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ボレーシュートの蹴り方と7つのコツとは?軸足の使い方が大事?

ボレーシュートの蹴り方と7つのコツとは?軸足の使い方が大事?

サッカーのボレーシュートは蹴り足を振り上げてボールへミートする難易度の高いシュート技術です。ボレーシュートの蹴り方はインパクト、軸足、視野の3つの観点に分けることができ、インパクトでは体の傾きや膝下の振りが大切になります。今回は3つの観点から7つのボレーシュートの蹴り方のコツを紹介します。

2021.12.16 サッカー

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nosedori


ボレーシュートの蹴り方とは?

蹴り足を振り上げてボールへミートするキック

ボレーシュートは、サッカーの試合でクロスボールに対して軸足を地面についた状態で、蹴り足を振り上げてボールへミートするシュートのことを意味します。

ボレーシュートはボレーキックをシュートに変えたもので、ボレーキックと基本的な蹴り方は変わりません。ボレーキックとの違いはクロスボールに合わせるところになりますが、いくつかの要素が異なります。

現レアル・マドリード監督のジダンのボレーシュート

シュートする難易度の高い技術

ボレーシュートは、片足で立った状態でシュート動作をしますので、シュートの種類の中で、非常に難易度の高いシュート技術が必要です。

ボレーシュートは、クロスボールに対してシュートを合わせます。ボレーシュートの難しさは、2つの軸を視野に収めながら浮き正確に足をあてることです。1つ目の軸はクロスボールの横軸。もう1つは目標とする縦軸方向のゴールとなります。

よくある失敗が、足を振り上げた時にバランスを保つことができず体勢をくずしたり、足が振り上がらずにミートできないことです。ボレーシュートを成功させるためには、バランス能力を高めるということが大切なポイントになります。

ボールへのインパクトがシュートの結果を左右する

サッカーのボレーシュートを蹴るときに重要なことは、ボールに正確にインパクトさせることです。しっかりとインパクトできると、力を入れずにスピードのあるボレーシュートを打つことができます

ボレーシュートのよくある失敗例は、インパクトするポイントがずれてボールが、ゴールの上に飛んだり弱々しいシュートになることです。正確にインパクトさせる技術は非常に難易度が高く、知識を知って繰り返し練習をする必要です。正しい蹴り方のコツを解説しますので、ボレーシュートの成功率をアップさせましょう。

ボレーシュートで大事な7つコツとは?

①ボールの高さに合わせて体を倒す

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ボレーシュートを打つときのコツは、インパクトを正確にするためにボールの高さにあわせて体を倒すことです。

人間の体の構造上、直立状態で足に力が入る状態で振り上げられるのは45度程度までで、90度もしくはそれ以上あげるのは非常に難しいです。そのため腰の高さよりも高いボールは、直立状態でボレーシュートをしてもインパクトが難しくなるうえ、キックに力も込めることができません。

正しいインパクトができるようにするためにはボールの高さに合わせて体を倒し、直立状態ではなく斜めの状態で足を振り上げることが必要です。体を倒すことで股関節の角度も45度程度を保つことができるため力を逃さずにインパクトすることができます。

②膝から下をコンパクトにふる

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ボレーシュートのインパクトを合わせる確率を上げるために大切なことは、膝から下をコンパクトに振るということです。ボレーシュートの場合、腰の回転などを使って大振りしてしまうと、ミートがうまくいかなかったりタイミングがずれるミスの原因になります。

コンパクトに膝下を振ることによって、よりボールが近づいてきたときに動作に入ることができるので、インパクトのタイミングが合わせやすくなります。ボールのミートポイントは中心よりやや上を斜めに斬り下ろすように蹴るようにしましょう。

ボレーシュートの蹴り方で、腰をひねって旋回運動の力を使って強いシュートを打つ指導がされます。この蹴り方が実際の試合でできるのかといいますと、スペースがなかったり相手が近くにいる中で余裕を与えてもらえることがないので難しいです。

③ボールは体の少し前でインパクト

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ボレーシュートでボールをどの辺りでミートするかは、インパクトがずれないようにするために非常に大事です。ボールをミートするポイントは、ボールが真横から飛んできた場合、身体の手前、横、後ろの3つがありますが、基本的には手前でミートすることが良いです。

なぜならば足を振り上げて伸ばしたときに最も力が伝わる場所で、横、後ろでは足の伸展がまだ完了していない途中のためキックの力が出づらいからです。

試合中はボールの軌道や状況によっては、ボールが体より後方に行くこともありますので、常に手前でインパクトできるよう軌道に合わせてバックステップを踏むことも大切です。

