バスケのセンターの役割と動き方とは?どのようなプレイが必要かを解説
バスケットボールのポジションの1つにセンターがあります。センターは長身のプレイヤーが務め、好守におけるインサイトプレイの要という役割を担います。さらにセンターが求められる動きとは、ポストプレイ・リバウンド・リング近くでゴールを守ることがあります。チームの勝利に貢献するためにセンタープレイヤーの理解を深めましょう。
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公式ライター Activel_director
バスケットボールのセンターとは?
センターポジションの番号:5番
センターポジションの略記:C
バスケットボールは、5人のプレイヤーに、チーム事情にそったポジションや役割が与えられていて、助け合いながらプレイすることでチーム力が増します。
センタープレイヤーの特徴
理由は、センターがインサイドプレイヤーであり、攻守にわたってゴール近くでプレイすることが多く、味方も敵も密集する中となるので、長身であることが優位性に繋がるためです。
センターは、高さを求められるので、高くジャンプすることにより高さに優位性を得られるプレイヤーが任命されることもあります。
センターのオフェンスでの役割
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センターは、ゴール近くでの安定した得点力と、オフェンスリバウンドの獲得によって、チームのシュート数をより多くすることで、チームを勝利に近づけることができます。
ゴール近くからの成功率の高いシュート
バスケットボールのセンターは、インサイドプレイヤーであり、ゴールの近くでプレイしますので、アウトサイドプレイヤーよりも高く、50%近い成功率が求められます。
センターの得点力が高いと、アウトサイドプレイヤーへのプレッシャーが低減されるので、センタープレイヤーの高確率なシュートは、味方のオフェンスが好転します。
オフェンスリバウンド
オフェンスリバウンドは、センターが獲得した場合に、そのままゴール近くでシュートすることで得点に直結する可能性が高くなります。すぐにシュートできなくてもチームのシュート回数を増やします。オフェンスリバウンドは、チーム大きく貢献します。
オフェンスリバウンドは、獲得ができなくても、相手プレイヤーと競るだけで、相手チームのオフェンスへの切り替えを遅くすることができ、速攻による失点を減らすことに繋がります。
スクリーン
スクリーンはボールを保持している味方に対して行うものと、ボールを保持していない味方に対して行うものとがあり、次の狙いがあります。
・味方のマークマンの動きを阻害しプレッシャーを軽減する
・ミスマッチを作る
センターのオフェンス時の動き方
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その理由は、ゴール近く(ペイントゾーン)でプレイすることが多いためです。さらに自身の特徴に合わせてストレッチ5としてアウトサイドシュートを狙う動き方やボールを保持していない状況での動き方も重要です。
センターの動き方は、チームオフェンスの方向性に大きな影響を与えます。ポストプレーが効果的なら、インサイドシュートが増え、チームの得点は着実に伸びていきます。
ポストプレー
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・振り返ってシュートにつなげる
・アシストパスを出す
ポストプレー時のパスの相手 | メリット |
---|---|
自分よりゴールから遠くのプレイヤー | ゴール側からのパスで体を捻らずシュートができる |
自分よりゴールに近いプレイヤー | 少ないプレッシャーでシュートできる |
ストレッチ5
・本人が低いプレッシャーでシュートを放てる
・相手の長身プレイヤーをゴールから遠ざけることができる
センターはストレッチ5として動くとき、3ポイントライン付近にポジショニングします。パスを受けると、ゴールに近づこうとせずに長距離シュートを狙います。
オフボール時
■ポストプレーを行うためにポジショニングする
■ボールがある場所から遠い場所にポジショニングしておく
■ボールを持っているプレイヤーにスクリーン
■ボールを持っていないプレイヤーにスクリーン
チーム全体が、より低いプレッシャーでシュートを打てるように、敵の長身プレイヤーがプレッシャーをかけにくい状況を作る動き方をしましょう。
バスケットのセンターのディフェンス面での役割
マッチアップ相手へのディフェンスや、確実なディフェンスリバウンド、リムプロテクターなどの役割を果たし、チームのディフェンスの要となりましょう。
センターはゴールに一番近い場所に位置するするので、敵味方問わず全ての他のプレイヤーを見ながらディフェンスすることを心掛けることが重要です。
マッチアップ相手へのディフェンス
