メッシのドリブルの凄さとは?その秘密や特徴に迫る!
世界最高のサッカー選手の一人であるメッシですが、メッシのドリブルは、スピードが速くて凄いのはもちろんですが、密集地帯など、スピードを出せない場合でもフェイトテクニックを駆使し相手を交わしていきます。その素晴らしいメッシのドリブルテクニックとその凄さを分析し、特徴と秘密を紹介します。
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公式ライター Activel_director
メッシ選手とは?
スペインのFCバルセロナ・母国アルゼンチン代表の10番を背負い、パス・ドリブル・シュート・テクニック・フェイントどれをとっても超一流のサッカー選手です。
中でもメッシのドリブルの凄さは歴代のサッカー選手の中でもNO1だと言えます。メッシのドリブルテクニックの凄さはどこにあるのでしょうか。その特徴と秘密を分析しました。
メッシのドリブルの特徴
【リオネル・メッシ 2017-2018】異次元の足技 ドリブルスキル&ゴール集 HD
メッシのドリブルの特徴とその秘密を分析します。
特徴①「左足の使い方」
お分かりの通り、メッシの身長は170cmとサッカー選手の中でもかなり小柄な選手。身長が高ければ足の長さも長くなります。メッシと相手の間にボールを置いた時、自分が常に有利になるように利き足である左側に常にボールをおいているのです。
特徴②「初動の速さ」
このメッシのドリブルテクニックの凄さとその秘密は「初動の速さ」です。
サッカーにおいて、もちろんのことですが足でボールを蹴るということは「足を動かす」という動作が入ります。そして実はこのサッカーのシンプルな動作にメッシの秘密があります。この足を動かす動作で相手側は次の行動を予測し、先に動くことができるのですが、メッシの場合はこの最初の動作のスピードがもの凄く速いのです。
初動の速さの秘密として、通常の動作が「1・2・3」のリズムで起こるとすると、メッシの場合は、「0.5・1・1.5・2・2.5・3」と細かくきざんでリズムをとる特徴があります。
メッシのドリブルテクニックの秘密は、この細かなリズムの取り方で動作が瞬時に行われることで初動が速く、これによって相手が置いていかれるという状態が出来上がるのです。
この初動の速さはメッシのドリブルテクニックの凄さの中で、最も特徴的な部分の一つです。
特徴③「上体を使ったフェイント」
メッシのドリブルの動画の中でも、相手がメッシがドリブルで通るコースを自ら開けているようなパターンがありますが、これにはある特徴と秘密が分析されます。
メッシはドリブル中に細かな上体フェイントを多用することで、わざと相手にドリブルのコースを先読みさせて相手を動かし、自分は相手が開けたスペースにドリブルをしていくのです。
この上体フェイントのやり方は、サッカーが上手いと言われている選手ほど、多用している特徴があります。元バルセロナの10番ロナウジーニョ選手もこの上体フェイントのテクニックを多用していました。
ボールを動かさずに、相手を動かしてドリブルしていくこの上体フェイントのテクニックはサッカー選手の中でも、超一流のサッカー選手たちが身につけている技と特徴ではないでしょうか。
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特徴④「ドリブルを開始する位置」
あくまでもサッカーでドリブルを使う場面は敵陣の奥深く、ペナリティエリア外のサイドからドリブルを開始するのが最も効果的です。
しかし、メッシは敵陣のセンターサークル付近(フィールドの真ん中辺り)からドリブルを開始する特徴が分析されます。
*2007年4月18日のコパ・デル・レイ準決勝1stレグ、バルセロナ対ヘタフェの試合で生まれた伝説の5人抜きゴールは自陣からドリブルを開始しています。
これは圧倒的なメッシのドリブルテクニックとそれができる足技があるから成せることで、尚且つメッシには「絶対に取られない」という自信があるのでしょう。
メッシのドリブルテクニックの秘密は、メッシが持つ絶対的なドリブルテクニックがあるからこそ成せる技だといえます。
ドリブルしやすいトラップと体の向き
Lionel Messi ● Top 15 Magical Dribbles
どんなボールでも優れたテクニックでトラップし、自分がボールを置きたい左足側にトラップしてしまいます。
さらに、トラップするときに重要なのは自分の体の向きですが、メッシはこの体の向きの状況判断がとにかく的確です。
メッシのトラップの凄さと体の向きの使い方の秘密を分析します。
メッシのトラップの凄さ
もちろん、メッシが止めるボールの位置は相手が触れられない場所にあります。相手としたら迂闊に取りに行けば交わされることは目に見えているので、メッシの次の動作を待つしかなくなる状態となります。
メッシはドリブルの凄さの秘密は、このトラップのテクニック一つで「パス・ドリブル・シュート」どの選択肢も行動可能な状態にしてしまうところです。相手としたら、その選択肢を全て考えながら守備をしなくてはなりません。よってメッシの後手を踏んでしまう形となってしまうのです。
メッシのトラップのテクニックは超一級品です。このトラップ技術によって、メッシのドリブルテクニックの凄さがより際立って見えることでしょう。
体の向きの使い方
サッカーのフィールドは広く、常に相手のゴールを向いてプレーが出来る訳ではありません。前だけではなく、360℃いろんな所からボールが来る場合があります。
