ブルガリアンスクワットのやり方と効果とは?ヒップをしっかりと鍛えよう
ブルガリアンスクワットとは片足でスクワットを行うことで下半身、特にお尻の筋肉へ負荷をかける筋トレになります。正しいフォームでのトレーニングを繰り返せばヒップアップにとても効果があります。効果的なブルガリアンスクワットを行う上でのコツ・注意点をご紹介します。
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公式ライター Activel_director
ブルガリアンスクワットで期待できる効果は?
①下半身・体幹の強化
②ヒップアップ
③ダイエット効果
ブルガリアンスクワットで鍛えられる筋肉とは?
お尻の筋肉①大殿筋
お尻の筋肉②中殿筋
下半身の筋肉①大腿四頭筋
下半身の筋肉②ハムストリングス
下半身の筋肉③下腿三頭筋
体幹の筋肉①脊柱起立筋
体幹の筋肉②インナーマッスル
ブルガリアンスクワットのやり方
ランジとの違いはなに?
片足で行う分、ブルガリアンスクワットでは支えるための筋肉への負荷が大きくなります。特に中殿筋は骨盤と大腿骨を支えるうえで非常に重要な筋肉で、ブルガリアンスクワットではこの中殿筋への負荷が大きくなります。
ランジでは両足で支える分筋肉にかかる負荷はブルガリアンスクワットよりも小さくなります。しかし、大きく足を前に踏み出しながらお尻を落とすといった応用も効くため、ブルガリアンスクワットよりもよりダイナミックなトレーニングを行うことができ、単純なスポーツ動作への応用が効きやすい筋トレといえます。
ヒップアップや筋肥大といった筋肉の形状を整えるような効果が欲しい場合にはブルガリアンスクワット、動作への応用を効かせる効果が欲しい場合にはランジと使い分けると良いでしょう。
ブルガリアンスクワットの正しいやり方
お尻に効くブルガリアンスクワット!
②上半身をしっかりと起こし、膝が前に出すぎないようにお尻を下に落とすように膝を曲げていきます。
③膝が90°になるくらいまでお尻を落としたら、今度はお尻を上に持ち上げていきます。
④膝が伸び切る前に持ち上げるのを止めます。
⑤①~④を繰り返していきます。
まずはこのやり方を試し、自重のみできつさがあればこのままで構いません。実際にやってみて負荷が小さいと感じたときにはダンベルのようなものを持ちましょう。まずは1㎏程度から進めていくことをお勧めします。慣れてきたら徐々に重量を重くしていけば良いです。
ブルガリアンスクワットの正しいフォーム
②お尻を落としていくときに、膝とつま先の向きをそろえるようにする。
③膝を曲げていくときも背筋は常に伸ばし、視線も真っすぐを意識する。
④90°付近まで膝を曲げたときに膝がつま先よりも前に出ないようにする。
⑤お尻を持ち上げていくときに、体が前に倒れないように注意する。
ヒップアップ目的で大殿筋・中殿筋を鍛えていきたい場合にはお尻を落としていくときに特に膝が前に出すぎないように注意しましょう。膝が前に出すぎると膝を痛める原因にもなりますし、膝へ負荷がかかるためにお尻への負荷が小さくなり、ヒップアップ効果が弱くなってしまいます。ブルガリアンスクワットではしっかりとお尻を効かすことが重要になりますので、特にお尻を意識しながら行いましょう。
また、お尻を落としていくときに体が丸くなりやすいです。丸くなってしまうやり方だとお尻の筋肉よりも背中の脊柱起立筋への負荷が大きくなります。しっかりとヒップアップしたいなら背筋をしっかりと伸ばしましょう。背筋を伸ばすことでインナーマッスルへの負荷も大きくなり、ダイエット効果も高くなります。正しいやり方・フォームを意識することで、ブルガリアンスクワットのトレーニング効果も高くなります。
ブルガリアンスクワットの回数&セット数
①筋肥大していきたい場合
筋肥大していく場合には筋トレによって筋肉を一度破壊する必要があります。筋肉はその修復過程でより大きく、強くなっていきます。これを超回復といいます。この超回復を起こすには基本的には高負荷・低回数のトレーニングとなります。ブルガリアンスクワットの負荷を大きくするためにはダンベルなどを持つと良いでしょう。もちろん、自重で十分な場合は無理にダンベルを持つ必要はありません。負荷を強めて1~3回が限界な負荷量で、セット数も多くて3回程度でも十分です。筋肉痛になれば超回復が期待できます。
②筋肉のパフォーマンスを高めたい場合
この場合のトレーニングは中負荷・中回数となります。8~12回程度できる負荷量に設定しましょう。ダンベルを持ってもかまいません。セット数も3回程度でOKです。
③ヒップアップなど引き締めていきたい場合
この場合は低負荷、高回数でエネルギーをしっかりと消費しましょう。そのため、あまりダンベルなどで負荷量を高くしないほうが良いです。1セット20回程度、3セットほど行いましょう。
ブルガリアンスクワットをするときのコツ!
コツ①アゴを引き、背筋を伸ばす
コツ②膝の角度に注意
これではブルガリアンスクワットの本来の目的である大殿筋・中殿筋への負荷が小さくなってしまい、ヒップアップの効果が得られにくくなってしまいます。もう一つ注意しなくてはいけないことが膝とつま先の向きです。ブルガリアンスクワットで多いのが膝を曲げるとともに膝がつま先よりも内側をむいてしまうことです。
このようなフォームではお尻の筋肉よりも膝の筋肉への負荷が大きくなります。そのため、膝の痛みやけがにつながってしまいます。ブルガリアンスクワットに多いけがの一つですので、膝の角度・向きには注意しましょう。
コツ③トレーニング頻度をきちんと設定する
ブルガリアンスクワット自体負荷が大きいトレーニングですので、慣れないうちは3日に1回程度でも十分な効果があります。ヒップアップのみの目的であれば毎日でも構いませんが、筋肥大を目的とする場合にはしっかりと休息を入れることを忘れないでください。
コツ④ダンベルなどで負荷量を調整する
コツ⑤お尻の筋肉を意識する
そのためお尻の大殿筋・中殿筋をしっかりと意識しましょう。具体的にはお尻を落としていくときには大殿筋・中殿筋が伸びている感覚を感じましょう。逆にお尻を持ち上げるときには大殿筋・中殿筋が縮む感覚を意識しましょう。このような意識を持つのと持たないのではブルガリアンスクワットでのヒップアップ効果が大きく変わってきます。
コツ⑥痛みがある場合は無理しない
また痛みは体だけでなく心にも負担をかけてしまいます。痛みで嫌な思いをしながら無理にトレーニングを続けてはトレーニングそのものが嫌になってしまいます。痛みとは体が発する危険信号です。痛いときには無理にブルガリアンスクワットをせず、痛みをとることを考えましょう。
効果的なブルガリアンスクワットを続けよう
きちんとしたフォーム・やり方と、筋肉をどのように鍛えていきたいか目的をしっかりと持ってブルガリアンスクワットを継続することでより効果的な筋トレが可能です。ヒップアップのためにも正しいやり方で、きちんとした目的をもってブルガリアンスクワットを継続しましょう。
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