テニスの上達に欠かせない筋トレメニュー20選!必要な筋肉を鍛えよう
テニスの上達に欠かせない筋トレは、サーブ力を上げる筋トレ、ストローク力を上げる筋トレ、フットワーク力を上げる筋トレの3つです。いずれも、下半身の強化が大きなポイントになっており、下半身の筋力を上げることが中心のメニューになります。加えて、スイングスピードを高めるための筋トレを行い筋力アップすることで、より高いレベルでのプレーが可能です。
Writer
公式ライター Activel_director
テニスに必要な筋肉とは?
テニスの技術を最大限に発揮するには、サーブ、ストローク、フットワークといった基礎的なプレーを意識し、テニス向けの肉体を作り上げていくことが大切です。
サーブに必要な筋肉
また、体をひねるには上半身だけではなく、膝関節の曲げ伸ばしも柔軟に行うことが大切です。
ストロークに必要な筋肉
大腿筋や大臀筋がついていないと、軸がぶれやすくなり、ストローク時に力強いショットが打てない原因となります。
フットワークに必要な筋肉
フットワークを鍛えることで、素早い移動が可能となり、自分のタイミングで確実にボールをアジャストできる瞬発力が手に入ります。また、長時間動き続けられる持久力も手にすることができるため、ふくらはぎや太ももの筋力はしっかりとつけておきましょう。
テニスに必要な筋トレとは?
自身の強化したいプレーに必要な筋トレを理解し、筋力アップを目指しましょう。
サーブ力を上げる筋トレ
ハムストリングスを鍛えるには、臀筋、膝の曲げ伸ばしが丁寧に行えるダイアゴナルといった体幹トレーニングがあります。
ストローク力を上げる筋トレ
また、大臀筋を効率よく鍛えられるフロントブリッジや、大臀筋とハムストリングスをいっぺんに鍛えられるヒップエクステンションといった体幹トレーニングもおすすめです。
フットワーク力を上げる筋トレ
その他、寝っ転がったままでハムストリングスを鍛えられるヒップリフトや、ふくらはぎの筋肉形成に特化したスタンディングカーフレイズなどもおすすめです。
下半身を強化する筋トレ
テニスのサーブ力を上げる筋トレ5選
二―トゥーエルボー
ニートゥーエルボーのやり方
難易度 | ☆ |
筋トレ効果 | ☆☆ |
効く部位 | 腹筋/腹斜筋 |
筋トレ時間/回数 | 約30秒 |
▼ニートゥーエルボーのやり方
①足を肩幅に開く
②左の膝をゆっくりと上げ、体をねじって右腕の肘に当てる
③逆のパターン(右の膝を上げて左腕の肘に当てる)もやる
④②~③を1セットとして、30秒間繰り返す
▼ニートゥーエルボーのポイント
・全身を使い、ダイナミックに動かす
・膝は腰よりも上の位置まで上げる
・背中を丸めない
・腹筋を意識する
バックブリッジ
バックブリッジのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 大臀筋/脊柱起立筋 |
筋トレ時間/回数 | 約1分 |
▼バックブリッジのやり方
①仰向けの状態で膝を立て、両腕を体の横に置く
②頭、肩甲骨、足の3点で体を支え、お尻を浮かせる
③肩から膝までが一直線になるよう姿勢をキープする
④20秒を1セットとして3セット行う
▼バックブリッジのポイント
・肩から膝までがまっすぐであることを意識する
・背中→腰回り→お尻という筋肉の連動を意識する
ダイアゴナル
ダイアゴナルのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆☆ |
効く部位 | 臀部/ハムストリングス |
筋トレ時間/回数 | 約2分 |
▼ダイアゴナルのやり方
①手足を床について四つん這いの体勢になる
②右手と左足を同時に上げ、30秒~60秒間体勢をキープする
③逆のパターン(左手と右足)もやる
▼ダイアゴナルのポイント
・おへそを対角線の中心ととらえ、伸ばした手足がおへそを中心に一直線になるようイメージする
・腹斜筋や大殿筋に負荷がかかっていることをしっかりと意識する
ハイリバースプランク
ハイリバースプランクのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆☆ |
効く部位 | 背筋 |
筋トレ時間/回数 | 約1分30秒 |
▼ハイリバースプランクのやり方
①手を後ろにつき、脚を伸ばして床に座る
②その状態で腰を浮かし、身体がまっすぐになった位置で止める
③30秒~90秒止まった状態を保つ
▼ハイリバースプランクのポイント
・腹式呼吸を意識する
・顔は常に真上を見る
・体力的にきついと感じる場合は肘をついてもOK
パイクプレス
パイクプレスのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆☆☆ |
効く部位 | 三角筋 |
筋トレ時間/回数 | 3分 |
▼パイクプレスのやり方
①四つん這いになり、膝を床から浮かす
②お尻の位置が高くなるように、手と脚の位置を調整する
③腕立て伏せの要領で、手を前に倒す
④腕で床を押し返し、元の位置に戻る
⑤10回を1セットとして3セット行う
▼パイクプレスのポイント
