりますが初心者の方はデッキを弾くことが安定してできるようになってから練習するようにしましょう。
スケボーのオーリーを0から始める練習方法②実践編
ステップ⑤:進みながらオーリーしてみよう
止まりながらオーリーができるようになったら、次は進みながらのオーリーに挑戦してみましょう。
よく止まったままのオーリーと進みながらのオーリーは全くの別物と言われますが、基本がしっかりとできていればそこまで難しくはありません。
やり方は、まずはプッシュ後、基本のスタンスに足をセットします。上半身はデッキと平行にして目線は足元におとします。ジャンプと同時にテールを弾き、前足をノーズの反り返りまでスライドして、デッキが平行になったら着地します。
注意しなければいけないのが、ジャンプする前に頭を下げないことです。頭が下がっていると重心がずれてしまうため、頭の位置は必ずデッキの中心上にあるように意識しましょう。これはどんなトリックにも共通する事ですので覚えておきましょう。
よく止まったままのオーリーと進みながらのオーリーは全くの別物と言われますが、基本がしっかりとできていればそこまで難しくはありません。
やり方は、まずはプッシュ後、基本のスタンスに足をセットします。上半身はデッキと平行にして目線は足元におとします。ジャンプと同時にテールを弾き、前足をノーズの反り返りまでスライドして、デッキが平行になったら着地します。
注意しなければいけないのが、ジャンプする前に頭を下げないことです。頭が下がっていると重心がずれてしまうため、頭の位置は必ずデッキの中心上にあるように意識しましょう。これはどんなトリックにも共通する事ですので覚えておきましょう。
ステップ⑥:オーリーで物を飛んでみよう
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進みながらのオーリーのやり方がマスターできたら、次は物飛びのやり方の練習をしてみましょう。
本来オーリーとは障害物を飛び越える技になります。
まずは、白線などの高さの無い物から飛んでみるようにしましょう。スタンスを決め、目線は白線を見ながら進みます。この時、体はデッキと平行を維持して顔だけを目標物に向けるよう注意してください。ギリギリまで白線を見つつタイミングを見計らいオーリーします。
このタイミングは練習を重ねてコツを掴むしかありません。物飛びは普通のオーリーに比べ難易度が上がるので、基本の乗り方がしっかりと身についてから練習するようにしましょう。
本来オーリーとは障害物を飛び越える技になります。
まずは、白線などの高さの無い物から飛んでみるようにしましょう。スタンスを決め、目線は白線を見ながら進みます。この時、体はデッキと平行を維持して顔だけを目標物に向けるよう注意してください。ギリギリまで白線を見つつタイミングを見計らいオーリーします。
このタイミングは練習を重ねてコツを掴むしかありません。物飛びは普通のオーリーに比べ難易度が上がるので、基本の乗り方がしっかりと身についてから練習するようにしましょう。
スケボーのオーリーのコツ①
彈きのコツ
オーリーの彈きは、オーリーの動作の中でも最も重要といっても過言ではありませんのでコツをしっかり抑えましょう。
まず彈きで重要なことは”強く弾く”ということです。簡単なことのように聞こえますが、ノーズを擦り上げる、足を進行方向に押し出すといった他の動作に意識を集中しすぎると、強く弾く動作がおろそかになってしまうことがあります。それを防ぐにはそれぞれの動作を分解して練習する事が効率的です。
弾きはジャンプするのとほぼ同時に行うため、ジャンプ+彈きに意識を集中し、これらのコツをしっかりと体に叩き込んでから、次の動作に意識を集中させるようにしましょう。
また、弾く位置ですが必ずデッキの中心を弾くように心がけましょう。中心を弾けているか確認するには、テールのどこが擦れているかを見て確認しましょう。
まず彈きで重要なことは”強く弾く”ということです。簡単なことのように聞こえますが、ノーズを擦り上げる、足を進行方向に押し出すといった他の動作に意識を集中しすぎると、強く弾く動作がおろそかになってしまうことがあります。それを防ぐにはそれぞれの動作を分解して練習する事が効率的です。
弾きはジャンプするのとほぼ同時に行うため、ジャンプ+彈きに意識を集中し、これらのコツをしっかりと体に叩き込んでから、次の動作に意識を集中させるようにしましょう。
また、弾く位置ですが必ずデッキの中心を弾くように心がけましょう。中心を弾けているか確認するには、テールのどこが擦れているかを見て確認しましょう。
スケボーのオーリーのコツ②
擦り上げのコツ
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オーリーの擦り上げのコツは、ノーズの反り返りまで足をスライドさせる事です。これは初心者にありがちな事なのですが、オーリーの練習をしているとデッキが平行にならないといった問題に直面します。
この原因の一つに、最後までスライドさせられていないといったことが挙げられるため、初心者の方は必ず意識してデッキの反り返りまで擦るようにしてください。ちゃんと擦れているかは足に反り返りが当たる感覚があるのでわかります。逆にそれがない場合はしっかりと擦れていない事になります。
ジャンプするタイミングや乗り方は、スケボーに乗っていれば勝手に身につきますが、この擦り上げに関しては意識しないとできるようにならないので、しっかりとコツがつかめるまで練習しましょう。
