プレースキックとは?具体的な蹴り方も紹介【サッカー用語】
サッカーのプレースキックとは何か、種類やどのような時に適応されるかを詳しく解説します。また、各々のプレースキックを行う際のルールや蹴り方も紹介しています。この記事を見ればプレースキックが試合でどのような意味合いを持つのかがわかるようになりますで是非参考にしてください。
2022.12.06
|
サッカー
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公式ライター Activel_director
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サッカーのプレースキックとは?
どのような時に適応される?
via pixabay.com
プレースキックのプレースとは置くという意味で、相手の反則行為のあと再スタートするフリーキックや、ボールがゴールラインを割った時に行うゴールキックなど、ボールを地面に置いて蹴ることをプレースキックと呼びます。よくゴールキーパーが手で持って蹴ることや、インプレー中にボールを置いて蹴ることをプレースキックと勘違いする場合がありますが、定義としては再スタート時ボールを地面に置いて蹴ることを指します。試合を見る際や行う際はその点に注目すると違いがわかるでしょう。
サッカーにおいてプレースキックが適応されるのはゲームをスタートする時・反則行為の後・ゴールラインをボールが割った後の3つで、それぞれ蹴り方やルールが異なってきます。
サッカーにおいてプレースキックが適応されるのはゲームをスタートする時・反則行為の後・ゴールラインをボールが割った後の3つで、それぞれ蹴り方やルールが異なってきます。
プレースキックの種類
サッカーのプレースキックにはキックオフ・ゴールキック・フリーキック・コーナーキック・ペナルティーキックの5種類があり、反則の種類やどちらのチームが最後に触ってラインを割ったかによって変わってきます。
また、プレースキックの種類によって再開方法が異なっていることや、何を狙って蹴るかなどの目的も変わって来るため、各々のプレースキックのルールや蹴り方を理解して実施しなければ、逆に反則となり相手にボールを渡すことになってしまいます。そのプレースキックのルールや蹴り方は決して複雑なものではなく、しっかりと理解すればより一層サッカーを楽しく見ることができたり、プレーすることができますのでぜひ覚えてください。
また、プレースキックの種類によって再開方法が異なっていることや、何を狙って蹴るかなどの目的も変わって来るため、各々のプレースキックのルールや蹴り方を理解して実施しなければ、逆に反則となり相手にボールを渡すことになってしまいます。そのプレースキックのルールや蹴り方は決して複雑なものではなく、しっかりと理解すればより一層サッカーを楽しく見ることができたり、プレーすることができますのでぜひ覚えてください。
サッカーのプレースキックの蹴り方①
キックオフ
キックオフとは試合の前半後半の始めや、得点が入った後ゲームを再開する際に用いられるサッカーのプレースキックの蹴り方を意味します。
キックオフのルールは、センターサークル内の中心から行い、サークル内には攻撃側は何人でも入ることができますが、守備側は入ることはできず、また攻撃側がボールを蹴るまで攻守の両チームともセンターラインを越えて相手コートへ入ってはいけません。ちなみにボールは相手コートに入れても自陣にさげてもどちらでも構いません。
キックオフの蹴り方としては、直接ゴールを狙う、相手コートの奥を狙いロングキックを蹴り相手陣地に侵入して攻撃する、自陣へとボールを戻しビルドアップをするという大きく分けて3つのパターンがあり、チームの戦術によって使い分けられています。
キックオフのルールは、センターサークル内の中心から行い、サークル内には攻撃側は何人でも入ることができますが、守備側は入ることはできず、また攻撃側がボールを蹴るまで攻守の両チームともセンターラインを越えて相手コートへ入ってはいけません。ちなみにボールは相手コートに入れても自陣にさげてもどちらでも構いません。
キックオフの蹴り方としては、直接ゴールを狙う、相手コートの奥を狙いロングキックを蹴り相手陣地に侵入して攻撃する、自陣へとボールを戻しビルドアップをするという大きく分けて3つのパターンがあり、チームの戦術によって使い分けられています。
サッカーのプレースキックの蹴り方②
ゴールキック
