ツイストサーブの打ち方!気になるコツとは?【テニスの上達ガイド】
ツイストサーブはテニスのサーブの中でも、ネットミスが少なく相手がリターンしにくい特徴を持つ、とても優れたサーブです。打ち方が特殊なサーブですが、コツを押さえて練習すれば誰でも習得できます。基本を学んでテニスにおけるツイストサーブの打ち方をマスターしましょう。
2023.11.24
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テニス
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公式ライター Activel_director
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硬式テニスにおけるツイストサーブとは
テニスのサーブにはフラット、スライスサーブのほかにツイストサーブという球種があります。
ツイストサーブの軌道は右利きの人では、自分から見て右側に高く弾むような軌道で飛んでいきます。そのため、スライスサーブとは反対の方向にバウンドし、相手からすると予期しない軌道で飛んでくることで返し辛いサーブとなります。
また、サーブの基本の打ち方と少し異なる打ち方で打つため、テニス初心者で打つ人は少なく、苦手な人も多いサーブでもあります。
一方で、テニス上級者では必須と言っていいほどツイストサーブは使用されており、一度コツをつかんでしまえば、とても頼れる武器になりますので早いうちに習得することをおすすめします。
ツイストサーブの軌道は右利きの人では、自分から見て右側に高く弾むような軌道で飛んでいきます。そのため、スライスサーブとは反対の方向にバウンドし、相手からすると予期しない軌道で飛んでくることで返し辛いサーブとなります。
また、サーブの基本の打ち方と少し異なる打ち方で打つため、テニス初心者で打つ人は少なく、苦手な人も多いサーブでもあります。
一方で、テニス上級者では必須と言っていいほどツイストサーブは使用されており、一度コツをつかんでしまえば、とても頼れる武器になりますので早いうちに習得することをおすすめします。
ツイストサーブ・スピンサーブ・キックサーブとの違いは?
硬式テニスではツイストサーブのほかに、スピンサーブやキックサーブといったサーブの球種を聞くと思いますが違いは何でしょうか?
これらのサーブは硬式テニスにおいて同義語で使われることが多いため、話をしていると誤解が生まれることが多々あるため、簡単に違いのポイントを押さえておきましょう。
まずツイストサーブは、体をひねって(ツイストさせて)打つ、右側に流れていくサーブを指し、スピンサーブはボールに縦回転がかかった弾むサーブのことを指します。
キックサーブも弾むサーブですが、軸をずらした縦回転で、一般的に右方向にキックする(跳ね上げる)サーブを指します。
この3つのサーブは以上の違いがありますが、一般的には跳ねるだけのサーブをスピンサーブ、跳ねる+曲がるサーブをツイストサーブまたはキックサーブと呼ぶので覚えておきましょう。
これらのサーブは硬式テニスにおいて同義語で使われることが多いため、話をしていると誤解が生まれることが多々あるため、簡単に違いのポイントを押さえておきましょう。
まずツイストサーブは、体をひねって(ツイストさせて)打つ、右側に流れていくサーブを指し、スピンサーブはボールに縦回転がかかった弾むサーブのことを指します。
キックサーブも弾むサーブですが、軸をずらした縦回転で、一般的に右方向にキックする(跳ね上げる)サーブを指します。
この3つのサーブは以上の違いがありますが、一般的には跳ねるだけのサーブをスピンサーブ、跳ねる+曲がるサーブをツイストサーブまたはキックサーブと呼ぶので覚えておきましょう。
硬式テニスにおけるツイストサーブのメリット
テニスでツイストサーブを打つことで、入る確率が高く相手を崩すことができる上の、高い打点で打ちにくい というメリットがあります。
ファーストサーブでは相手を崩すことに優れ、セカンドサーブでは攻撃させないことに優れる、テニスのサーブの中でもとても使い勝手の良いサーブです。
ファーストサーブでは相手を崩すことに優れ、セカンドサーブでは攻撃させないことに優れる、テニスのサーブの中でもとても使い勝手の良いサーブです。
ツイストサーブは入る確率が高く、相手の体勢を崩せる
ツイストサーブは縦回転のサーブに近いため、ストロークと同様にトップスピンの空気抵抗によりテニスボールが弓なりに落ちることでサーブの安定性が向上します。
多少のずれも回転がカバーしてくれるため、セカンドサーブでも積極的に使えるサーブです。
