減量期のプロテインの摂取タイミングと3つの気をつけること!
減量期真っただ中の皆さん、こんにちは!筋トレ、増量のみならず、減量期にも強い味方になってくれるプロテインは有効活用していますか?本記事では辛い減量期を少しでも楽に、効率よく乗り越えるためのプロテインの摂取方法を紹介しています。
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公式ライター Activel_director
減量期にもプロテインが有効な理由
減量期にも筋肉を維持してくれる、たんぱく質だけを効率よく摂取したい……そんなワガママに応えてくれるのがプロテインです。
しかしプロテインというとやはり増量のイメージの方が強く、中には減量期に頻繁にプロテインを摂っては太る!と考えている人もいるかもしれませんね。
プロテインはたんぱく質を粉末状にしたものですので、基本的に純粋なたんぱく質と同じ1g=4kcalとなります。それにフレーバーなどのプラスアルファのカロリーを足して、大体一食当たり(25g)100~130kcal程度となっています。余分なカロリーや脂質などの栄養素を摂らずにたんぱく質だけを摂取できることを考えれば、とても優秀な数字です。
もちろん、摂取しすぎて消費カロリーを上回ってしまうと太ってしまいますが、上手に使えば減量期を効率的に過ごすことができます。
そんなに多い!?減量期のプロテインの摂取時期
そんなに多いのかと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、減量期一日分の摂取カロリーを小分けにして、3~4時間おきに摂る感覚です。食事誘導性熱代謝といって、食事を取るとその後数時間、エネルギーの代謝効率がよくなります。この食事誘導性熱代謝というのが、特別な運動等を除く一日の消費カロリーの10パーセントを担っているのです。
一日の摂取カロリーはそのままに、運動とはまた別のアプローチで減量期のカロリー消費を賄えるとしたらこれを利用しない手はありませんよね。
減量期の頻回食のメリット①
血糖は筋トレ等、運動を行う際に消費されます。しかし一度の食事で多くの量を食べ過ぎてしまうと、その分、血糖値は急激に上昇してしまいます。これの何がまずいかというとその場で消費されずに余った血糖はそのまま身体に蓄えられてしまうのです。
頻回食で一回の食事を少量にすることには、血糖値の急激な上昇を防ぎ、身体に脂肪をつけにくくする効果があります。
減量期の頻回食のメリット②
定期的に身体に栄養が入ると、身体は安心して摂取した栄養をそのまま消費してくれるようになります。しかし逆に空腹状態が長く続くと、身体は次にいつ栄養が送り込まれるか分からないので、栄養が入ってきた時に出来るだけ身体に貯め込もうと働きかけるようになってしまうのです。
以上のように、頻回食は身体に脂肪をため込まないため、複数の働きをしてくれます。減量期には頻回食で一石三鳥の効果を手に入れましょう!
減量期のプロテインの摂取タイミング①
起床後
寝る時は当然、栄養の摂取が途絶えるので、起床後の身体は枯渇状態です。しかしプロテインを使えば、枯渇状態の身体に素早く栄養を送り届けることができます。特に朝起きてから朝食までに一時間以上の間がある、という方にはおすすめしたいタイミングです。
減量期のプロテインの摂取タイミング②
朝食~昼食間
減量期の設定期間や体形、目標数値にもよりますが、昼食は300~500カロリー程度が目安です。普段の食事にプロテインを“足す”のではなく、あくまで“減量期一日分の総カロリーの小分け”と考えてください。
減量期のプロテインの摂取タイミング③
昼食~夕食間
理由としては【減量期のプロテインの摂取タイミングその2・朝食~昼食間】と同じで、食間の穴をふさぐためです。カロリーオーバーになりがちな夕食を控えるためにも、この時間帯でおにぎり一個程度の炭水化物を同時摂取するのも効果的です。
減量期のプロテインの摂取タイミング④
筋力トレーニングの後
もちろん減量期にも筋トレは欠かせません。そして減量期でも筋トレ後は吸収のよくなる30分以内にしっかりとプロテインを摂取してください。せっかく筋トレでカロリーを消費したのに、とプロテイン摂取を控えてしまうと、筋肉に必要な栄養が行き渡らず、筋肉ごと体重を削ぎ落とす結果になってしまいます。
本当に、一時的に目先の体重を減らすだけが目的の減量期ならばそれでもいいかもしれませんが、筋肉が落ちてしまうと基礎代謝、運動時の代謝量が減り、筋トレの強度も下がってしまいます。筋トレの強度が下がれば当然、代謝量はさらに減り、どんどん痩せにくい身体になる……という負のスパイラルに陥ってしまいます。
減量期は少しでも摂取するカロリーを抑えたい、と考えてしまいがちですが、総合的には取るべきところではきちんとプロテインを取った方が効果的なのです。
減量期のプロテインの摂取タイミング⑤
寝る前
寝る前の摂取に適したプロテインについては、後述する【減量期のプロテイン摂取について気をつけることその3・プロテインの使い分け】の項目で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
何故?寝る前にプロテインを摂取する理由
【減量期のプロテインの摂取タイミングその1・起床後】でも触れさせていただいたように、胃に何もない状態が長く続くと身体は脂肪をため込もうとします。寝る前のプロテイン摂取にはそれを避け、かつ寝る間にも筋肉に栄養を送り込むという重要な役割があるのです。
減量期のプロテイン摂取の注意点①
基本の食事を抜かない
しかしプロテインが担うのはあくまで補助的な役割です。食事誘導性熱代謝も、基本的には液状のプロテインよりも固形物を食べた時の方が高くなります。特に野菜・茸・海藻類に限って言えば、蒸した物や茹でた物、生食であればいくら食べても大丈夫です。体調を整えるビタミン類の摂取や空腹感をしのぐ意味でも、減量期の食事では積極的に野菜を摂るようにしましょう。
減量期のプロテイン摂取の注意点②
水をたくさん飲みましょう
加えて、減量期に大量のプロテインを摂取する、という観点から見ても水分には重要な役割があります。たんぱく質が代謝される際には多くの老廃物を排出します。減量期にプロテインを頻回摂取することは、普段よりも腎臓に負担を掛けることになりますので、腎臓の働きを助けるためにも大量に水が必要になる、という訳です。
一度での大量摂取(2リットル一気飲みなど)は避け、水分だけで一日2リットル以上をめどに、こまめに補給していきましょう。
減量期のプロテイン摂取の注意点③
プロテインの使い分けしよう!
筋トレ後の摂取に適したプロテイン
寝る前の摂取に適したプロテイン
食間の摂取に適したプロテイン
カゼイン同様、吸収速度が遅くて腹持ちのよい、大豆由来のソイプロテインを使用するという選択肢もあります。ただしソイプロテインには女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれている為、美容を意識した女性のダイエットには最適ですが、男性の減量期の使用には注意が必要です。
減量期のプロテインのまとめ
それだけに、ついうっかり減量期の総摂取カロリーをオーバーしてしまったりすると、身体は一気に逆方向のレスポンスをしてきます。物理的にも精神的にもかなりの自己管理が求められますが、それだけこのタイミングはボディメイクに適したものであると言えるのです。
頻度の多さや寝る前の摂取など、初めて減量期で行う際には少し勇気が必要かもしれませんが、筋肉を落とさない理想的な減量期を過ごすためにもぜひ一度、この効果を体感してみてくださいね。
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