ジロンダディップスとは?大胸筋上部に効果的なやり方を解説!
ジロンダディップスは大胸筋上部の筋肉を効果的に鍛えられるトレーニングです。フルレンジでおこなうことで大胸筋上部に強い負荷をかけ、鎖骨の下から盛り上がる大胸筋をつくります。ジロンダディップスの正しいフォームと動作のやり方をマスターし、大胸筋上部を効果的に鍛えましょう。
Writer
公式ライター an.0213171
はじめまして。日々、筋トレを楽しみながらアンチエイジングとダイエットに頑張っているライターです。学生時代は身長の高さを生かして、バレーボールをしていました。記事ではスポーツを通して役立つ情報をお届けします。
ジロンダディップスとは?
ジロンダディップスの開発者
開発者 | ヴィンス・ジロンダ |
生年月日 | 1917年11月9日 |
没年月日 | 1999年10月18日 |
出身地 | アメリカ合衆国ニューヨーク |
職業 | ボディービルダー・パーソナルトレーナー |
主な戦歴 | 1951年:プロミスターアメリカ2位 |
1957年:プロミスターUSA3位 | |
1962年:ナバプロミスターユニバース2位 |
ノーマルなディップスとの違い
違いのあるポイント | ジロンダディップス | ノーマルなディップス |
メインターゲット | 大胸筋上部 | 大胸筋下部 |
フォーム | 両脚を前方に出すくの字型の姿勢 | 両脚を後方へ引く前傾姿勢 |
ジロンダディップスの難易度
ジロンダディップスの効果のある部位
・大胸筋上部
・大胸筋中部の内側
・上腕三頭筋
ジロンダディップスのメインターゲットは大胸筋上部の筋肉であり、サブターゲットが大胸筋中部の内側と上腕三頭筋です。
大胸筋の上部
ジロンダディップスでは上半身を深く沈めて大胸筋上部の筋肉を十分にストレッチさせ、体を上げるときは高い位置まで体を戻して可能な限り筋肉を収縮させて、大胸筋上部を強く刺激します。大胸筋上部を鍛えることで、鎖骨の下から盛り上がるメリハリのある胸板に仕上がります。
大胸筋中部の内側
ジロンダディップスはバーを握る手幅を広くとり、腕がまっすぐになるまで上半身を押し上げることで、大胸筋中部内側の筋肉を最後まで収縮させます。大胸筋中部の内側を鍛えると胸の谷間がくっきりと現れるほか、上半身の体幹を安定させる効果があります。
上腕三頭筋
ジロンダディップスで上腕三頭筋を鍛えると、半そでシャツやタンクトップを着たときに見栄えのする力強い腕をつくることができます。
ジロンダディップスのやり方
・正しいフォームと姿勢
・適切な回数とセット数
・負荷の調整の仕方
負荷の高い筋トレであるジロンダディップスは、フォームや負荷調整が適切でないと大胸筋上部に効かないだけでなく肩や肘を負傷する恐れがあります。けがを防ぐために正しいやり方を知っておきましょう。
ジロンダディップスのお手本動画
①バーを握り体を浮かせ、腕をまっすぐに伸ばす
②両脚を揃えて前方に出し、つま先を顔より前の位置にセット
③あごを引き大胸筋上部につけて固定
④肘をできるだけ深く曲げて体を下ろす
⑤肘がまっすぐになるまで伸ばし、体を押し上げる
ジロンダディップスはフルレンジでおこなうやり方が基本ですが、肩や肘の負担が大きくなるため可能な範囲でフルに関節を曲げ伸ばししましょう。
グリップの握り方
正しいフォームと姿勢
・手幅は肩幅より広くする
・背中を軽く丸め、上半身は前傾姿勢をとる
・あごは引き、胸の上部に固定する
・つま先は顔より前に出す
手幅が広いと上腕三頭筋の関与が弱まり大胸筋上部を効果的に鍛えることができるため、ジロンダ氏はジロンダディップスの手幅は81cmを推奨しています。手幅は無理のない範囲で広めにとりましょう。
適切な回数とセット数
15回×3セットがクリアできたら、加重して負荷を高めましょう。ジロンダディップスは強度の高い筋トレのため、毎日ではなく2~3日に1回くらいの頻度でおこなうと筋肉に十分な回復期間を与えることができ、筋肉の肥大化に効果的です。
負荷の調整方法
ジロンダディップスのコツ
・正しいフォームをキープする
・動作はフルレンジでおこなう
・動作は大胸筋上部の伸展・収縮を意識しながらおこなう
正しいフォームの保ち方
・腹筋に力を入れて体幹を安定させる
・目線は常に下へ向け、あごを上げない
・肩に力をいれない
・背中を軽く丸める
腹筋に力を入れるとフォームのぐらつきを抑えることができます。肩に力が入ると負荷が肩の筋肉に逃げ大胸筋上部に効かないため、肩に力を入れずにフォームを保ちます。鏡の前でのトレーニングや動画撮影をして、フォームの正しさを確認しましょう。
肘の曲げ方
肘の伸ばし方
動作の速さ
ジロンダディップスの疑問と注意点
・ジロンダディップスができないときの練習方法
・肩や肘に痛みがあるときの対応の仕方
ジロンダディップスは難易度の高い自重トレーニングのため、ノーマルなディップスが連続して15回以上安定したフォームでできるレベルになってからの挑戦がおすすめです。
ジロンダディップスができないときの対処法
【体を下ろす動作】
①踏み台に乗りバーをつかみ体を浮かす
②腕を曲げてゆっくり体を下ろす
③下ろし切ったところで再び踏み台にのる
④②~③を繰り返す
肩や肘に痛みがあるときの対応
ジロンダディップスで迫力のある大胸筋を手に入れよう
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