この原因の一つに、最後までスライドさせられていないといったことが挙げられるため、初心者の方は必ず意識してデッキの反り返りまで擦るようにしてください。ちゃんと擦れているかは足に反り返りが当たる感覚があるのでわかります。逆にそれがない場合はしっかりと擦れていない事になります。
ジャンプするタイミングや乗り方は、スケボーに乗っていれば勝手に身につきますが、この擦り上げに関しては意識しないとできるようにならないので、しっかりとコツがつかめるまで練習しましょう。
スケボーのオーリーのコツ③
上半身を固定する
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オーリーの乗り方のコツは、足の動かし方など下半身の動きにフォーカスされがちですが、オーリーをする上で上半身もかなり重要になってきます。
ですが下半身の動きとは真逆で、上半身はどれだけ動かさずに固定するかがコツになってきます。頭が下がっていたり肩が下がっていたりすると、空中で安定することが困難だったり着地のバランスが崩れるのです。よって、オーリーをする際には上半身はデッキと平行にするようにしましょう。また、肩はデッキと水平にする(肩が進行方向に下がったりしないようにする)ことが重要になってきます。また、できるだけ上半身の力を抜くこともオーリーのコツになります。
ですが下半身の動きとは真逆で、上半身はどれだけ動かさずに固定するかがコツになってきます。頭が下がっていたり肩が下がっていたりすると、空中で安定することが困難だったり着地のバランスが崩れるのです。よって、オーリーをする際には上半身はデッキと平行にするようにしましょう。また、肩はデッキと水平にする(肩が進行方向に下がったりしないようにする)ことが重要になってきます。また、できるだけ上半身の力を抜くこともオーリーのコツになります。
スケボーのオーリーのコツ④
色々なスタンスを試す
オーリーのスタンスについては正解というものが実際のところありません。前足がビスあたりがやりやすいという人もいれば、前足はデッキの中央あたりという乗り方の人もいます。
オーリーの練習をやっていると、誰しもが必ず何度かスランプに陥ります。そんな時に試してほしいのが、色々なスタンスの乗り方を試してみるという方法です。何回やってもデッキが曲がってしまったり、デッキから足が落ちてしまうといった場合は、スタンスが自分に合ってない可能性がありますので色々なスタンスを試し、自分のベストスタンスを探してみましょう。
なかなか上達しない時など、試してみると新たな発見があったり気分転換にもなるのでおすすめです。
オーリーの練習をやっていると、誰しもが必ず何度かスランプに陥ります。そんな時に試してほしいのが、色々なスタンスの乗り方を試してみるという方法です。何回やってもデッキが曲がってしまったり、デッキから足が落ちてしまうといった場合は、スタンスが自分に合ってない可能性がありますので色々なスタンスを試し、自分のベストスタンスを探してみましょう。
なかなか上達しない時など、試してみると新たな発見があったり気分転換にもなるのでおすすめです。
スケボーのオーリーのコツ⑤
トラックを調整してみる
スケボーのオーリーを練習するにあたって,忘れてはいけないのがトラックの存在です。
トラックとは、スケボーの足回りの部品になりこれを調整する事により、デッキの曲がり具合を調整することができます。
初心者はトラックを硬めにしておくと、スケボーが安定してオーリーがしやすくなります。慣れてきたら徐々に緩めていくと良いでしょう。トラックを緩めるとバランスを取るのが難しくなりますが、オーリーの着地時にトラックが柔軟な分転倒を防ぐことができます。
トラックの硬さの好みもスケーターによって様々ですが、色々な乗り方やスタンスを試してみて自分の乗り方を見つけると良いでしょう。
トラックとは、スケボーの足回りの部品になりこれを調整する事により、デッキの曲がり具合を調整することができます。
初心者はトラックを硬めにしておくと、スケボーが安定してオーリーがしやすくなります。慣れてきたら徐々に緩めていくと良いでしょう。トラックを緩めるとバランスを取るのが難しくなりますが、オーリーの着地時にトラックが柔軟な分転倒を防ぐことができます。
トラックの硬さの好みもスケーターによって様々ですが、色々な乗り方やスタンスを試してみて自分の乗り方を見つけると良いでしょう。
オーリーの5つのコツ・ゼロからのやり方と練習方法まとめ
オーリーの5つのコツ・ゼロからのやり方と練習方法解説してきましたが、スケボーのオーリーを練習しているといつまで経ってもできるようにならず、自分にはこのままオーリーはできないんじゃないか?この練習方法であっているのか?など、マイナスに考えてしまう時がありますが、諦めない事がスケボーのオーリーを習得する上で1番大事なことです。
これからスケボーに挑戦する人や、1度は諦めてしまったけどもう1度初めてみようと思っている方など、この記事をぜひ参考にして練習してみてください。
これからスケボーに挑戦する人や、1度は諦めてしまったけどもう1度初めてみようと思っている方など、この記事をぜひ参考にして練習してみてください。
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