センターは、マッチアップ相手に簡単にゴール近くで得点させず、リバウンドをより多く獲得するなどして、相手がやりたいことをやらせないことが重要です。
センターは、マッチアップ相手に対しディナイをしてゴールの近くでボールを受けさせないようにすることが重要です。マッチアップ相手にボールを持たれても、シュートチェックを行い簡単にゴールさせないようにします。
ディフェンスリバウンド
・相手チームのオフェンス回数を増やさない
・スピーディーに自チームのオフェンスが開始できる
バスケットボールのセンタープレイヤーの多くは、リバウンドの獲得を求められることが多く、ディフェンスリバウンドは特に重要です。
センターが高い確率でディフェンスリバウンドを獲ることは、相手オフェンスがシュートを打つ時に無言のプレッシャーを与え、味方の速攻のファストブレイクの回数を増やすことができます。
リムプロテクター
リムはバスケットゴールのリングを指し、リムプロテクターはリングを守る人という意味で、相手のシュートをブロックするショットブロッカーを指します。
リムプロテクターの役割は、ゴール近くでのシュートをブロックしたり、ドライブしてきた相手チームのシュートを叩き落し、ゴール近くでは容易にシュートさせないことです。
ブロックショットは、数多くできるプレイではないので、相手のシュートをブロックした時にはチームの士気も上がります。
バスケットのセンターのディフェンス時の動き方
・マッチアップする相手チームのインサイドプレイヤーに対しディナイする
・スクリーンアウトを徹底する
・シュートチェックを行いリング近くでプレッシャーをかける
センターは、ディフェンスでも中心的な役割を担います。相手に抜かれたとしても、効果的な動き方でフォローができるセンターは、味方プレイヤーの攻撃的なディフェンスを生み、チームディフェンスの質を大きく向上させます。
マッチアップ相手の役割を阻害する
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簡単にポストプレーをさせてしまうと、相手はよい攻撃リズムで攻めることができますので、相手が得意とするポジションでボールを持たせないことが重要です。
インサイドプレイヤーは、体をぶつけ相手が攻めにくいポジションにへ移動すさせることが必要です。
ヘルプ(カバー)ディフェンス
【バスケ】1対1に強い相手にチームで守るヘルプディフェンスの効果的な守り方について解説【考えるバスケットの会 中川直之】
ヘルプディフェンスの方法は、味方の選手がドライブやカットインなどにより躱された場合に、リング近くに攻め込んできた相手に対して、簡単にシュートさせないために回り込んでシュートチェックすることです。
センターが回数多くカバーを求められる理由は、ゴール近辺に位置することが多いからです。カバーをする際には高さを生かしたやり方が効果的です。
スクリーンアウト
センターは、スクリーンアウトを的確に行い、リバウンドに対するポジショニングで相手プレイヤーをボールに近づけないことを優先しましょう。
スクリーンアウトの方法は、相手を背にして、パワーポジションの体勢をとり、臀部や肘を効果的に使って相手を動きを制限し、タイミングよくジャンプしてリバウンドを確保するということです。
バスケのセンターに求められるテクニックや技
センターにテクニックや技が必要な理由は、余計な力を使わずにシンプルにプレイできるようになるためです。
ポジショニングがよければ、守りやすく_攻めやすくなります。また、ゴール近くで数多くのシュートパターンを持っていればシュート成功率も高くなります。
ポジショニング
オフェンス時のポジショニングでは、表と裏を使い分けて、得意のポジションでパスを受けて、自身の高さを効率よく活用しましょう。
センターがディフェンスするときに、効率よく守るためのポジショニングのテクニックとして、次の2つがあります。
・どんどん背中で押し込んでくる相手に対し肩透かしをしてバランスを崩させる
・フルフロントに立ってディナイしポストアップを困難にさせる
センターのシュートテクニック
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2つの技は両方とも相手のブロックを避けるシュートテクニックですが、フェイドアウェイはリングと反対方向にジャンプしながら放ちますし、フックシュートはボールを片手に載せるようにして放ちますので、難易度は高めです。
2つのシュートテクニックはオフェンスの幅を大きく広げ、シュート成功率も高くなります。
センターはバスケットボールチームの攻守における大黒柱
オフェンスでは、成功率の高いシュートで得点に安定感をもたらし、ディフェンスでは相手のシュートの成功率を下げる。リバウンドを数多く確保することで味方の攻撃回数を増やし相手の攻撃回数を減らす。
リムプロテクターの存在は相手のオフェンスに脅威を与えますので、持っている能力を効果的に生かしましょう。
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