また、ツイストサーブは右利きvs右利きの場合、相手のバックハンド側に打つことで外に逃げるサーブになります。
また硬式テニスでは、バックハンドはフォアハンドに比べリーチが短いため、ツイストサーブをリターンするときには1歩多く外側に動く、または重心を外に動かす必要があるため、、オープンコートをつくることができサーブ後に有利な展開を取りやすくなります。
多少のずれも回転がカバーしてくれるため、セカンドサーブでも積極的に使えるサーブです。
また、ツイストサーブは右利きvs右利きの場合、相手のバックハンド側に打つことで外に逃げるサーブになります。
また硬式テニスでは、バックハンドはフォアハンドに比べリーチが短いため、ツイストサーブをリターンするときには1歩多く外側に動く、または重心を外に動かす必要があるため、、オープンコートをつくることができサーブ後に有利な展開を取りやすくなります。
ツイストサーブは力を乗せてリターンしにくい
テニスにおけるツイストサーブのメリットは、高く弾むことにもあります。
先ほどのバック側でリターンをさせる場合、相手は力の入りにくい高い打点で打つ必要が出てくるめ、サーブの球速が遅くても強打するのが難しく相手はミスしやすくなり、リターンで攻め込まれるリスクを減らすことができます。
先ほどのバック側でリターンをさせる場合、相手は力の入りにくい高い打点で打つ必要が出てくるめ、サーブの球速が遅くても強打するのが難しく相手はミスしやすくなり、リターンで攻め込まれるリスクを減らすことができます。
硬式テニスにおけるツイストサーブの原理とは?
テニスのツイストサーブの打ち方のコツは多々ありますが、ツイストサーブを上達させるには、打ったボールがなぜ曲がってなぜ跳ねるかの原理を知ることが必要です。
ツイストサーブはほかのサーブと異なり、基本的なポイントが間違っていると回転量や球速を上げても威力が出ないサーブです。そのため、ツイストサーブの原理を理解することは第1段階目の重要な練習と言えます。
硬式テニスにおけるツイストサーブは、ボールの回転方向とボールがなぜ高く弾むかを知ることが重要です。
ツイストサーブはほかのサーブと異なり、基本的なポイントが間違っていると回転量や球速を上げても威力が出ないサーブです。そのため、ツイストサーブの原理を理解することは第1段階目の重要な練習と言えます。
硬式テニスにおけるツイストサーブは、ボールの回転方向とボールがなぜ高く弾むかを知ることが重要です。
テニスボールの回転方向
ツイストサーブは相手のテニスコートにボールが着地した後、右に跳ねる回転とトップスピンの回転を合わせた回転軸を持っており、左下から右上に7~8時から1~2時方向へ回転がかかったサーブになります。
そのため、着地したボールは回転方向、つまり右側に進むことができます。
そのため、着地したボールは回転方向、つまり右側に進むことができます。
ボールが高くバウンドする原理
ツイストサーブが高く弾むにはネットの高い位置を通す必要があります。
よく、ボールを高く弾ませるのには回転が必要なのでは、と考えるかもしれませんがそれは間違いです。正しくは、ボールを高く弾ませるには高い位置からテニスコートに着地する必要があり、そのためにトップスピン回転をかけて沈み込ませるようなサーブを打つ必要がある、という考えが正しいです。
どんなに回転をかけてもボールが弾む高さは落下する前の高さによって決まることを覚えておきましょう。
よく、ボールを高く弾ませるのには回転が必要なのでは、と考えるかもしれませんがそれは間違いです。正しくは、ボールを高く弾ませるには高い位置からテニスコートに着地する必要があり、そのためにトップスピン回転をかけて沈み込ませるようなサーブを打つ必要がある、という考えが正しいです。
どんなに回転をかけてもボールが弾む高さは落下する前の高さによって決まることを覚えておきましょう。
テニスにおけるツイストサーブの打ち方のコツ①グリップの握り方
さて、ツイストサーブについて理解したら、次は4つのコツを意識して打ち方をマスターしていきましょう。
硬式テニスにおけるツイストサーブの打ち方では、回転の強さと方向のコントロールに重点を置くことが大切です。そのため、回転の方向を間違っている場合はいくら練習しても上達しないので、4つの打ち方のコツを意識して、何度も調整をしてベストな感覚を身に着けていきましょう。
感覚さえ身に着けてしまえばあとは反復練習するだけです。
硬式テニスにおけるツイストサーブの打ち方では、回転の強さと方向のコントロールに重点を置くことが大切です。そのため、回転の方向を間違っている場合はいくら練習しても上達しないので、4つの打ち方のコツを意識して、何度も調整をしてベストな感覚を身に着けていきましょう。