・背中を丸めないように意識する
・肩に負荷をかけるために両ひざは伸ばし、かかとは上げる
テニスのストローク力をアップする筋トレ3選
レッグランジ
レッグランジのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 大臀筋/下半身全般 |
筋トレ時間/回数 | 約2分 |
▼レッグランジのやり方
①右足を前に踏み出し、後ろ足の膝が軽く地面につくまで腰を落とす
②元の位置に戻す
③逆のパターンもやる(左足をまっすぐ前に踏み出し、後ろ足の膝が軽く地面につくまで腰を落とす)
④元の位置に戻す
⑤15回を1セットとして3セット行う
▼レッグランジのポイント
・反動をつけない
・重心が左右にぶれないよう足を少し開いておく
フロントブリッジ
フロントブリッジのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 腹直筋/腹斜筋/広背筋/大胸筋 |
筋トレ時間/回数 | 約1分30秒 |
▼フロントブリッジのやり方
①四つん這いの姿勢になり、肘から手先までを床につける
②両脚を後ろに伸ばし、つま先立ちになる
③頭の先からかかとまでが一直線になることを意識する
④③の体勢をキープする
⑤30秒を1セットとし、3セット行う
▼フロントブリッジのポイント
・体勢をキープするときに全身の筋肉を引き締める
・肩からかかとまでを一直線にする
ヒップエクステンション
ヒップエクステンションのやり方
難易度 | ☆☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 大臀筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼ヒップエクステンションのやり方
①床に手と膝を付き、四つん這いになる
②片足を斜め後ろに振り上げる
③脚をゆっくりと降ろし、膝は床につける寸前で止める
④左右20回を1セットとし、3セット行う
▼ヒップエクステンションのポイント
・背中を伸ばし、かかとを斜め上に上げる
・上げた脚を伸ばした状態からスタートし、大臀筋の収縮を意識する
テニスのフットワーク力を上げる筋トレ3選
ノーマルスタンススクワット
ノーマルスタンススクワットのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆☆ |
効く部位 | 大臀筋/大腿四頭筋/ハムストリングス/ふくらはぎ/脊柱起立筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼ノーマルスタンススクワットのやり方
①足を腰幅まで開き、つま先を膝と同じ向きにする
②お尻を後ろへ突き出し、股関節から折り曲げる
③太ももを床と平行にして体勢を落とし、ゆっくり元に戻す
④20回を1セットとし、3セット行う
▼ノーマルスタンススクワットのポイント
・膝がつま先よりも前に出ないようにする
・膝とつま先は同じ向きにする
ヒップリフト
ヒップリフトのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 大臀筋/腹横筋/ハムストリングス/脊柱起立筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼ヒップリフトのやり方
①膝を立てて仰向けに寝る
②膝から頭までが一直線になるようお尻をゆっくりとあげる
③お尻の高さを限界まで上げたら、2秒間キープする
④ゆっくりと元に戻す
⑤15回を1セットとし、3セット行う
▼ヒップリフトのポイント
・腰が反らないように気を付ける
・上半身をリラックスさせる
・大臀筋の力で腰を持ち上げるイメージを持つ
スタンディングカーフレイズ
スタンディングカーフレイズのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | ヒラメ筋/腓腹筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼スタンディングカーフレイズのやり方
①足を腰幅に開いてまっすぐ立つ
②ゆっくりかかとを床から離す
③ゆっくりかかとを床に下ろす
④これらの動作を繰り返す
⑤30回を1セットとし、3セット行う
▼スタンディングカーフレイズのポイント
・上半身もしっかり引き上げるイメージを持つ
・呼吸を止めずに自然に行う
・太もも周りを意識する
テニスのスイングスピードをアップする筋トレ3選
リバーススノーエンジェル
リバーススノーエンジェルのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 僧帽筋/広背筋 |
筋トレ時間/回数 | 約2分 |
▼リバーススノーエンジェルのやり方
①床にうつ伏せになる
②両腕を伸ばしたまま、両手を腰の横に置く
③両手を軽く浮かす(肩甲骨を寄せながら)
④両手を頭上に持ってくる
⑤3秒間キープし、再度腰の横に腕を戻す
▼リバーススノーエンジェルのポイント
・背中を丸めない
・動作をゆっくりと行う
・肘を曲げない