・正確にインパクトをするためには体を倒して足を振り上げ、股関節の角度を45度に保つ

・膝から下をコンパクトに振りボールへ正確にミートさせる

・ボールの軌道に合わせて体の手前でミートできるようにする

④軸足は蹴りたい方向に向ける

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サッカーのボレーシュートを打つ際に、軸足の使い方はゴールの有無を左右する重要なポイントです。軸足の使い方のコツの1つとして、ボールを飛ばしたい方向にしっかりと向けて打つということが挙げられます。
ニアサイドを狙いたい時
近いゴールポストの方に軸足を向けることで、体の回転や開きが抑えられミート時にニアサイドへと飛ばすことができる。
ファーサイドを狙いたい時
ファーポストに軸足を向けることによって、体が開き脚の可動域を広げることができるため、インパクト時にファーサイドに向かってシュートを打つことができる。

⑤軸足を定めるタイミング

サッカーのボレーシュートにおいて、いつまで予備動作でステップを踏んで対応できるようにし、軸足をいつ地面に固定させておくのか、というのは軸足の使い方で難しいポイントでもあります。具体的なタイミングは2つです。
予備動作ステップを行うタイミング
ボールの軌道に合わせたり、高さを見定めるために細かいステップを踏んでいつでも対応できるようにし、タイミングはクロスが上がる直前からキックフォームに入るまでの間行う。
軸足を定めるタイミング
ボールが体から5m前後まで近づいたら最終的に軸足の位置を定め、キックフォームに入ると同時に完全に固定して着地する。

⑥力強く軸足を踏み込む

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ボレーシュートを打つときに、軸足を力強く踏み込むことはシュートの成否に大きく関係します。理由は、軸足を強く踏み込むことで体の軸が固定され、インパクトの瞬間にスイングによる力が直接的にボールに伝わるからです。

軸足の踏み込みが浅くなると、ボレーシュートを打ったときに体軸がぶれてしまい、体を倒して打つときにも対応することができず結果的にインパクトが弱くなります。

正確にインパクトさせて枠内にボレーシュートを飛ばすためには、軸足を力強く踏む込むことを意識しましょう。

⑦落下点をいち早く読む

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ボレーシュートで目を使うというのは意外なポイントかもしれないですが、成功率を上げるためには欠かせない要素です。

目の使い方で大切になるのが落下点を読むという動作です。現代の子どもは落下点を読むことを苦手とする子が多くいます。落下点を読むため大切な見るポイントは下記の2つです。

①ボール保持者の状況を見る
クロスを上げる味方がプレッシャーを受けているのかフリーなのか、サイドのどの位置でボールを持っているかを見て、高いボールかカーブをかけるのか、どの辺りまで上げられるかを予測する。
②蹴られたボールの軌道をみる
クロスが蹴られた瞬間にボールの高さ、スピードを見て落下点を計測する。ボールの上空での最高到達点を見るようにすると落下点がわかる。

シュートを打つ前とミートの瞬間で見るものを変える

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ボレーシュートでは見るべきものを意識することが大切です。

クロスが上がってシュートを打つまでは、キーパーの位置を見て確認し、ボレーシュートを打つ方向を決定します。
ボールが自分のところまで届いて、ミートする瞬間はボールをしっかりと見てインパクトをすることが重要です。この2つは当たり前のように思うかもしれませんが、できていない選手は多くいます。

特にボールを凝視していないがためにインパクトポイントがずれることで、ボレーシュートをミスすることはよくある失敗例です。ボレーシュートがうまく行かない時にはこの点を確認するようにしましょう。

シュートを打つ前:キーパーのポジショニングを見てコースを決める

ミートの瞬間:ボールをしっかりと見て正確にインパクトする

ボレーシュートの蹴り方と7つのコツのまとめ

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ボレーシュートは練習では綺麗に教科書通りに打つことができます。それは練習では、ボレーシュートを打つときに相手がおらず、フリーで打つことができるからです。

実際の試合では相手がいて、呼吸が上がっている状態でマークを外して落下点を読んで、キーパーの位置を見て正確にボールにミートさせるという、非常に様々な要素が複雑に絡み合った中でボレーシュートを打たなければなりません。よってボレーシュートを決めた選手は、脚光を浴びみんなから称賛もされます。

ボレーシュートの7つのコツは基本的なフォームから、実際に試合で使うために必要となる道具まで取り上げていますので、練習の中でしっかり意識して身につけるようにしていってください。

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