【群馬県】サッカーの強豪高校ランキングTOP10！

高崎高校サッカー部は、これまで選手権やインターハイなどの全国大会出場実績はありませんが、前橋育英や前橋商業、桐生第一に次ぐサッカー強豪高校の一つに名を連ねています。

2018年の選手権予選2回戦では強豪の伊勢崎商業の0-1で惜敗、翌2019年の選手権予選2回戦で再び伊勢崎商業と対戦し、0-2で敗れています。2019年インターハイ予選はベスト16、2015、2016年の総体予選では2年連続でベスト8入りを果たすなど、常に上位を脅かす公立校として知られた存在です。

新島学園サッカー部はこれまで選手権、インターハイなどの全国大会出場経験こそありませんが、2009年の選手権群馬県予選で準優勝、2011年と2016年の選手権群馬県予選ではともに3位という成績をおさめている強豪高校です。2018年と2019年の選手権群馬県予選では共に準々決勝で涙をのんでいます。

そんな新島学園サッカー部の強さの裏には、中高一貫校特有のサッカー育成にあります。新島学園中学サッカー部は、群馬県最強として知られ、全国大会にも出場しています。中学で育成さあれた選手がそのまま高校に上がることで強さを維持できるわけです。

新島学園中学校サッカー部の主な戦績
・2019年　関東中学校サッカー大会　ベスト16
・2016年　全国中学校サッカー大会出場
・2014年　関東中学校サッカー大会　ベスト8
・2011年　全国中学校サッカー大会　ベスト16
・2011年　関東中学校サッカー大会　5位
・2010年　関東中学校サッカー大会　3位
・2010年　全国中学校サッカー大会　出場

前橋高校サッカー部は、平成26年度の群馬県高校総体では優勝を果たし、22年ぶり2度目の関東大会出場を決めている名門高校です。また、2017年のインターハイ群馬県予選において準優勝の実績を誇る公立高校で、その他の群馬県大会でもベスト8に頻繁に進出しており、強豪高校として知られています。

そんな前橋高校サッカー部は、サッカーの能力を高める場所であると同時に、人としての価値を高める人間教育の場であるとし、質の高い文武両道の実践を追求しています。

群馬県の公立の雄と呼ばれる県立伊勢崎商業高校サッカー部は、これまで2005年の選手権、2010年のインターハイに出場経験を持つ強豪高校です。2018年、2019年の選手権予選では2年連続で準々決勝で桐生第一に敗れはしたものの、1点差という僅差での敗戦は可能性を感じさせるものでした。

私立のような他県からスーパースターが来るでもなく、恵まれた練習環境があるわけでもありませんが、粘り強い守備からのカウンターでもぎ取った得点を守りぬくサッカーは今も受け継がれています。

高崎経済大学附属高校サッカー部は、これまで選手権やインターハイで群馬県を制した経験はなく、全国大会出場経験もありませんが、2016年度以降におけるインターハイや選手権の群馬県予選において常にベスト8以上に名を連ねている、安定した強さを誇る強豪高校です。

そんな高崎経済大学附属高校サッカー部の強さの裏には恵まれた練習環境にあります。高崎経済大学附属高校第2グラウンドは全面人工芝になっています。また、素晴らしいグラウンドのため、群馬県のユース世代の公式戦でも頻繁に利用されています。

常磐高校サッカー部は大正2年から歴史を刻み続けている群馬県内でも強豪高校として知られ、平成12年のインターハイ予選で群馬県を初制覇し、全国大会では初出場でベスト16という成績を残しています。そんな常磐高校サッカー部の強さは、チームとしての総合力とバリエーション豊かな戦術にあります。

スーパースターはいないものの、誰がピッチに立っても遜色ない選手層の厚さには定評があり、2016年度のインターハイ予選4回戦では、粘り強いサッカーで90分間を戦い抜き1-1の同点からPK戦に突入、最終的に王者の前橋育英を撃破しています。

