ヨガの種類はどのくらい?効果に合わせてぴったりのヨガを選ぼう!
ヨガの種類はどのくらいある?種類ごとにどのような違いがある?自分におすすめのヨガはどれ?ヨガに興味はあっても、その種類の豊富さに戸惑ってしまう方も多いでしょう。今回は、ヨガの種類ごとの特徴や目的を紹介したいと思います。
Writer
公式ライター 真秀美
ヨガにはたくさんの種類がある
今回は、ヨガの種類についての特集です。それぞれのヨガの特徴・効果などを簡単にまとめて紹介していきます。どんなスタイルのヨガを始めたら良いか迷っている方は、自分の目的に合ったものをチョイスしてみてください。
ヨガの種類の前に大事な3つの流派とは?
たくさんの種類が存在するヨガですが、まずはその原点とも言われる3つの流派について知っておきましょう。
流派①ハタヨガ:現代ヨガの原点
しかしハタヨガの本質は、魂の入れ物である肉体を呼吸法やポーズを用いて強靭かつしなやかにすることで、心身のエネルギーを高いレベルで保持できることを目的としています。
サンスクリット語で「ハ(ha)」は太陽を意味し、「タ(Tha)」は月を意味します。「ハタ」は直訳すると「太陽と月」で、相反する二つの言葉の組み合わせを意味します。ハタヨガでは「意識と身体」「呼気と吸気」「交感神経と副交感神経」など、異なる性質の調和を保つことで、心身のバランスを整えます。
流派②ラージャヨガ:瞑想を深めて悟りを目指す
流派③ヴィンヤサヨガ:呼吸をポーズに連動させるスタイル
ヨガの種類は目的や効果からヨガスタイルを選ぼう!
13種類のヨガを一挙ご紹介!
ヨガの基本となる古典的流派から、現代的に進化した新しいスタイルのヨガまで紹介していますので、是非参考にしてみてください。
ヨガの種類①アイアンガーヨガ
【目的】精神安定・集中力アップ・リハビリ
【向いている人】ヨガ初心者・妊婦・高齢者
インドのB.K.Sアイアンガー師が考案したアイアンガーヨガ。ヨガの経験に関係なく無理のないポーズがとれるよう、ヨガブロック・ボルスター(クッション)・ベルトなどの道具を用いるのが特徴的です。道具を用いることで、柔軟性・筋力・身長などの個人差を補ってくれるため、幅広い年齢層から支持されています。1つのポーズをとる時間が長く、運動量は少なめです。瞑想にポイントを置いたヨガなので、心の調和にも効果的です。
ヨガの種類②アシュタンガヨガ
【目的】集中力アップ・血行促進・筋力アップ
【向いている人】受験生・冷え性・適度に筋肉をつけたい人
「アシュタンガ」とは「八支則」を意味します。この八支則とは、すべての種類のヨガの基盤となるものでもあり、ヨガの哲学的な教えです。
<八四則>
・ヤマ(Yama/禁戒)
・ニヤマ(Niyama/勧戒)
・アサナ(Asana/坐法)
・プラーナヤーマ(Pranayama/呼吸)
・プラティヤーハーラ(Pratyahara/感覚の制御)
・ダーラナ(Dharana/集中)
・ディヤーナ(Dhyana/瞑想)
・サマーディ(Samadi/三昧)
90年代に登場し、海外セレブやアスリート達の注目を集めたことから世界中に広まったと言われています。パワーヨガの前身となったヨガのスタイルでもあります。
ヨガの種類③クリパルヨガ
【目的】精神安定・心身のリラックス
【向いている人】初心者・自己探求したい人
「クリパル」とは「慈悲」の意味です。ダイエットや健康運動として発展しつつある他のヨガとは異なり、「日常生活にいかにヨガを取り入れるか」を重視した伝統的なスタイルのヨガです。無理の無い自然なポーズ・ゆっくりとした呼吸法で心身の緊張を和らげてくれます。個人の自主性・個性を重視したヨガスタイルなので、自分のペースでゆっくりと取り組めるのが特徴です。
ヨガの種類④シヴァナンダヨガ
【目的】心身のリラックス
【向いている人】悩みやストレスを抱えやすい人・癒されたい人
