サッカーのシュート練習9選!得点力と決定力をアップしよう
サッカーのシュート練習をする際には、ボールの置きどころや狙う場所、状況に合わせてシュートを変えるという原則を理解した上で取り組む必要があります。またシュート練習にはチームや小グループ、自主トレで出来るものと様々な種類があり、その中から9つの練習を紹介します。
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公式ライター nosedori
サッカーのシュートに必要な技術とは?
ボールの置き所
サッカーのシュートシーンにおける良いボールの置き所とは、すぐにシュートを打てる位置、相手にブロックされない位置、ブロックされた時にパスに切り替えられる位置です。この全てを満たす場所に的確に止められるようになることが、サッカーのシュート決定率を上げるための第一段階です。
狙う場所
具体的にシュートを狙うべき場所はゴールの四角で、上角から50cm以内、下角は50cm以下を狙うようにします。また、ニアサイドに打つ際は上角を、ファーに打つときは状況に応じて上か下を判断するようにします。それらの場所はサッカーではゴールキーパーが跳んでも届かない場所であり、そこに正確に打つことができるように何度も練習を繰り返すことで、サッカーのシュートの決定力を向上させることができます。
状況に合わせてシュートを変える
具体的には、ペナルティエリアの外ではスピードのあるシュートをコースに打つ、中ではコースに流し込む、ニアサイドであれば高い位置へ、ファーであれば下か上へというように原則的に分けることができます。その原理原則を理解した上で、キーパーの立ち位置や状態、ディフェンスのアプローチの距離でシュートの種類を選択するようにします。その選択をいかに素早くかつ正しく行えるかが、成功の可否に影響を与えます。この判断を正確に行えるようにするためにも、サッカーのシュート練習を何度も繰り返し行う必要があります。
シュートが上達するには失敗することが大切
スペインではとにかくシュートを打つ
日本では、小学年代では空き時間にサッカーをするというと、ドリブルやボール回しなどを行いますが、スペインではまずシュートを打ちます。それは5歳程度の幼少期からであり、サッカーをする=シュートを打つと言っていいほどシュートが好きであり、点を取ることに喜びを感じています。そのように小さな頃から何度もシュートを打ち、失敗を繰り返していくうちに教えられずともどこに打ったら入るか、狙うコースなどを自然に身につけることができます。
日本の選手もサッカーのシュート決定力を上げるためには、まず練習でシュートを多く打つことをお勧めします。
打たないとシュートは決まらない
故に、まずは積極的にシュートを打つ、そして数多くの失敗を重ねて修正していくという作業を繰り返す以外にシュートの決定力が上がる方法は存在しません。
サッカーのシュート練習【チームメニュー】
①サイドの崩し+シュート
具体的な方法は、ゴールキーパーからロングフィードをサイドのプレーヤーに入れ、サイドのプレーヤーはコントロールしてFWにパスをつけます。FWはトップ下もしくはボランチの選手に落とし、それをトップ下は逆サイドへと展開します。逆サイドではウイングの選手がコントロールしてクロスを上げ、そのクロスに対してFW、トップ下の選手が合わせます。
狙いとしてはサイドをチェンジしてクロスを上げる際に、FWとトップ下が入るべき場所を学ぶことと、入るタイミング、入る場所によって求められるシュートの種類を知り練習することです。
②中央崩し+シュート
具体的な方法は、ペナルティエリア外にグリッドを作り、その中で中盤の選手を想定して4vs3を行います。ペナルティエリア外にはFW2人が待機し、FWにグリッド内からパスを入れてシュートまで至るトレーニングを行います。
狙いとしては、中央からFWにパスをつける時のFWの体の向きとマークを外す動き、ボールを受けた後のボールの置き所と、シュートを狙うコースを練習することです。
③ダブルボックスゲーム
具体的な方法は、ペナルティエリア2つ分のグリットにゴールを対面で設置し、3vs3でゲームを行います。シュートが決まったら他のチームと交代、もしくは1分行い引き分けであれば交代します。