感覚さえ身に着けてしまえばあとは反復練習するだけです。
コンチネンタルグリップで握る
まずグリップの握り方は回転をかける上で重要になるのでチェックしましょう。
硬式テニスのサーブの握り方は、手首を使えるコンチネンタルグリップが基本です。
コンチネンタルグリップは包丁を持つようにテニスラケットを握りましょう。
特にツイストサーブは手首を使ったプロネーションを必要とするため、コンチネンタルグリップでなければ、手首を回すことができず打つことは難しいです。
硬式テニスのサーブの握り方は、手首を使えるコンチネンタルグリップが基本です。
コンチネンタルグリップは包丁を持つようにテニスラケットを握りましょう。
特にツイストサーブは手首を使ったプロネーションを必要とするため、コンチネンタルグリップでなければ、手首を回すことができず打つことは難しいです。
より回転をかけるにはさらに薄くする
何度か練習して上手くいかないときは、思い切ってグリップを変えてみるのも1つの方法です。
コンチネンタルグリップより、30度ほど反時計回りに持ち替えることで、さらに薄く握ることができ、より回転がかかりやすいグリップになります。
一方で、コントロールしにくいというデメリットもあるので、トライしてみて自分に合った握り方を探してみましょう。
コンチネンタルグリップより、30度ほど反時計回りに持ち替えることで、さらに薄く握ることができ、より回転がかかりやすいグリップになります。
一方で、コントロールしにくいというデメリットもあるので、トライしてみて自分に合った握り方を探してみましょう。
テニスにおけるツイストサーブの打ち方のコツ②トスの位置
硬式テニスのツイストサーブを打つためには、トスの位置がとても重要です。
特にツイストサーブのトス位置は、スライスサーブやフラットサーブと異なるため、初めは違和感を抱いたり上手く当たらなかったりしますが繰り返し練習することが大切です。
特にツイストサーブのトス位置は、スライスサーブやフラットサーブと異なるため、初めは違和感を抱いたり上手く当たらなかったりしますが繰り返し練習することが大切です。
ツイストサーブの基本のトス位置
硬式テニスにおけるツイストサーブは左下から振り上げるように回転をかける必要があるため、トスの下に潜り込むようにして打ちます。そのため、トス位置は、およそ体を反らしたときの頭の上になります。
トスのコツは、少しネット側に上げることで体重が乗って威力のあるサーブを打てる打点になります。
トスのコツは、少しネット側に上げることで体重が乗って威力のあるサーブを打てる打点になります。
ときどき、「トス位置は頭の後ろ」と教えたり書いてあったりしますが、打点がずれる原因や体重が乗らない軽いサーブになりやすいのでおすすめしません。
ツイストサーブのトス位置は「頭の上でネットより」と覚えましょう。
テニスにおけるツイストサーブの打ち方のコツ③スイングの方向
硬式テニスにおけるツイストサーブのスイング方向は、フラットサーブと比べて全く異なる方向になります。
例えば、フラットサーブはボールを飛ばしたい方向にスイングするのでボールの進行方向とテニスラケットの軌道が同じ方向になります。
一方、ツイストサーブでは大きく回転をかけるスイングのため、体の外側に向かってスイングをする必要があります。慣れるまでスイング軌道はイメージしにくいですが、しっかりコツを覚えて習得しましょう。
例えば、フラットサーブはボールを飛ばしたい方向にスイングするのでボールの進行方向とテニスラケットの軌道が同じ方向になります。
一方、ツイストサーブでは大きく回転をかけるスイングのため、体の外側に向かってスイングをする必要があります。慣れるまでスイング軌道はイメージしにくいですが、しっかりコツを覚えて習得しましょう。
左下から右上にスイングする
テニスのツイストサーブのスイング軌道はボールの左下から右上に向かって、つまり、7~8時から1~2時に向かって回転をかけ、体の外側に向かってテニスラケットを動かします。
また、スイング後のフォロースルーも体の外側を通るように、肘を残して行うことを意識しましょう。
ボールの回転方向を意識しながら打点、スイングの方向を調節することが大切です。
また、スイング後のフォロースルーも体の外側を通るように、肘を残して行うことを意識しましょう。
ボールの回転方向を意識しながら打点、スイングの方向を調節することが大切です。
ラケットは振り切ってスイングする
スイングする際のコツは、テニスラケットを振り切ることです。
振り切ることでスイングスピードが上がり、回転を強くかけることができるのです。
そして回転量の調節は、スイングスピードを維持したまま、当たりの厚さで調節します。