シヴァナンダヨガは「2種の呼吸法」「太陽礼拝」「12のポーズ」「瞑想」で構成されています。12種類の基本のポーズを順番にとっていくことで、頭頂部から尾てい骨にかけて存在する7つのチャクラを整え、体の中心から浄化を促すと言われています。
シヴァナンダヨガの呼吸法は「カパラバティ呼吸法」と「アヌローマ・ヴィローマ(片鼻呼吸法)」です。こちらも下の記事を参考にして試してみてください。
ヨガの種類⑤ハリウッドヨガ
【目的】ダイエット・姿勢改善・筋肉の鍛錬
【向いている人】腰痛持ち・X脚・O脚・適度に筋肉をつけたい人
名前の通り、ハリウッド発祥のセレブに人気のヨガです。ヨガにエアロビクスの要素を含めたスタイルで、テンポよく音楽に合わせて動くのが特徴です。フィットネスクラブから広まったと言われています。エアロビの要素があるといっても、動きは比較的ゆっくりとしているため、筋肉に適度な負荷がかかります。骨盤周りの筋肉をほぐしながら鍛えてくれるため、歪んだ姿勢を整える効果が期待できます。運動量が多く、ダイエットにもおすすめの痩せる効果が高いヨガです。
ヨガの種類⑥パワーヨガ
【目的】ダイエット・筋力アップ・集中力アップ
【向いている人】ヨガ初心者・体を引き締めたい人・メンタル強化
名前からのイメージ通り、運動強度の高いパワフルなヨガです。アシュタンガヨガをベースとしたヨガで、「静」と「動」のポーズを流れるようにとっていくのが特徴的です。ポーズをじっくりとホールドすることで体幹や四肢の筋力・メンタルを強化します。
太陽礼拝のポーズを基本に、様々なポーズを展開していきます。
短期間のシェイプアップ・ヨガ初心者のダイエット方法としても人気です。
ヨガの種類⑦エアリアルヨガ
【目的】心身のリラックス・体幹強化
【向いている人】新しいヨガを試してみたい方
NY生まれの新しい種類のヨガで、ティシューと呼ばれるハンモックを用います。浮かんだ状態でポーズをとることから「空中ヨガ」「エアヨガ」とも呼ばれます。
ハンモックに体を預け、重力に任せてポーズをとることができるため、力むことなくリラックスできるのが特徴です。自然と体幹も鍛えられ、いつの間にか痩せることができた方もいるようです。近年ではスタジオ数も増加しており、スタンダードなヨガの種類になりつつあります。
ヨガの種類⑧クンダリーニヨガ
【目的】ダイエット・心身の統一
【向いている人】格闘家・アスリート
クンダリーニヨガとは、身体の中にある7つのチャクラを順番に浄化・活性化させることを目的とするヨガと言われています。チャクラはエネルギーの出入り口と言われ、人間のさまざまな行動を司ります。7つのチャクラの役割を簡単にまとめてみました。
<7つのチャクラ>
①尾てい骨あたり
やる気・バイタリティと司るチャクラ
②おへそのすぐ下(丹田)
人間関係・感情を司るチャクラ
③みぞおち
自身・尊厳を司るチャクラ
④胸の真ん中
男女の愛・人類愛を司るチャクラ
⑤のど
意思伝達・自己表現を司るチャクラ
⑥額の真ん中
インスピレーションを司るチャクラ
⑦頭頂部
スピリチュアル・霊的なものを司るチャクラ
ヨガの種類⑨ホットヨガ
【目的】ダイエット・デトックス・美肌
【向いている人】血行を良くしたい方・しっかり汗をかきたい方
高温多湿の環境下で行うハタヨガです。インドのビクラム・チョードリー師が「ビクラムヨガ」としてスタートさせたのがきっかけで、ホットヨガの生まれた地は日本と言われています。
室温40~50℃前後・湿度60%の環境下で、2種類の呼吸法・26種類のポーズを組み合わせたヨガがホットヨガとして定着し、今のブームに至ります。
温かい環境下では、筋肉の緊張も緩みやすく、ケガの防止・柔軟性向上に繋がります。発汗量はヨガの中ではトップクラスです。むくみ改善・ダイエット・アンチエイジングにも効果的な「キレイに痩せる」を叶えてくれるおすすめのヨガです。
