世界一のゴールキーパーとは?最強キーパーランキングTOP10!
現代サッカーでは現在ゴールキーパーというポジションに変革が起きています。その過渡期にあたるこの時代を代表する世界最高レベルのゴールキーパーたちをランキング形式で紹介していきたいと思います。ランキングを通して現代サッカーのGK像に迫ってみましょう。
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公式ライター Activel_director
世界一の最強ゴールキーパーランキング10位
テア・シュテーゲン
生年月日:1992年4月30日(26歳)
出身地:メンヒェングラートバッハ
身長:187cm
体重:85kg
在籍クラブ: FCバルセロナ(スペイン)
あのバルセロナが認めた足元のテクニック
この選手の特徴は足元の技術の高さで、現在あのバルセロナに所属していることでも最高レベルのキックテクニックを持っていることがわかります。ご存知のようにバルセロナは世界一とも言えるパスワークを駆使する最強のサッカークラブですが、そのクラブが正GKとして選んだのがテア・シュテーゲンなのです。
世界一の最強ゴールキーパーランキング9位
エドウィン・ファン・デルサール
Edwin van der Sar, The Flying Dutchman [Best Saves]
生年月日:1970年10月29日(47歳)
出身地:フォールハウト
身長:197cm
体重:84kg
経歴:
1990-1999 アヤックス(オランダ)
1999-2001 ユヴェントス(イタリア)
2001-2005 フラム(イングランド)
2005-2011 マンチェスターU(イングランド)
長い手足を活かして活躍したオランダ最高のゴールキーパー
ユヴェントスでは本領を発揮できませんでしたが、イングランドのフラムに移籍してからは着実なパフォーマンスで評価を高め、ピーター・シュマイケルの後継者としてマンチェスターUの正ゴールキーパーとなってからは同クラブの鉄壁の守備を支え続けました。
その体格からは想像しにくいですが、キックが非常に上手く、昨今のパスができるゴールキーパーの先駆けといえる選手でしょう。
世界一の最強ゴールキーパーランキング8位
イケル・カシージャス
【全盛期】 カシージャスの最高のファインセーブ集
生年月日:1981年5月20日(36歳)
出身地:モストレス
身長:185cm
体重:84kg
在籍クラブ: FCポルト(ポルトガル)
ビッグセーブを連発するピンチに強いGK
決定的とも言えるようなシュートを最強の反射神経でビッグセーブしてくれることから、マドリーのサポーターから「聖イケル」と称えられるほど優れたゴールキーパーです。
世界一の最強ゴールキーパーランキング7位
ピーター・シュマイケル
生年月日:1963年11月18日(54歳)
出身地:グラッドサクセ
身長:193cm
体重:96kg
経歴
1981-1984 グラッドサクセ=ヘロ(デンマーク)
1984-1987 フヴィドヴレ(デンマーク)
1987-1991 ブレンビー(デンマーク)
1991-1999 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
1999-2001 スポルティングCP(ポルトガル)
2001-2002 アストン・ヴィラ(イングランド)
2002-2003 マンチェスター・シティ(イングランド)
世界一の俊敏性と反応速度を兼ね備えた「白い巨人」
この選手が移籍した後、マンチャスターUは長い間後継者が見つからずに低迷することになったのは有名な話です。
とにかく接近戦に強いゴールキーパーで、サッカーでは近距離のヘディングはほぼゴールと言えるほど決定的な場面なのですが、シュマイケルはこのような至近距離のシュートに無類の強さを誇っていました。
世界一の最強ゴールキーパーランキング6位
ペトル・チェフ
生年月日:1982年5月20日(35歳)
出身地:プルゼニ
身長:196cm
体重:90kg
在籍クラブ:アーセナルFC(イングランド)
ヘッドギアが物語るメンタルの高さ