振り切ることでスイングスピードが上がり、回転を強くかけることができるのです。
そして回転量の調節は、スイングスピードを維持したまま、当たりの厚さで調節します。
当たりの厚さの調節方法
硬式テニスのサーブにおける当たりの厚さを調節するためのコツを紹介します。
まずは、ツイストサーブのフォームで相手のベースラインまで届くように打ちます。これが最も厚い当たりになります。
次に“シュッ”という音をさせるように薄く当てて自分のコート側に着地させます。この時ネットの高さの3倍以上は山なりに飛ばすことを意識しましょう。
この2つを繰り返すことで、当たりの感覚を身に着けることができますので、あとはサーブが入る適切な回転量を探していきましょう。
まずは、ツイストサーブのフォームで相手のベースラインまで届くように打ちます。これが最も厚い当たりになります。
次に“シュッ”という音をさせるように薄く当てて自分のコート側に着地させます。この時ネットの高さの3倍以上は山なりに飛ばすことを意識しましょう。
この2つを繰り返すことで、当たりの感覚を身に着けることができますので、あとはサーブが入る適切な回転量を探していきましょう。
テニスにおけるツイストサーブの打ち方のコツ④体の使い方
硬式テニスのツイストサーブは体を傾けて打つため、体幹が強いほど鋭いサーブになります。
しかし、それは他のサーブやテニスのショット全般で言えることで、ツイストサーブ=筋力が必要というわけではありません。
実際、年配方や小学生でツイストサーブを打つ人もいますので、筋力が必須でないことがわかります。正しい体の使い方を習得することが重要なコツとなります。
しかし、それは他のサーブやテニスのショット全般で言えることで、ツイストサーブ=筋力が必要というわけではありません。
実際、年配方や小学生でツイストサーブを打つ人もいますので、筋力が必須でないことがわかります。正しい体の使い方を習得することが重要なコツとなります。
胸を張って打つ
テニスのツイストサーブでは、下から上に打ち上げるようにスイングをすることが重要です。
そのためには、体を打点の下に入れるように傾けることでスムーズに下から上にスイングをすることができます。しかし、体を傾けることで体の重心は変わり、バランスが取れなくなってしまってはしっかりと回転をかけることはできません。
そこで、体全体ではなく胸を打点に向かって突き出すように張って、スイングを始めましょう。
そのためには、体を打点の下に入れるように傾けることでスムーズに下から上にスイングをすることができます。しかし、体を傾けることで体の重心は変わり、バランスが取れなくなってしまってはしっかりと回転をかけることはできません。
そこで、体全体ではなく胸を打点に向かって突き出すように張って、スイングを始めましょう。
体が開かないようにする
テニスのツイストサーブは体が相手コート側を向くように開いてしまうと軌道が低くなり、跳ねないサーブになってしまいます。
テニスにおけるツイストサーブで体を開かないように抑えるコツは2つあります。
1つは構えた時の足のスタンスです。ツイストサーブを打つ時のスタンスは、右足を半歩~1歩後ろに引きます。
もう1つは、スイングの際に左ひじを胸に寄せるよう引いてスイングを行います。この足のスタンスと左手の位置に注意して、体を開かないようにロックできれば、自然と軌道は上向きの良く跳ねるサーブになります。
テニスにおけるツイストサーブで体を開かないように抑えるコツは2つあります。
1つは構えた時の足のスタンスです。ツイストサーブを打つ時のスタンスは、右足を半歩~1歩後ろに引きます。
もう1つは、スイングの際に左ひじを胸に寄せるよう引いてスイングを行います。この足のスタンスと左手の位置に注意して、体を開かないようにロックできれば、自然と軌道は上向きの良く跳ねるサーブになります。
ツイストサーブでサービスキープを有利にしよう
硬式テニスにおけるツイストサーブは難しいサーブではありますが、一度感覚を掴んでしまえば攻守のバランスに優れる強力なサーブです。
また、難しいと言っても重要なコツを1つずつ押さえて、ベストな回転がかかる打ち方を探す練習を行えば誰でも打てるようになります。
すぐにでもツイストサーブの練習を始めて、サービスゲームを有利に進めることができるサーブを習得しましょう!
また、難しいと言っても重要なコツを1つずつ押さえて、ベストな回転がかかる打ち方を探す練習を行えば誰でも打てるようになります。
すぐにでもツイストサーブの練習を始めて、サービスゲームを有利に進めることができるサーブを習得しましょう!
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