タオルローイング
タオルローイングのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 肩甲骨/背筋 |
筋トレ時間/回数 | 約2分 |
▼タオルローイングのやり方
①床にうつ伏せになり、タオルの両端を握って前に出す
②体を上に上げながら、両手を胸に向けて引き寄せる
③5回~10回を1セットとして3セット行う
▼タオルローイングのポイント
・意識して肩甲骨を動かす
・腰を反りすぎるとケガをする恐れがあるので反りすぎない
・お尻を引き締める意識を持つ
バックエクステンション
バックエクステンションのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 脊柱起立筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼バックエクステンションのやり方
①うつ伏せに寝転がり、手をあごの下で組む
②足を浮かせ、安定する場所で固定する
③ゆっくり息を吐き、上半身を起こす
④限界まで上半身を起こしたら、息を吸いながら戻る
⑤15回を1セットとして3セット行う
▼バックエクステンションのポイント
・顔は正面~斜め上を見据える
・反動を使って行わない
・呼吸をしっかりと行う
テニスの下半身を鍛える筋トレ3選
アンクルホップ
アンクルホップのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆ |
効く部位 | ヒラメ筋 |
筋トレ時間/回数 | 約2分 |
▼アンクルホップのやり方
①足を拳一つが入るくらいに広げる
②両足のかかとを軽く浮かす
③膝を軽く曲げ、つま先で地面を蹴って飛ぶ
④着地後、再度つま先で地面を蹴って飛ぶ
⑤20回を1セットとして3セット行う
▼アンクルホップのポイント
・高く飛ぶことを意識する
・ふくらはぎが鍛えられていることを意識する
・足幅は固定する
フロントブリッジ
フロントブリッジのやり方
難易度 | ☆☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 脊柱起立筋/腹直筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼フロントブリッジのやり方
①うつ伏せになる
②腕を肩幅に開き、上半身を起こす
③つま先を立て、下半身を持ち上げる
⑤30秒間体勢を保ち、30秒のインターバルを取る
⑥45秒間体勢を保ち、30秒のインターバルを取る
⑦60秒間キープし1セット終了
⑧⑤~⑦を3セット行う
▼フロントブリッジのポイント
・体が一直線になるようにする
・顔は前に向ける
レッグオープン
レッグオープンのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆☆ |
効く部位 | 腹筋下部/腸腰筋/大腿四頭筋 |
筋トレ時間/回数 | 約3分 |
▼レッグオープンのやり方
①マット等を敷き、仰向けになる
②両足を軽く浮かせ、両膝を伸ばす
③そのままかかとを天井に向ける
④息を吸いながら両足を真横に開く
⑤息を吐きながら両足のかかとを合わせ、元の位置に戻す
⑥20回を1セットとし、3セット行う
▼レッグオープンのポイント
・上半身を動かさず行う
・腰を反らないようにする
・反動はつけない
テニスが上手くなるための自宅でできる筋トレ3選
ペットボトルで筋トレ!
トレーニング内容 | 効く部位 |
---|---|
ワンハンドローイング | 広背筋 |
ダンベルシュラッグ | 僧帽筋 |
ダンベルフライ | 大胸筋 |
アームカール | 上腕二頭筋 |
トライセップスエクステンション | 上腕三頭筋 |
ショルダープレス | 三角筋 |
シットアップ | 腹直筋 |
椅子を使ってドンキー・カーフレイズ
ドンキー・カーフレイズのやり方
難易度 | ☆☆ |
筋トレ効果 | ☆☆ |
効く部位 | 下腿三頭筋/ヒラメ筋 |
筋トレ時間/回数 | 約2分 |
▼ドンキー・カーフレイズのやり方
①膝くらいの高さの椅子に両腕を乗せる
②足は肩幅よりも広げ、膝を伸ばしたままゆっくり踵を持ち上げる
③踵を持ち上げたら、ゆっくりと下げて床につける
④20回を1セットとして3セット行う
▼ドンキー・カーフレイズのポイント
・体を前に倒しながら、足首を斜め上に伸ばすように意識する
・肩周りに力が入りすぎないようにする
体幹トレーニング
多くのテニス選手が取り入れている体幹トレーニングとしてスタビライゼーションやプランクがあり、お腹、背中、腰回りなど胴体部分全体を鍛えることができます。
専用のトレーニングマットを用意するとトレーニングがしやすくなります。
テニスに必要な筋トレで筋力アップして上達しよう
また、スイングスピードを高めることでボールの回転量とスピードが上がり、より高いレベルのプレーが可能になります。テニスに必要な筋肉を理解し、筋力アップして上達を目指しましょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。