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テニスのサーブ速度をUPするために必要な7つのコツとは?

テニスのサーブ速度をUPするために必要な7つのコツとは?

テニスの試合において、速いサーブを打てるかどうかは、試合の主導権を握るために非常に重要な要素です。この記事では、テニスのサーブについて、打ち方の基本から、サーブ速度をアップするためのコツまで、詳しくご紹介したいと思います。

2021.12.16 テニス

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公式ライター
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なぜテニスのサーブ速度をアップする必要があるのか?

テニスのサーブ速度の必要性

テニスの試合で勝つために大事なことは何でしょうか?やや抽象的になりますが、相手の時間を奪うことです。相手の考える時間、動く時間が短くなるほど、相手はこちらの攻撃に対処できなくなるからです。相手の時間を奪うとは、例えばどのようなことがあるでしょうか?それは、サーブ、ストローク、ボレーのスピードが速いほど、相手が考えて動き出す時間を奪うことになります。

逆にスピードが遅いと、相手は考える時間が与えられ、こちらが返しづらい場所を見つけ出し、そこへ効果的なスピードのボールを打つための準備をしてしまうでしょう。当然ですが、サーブの速度は特に、速ければ速いほど、相手のリターンに必要な時間を奪いって、リターンを崩すことができ、結果的にサービスキープがしやすくなります。テニスの試合において、サービスキープは勝利に直結します。

ストローク合戦では世界屈指の錦織圭選手も、グランドスラムで優勝するにはサーブの速度が大きな課題と言われているほどです。そこで、ここではテニスの試合に勝つために、いかにサーブ速度をアップさせるか、についてご紹介します。

テニスのサーブ速度をアップするとはどういうことか?

テニスのサーブ速度をアップするには、当たり前ですが、球のスピードを速くするのが一番大事です。しかし、大人からテニスを始めた方や、ウイークエンドプレーヤーで十分な練習時間を確保できない方は、技術的な向上が難しいケースがあります。

では、そのような場合はサービスキープを諦めるのか、というとそうではありません。例えばR.フェデラーのサーブは、世界最速263 km/hよりも50 km/h程度遅いですが、1stサーブポイント獲得率では80%とトップクラスです。
どうしてでしょうか?それは相手にサーブを速く感じさせる工夫をしているからです。プロ野球でも130 km/hのストレートを打者に球速よりも速く感じさせて三振を取る投手がいます。サーブ速度を速くするには、球速だけでなく、速く感じさせる工夫でリターンを崩し、ポイントを取ることができます。

速く感じる工夫は、コツさえ掴めば、練習時間をそれほど必要としません。そこで、ここではボールのスピードを速くするコツの他に、速く感じさせる工夫についても触れたいと思います。

テニスのサーブ速度をアップするコツの前に・・・

テニスのサーブ速度をアップする技術的なコツをご紹介しますが、その前に・・・。これからご紹介するコツをご参考に、サーブの練習をしていただいた結果、どうなればよいかをお話します。

サーブ速度が上速くすることができたかどうかは、スピードガンやスマートセンサーを用意していただくのが理想ですが、そこまではできない方がいると思います。そのような場合、1つの目安として、ご自分の力や体重がボールにうまく伝わったとき、どのような感覚が得られるか、ということを意識してください。

サーブに限らず、テニスのどのショットにもいえることですが、自分の力と体重がうまくボールに伝わったとき、ラケットを通して、自分の力がボールに吸い取られるような感覚が得られます。サーブは相手のボールを打ち返すわけではなく、自分でトスを上げて打ちますが、それでもそのときの体調や天候等のコンディションによって感覚が変化し、思い通りに安定なサーブを打つのは難しいものです。ボールを打ったときの感触や体の反応など、常に感覚を大事にして、微調整してください。

Athletes Audience Competition · Free photo on Pixabay (40620)

テニスのサーブの速度をアップするコツ①

脱力のすすめ(テニス上達のコツは、脱力にある)

サーブに限らず、テニスでは、いくら強い力で打ってもボールのスピードを速くすることができない、ということがよくあります。それはラケットの打球面を通じて自分の力がボールに伝わっていないからです。また、力むと相手のショットの威力も利用できません。力まず適度なタイミングでボールを打つことができれば、飛ばしたい方向へ最少の力で最大のスピードを出すことができます。これは、ストローク、ボレー、スマッシュなどあらゆるテニスのショットに共通していますが、重要なのは、必要な時に必要なだけの力を入れてラケットをスイングすることです。