サッカー名門高校の健大高崎高校サッカー部は、全力を尽くす姿は美しい を合言葉に132人の部員が群馬県制覇を目指して日々トレーニングを積んでいる、群馬県で強い高校と呼ばれる学校です。

これまで選手権やインターハイなど全国大会への出場経験こそありませんが、昨年のインターハイ群馬県予選では3位、平成30年のインターハイ群馬県予選ではベスト8、選手権群馬県予選ではベスト16と、近年着実に力をつけ、上位校を脅かす存在になっています。前橋育英、前橋商業、桐生第一といった3強に続く新興勢力として期待されています。

名門高校、前橋商業高校サッカー部はこれまで選手権に11回出場、インターハイには同じく名門高校の前橋育英高校を超える17回の出場を誇る強豪高校です。そんな前橋商業高校サッカー部が強いといわれる所以は、公立高校とは思えない素晴らしい練習環境にあります。

一面に広がった人工芝グラウンドを持ち、雨の日でも練習ができる環境が整っています。また、チームの指揮をとる笠原恵太監督によれば、県立高校のため主に県内の選手で構成されているため、目立った選手はいないものの、コツコツと真面目に練習に取り組み、3年生になったときに勝負できるチーム作りを心掛けているそうです。

群馬県サッカーの名門高校の一つに数えられている桐生第一高校は、日本代表フォワードとして活躍する鈴木武蔵の母校で知られています。そんな強い桐生第一高校を指揮するのは田野豪一監督で、「チームはひとつ」をスローガンに、近年飛躍的に成長を遂げています。

最近10年間ではインターハイや選手権でそれぞれ2度の全国大会出場を果たし、強豪高校の前橋育英高校を脅かす存在の筆頭としてその名があげられています。2017年には悲願としていた関東プリンスリーグへの昇格も果たしたことで、王者の前橋育英高校と同じ土俵に立ち、強豪校の中で揉まれながらさらにパワーアップすることは間違いありません。

関東プリンスリーグ
全国に9つある高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグの1つで、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県の関東地方1都7県の高校生・ユースチームが参加するサッカーリーグ戦です。2020年時点での参加チームは鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ、東京ヴェルディなどJ下部組織に加え、前橋育英、帝京、矢板中央、昌平など関東屈指の強豪高校がしのぎを削っています。

名門高校の前橋育英高校男子サッカー部は上州のタイガーブラック集団として有名になり、これまで選手権に23回、インターハイに16回、群馬代表として全国に出場した強豪高校です。そんな前橋育英高校サッカー部が強いと言われる所以は名将、山田耕介監督の存在にあります。

山田監督は選手の技術とパスワークを重視したサッカースタイルを採用し、選手の長所を見抜いて伸ばす指導に定評があります。その良い例としてあげられるのが、当時フォワードだった山口素弘や松田直樹をMFやDFにコンバートさせ、成功しています。山口や松田はその後Jリーグや日本代表として活躍したことでも知られています。

山田耕介監督
島原商業から法政大学を経て1982年に前橋育英高校へ社会科教諭として赴任、同時にサッカー部監督に就任します。

基本的には4-4-2のフォーメーションで中盤はボックス型で2枚のボランチを置き、ボール奪取時からボランチを起点に長短のパスで攻撃を組み立ています。
近年では3バックも採用し前線も3トップにしたり、ショートパスだけではなく最終ラインからのロングフィードで局面を変えるなど、選手に合わせて多様な戦術をとっています。

北関東有数のサッカー王国の群馬県高校サッカーを牽引するのが前橋育英高校、前橋商業、桐生第一高校の3強で、この3強に割って入ろうとしているのが健大高崎高校、常磐高校、高崎経済大学附属高校、新島学園高校といった私立高校、そして伊勢崎商業高校、前橋高校、高崎高校といった公立高校です。

特に前橋育英高校は2010年から2019年までの10年間で9度の選手権出場を果たしている強豪校で、群馬県内ではほぼ無敵状態になっています。