チェフは試合中の交錯によって頭蓋骨陥没骨折の大怪我を負ったことがあり、そこから奇跡的なカムバックを果たした選手なのです。それ以来この選手はヘッドギアを装着してプレイするようになり、伝説とも言える奇跡の復帰を象徴することになったのです。
普通このような怪我を負った選手は恐怖心が強くなりなかなか本来のパフォーマンスを発揮できなくなるものですが、チェフは逆に復帰してからゴールキーパーとして一段も二段の成長し、驚くほどのパフォーマンスで当時所属のチェルシーが欧州の舞台を席捲する立役者となりました。
このメンタルの強さがチェフのプレイの安定性を裏付けており、どのような場面でも常に冷静に確実なプレイを行うゴールキーパーだと言えます。
世界一の最強ゴールキーパーランキング5位
ティボ・クルトゥワ
クルトワスーパーセーブ集
生年月日:1992年5月11日(26歳)
出身地 :ブレー
身長 :199cm
体重 :88kg
在籍クラブ: チェルシーFC(イングランド)
ベルギーが生んだ若きゴールキーパー
その中でもチェルシーの正GKを掴んだティボ・クルトゥワは、すでに完成されたフィジカルと優れたセービングでさらなる飛躍を期待されているゴールキーパーです。
あのチェフを追い出してそのポジションを奪ったのは有名な話で、秘めたるポテンシャルの高さと素質は相当なもので、とりわけ守備力に重点をおいたサッカーを行うモウリーニョが、実績の面で圧倒的なチェフよりもクルトゥワを選んだ事実は、彼が世界一のゴールキーパーになれることを証明しています。
世界一の最強ゴールキーパーランキング4位
レフヤシン
生年月日:1929年10月22日
出身地:モスクワ
没年月日:1990年3月20日(60歳没)
身長:189 cm
体重:82 kg
経歴
1949-1970 ディナモ・モスクワ
伝説のGK「黒蜘蛛」
非常に長い腕を持つという特徴を活かしたセービング技術で、ディフェンスの戦術が確立していない時代で驚異的な守備力を発揮し、その姿から「黒蜘蛛」と呼ばれました。この当時は攻撃的な選手がサッカーの中心となっており、点の奪い合いが当たり前というサッカーばかりでしたから、レフヤシンのような優れたセービング技術でシュートストップできるゴールキーパーは本当に珍しい存在だったのです。
データが残っていないためはっきりませんが、一説には150本以上のPKを止めたと言われており、当時では抜きんでた存在だったことがよくわかります。またプレースタイルが近代的で、当時としてはあり得ないほど積極的に飛び出して守る名キーパーで、動画を観ても古臭さを感じない動きはこれによるものです。
世界一の最強ゴールキーパーランキング3位
ダビド・デ・ヘア
ダビド・デ・ヘアのミラクルセーブ集!
生年月日 :1990年11月7日(27歳)
出身地 :マドリード
身長:193cm
体重 :76kg
在籍クラブ:マンチェスターU(イングランド)
偉大なるGKの系譜を受け継ぐゴールキーパー
代表においてもカシージャスの後継者として堅実なプレイを続ける彼は、年々ゴールキーパーとして存在感を増しており、現在のサッカー界でもトップクラスの実力者です。
実績の面ではまだまだですが、ゴールキーパーとしての資質はしっかりしており、何よりGKに必要とされる安定感を若いうちから発揮し続けています。
歴代の守護神とダブるプレースタイル
近距離でのセービングはシュマイケルを彷彿とさせますし、足元のボール処理を苦にしない姿はファン・デルサールを思い起こさせます。まるで歴代のマンチェスターUのゴールを守ってきた名キーパーのように見えるその佇まいも人気の秘密となっています。
世界一の最強ゴールキーパーランキング2位
ジャンルイジ・ブッフォン
生年月日:1978年1月28日(40歳)
出身地 :カッラーラ
身長:192cm
体重 :92kg
在籍クラブ: ユヴェントスFC(イタリア)
世界一の知名度を誇るイタリアの偉大なゴールキーパー
守備的で戦術性の高いイタリアサッカーを体現するような伝説の存在で、近年では元イタリア代表GKセバスティアーノ・ロッシが記録した929分のセリエA無失点記録を更新し、「974分」という無失点記録を達成しています。