脱力によるサーブへの効果

一見速く見えるサービスを打てたとしても、力んでいるとバウンド後の伸びが無く、そのようなサーブは意外とリターンし易いものです。反対にゆったりとしたフォームで楽に打っているように見えて、ボールはあまり減速しないで伸びて来るサービスはリターンしにくいですよね。
力を抜いて打つとボールが伸びます。ラケットを通じて自分の力をボールに伝える際、力むと体が硬くなり、うまく力が伝わりませんが、脱力すると、特に体の体重をラケットに乗せてボールに伝えることにより、サーブの速度を速くすることができます。

脱力によるサーブの速度アップのコツ

それでは、サーブのスピードをアップするためには、どのポイントで力を抜けば良いのでしょうか?それはラケットを持っている腕の肘が上がった状態で、トスを上げた腕が上に伸びた時です。
この時、ラケットヘッドが重力で落下するので、それに便乗してグリップ、手首、肘、肩の力を抜きます。その下方向への『抜き』があれば、反動で上方向へのラケットヘッドの加速が生まれるので、その加速に任せてラケットを振り上げてボールを打ちます。力でボールを叩くのではなく、脱力により重力にまかせて振られたラケットにボールを当てるのです。すると、腕力を使っていないのに、自分でも驚くほど伸びのあるボールがとても楽に飛んで行きます。

そして、そうやって打たれたボールはバウンド後に伸びて行きます。上で脱力したら勝手にラケットが振られてボールに当り、ボールが飛んで行ったというような感覚です。野球でもそうですが、初速と終速の差が少ないと、速く感じます。野球でも「球速以上に速く感じる伸びのあるストレート」という表現が使われますが、テニスでもボールを単純に速くするだけではなく、このように相手に速く感じさせることも重要なのです。

必要なのは発想の転換

『腕力でラケットを振ってボールを打たなければならない』から『反動や重力を利用すれば自分の力は入れなくてもボールは飛んでいく』という発想へ転換できるかが重要です。テニスでは、知識としてはわかっても、無意識的な体の動きや反応で、そこまで転換するのにはなかなか難しい面もあり、コツや工夫が必要です。誰しも体は思い通りに動かないからです。脱力については、感覚の問題が大きく、個人によって様々です。

したがって上記を参考に、脱力サーブの打ち方をある程度試行錯誤する時間が必要かと思いますが、まずは発想の転換を心がけましょう。思いがけない打ち方でサーブのスピードが格段にアップすることがあります。

フェデラーがやるサーブ練習のパターン(Federer Serve Practice)

R.フェデラー選手が超リラックスしてサーブ練習をしています。これ以上ないくらい脱力していますが、ボールのスピードは速いです。

テニスのサーブの速度をアップするコツ②

プロネーションとは

プロネーションとは腕を内側に捻る動作をいいます。ボクシングのパンチや、空手の突きで、威力とスピードをアップさせるために、腕を内側に捻る動作をしますが、テニスも同様です。空手では特に、手の甲が下になるように引いて、突く動作の最後に手の甲が上になるように捻りますが、テニスでも打つ瞬間に一気に腕を捻りながら伸ばすと、ボールの速度と威力が格段にアップします。例えば、重い箱を持ち上げるときに、普通に持ちあげるよりは、腕を捻って掌が体の外側を向くようにして持ち手をつかんだ方が、軽く感じます。その方が肘が固定されて安定するからです。サーブだけでなく、ストロークでもプロネーションを利用すると、スピードがアップします。

プロネーションによるサーブ速度アップのコツ

テニスのサーブに必要なプロネーションを身につける練習に、ボールを地面に叩きつける練習があります。コンパクトな動作で、スナップを利かせてボールを強く叩きつけようとすると、自然と肘を起点とした捻り・伸ばし動作ができるようになります。また、実際にサーブを打つときは、インパクトの瞬間までプロネーションを行いません。インパクトの直前までラケットを包丁のようにしてボールを切るように振ります。インパクトの瞬間にプロネーションを行うことにより、ボールのスピードがさらに速くなるのです。
サーブのインパクト直前の様子(鈴木貴男プロ)

サーブのインパクト直前の様子(鈴木貴男プロ)

