ウィングスパイカーとは?バレーボールのポジション解説!
バレーボールのウィングスパイカーとは、文字通りスパイクを打つ役割を担うポジションです。そしてチームの得点源となる責任重大なポジションでもあります。ここでは6人制バレーボールの簡単なポジション解説と、その中でのウィングスパイカーの役割や動きについて解説します。
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公式ライター Activel_director
ウィングスパイカーのポジション位置について
ウィングスパイカーのポジション
ただし、ハイレベルのチームの場合、セッター対角のライトポジションには、オポジットという攻撃に特化した役割の選手が入ります。センターの選手はミドルブロッカーといわれる、主にセンター攻撃とブロックの役割を担います。セッターは、アタッカーにトスを上げる選手です。
ウィングスパイカーの基本的な動きとは?
そして、レセプションやディグにも参加します。レセプションというのはサーブレシーブ、ディグは相手のスパイクをレシーブすることです。
トスを上げる役割のセッターや攻撃専門のオポジットは、基本的にレシーブに参加しません。ウィングスパイカーはレセプションにもディグにも参加するので、レシーブ後すぐに打つ体勢に移らなければなりません。そのためウィングスパイカーはアタックとレシーブの両方をこなせる総合的なスキルが必要になります。
ウィングスパイカーとオポジット
オポジットとは、攻撃専門のポジションで基本的にはレシーブには加わりません。ハイレベルな男子バレーチームではオポジット制を採用しています。オポジットはフォワードにいる場合は主にライトからの攻撃、そしてバックに下がった時はバックアタックと、常に攻撃に参加します。
ウィングスパイカーの役割①攻撃面
チームのポイントゲッター
ウィングスパイカーはネットに正対してレフト側へ位置することが多いのですが、それはレフトポジションが右利きの選手にとって打ちやすく右利きの人が多いという理由からです。また、ハイレベルのチームの場合、ウィングスパイカーは、攻撃パターンを増やすためにバックアタックにも参加します。
レシーブ、トスと仲間が繋げたボールをスパイカーが打つ、そしてポイントにする。この流れがチームを活気づけます。
サーブでも攻める姿勢
ウィングスパイカーの役割②守備面
レシーブにも参加
重要なサブブロッカー
相手からのセンター攻撃の場合は、ミドルブロッカーを主にして、手と手の間を開けないように壁を作ります。オープン攻撃(ネットの端からの、相手のウィングスパイカーからの攻撃)の場合に一番気をつけなければならないことは、ネット左右に立っているアンテナと自分の手の間に隙間を作らないことです。ウィングスパイカーのブロックとアンテナの間に隙間があると、ブロックアウトを取られやすくなります。
ウィングスパイカーのブロック効果
ブロックの横を抜けてきたボールに対処する役目の選手、ブロックの裏側でフェイントフォローのために構える選手。少ない人数でより効率的にレシーブできる体制をとっています。そのためブロックの上からや、ブロックの隙間を通ってきたボールに対してはノーマークとなりますので、ウィングスパイカーのブロックの動きは味方ディフェンスに非常に大切です。
ウィングスパイカーの心得
強打だけが仕事じゃない
また、レシーブに失敗した場合、セッター以外の選手がトスを上げます。その二段トスを打ち切ること、強打しなくても相手の取りにくいところに返すこともウィングスパイカーの大きな役割です。
常に打てる体勢でいること
レシーブをして態勢が崩れた場合でも、すぐに復帰してボールを呼び込むこともチームの戦略上必要です。攻撃する人数が一人減ると、それだけ相手がブロックの目標を絞りやすくなります。そしてレシーブからスパイクまでの一連の動きを、ボールから目を離さずに行うことも大切なポイントの一つです。そのためにウィングスパイカーには、ゲームセットまでバテない持久力も要求されます。
故障を防ぐための下半身強化
思ったよりもトスが短かったり、バックアタック後に前へ飛びすぎるとネットに突っ込んでいくことも多くなります。ウィングスパイカーはネット際の攻防で相手の足の上に着地して、捻挫や骨折をしてしまうことも少なくありません。
そして大型の選手ほど、腰やひざの負担が多くなりますので、下半身の強化はウィングスパイカーにとって必要不可欠です。
ウィングスパイカーに求められる資質とは
身長とジャンプ力、肩の強さ
ただし、これらの条件が揃わなければウィングスパイカーとして失格ではありません。小さくてもジャンプ力でカバーできますし、力はないけれどスパイクを打ち分ける能力に長けていれば、得点を重ねることも可能となります。これがバレーボールの面白さの一つだといえます。
積極性と冷静さ、メンタルの強さ
ウィングスパイカーのポジションのまとめ
バレーボールのチームの数だけ、個性的なウィングスパイカーがいます。バレーボールの試合を観戦する機会があったら、各チームのウィングスパイカーに注目してみましょう。
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