サッカーの背番号を徹底解説!背番号のポジションと役割などの意味とは?
サッカーの背番号とは選手1人ひとりユニフォームにつけられた番号です。背番号の意味は選手を識別するだけでなく、背番号そのものがポジションを表します。さらに、背番号の役割は様々で、10番を背負う選手はチームのエースとして扱われ、1番を背負う選手は守護神として見られます。
Writer
公式ライター keisukem81
サッカーの背番号とは?
ポジション毎に番号を固定した背景から背番号にはある程度ポジション毎の意味や役割が決まっており、現代でもその影響は残っています。
背番号制の導入
サッカーに先駆けてラグビーで導入されたことがきっかけになり、イングランドで1928年のチェルシー対アーセナルの試合で初めて導入されました。
導入当時はポジション毎に1~11番を固定して使用し、当時の流行りであったVフォーメーションに沿ってゴールキーパーから順に番号を設定していきました。
背番号の意味
当時の主流フォーメーションであったVフォーメーションのポジション順に、1番はゴールキーパー、2番は右サイドバックの順につけられました。現在では背番号の意味は、多様なフォーメーションが存在することから、特にポジションと背番号の関連性は薄くなっています。
背番号の役割
例えば、10番を背負う選手はエースとしての役割を期待され、チームの中心的存在と同時に人気選手として扱われ、1番を背負う選手はチームの絶対的な守護神として扱われます。
背番号には役割があることから、拘りを持っている選手は例え練習中のゼッケンでさえも、自分の役割に合った番号を選ぶ選手もいるほど、背番号の役割は大きなものです。
サッカーの背番号【1~11番】
背番号1番:ゴールキーパー
海外のサッカーリーグでは必ずし同じような規定はありませんが、一般的には背番号1番はゴールキーパーが背負っています。背番号1番を背負うことはチームの守護神の証となります。
背番号2番:ディフェンダー(右サイドバック)
当時はV字型フォーメーションが主流でゴールキーパーに次いで、右から番号を振っていたため、右サイトバックの選手は2番を背負うようになりました。
2番を背負う選手は右サイドを縦横無尽に駆け回り、攻守に存在感を発揮します。
背番号3番::ディフェンダー(左サイドバック)
Vフォーメーションでは右サイドバックの次に左サイドバックに番号を振っていたため、左サイドバックの選手は3番を背負うようになりました。左サイドバックで3番を背負う有名選手はR.カルロスのイメージを強く持っている人も多いでしょう。
背番号4/5番:ディフェンダー(センターバック)
センターバックの選手はチームを最後方中央からチームを引っ張ったり、鼓舞したりします。
背番号6番:ミッドフィルダー(ボランチ)
ボランチは中盤後方に位置するポジションで、背番号6番を背負う選手は攻守において重要な存在です。背番号6番を背負う選手はチームを中盤から支えてゲームコントロールすることが求められます。
背番号7番:ミッドフィルダー(サイドハーフ)
しかし、現代では背番号7番を背負う有名選手のC.ロナウドのように鋭い突破力を武器に攻めあがる選手がつけることも増えています。10番と並びチームのエースナンバーの1つです。
背番号8番:ミッドフィルダー(センターハーフ)
ヴィッセル神戸のイニエスタが背負っているように、8番を背負う選手はゲームメーカーや司令塔の選手がつけることが多い番号となります。
背番号9番:フォワード(センターフォワード)
背番号制が導入された当時から背番号9番をつける選手は相手ゴール近くにいたため、現代でもチームのエースストライカーがつける背番号で定着しています。
背番号10番:ミッドフィルダー(トップ下)
チームの精神的支柱である選手がつけることも多く10番を背負う選手にはチームを支えるキャプテンの役割を期待されます。
背番号11番:フォワード(セカンドトップ)
背番号11番を背負う選手には得点能力だけでなく、ドリブル、パスの技術など万能なスキルを求められています。
サッカーの背番号【12~20番】
背番号12番:サポーター
サポーターの番号は日本独特の文化で、W杯などの国際大会は選手登録人数と使用できる背番号が決まっているので、12番をつける選手がいます。
背番号13番:攻撃的なフォワード
一方、ヨーロッパでは13という数字は縁起の良くない数字で避けられやすい数字となっていますが、あえて13の番号をつける選手もいます。
背番号14番:攻撃的なミッドフィルダー
背番号14番の攻撃的で突破力が求められるイメージが定着したのは、ヨハンクライフがつけて活躍したことが主な要因となります。
背番号15番:攻撃的なフォワード
日本代表では、大迫がつけていることからイメージできる通り、背番号15番をつけている選手はシュート精度が高いフィニッシャーとしての役割を期待されます。
背番号16番:試合の流れを変えるサブメンバー
そのためには監督やコーチの戦術を正しく理解して、試合の流れを読むことが求められる背番号です。
背番号17番:チームを引っ張るキャプテン
背番号17番をつけている有名選手として、日本代表の長谷部誠が有名です。長谷部誠の影響もあって背番号17番はキャプテンのイメージも定着し人気の番号となりました。
背番号18番:ストライカー
レギュラー選手の中でも9番が埋まっている場合、18番を着用して「1+8=9」と連想させる工夫をしている選手もいます。
背番号19番:将来のエース候補
サッカーのエース番号は10番ですが、「1+9=10」を連想させることから背番号19番は将来のエース候補の背番号として扱われます。アルゼンチン代表のメッシも所属クラブでは10番をつける前に19番をつけていました。
背番号20番:スーパーサブ
サッカーの背番号の役割と意味のまとめ
一方で、サッカー観戦をする人は背番号の役割と意味を知った上で選手を観察すると、違った視点で見ることができ、より一層サッカー観戦が楽しくなることでしょう。
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