インパクトの直前までプロネーションはせず、ラケットを包丁のように振ります。
サーブのインパクト時のプロネーション(鈴木貴男プロ)

サーブのインパクト時のプロネーション(鈴木貴男プロ)

インパクトの瞬間にプロネーションを行っている様子です。腕を一気に捻り伸ばしています。その結果、ラケットのフェース(面)が開いているのがわかります。

テニスのサーブの速度をアップするコツ③

手首を固定(コック)する

サーブを打つ際、手首が固定されておらず、自由に動く状態になっていると、面がぶれやすく、安定しません。そのため、打点も安定せず、ボールの飛ぶ方向も定まらず、力もうまく伝わりません。手首を固定(コック)することで、面を安定化させ、効率的に力を伝えることができ、ボールのスピードがアップします。また、手首を固定しつつ、プロネーションをすることにより、これらの相乗効果で飛躍的にボールの速さが向上します。1つ目のコツで、手首も脱力すると書いておりますが、打つ瞬間は固定しなければなりません。もし手首を脱力したままだと、インパクトで手首が伸び、そのためプロネーションを生かすことができず、スウィング・スピードを速めることはできませんし、スピンサーブも打ちにくくなるからです。
インパクトの瞬間の手首固定(鈴木貴男プロ)

インパクトの瞬間の手首固定(鈴木貴男プロ)

サーブのインパクトの瞬間、プロネーションと同時に手首を固定(コック)します。

手首固定の練習方法

手首を固定してサーブを打つ練習として、まず肘を伸ばし、手首を固定した状態でラケットをうちわのようにして扇ぎます。次に、肘を軽くまげた状態で、また手首を固定してラケットで扇ぎますが、そのスイングでボールを叩きつけ、より高くボールが上がるように試行錯誤しましょう。

テニスのサーブの速度をアップするコツ④

サーブの基本スタンス(足の位置)

サーブを打つときの足の位置は、ラケットを持つ腕を後ろ、トスを上げる腕を前にし、足は肩幅からやや広めに開いて、前足のつま先は打つ方向に向け、その打つ方向の直線状に後ろ足を直角にして、かかとは前足の直線状におきます。スクエアスタンスとクローズドスタンスの中間的な立ち方になります。以前は、極端なクローズドスタンスでサーブを打っていたプロ選手もおり、後ろ足をかかと側のかなり後ろの位置に置きます。なお、足の運び方については次にご紹介するとり、主に二通りありますが、トスをする前の足の位置(立ち方)は共通です。

後ろ足を寄せて打つ場合の足の位置と運び方(ピンポイントスタンス)

トスを上げてから後ろ足を引き寄せて打つことをピンポイントスタンスといいます。メリットとしては、まず重心移動を大きくしやすいところです。重心移動によりボールに体重を乗せてスピードのある球を打つことができます。次に、両足が揃うので、強くジャンプしやすい。蹴り足の力もサーブに伝わると、速度UPが期待できます。また、寄せた瞬間に不安定となりますが、むしろその分ボールに体重を乗せやすいというのが特徴です。しかし、不安定な分、サーブが安定しづらいというデメリットもあります。
足を寄せて打つピンポイントスタンス(S.ワウリンカ)

足を寄せて打つピンポイントスタンス(S.ワウリンカ)

後ろ足を寄せてサーブを打つピンポイントスタンス。S.ワウリンカ選手の足の位置、運び方を見ると、左足に右足を寄せています。

後ろ足を寄せない場合の足の位置と運び方(プラットフォームスタンス)

トスを上げてから後ろ足を引き寄せずに動かさないで打つことをプラットフォームスタンスといいます。R.フェデラー、R.ナダルなど、最近の男子トッププロ選手のほとんどは、このプラットフォームスタンスです。足を揃えて強く跳ぶことがないため、ピンポイントスタンスよりも強く打つことはできませんが、非常に安定して打つことができます。練習では入ったサーブも、試合では緊張により入らなくなります。つまり、試合では安定感が求められますから、スピードよりも安定感を優先する、という選手が増えてきたようです。
足を寄せないで打つプラットフォームスタンス(R.フェデラー)

足を寄せないで打つプラットフォームスタンス(R.フェデラー)