この時に、ボールが来る方向だけを見ていてはいけません。後ろから相手がきているかもしれませんし、相手のゴールを背にしてボールをもらった場合は、振り向くという動作を余分にしなければなりません。
サッカーでは、ボールを受けるときは、なるべく相手のゴールを向いた状態でボールを受けると、次のプレーをより効果的にできるのです。
メッシはボールを受ける時の体の向きがとにかく的確なのが特徴です。常に相手のゴールに向いてプレーをしています。
自陣など、相手が少ない場合は容易に可能ですが、敵陣の奥に行けば行くほど、相手のゴールを向いてプレーするのは難しくなってきます。
「相手のゴールを向いてプレーする」当たり前のことではありますが、メッシはこの当たり前のことを常に実施しているサッカー選手だと言えます。
単純なスピードとパワーの凄さ
Lionel Messi ● Top 25 Magical Solo Goals Ever
スピードの速さ
メッシは、2014年のある試合にて時速34.47キロのスピードを記録しています。この試合、メッシより速い選手はいませんでした。
100mを10秒で走りきった場合は時速36キロのスピードが出ている計算になりますので、これと比べてもメッシのスピードの凄さがわかります。
ちなみにサッカー選手は平均的に1試合に10km以上走ると言われていますが、メッシの場合は平均的には約8kmほどとなっており、他の選手よりも走っていません。しかしメッシが時速36キロのスピードを出せる秘密はこれにあります。
メッシは自身のエネルギーを攻撃に集中させることで瞬時に爆発的なスピードを出せるようにしているのです。
パワーの凄さ
メッシがドリブルをする際には、上半身と下半身を効率よく動かし、さらに上半身を小刻みに揺らすことでフェイントをかけている特徴が分析されます。
その秘密は、良い姿勢を保持したまま体をダイナミックに動かすことで、スピードとパワーを同時に生み出しているのです。
それを可能にしている秘密が、体の軸である体幹の強さです。
サッカーで必要な瞬発力は、体幹の力で生み出される部分が大きいので、身体全体を大きく使うことができれば、メッシのような小柄な選手でも、スピードとパワーはアップします。
小柄な選手にとって、メッシはお手本のような体の使い方をしていると言えます。
視野を生かしたドリブルの仕方と味方の使い方
Lionel Messi ● The 10 Most LEGENDARY Solo Goals Ever ► NEW VERSION ||HD||
メッシはこの視野の広さを活かして、常に味方と相手の位置を考えながらドリブルをしています。
視野の広さ
また、味方だけでなく、相手選手についても全体を通して見えていますので、相手選手がどのように自分に向かって来るのかも分かる訳です。
常に次の行動を意識した上で、ドリブルが出来るのもメッシの持つドリブルの凄さと秘密の一つだと言えます。
味方の使い方
数プレー先のことを考えられるということは、味方と相手がこの後どう動くのかを予測することが可能ということです。
そこでメッシは、味方の動きを利用し、パスを出すフェイントをしたり、味方の作ってくれたコースにドリブルで侵入したりします。
相手にとっては、メッシのことを考えながらも他の相手の選手の動向も気にかけなければなりませんので、瞬時に考えなければならないことが、洪水の様に脳内に流れてきます。
メッシのドリブルを止めるには、本当に容易なことではないと言えます。
メッシがよく使うドリブル中の技
Lionel Messi vs No Space – HD
メッシがドリブル中に多用している技は「ダブルタッチ」と「股抜き」です。この2つの技の秘密を分析します。
ダブルタッチ
メッシはドリブル中に上体フェイントなど細かなフェイントを数多く行っていますが、分析していくと、このダブルタッチをドリブル中に多用しているシーンを多く見られています。
ダブルタッチは基本的なドリブルテクニックの一つではありますが、これにメッシの持つスピード・テクニック・パワーが合わさると、もはやファウルでしか止めることができない足技となります。
股抜き
メッシはこのドリブルテクニックの技を、相手が勢いよくボールを取りに来た時に多用する特徴があります。持ち前の視野の広さで相手の行動を観察し、相手が足を出してきたところにボールを転がして股抜きするのです。
さらに分析するとメッシは、この股抜きの技を相手が密集する地帯でも多用しています。股抜きは相手の股の下にボールを通すので、直線的に相手を抜くことができます。
つまり相手のゴールへの角度を保ったまま、相手を抜くことができるので、次のプレーの選択肢が広がるのです。
しかし、股抜きはサッカーでも難しい技術の一つです。
これをメッシは相手がたくさんいる密集地帯でやってしまうのですから、メッシのドリブルテクニックがいかに凄いのかを物語っています。
まとめ 〜メッシのドリブルの凄さと秘密や特徴について〜
メッシは、恵まれた身体があるわけではありません。むしろサッカー選手としては小柄な選手です。そのメッシが世界最高の選手になるまでには、並々ならぬ努力があったことでしょう。
幼少期には母国アルゼンチンのストリートの中で遊びテクニックを身に付け、スペインに渡りました。才能に恵まれていたことは事実ですが「サッカーが好き」という純粋な思いがメッシを世界最高の選手にしたのです。
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