ゴールキックとは、ボールが守備側チームのゴールラインを攻撃側チームの選手が触って出た際に、ゴールエリアのライン上もしくはゴールエリア内から再開するサッカーのプレースキックの蹴り方を意味します。
ゴールキックのルールとして、相手チームの選手はペナルティエリア内には入る事はできず、またボールがペナルティエリア外に出るまで敵、味方の両方がボールに触ることが禁止されており、触った際はゴールキックのやり直しとなります。
ゴールキックの蹴り方としては、ペナルティエリア近くにいる味方へとつないでいくビルドアップスタイルと、フォワードをめがけてロングフィードするスタイルの2つに大きく分けられます。バルセロナなどのビルドアップスタイルを標榜するチームは近くから繋ぎますが、マークにつかれた際はロングフィードするなど状況に応じても使い分けられます。
ゴールキックのルールとして、相手チームの選手はペナルティエリア内には入る事はできず、またボールがペナルティエリア外に出るまで敵、味方の両方がボールに触ることが禁止されており、触った際はゴールキックのやり直しとなります。
ゴールキックの蹴り方としては、ペナルティエリア近くにいる味方へとつないでいくビルドアップスタイルと、フォワードをめがけてロングフィードするスタイルの2つに大きく分けられます。バルセロナなどのビルドアップスタイルを標榜するチームは近くから繋ぎますが、マークにつかれた際はロングフィードするなど状況に応じても使い分けられます。
サッカーのプレースキックの蹴り方③
直接フリーキック
via www.youtube.com
直接フリーキックとはハンドやストライキングなど相手から受けた反則の際に、反則が行われた場所から再開するサッカーのプレースキックの蹴り方を意味します。ルールはボールから守備側の選手が9.15m以上離れていること、ボールが静止している状態で蹴ることです。
蹴り方は、相手ゴールを直接狙う際はカーブをかける・ブレ球を用いる・壁の下をライナー性のボールで狙うという3つに大別されます。
カーブをかける際は、ボールの斜め下をインフロントもしくはインサイドで擦り上げるように蹴り、ゴールの上隅を狙います。
ブレ球を蹴りたい際は、ボールの中心をインステップで押すように蹴り、軸足をより深い位置に置くようにして蹴ります。
ライナー性のボールは膝下をコンパクト振るようにして打つことで速くなおかつ低い弾道のシュートを打つことができます。
蹴り方は、相手ゴールを直接狙う際はカーブをかける・ブレ球を用いる・壁の下をライナー性のボールで狙うという3つに大別されます。
カーブをかける際は、ボールの斜め下をインフロントもしくはインサイドで擦り上げるように蹴り、ゴールの上隅を狙います。
ブレ球を蹴りたい際は、ボールの中心をインステップで押すように蹴り、軸足をより深い位置に置くようにして蹴ります。
ライナー性のボールは膝下をコンパクト振るようにして打つことで速くなおかつ低い弾道のシュートを打つことができます。
間接フリーキック
間接フリーキックとは、オフサイドやバックパスなど相手に前進を妨げられる反則を受けた際に、反則が行われた場所から再開するサッカーのプレースキックの蹴り方を意味します。
ルールは基本的には直接フリーキックと同じですが、唯一違うのは直接ゴールに入っても得点とならない点で、相手選手もしくは味方が一度触る必要があります。
蹴り方は近くの味方につなぐ場合とロングフィードする場合、ゴール前の味方に合わせる場合の3つに大別され、間接フリーキックが行われる場所によって使い分けられます。
相手ゴールから遠い場所では、近くの味方につないだりロングフィードでフォワードがせる方法が多く用いられますが、相手コートからはゴール前に並んだ味方選手に合わせるようにして蹴ることが多くなります。
ルールは基本的には直接フリーキックと同じですが、唯一違うのは直接ゴールに入っても得点とならない点で、相手選手もしくは味方が一度触る必要があります。
蹴り方は近くの味方につなぐ場合とロングフィードする場合、ゴール前の味方に合わせる場合の3つに大別され、間接フリーキックが行われる場所によって使い分けられます。
相手ゴールから遠い場所では、近くの味方につないだりロングフィードでフォワードがせる方法が多く用いられますが、相手コートからはゴール前に並んだ味方選手に合わせるようにして蹴ることが多くなります。
サッカーのプレースキックの蹴り方④
コーナーキック
コーナーキックとは、守備側のゴールラインを守備側のチームの選手が触って出た際に、コーナーサークルから再開するサッカーのプレースキックの蹴り方を意味します。