足を寄せないでサーブを打つプラットフォームスタンス。R.フェデラー選手の場合、足の位置はクローズドスタンス気味になっています。

テニスのサーブの速度をアップするコツ⑤

引手動作とは

ボクシングのパンチや空手の突きをするとき、突く手だけを動かしたのでは威力は全く出ません。突く手と反対の手を後ろに引くことで体が回転し、それを利用してはじめて威力が出ます。これを引き手といいます。野球でも、ピッチャーは投げる方の腕だけを振っているのではありません。グローブをつけている側の手を強く引くことで、体が回転してボールを持った手が遅れて出てくることが重要です。プロ野球の右投げピッチャーがしばしば左わき腹を痛めることがありますが、これは引き手を強くすることを意識した結果です。

引手動作によるサーブの速度アップ

テニスのサーブも同様です。トスを上げた手を打つ瞬間に強く引くことにより体を回転させ、その力を利用してラケットを持った手が出てきます。そして最後にラケットヘッドが加速して、フェースがボールに当たるという流れです。引き手のコツは2つあります。1つは肘から強く引くことを意識することです。もう1つは手は引いた後もトスを上げたときと同じ開いた状態でなるべく上を向けるということです。なお、引き手が重要なのはサーブだけではありません。ストロークも同様です。ストロークのときもサーブと同様に手を開いてなるべく上を向いた状態がよいでしょう。
テニスのサーブで引き手をする前(A.マレー)

テニスのサーブで引き手をする前(A.マレー)

サーブで引き手をする前の様子。A.マレー選手の場合、トスした後の左手は上に向かってまっすぐ高く上げた状態です。
テニスのサーブを打つときの引き手(A.マレー)

テニスのサーブを打つときの引き手(A.マレー)

テニスのサーブを打つときに強く引き手をしている様子。A.マレー選手の場合、左手を肘から強く引いています。このとき、掌はトスしたときのまま、開いた状態です。

テニスのサーブの速度をアップするコツ⑥

テニスの中でサーブはメンタルの影響を最も受けやすい

テニスの中で、サーブは自分でトスを上げて打つ唯一のショットです。どこに飛んでくるかわからない相手のボールに対応するわけではないので、安定的に打てると思えるかもしれません。しかし、サーブはその日のコンディションの影響を受けやすく、他のショットよりも非常に不安定です。ダブルスコートでいうと全体の20%の面積しかないサービスコートへ、ネットにかからないように入れなければなりません。屋外コートですと日差しが強いときはボールが見えづらく、風が強いときはトスが安定せず、うまく打てないことはよくあります。試合のときは、緊張もあります。試合開始直後は特に体が動かず、感覚もずれていることがよくあり、第1ゲームのサーブを選択して、サーブが入らず追い込まれてしまう、ということはよくあります。錦織圭選手がコイントスで権利を得るとリターンを選択することは有名です。プロでもサーブにナーバスになることはよくあるのです。

試合でもサーブ速度をアップさせるための思考法

試合のときは誰しも緊張します。またそのときのコンディションによってサーブがうまく入らない、速くならない、ということもあるでしょう。そのときは焦らずに状況を冷静に見極めて、深呼吸をよくしてリラックスし、ボールを打つことに集中することが重要です。いきなり脱力してもうまく力が抜けませんので、逆に両肩を限界まで上に上げて思い切り力み、一気に脱力して両肩を落とすと、力みが抜けます。また、サーブが安定しないとき、まずはトスの精度を意識しましょう。ラジオ体操の深呼吸の深呼吸をイメージして、手先だけでなく体全体で丁寧にトスアップするとよいでしょう。錦織圭選手やA.アガシ選手の元コーチ、ブラッド・ギルバート氏は、ファーストサーブは必要ないといい切りました。ファーストサーブでサービスエースを獲ったときはうれしいものですが、試合全体で考えると、不安定なファーストサーブははじめから捨てた方がよいという考えです。そのかわり、セカンドサーブの速さをアップする練習をしましょう。試合では確実に入るセカンドサーブを1本目から使うと、サーブで崩れることがなくなります。試合で勝つことを優先させたい方は、ここまで紹介したコツをヒントにセカンドサーブの速さを上げるサーブ練習をするとよいでしょう。
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テニスのサーブの速度をアップするコツ⑦

ラケット

ラケットは個人によって好みが分かれるところですが、サーブの速度アップするために、いくつかのポイントがあります。基本的に、サーブで打ったボールの速さはラケットヘッドのスピードで決まります。ラケットの重さではありません。