この練習の狙いとしては、相手のプレッシングが厳しい状態でいかにシュートコースを作り打つかということと、ペナルティエリアの中と外でシュートを使い分けるということです。この練習は強度が非常に高いため、チームで行う際は週の半ばに行うことをオススメします。
サッカーのシュート練習小グループメニュー
④ゴール前2vs1
具体的な練習方法は、ゴールキーパーからペナルティエリア外へパスを送り、それをオフェンスの2人がコントロールしてスタートし、ディフェンスは1人で対応します。
このサッカーの練習メニューの狙いとしては、相手に取られないところへとコントロールし、シュートへとつなげることで、ディフェンスのプレッシャーのある中で行うことで能力を高めることができます。また、少人数で行うため反復回数が増え、より多くのトレーニングを積むことができるというメリットもあります。
⑤角度をつけたパスからのシュート
具体的な練習方法は、ゴールから40m程度離れた場所に2人待機し、ゴールキーパーからのロングボールをコントロールしFWにパスします。FWの選手はパスをコントロールし、3秒以内にシュートを打ちます。
このサッカーの練習メニューの狙いとしては、コントロールからシュートまでを素早く行うということで、コツとしてはコントロールの置きどころをすぐに定めることです。単純なトレーニングではありますが、後ろから来るボールをコントロールする技術は難しく、コツをつかむためにも繰り返し練習する必要があります。
⑥左右の連続シュート
具体的な練習方法は、ペナルティエリアの外に10球ボールを用意し、1人がボールを配給し、もう一人は、左右に動いて10球連続でシュートを打ちます。
このサッカーの練習メニューの狙いとしてはコースを打ち分けることで、コツはパスが出された瞬間にキーパーとゴールの位置を確認し、ボールが転がっている時から打つまではボールをしっかりと見ることです。コントロールしてからキーパーの位置を確認するという指導がよく行われていますが、ヨーロッパの選手はコントロール後はボールを見てシュートを打ちます。ゴールの位置を見ずとも把握できるよう、コツをつかむまでトレーニングを繰り返し行いましょう。
サッカーのシュート練習【個人メニュー】
⑦コーンドリブルからシュート
具体的な練習方法は、コーンをペナルティエリア外にゴールに向かって正面と斜め方向に5つ程度並べます。コーンをドリブルで突破し、その後素早くシュートを打つということを3箇所全ての場所で行うようにします。
このサッカーの練習メニューの狙いとしては、相手を交わしてから素早くシュートまで繋げるということで、コツは相手を抜き去る時にドリブルが大きくなりすぎないこと、ステップを合わせるということです。この自主トレを繰り返し行うことで体の使い方やボールの置きどころも身につけることができます。
⑧リフティングからシュート
具体的な練習方法は、ペナルティエリア外で1人でリフティングを行い、10回程度続けたところでボールを高く上げ、コントロールしすぐにシュートを打ちます。
このサッカーの練習メニューの狙いとしては、ボールの置きどころを1タッチで定めることとコースをしっかり狙って打つことで、コツはクッションコントロールを行いなおかつボールが浮いている間にゴールの位置を確認することです。自主トレとしては最適なメニューですので、是非行うことをオススメします。
⑨ターンシュート
具体的な練習方法は、ペナルティエリア内から、外に設置したコーンに向かってドリブルを行い、コーンをターンしその後すぐにシュートを打ちます。
このサッカーの練習メニューの狙いとしては、強いシュートをコースに打ち分けるということで、コツはボールをしっかりと見て蹴ることです。単純な自主トレのメニューですが、コースにこだわると非常に難易度が高く、四角を見ずに打てるようになるまで繰り返しトレーニングを行うようにしましょう。
サッカーのシュート練習9選のまとめ
サッカーのシュート練習には様々な練習方法があり、それぞれに練習の狙いが存在します。ただ単に反復し、シュートを練習することは誰でもできますが、しっかりとポイントを踏まえた上でトレーニングを行うことで、よりサッカーのシュート技術を上達させることができます。その点を踏まえ、今回紹介した9つのメニューを是非とも試していただき、サッカーのレベルを上げていってください。
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