また2006年ドイツW杯では全7試合で2失点しかしておらず、しかもこれはPKとオウンゴールなので、試合の流れの中ではゴールされなかったという驚異的な活躍でイタリアの優勝に大きく貢献しました。
次に紹介するノイアーと比較すると守備範囲は狭いのですが、巧みなコーチングでディフェンス陣をコントロールしリスクを最小限にしながらゴールを守るというスタイルのため、広い範囲をカバーする必要性がないと言えます。
もちろんシュートストップは上手いですし、セービングも的確で非常に安定感があります。
何よりも17歳でデビュー後ずっと世界最高レベルのパフォーマンスを発揮し続けているという継続性は素晴らしく、今後彼を超える選手はなかなか現れないのではないかと思います。
そこに居るだけで味方を鼓舞することができる存在感
DF陣からは後ろに控えるブッフォンの存在は精神的な支柱になりますし、ブッフォンの的確なコーチングに鼓舞されることで守備組織はより強固なものになります。
また相手チームにとってはブッフォンほどの存在がゴール前に陣取っているのはやりにくいことこの上ありません。
名キーパーとは存在そのもので試合に影響を与えることができ、ブッフォンはそれを体現している選手なのです。
世界一の最強ゴールキーパーランキング1位
マヌエル・ノイアー
マヌエル・ノイアー 歴代スーパーセーブ集
生年月日:1986年3月27日(32歳)
出身地: 西ドイツ・ゲルゼンキルヒェン
身長:193cm
体重:92kg
在籍クラブ: バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
GK大国を代表するすべてにおいてハイレベルな名キーパー
特に驚異的な守備範囲の広さはこの選手の大きな特徴で、まるでリベロのようにDFラインの後ろのスペースをカバーして決定的な場面を未然に防ぎます。
GKの枠を壊し新たなGK像を創り上げた選手
この選手が活躍したことによって、今までのゴールキーパーの枠が破壊され、新しい現代型GKの選手像が創り出されました。ただ彼のように鉄壁でありながら流動的で、フィールドプレイヤーのようにゴールキーパーを務めることができる選手はまだまだ少なく、今後数年は世界一のゴールキーパーとしての座は揺ることはないでしょう。
サッカーの名キーパーの条件とは?
以下に解説する内容を念頭において試合を観戦するとよりサッカーを楽しむことができますし、ゴールキーパーというポジションを深く理解できるでしょう。
危険になる前に防ぐ安定性
その極端な例が1位で紹介したノイアーで、彼は本来ゴールキーパーが待ち構えるべき場面で大きく飛び出すことで危険の芽を小さいうちに摘み取ってしまおうという発想でプレイしています。逆に2位のブッフォンは自身の動きで防ぐ前に味方DFに的確な指示をすることで危険の芽を摘み取り、それでもダメだった場合に的確なセービングでゴールを守っています。
このように安定した守備力を維持するために、各ゴールキーパーは自身のスタイルに応じた対処方法でリスクを最小限に抑えているのです。
ハイボール処理時のポジショニング
各国リーグの強豪チームのナンバーワンGKは総じてこのポジショニングの良さを持っており、ハイボールの処理が上手いゴールキーパーが多いです。
1対1での冷静さ
冷静に抜け出してきた相手FWの動きを観察し、シュートコースを最小限にしながら、しかも先に動かないように我慢します。1対1では先に動くと必ず逆を取られますから、この忍耐強い冷静さは名キーパーには欠かせない要素となっています。
周囲を気遣える人格者
これはゴールキーパーが試合中唯一手を使える特殊なポジションゆえの精神的な孤高さがそうさせるのではないかと思います。
ゴールキーパーというポジションは、自身のテクニックや判断力だけではゴールを守り切るために不十分で、味方を結束させて堅固な組織力を発揮することこそが大切なことをよく理解できていなければ務まりません。このようなポジション的な特性が彼らを人格者へと成長させていくのでしょう。
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