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風速11mはどのくらい?自転車やバイク・スポーツへの影響とは?

風速11mはどのくらい?自転車やバイク・スポーツへの影響とは?

風速11mは傘をさしてもひっくり返って壊れたり、電線は大きくうなるぐらいの風の強さです。風力11mでも日常生活に大きな影響はありません。しかし、自転車やバイクは強風に煽られてバランスを崩し事故になる可能性もあります。また、球技はいつもどおりのプレーができなくなります。

2024.04.02

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風速11mとは?

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風速11mとは10分間に風が移動する速さが毎秒11秒であることを示しています。風の強さの目安を表すビューフォート風力階級では、風力11mは階級6に指定され、木の大枝が揺れたり、電線がうなったりする影響を与え、どれくらいの危険性があるか考えながら注意する必要があります。
風速階級 6
陸上への影響 大枝が動く。電線がうなる。傘はさしにくい。
相当風速 10.8~13.8

風速11mの定義

一般に風速11mは10分間に風が移動する平均の速さが毎秒11秒です。ただし気象情報では10分間の風速の平均を風速、3秒間の風速の平均を瞬間風速と示しています。そして最高瞬間風速は風速の1.5~3倍になることが予想されます。

風速を表す単位はm/sです。しかし、注意報や警報・台風情報の誤解される恐れがない場合は11メートルと表記される場合があります。

風速 一般 1秒間に風が移動する距離
気象情報 10分間の風速の平均

風速と最大瞬間風速の違い

用語 意味
風速 一般 1秒間に風が移動する距離
気象用語 10分間の風速の平均値
瞬間風速 3秒間の風速の平均値
最大瞬間風速 瞬間風速の最大値
風速とは1秒間に風が移動する距離を示している言葉となります。

ただし気象情報では10分間の風速の平均値を風速とし、0.25秒間隔で測定した3秒間の風速の平均値を瞬間風速と表します。一般的に瞬間風速の最大値は風速の1.5倍~3倍になり、風速10mの場合には15m/s~30m/sの最大瞬間風速となる可能性があります。

風速11mの強さ

風の強さ 平均風速
やや強い風 10m/s~15m/s未満
強い風 15m/s~20m/s未満
非常に強い風 20m/s~30m/s未満
猛烈な風 30m/s~
風速11mの風の強さは、やや強い風に分類されます。やや強い風とは、気象庁が定めた強風レベルの1段階目で、日常生活に支障をきたし始める注視すべき強風の最低ラインです。風速10メートルから強風注意報の発令基準に定めている地域も多く、風速11mは台風や別の気象条件を伴うことで警報の発出がされることもあります。

風速11mと日常生活への影響

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風速11mの日常生活の影響はどのくらいかというと傘がひっくり返って壊れたり、少々歩きづらくなったりはしますが、通勤や通学はできる程度です。しかし、思い通りに歩けなかったり、風の強さでフラついたり、多少のストレスは感じます。大枝や電線は大きく揺れますが、ビルの窓ガラスが割れたり建物が壊れたりする大きな被害は少ないです。

傘の使用

風速11mの風の強さのなかで、傘をさすとひっくり返って壊れるため、傘の使用は難しいです。特に軽量の折り畳み傘やビニール傘は骨が折れてしまい、すぐに壊れる可能性が高いです。風の強さで傘が飛んでしまい、他人に怪我を負わせることもあります。頑丈な傘を使用する場合でも飛ばされないように両手で持つ対策が必要です。

普段、歩行で通勤や通学をしている人は安全面に考慮して手段を変える方法もあります。

街路樹

風速11m 土埃 都立 東白鬚公園 桜散る

風速11mの強さの風が吹くと、街路樹の枝は大きく揺れますが、幹や街路樹自体が損傷する事例は少ないです。一般的には風速10mで街路樹の葉や花びらは風で舞い落ちます。また、街路樹の近くにある学校のグラウンドでは砂埃が起きる事例もありました。

ビル・看板

風速11mでビルの窓ガラスが割れたり、看板が壊れて落下する可能性は非常に低いです。風速11mの風が吹いていると電線がうなったり、窓ガラスや扉がガタガタと音を立てることはあります。しかし、風速11mでビルが壊れたり、道路標識が落下する事例はあまりありません。

風速11mのスポーツへの影響

風速11mは屋内のスポーツでは影響はないですが、屋外でプレイするスポーツへの影響はとても大きいです。どのくらいかというと屋外で試合をする球技は風の強さで球が予測不能な動きをして、パフォーマンスの低下に繋がります。一方、コンマ1秒が大切である陸上競技では、多くの競技で試合中止や記録に認められない場合が多いです。