体の回転で体重を乗せた打ち方ができていれば、ラケットの重い・軽いは、無視できるレベルです。したがって軽いラケットを速く振ると、それだけサーブの早さも上がります。ただ、腕力が強い人は、あまり軽いと振り回してしまい、面が安定しないという場合もあります。腕の力ではなく脱力して体の回転で打つことを心がけてほしいですが、もしそれでも安定しないという場合は重いラケットを選択した方がよいかもしれません。

また、フェース面積は小さい方が空気抵抗が小さくなるため、振り抜きが速くなり、サーブのスピードが上がることにつながります。グリップも太い方がサーブがブレにくくなります。グリップテープはいささか好みが分かれます。ウェットとドライがありますが、ウェットが人気です。汗をかきやすい人は、いない。むしろ汗をかきやすい人が暑いときにテニスをすると、ウェットタイプの方がすべってしまうため、ドライタイプのグリップテープを使う方がいます。グリップテープ1つでも様々なこだわりがあります。

ストリングス

ストリングスは、反発係数が大きいほど、ボールのスピードが上がるといわれています。ストリングスには、ナチュラル、ナイロン、ポリエステルがありますが、反発係数の高いものとなるとナイロン系が人気です。また、張り上げるときのテンションは、低い方がよく飛ぶといわれています。40~50ポンド程度にすると、ボールの速さがアップします。

帽子(サンバイザー)、サングラス

テニスのサーブを打つとき、大きな不安定要素となるのが、太陽の日差しです。日差しが出たり、隠れたりしてボールが急に見えたり見えなくなったりすることがあります。夕方は特に、試合中に日差しの角度がどんどん変化します。日差しでサーブの調子を崩して負けてしまうことはよくあるのです。したがって、日差しを遮る帽子(サンバイザー)、サングラスは屋外コートの試合で速いサーブを打つために非常に重要なアイテムといえます。

ボール

意外と重要視されないことが多いですが、試合に向けた練習でどのボールを使うかは重要です。劣化して空気が抜けたボールはもちろんのこと、試合のときと違うメーカーのボールを使っても、感触が違うのでサーブが崩れて負けてしまう、ということはよくあるのです。試合で使われるボール、もしくはそれと同等のものを使って練習するようにしましょう。試合がない場合でも、劣化したボールやノンプレッシャーボールを使うなとまでは申しませんが、ある程度質のよい新ボールを定期的に使用した方が、来るべき試合に望めると思います。

テニスのサーブの速度をアップするために・・・

テニスのサーブは1日にしてならず

テニスのサーブ速度が速ければ、試合の主導権を握ることができます。一方で、特に一般の社会人プレーヤーがサーブを重点的に練習するのは稀なのではないでしょうか。家の中でもボールを使わずにラケットを振る練習はできます。可能な限り毎日サーブをイメージした練習を数分するだけでも、その蓄積は必ず試合で活かされるでしょう。

テニスのサーブを速く見せる工夫

テニスのサーブ速度をアップするためのイメージトレーニングの時間も取れない、技術的な練習時間が絶対的に不足している、そういう方もおられるかもしれません。その場合は、サーブ速度が上がらなかったとしても、試合の相手に速く感じさせる工夫はいくつかあります。

1つはあえてゆっくりな速度のサーブを打つことです。野球でスローカーブを投げるのと同様、次のサーブの速度が速く感じられるようにするためです。テニスでは、実は遅いボールの方がむしろうまく打てないことがあります。遅いボールをしっかりと強く打つ、というのは技術が必要です。試合では必ず早く決めようとして焦りがでます。遅いサーブは相手のミスを誘うこともできるのです。もちろんリターンエースを決められるリスクはありますが、そのポイントは捨てる気持ちで、相手にスローボールがくるかもしれない、何をするかわからないと迷わせる布石を打つことは重要です。

もう1つはサーブを打つ場所を変えることです。打つ場所が違うだけで違うサーブに見えます。

これからあなたもビッグサーバー

今回ご紹介したコツを一言にまとめると、テニスのサーブは、脱力して引き手による体の回転を利用し、手首を固定したプロネーションでボールを打ちましょう。打った瞬間、ボールに自分の力が吸い取られるような感覚が得られるまで練習してください。そうすると、サーブのスピードを確実に速くすることができ、あなたもビッグサーバーになれますよ!

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