ヨガの種類⑩マタニティヨガ
【目的】心と体の安定
【向いている人】妊婦
妊婦向けのヨガで、出産前後の心と体の安定を目指すためのヨガです。妊娠中は、体調・メンタルともに不安定になりがちですが、しっかり運動してリフレッシュするわけにもいきません。マタニティヨガでは、ゆっくりとした呼吸・無理のないポーズで穏やかに体を動かします。お腹の赤ちゃんとの繋がりを実感しながら行うため、出産後の母子関係にも良い影響を与えると言われています。
ヨガの種類⑪産後ヨガ
【目的】骨盤矯正・こり改善・気分転換
【向いている人】産後の女性(産後1~2ヶ月が目安)
出産で開いてしまった骨盤を整えたり、胸・背中のこりを解消することで、産後の体調のコントロール、体を引き締めキレイに痩せる効果が期待できます。生活の変化からストレスを抱えがちな産後ですが、産後ヨガはダイエット・痩せる効果だけでなく、良い気分転換にもなります。
出産後の運動開始のタイミングは医師に判断してもらいましょう。
ヨガの種類⑫ハワイアンヨガ
【目的】心身のリラックス・自然治癒能力向上
【向いている人】ヨガ初心者、ハワイ好きの方
ゆったりとした波・ウクレレの音を聴きながら自分自身をゆるめていくヨガです。のほほんとした雰囲気のハワイアンミュージックをBGMに、無理のないポーズをとっていきます。心と身体に負担をかけずに代謝を促進できるため、リラックス&デトックス効果が期待できます。ホットヨガのような高温多湿の温かいヨガスタジオを行うことが多く、スタジオによってはハワイの砂浜をリアルに表現している所もあるようです。
ヨガの種類⑬リラックスヨガ
【目的】心身のリラックス
【向いている人】生理中の女性、ぐっすりと眠りたい方
名前の通り、心と体のリラックスを目的としたヨガです。座位のポーズを中心となり、ストレッチ要素の高いポーズをゆっくり丁寧にとっていきます。筋力アップ・痩せるなどのダイエット効果は期待できない内容ですが、身体を良質な睡眠に導いたり、心身のストレスを緩和するなど、精神安定の効果が期待できるヨガです。
さまざまな種類のヨガを楽しむために
必ずしも必要ではありませんが、あった方がより充実したヨガライフを楽しむことができるでしょう。
おすすめのヨガマットとは?
【おすすめのヨガマットの条件】
素材:TPE
暑さ:5㎜~6㎜
汗をかいても滑りにくく、臭いも気にならないTPE素材は、1枚目のヨガマットとしておすすめです。
流派やヨガイベントによっては、ビーチや公園などの野外で行うこともあります。外ヨガの機会が多い方は、持ち運びに便利な4㎜程度の厚さを選んでも良いでしょう。
おすすめのヨガウェアとは?
ヨガウェアは機能性だけでなく、デザインが豊富でオシャレを楽しめるのも特徴です。お気に入りのヨガウェアで自分の好きな種類のヨガを楽しむ…そんな自分のためだけの素敵な一時を、是非ヨガを通して満喫してください。
おすすめのヨガシューズとは?
そんな時は、薄型のヨガシューズを1足準備しておくと便利です。「ジムシューズ」「マリンシューズ」などの名前でも売られています。軽量・速乾・柔軟・滑り止めの機能がある種類のシューズを選びましょう。
自分の目的に合ったスタイルでヨガを楽しもう!
また、ヨガグッズを充実させるのも、ヨガを継続する方法としておすすめです。ヨガの種類によっては、ヨガブロックなどの道具を用いるものもありますが、道具が充実することで気持ちが高まることもあります。
気分転換にヨガの種類を変えてみたり、新しいヨガウェアを購入したり、ヨガに対するモチベーションをコントロールしながら、自分なりのヨガライフを楽しみましょう!
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