球技

風速11mではほとんどの球技は試合中止にはなりません。球場で試合があるプロ野球やJリーグでは風速により試合が中止されることはほとんどなく、警報や発令状況で中止が決まります。

しかし、風速11mでの野球やテニス・ゴルフは球が小さく、風の影響を受けやすい球技はパフォーマンスが低下します。また、道具が飛んだりする可能性もあり、注意が必要です。

陸上

陸上は競技は種目で風速11mでの風の強さの影響が異なります。

ハンマー投げや槍投げの投てき競技は、風速10m以上で安全面を保証できなく、試合だけでなく練習も中止になります。また0.1秒や1cmの差が大事な短距離や幅跳びでは、追い風が10m以上で正式な記録として認められません。一方、中・長距離は風速11mで試合が中止になることは少なく、選手は練習時から強風対策の練習をしています。

風速11mの乗り物の影響

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風速11mの風が吹いていると、地上を運転する乗り物には大きな影響があります。どのくらいかというと自転車やバイクを思いどおりに操作することは難しく、駐車しているだけでも転倒の恐れがあり、保管場所には対策が必要です。飛行機の場合は、風速11mで欠便することは少なく、フライト中はそこまで影響はありません。

自転車

風速11mで自転車を運転することは可能です。しかし、風の強さで思うような速度が出ません。ふらついて転倒してしまう可能性も高く、通勤や通学に自転車を使っている人は手段を変えることをおすすめします。

風速11mの風が吹いていると、自転車を駐車しているだけでも転倒してしまう可能性が高く、ガレージに駐車したり、車輪止めを使用したりと対策が必要です。

バイク

風速11mでバイクを運転することは非常に危険です。バイクは自転車と比べてスピードが出る乗り物で、風の影響をとても受けます。思うような操作をすることはとても難しく、大きな事故につながりかねません。

風速11mの風が吹いていると、バイクも駐車しているだけで転倒してしまう可能性が高く、風の吹かない場所に駐車したりと工夫が必要です。

飛行機

飛行機は風速11mで欠便することはありません。飛行機は機体の面積が横の方が広く、横風に弱いこともあり、横風の風速が13m以上、向かい風の風速が25m以上で欠便になります。また、台風や大雪など天気が悪いときは視界が悪くなり、着陸が難しくなり、欠便になる可能性が高いです。

飛行機よりも機体の小さいヘリコプターは風速11mでもバランスが崩れることがあり、注意が必要です。

風速11mのアウトドアの影響

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風速11mでのアウトドアはとても危険です。風速11mでは立っているだけでふらついてしまい、山や海で転倒したときの危険が高まります。特に登山中は風向きにより、正確な風速を体感できない場合が多く、今後の天気を考慮する素早い判断力が求められます。キャンプや釣りは風の強さで道具が飛んでいかないように注意が必要です。強い風を感じたら安全を考慮して、場所や日程を変える調整をする必要があります。

登山

登山において風速はとても重要です。風速11mでも登山はできますが、風速10m以上あると転倒や落石の可能性も高くなり、登山を中止することが推奨されています。また、風速が1m上がれば体温温度が1度下がり、低体温症にも注意が必要です。

登山をしているときは風向きや状況で正確な風速を体感できないこともあり、今後の天気の予測力や中断する素早い判断力が求められます。

キャンプ

風速11mでのキャンプはテントや道具が飛んでしまう可能性があり、非常に危険です。特にドーム型のテントを使用する場合は、風速11mの風が吹くと固定しているペグごと飛ばされることがあります。

キャンプは川や山の自然に囲まれた場所ですることが多く、風速11mの風の強さのなかで思いどおりの行動が出来ません。少しでも身の危険を感じたら、日程を変える必要があります。

釣り

風速11mで釣りをすることは難しいです。風速11mの風の強さになると高波で海も荒れ、落下の危険度が非常に高いです。特に体の小さい子供は風に煽られやすく、子連れで釣りを楽しむときは安全を考慮して、日程や場所を変えることをおすすめします。

風速11mで釣りができた場合でも、道具が飛ばされたり、他人に物が当たらないように周囲に気を付ける必要があります。

風速11mの影響は大きい

風速11mでは傘はひっくり返って壊れますが通勤や通学はできる程度です。自転車やバイクは乗ることは可能ですが、思いどおりの操作はできません。

スポーツやアウトドアには大きな影響を与えます。安全面が確保できない投てき競技は風速10m以上で練習も中止になります。キャンプや釣りでは道具が飛んで行かないように注意が必要です。風速11mではどのくらいの危険性があるのか意識して行動する必要があります。

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