魚のポーズのやり方と効果とは?別名:マツヤ・アーサナ
魚のポーズに期待できる効果は、呼吸機能の向上や姿勢の改善、リラックス効果など、体の不調に悩む方には嬉しいものがたくさんあります。魚のポーズは初心者の方でも挑戦しやすいポーズですので、毎日取り入れましょう。不眠改善の効果もあるので、寝る前にベッドや布団の上でするのがおすすめです。
Writer
公式ライター Activel_director
魚のポーズとは?
ポーズ名 | 魚のポーズ |
英語名 | Fish Pose |
サンスクリット名 | マツヤ・アーサナ |
基本姿勢 | 臥位 |
難しさ | 初級 |
初心者も挑戦しやすい難易度初級のポーズです。首を痛めないように注意しながら、心地よいと感じる姿勢をとりましょう。
サンスクリット語:マツヤ・アーサナ
マツヤ=魚
アーサナ=ポーズ
マツヤはヒンドゥーのビシュヌ神の化身の1つ、魚を意味しており、魚のポーズはあらゆる不調を治すといわれています。
英語名ではFish Poseと呼ばれ、仰向けになり、手をお尻の下に入れて上下に大きく呼吸する様子が魚を連想させるため、魚のポーズと命名されました。
魚のポーズの効果・効能
顔周りの血流をよくし、小顔効果も期待できるほか、首や胸周りのリンパを流すことでデコルテもすっきりします。女性には嬉しい美容効果です。
効果
【魚のポーズの効果】
・肩こり、首こりの解消
・呼吸機能の向上
・免疫力アップ、風邪予防
・不眠解消
・バストアップ
・腹筋周りや首、背中のシェイプアップ
・小顔効果
・リラックス効果やリフレッシュ効果
・便秘解消
効能
【魚のポーズの効能】
・姿勢改善
・骨盤や背骨のゆがみ改善
・甲状腺の機能を高め、新陳代謝が活性化する
・疲労回復
・呼吸機能の改善
・血流促進
・副交感神経が刺激される
効く部位・筋肉
【魚のポーズが効く部位・筋肉】
・顔
・肩
・首
・背中
・胸
・腹筋
・呼吸器
・胃腸
魚のポーズのやり方
ポーズの手順
【魚のポーズの手順】
①仰向けになり、両足を指先まで意識して伸ばす
②手のひらを下に向け、お尻の下に入れる
③肩甲骨を寄せるようにし、胸を徐々に反らせるように開く
④頭は後頭部から頭頂部をつけるようにスライドさせ、目線は床を見る
⑤ゆっくり深呼吸をくりかえす
⑥もとの姿勢に戻る
魚のポーズのやり方と効果とは?別名:マツヤ・アーサナ
呼吸
息を吸うときに上体を開き、吐くときにお腹をへこませるようなイメージです。呼吸により胸が上下する動きが魚のように見えるので、魚のポーズと呼ばれるようになりました。
呼吸と心は密接に関連しています。ゆっくりリラックスして深呼吸を繰り返しましょう。
元の姿勢に戻るときのポイント
①逆転している頭をゆっくり上にスライドさせ、天井を見る
②お尻の下に入れている手を抜く
③おへそを見るようにゆっくり上体を起こす
間違っても、頭が反転したまま起き上がらないようにしましょう。
魚のポーズのコツ
上体の反らし方や持ち上げる高さにより、頭が深く折れ込むような形になります。肘全体で体を支え、頭にかかる負荷は最小限になるように注意しましょう。
肘と肩甲骨の位置
肩甲骨どうしを背中の真ん中に寄せるようなイメージで胸を反らしていくと、自然と胸が開きます。肘で床を押すように体を支えますが、脇が開かないようにぴったりつけ、肘どうしも背中の真ん中に引き寄せることが大切です。
肩甲骨まわりの筋肉を収縮させる動きが、肩こりをほぐすのに効果的だといわれています。
頭にかかる負荷
初心者の方は、頭の下にクッションやブランケットをしいて負荷を軽減する方法もおすすめです。
下半身の意識
両足をぴんと伸ばし、足の指を天井に向け、かかとを奥に押すように下半身を意識すると、姿勢が安定します。
魚のポーズのバリエーション
脚を組む魚のポーズ
【脚を組む魚のポーズのやり方】
①仰向けになり、右足を曲げてそけい部に置く
②左足も同様にし、クロスさせて脚を組む
③肩甲骨を寄せるようなイメージで胸を反らせる
④床についた頭をスライドさせ、頭頂部をつける
⑤足の親指を手で持ってキープし、呼吸を繰り返す
魚のポーズができないときの対処法
うまく胸が反らせないときや肘で上体を支えられないときは、ヨガブロックを使うとラクにポーズをキープできます。
準備運動の重要性
胸周りや背中の筋肉が硬いと、胸が上手に開かず、あごだけを上げて反ったつもりになりがちです。首を痛めるので、胸椎を開きやすくする準備運動から始めるようにしましょう。
体が硬くてできないとき
【スフィンクスのポーズ】
①うつぶせになり足を肩幅くらいに開く
②上体を起こし、肘を肩の真下に置く
③肩を後ろに引き、肩甲骨どうしを近づける
④呼吸を繰り返す
【キャット&カウのポーズ】
①四つん這いになり、手は肩の真下に置く
②息を吸いながら胸を天井に向け、喉を伸ばす
③息を吐きながらおへそを覗き込み、肩甲骨を離すイメージ
④ゆっくり呼吸しながら②と③を繰り返す
魚のポーズの禁忌と注意点
吐き気や違和感を感じる場合
気分が悪くなったら、仰向けになりしばらく休みましょう。魚のポーズを再開するときは、あごを深く引き過ぎず、後頭部を床につけるイメージで天井を見るようにすると違和感が軽減されます。
初心者への注意
慣れないうちは、首の後ろに丸めたブランケットや毛布を入れると、ラクにポーズをとれます。ヨガブロックを背中の下に入れるのもおすすめです。
魚のポーズで心身ともに美しくなろう
自律神経を整え、リラックス効果や疲労回復、ストレスの軽減効果も期待でき、寝る前に取り入れると睡眠の質も向上するなど嬉しい効果がたくさんあります。
1日の終わりに魚のポーズでリセットし、心身ともに健康で美しくなりましょう。
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