ルールはコーナーサークルから9.15mまでの間に相手選手は入ることができないこと、キックの際はオフサイドはないということです。
蹴り方はショートコーナーとニアサイドを狙う、ファーサイドを狙うという3つに大別されます。
ショートコーナーはボールの近くに味方選手を1人配置し、少し変化をつけたクロスを上げたり、ドリブルで侵入したりします。
ニアサイドを狙う際は、ストレート系のボールを蹴り込んだり、ゴールに向かう内巻きの軌道のクロスを入れるようにします。
ファーサイドを狙う際は、外巻きの軌道のクロスを選択し、ゴールキーパーが届かないようにします。
ルールはコーナーサークルから9.15mまでの間に相手選手は入ることができないこと、キックの際はオフサイドはないということです。
蹴り方はショートコーナーとニアサイドを狙う、ファーサイドを狙うという3つに大別されます。
ショートコーナーはボールの近くに味方選手を1人配置し、少し変化をつけたクロスを上げたり、ドリブルで侵入したりします。
ニアサイドを狙う際は、ストレート系のボールを蹴り込んだり、ゴールに向かう内巻きの軌道のクロスを入れるようにします。
ファーサイドを狙う際は、外巻きの軌道のクロスを選択し、ゴールキーパーが届かないようにします。
サッカーのプレースキックの蹴り方⑤
ペナルティーキック
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ペナルティーキックとは、ペナルティエリア内で守備側の選手がハンドやファウルなどの反則行為を行なった際に攻撃側に与えられるプレースキックの蹴り方を意味します。
ルールはゴールラインから11m離れたペナルティスポットから蹴り、攻撃側キッカーと守備側ゴールキーパー以外はペナルティエリアへの侵入が禁止されています。
蹴り方は狙う場所を決めて蹴るタイプとゴールキーパーの動きを見て蹴るタイプの2つに大別されます。狙う場所を決めて蹴るタイプは、ボールのみを見てゴールの左右上もしくは下隅を狙い、安全に行く選手はインサイドで、また強いボールを蹴り込む選手はインステップで打ちます。
ゴールキーパーの動きを見て蹴るタイプは助走の際にストップしてフェイントを入れたり、相手のゴールキーパーの重心のかかり方を見て逆の方向に打ちます。
ルールはゴールラインから11m離れたペナルティスポットから蹴り、攻撃側キッカーと守備側ゴールキーパー以外はペナルティエリアへの侵入が禁止されています。
蹴り方は狙う場所を決めて蹴るタイプとゴールキーパーの動きを見て蹴るタイプの2つに大別されます。狙う場所を決めて蹴るタイプは、ボールのみを見てゴールの左右上もしくは下隅を狙い、安全に行く選手はインサイドで、また強いボールを蹴り込む選手はインステップで打ちます。
ゴールキーパーの動きを見て蹴るタイプは助走の際にストップしてフェイントを入れたり、相手のゴールキーパーの重心のかかり方を見て逆の方向に打ちます。
サッカーのプレースキックの蹴り方まとめ
via pixabay.com
サッカーのプレースキックの蹴り方をそれぞれ紹介しました。
サッカーのプレースキックには、様々な種類がありそれぞれにチームの戦術や個人の技術力が深く関わってきます。プロの試合を見ていると全てのプレースキックをいとも簡単におこなっていますが、直接フリーキック1つとっても本田圭佑選手のブレ球や、ネイマール選手がリオデジャネイロオリンピックの決勝で見せたカーブをかけたフリーキックのように、プレースキックは精神的なプレッシャーがかかった中で蹴らなければならず、技術・メンタルの両方において高い資質が求められることが特徴です。
また、プレースキックはサッカーで唯一のクローズドスキルとも言える技術ですので、選手の皆さんは是非とも自分の武器となるようトレーニングに励んでください。
サッカーのプレースキックには、様々な種類がありそれぞれにチームの戦術や個人の技術力が深く関わってきます。プロの試合を見ていると全てのプレースキックをいとも簡単におこなっていますが、直接フリーキック1つとっても本田圭佑選手のブレ球や、ネイマール選手がリオデジャネイロオリンピックの決勝で見せたカーブをかけたフリーキックのように、プレースキックは精神的なプレッシャーがかかった中で蹴らなければならず、技術・メンタルの両方において高い資質が求められることが特徴です。
また、プレースキックはサッカーで唯一のクローズドスキルとも言える技術ですので、選手の皆さんは是非とも自分の武器となるようトレーニングに励んでください。
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