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ママチャリをおしゃれに改造したい!軽量化・高速化を図るカスタムする方法を解説

ママチャリをおしゃれに改造したい!軽量化・高速化を図るカスタムする方法を解説

車体が15kg以上と重くて遅いママチャリを改造するには、車体が10kg以下で軽く速度も速いクロスバイクやロードバイクに使用されているステンレス製などの部品に交換して軽量化・高速化します。クロスバイクで使用されているサドルに交換するなど15分程度でできる改造もあり、見た目もママチャリからクロスバイク風、ロードバイク風になり、かっこよくおしゃれになります。

2024.04.02 自転車

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ママチャリをおしゃれに改造したい!

シティサイクルであるママチャリをおしゃれに改造したいなら、かごを外したり、クロスバイクで使用されているフラットバーハンドルや、ロードバイクで使用されている小型ライトなどのパーツに交換したりすると、すっきりとしてスタイリッシュな外観となっておしゃれ度がアップします。またママチャリのホイールは約1.5kgのステンレス製ですが、約1kgのアルミ製のホイールに交換すると車体が軽くなり、ペダルを踏む負担も軽くなり、それだけ速く漕ぐことができてスピードアップします。

自転車の特徴と違い
ママチャリ ロードバイク クロスバイク
価格 2万円前後 5万円以上 5万円以上
重さ 16kg~19kg 6kg~10kg 10kg~13kg
かごの取り付け ×
平均速度 10km~15km 20~30km 20km
長距離運転 疲れやすい 疲れにくい 疲れにくい
ハンドル種類 アップハンドル
セミアップハンドル
ドロップハンドル フラットバーハンドル

ママチャリを改造する前に気をつけること

ママチャリの改造する前には、部品を購入するためにサイズを測ること、改造に必要な道具を準備すること、違法改造にならないか確認することが必要です。正しい取り付けができないと運転しているうちにかごが取れたり、チェーンが外れたりして運転中の事故を引き起こす場合もあるので注意します。改造のための作業は簡単な作業から難しい作業もあります。ネジやナットが硬く外れないなど、自分では無理であると感じたら最寄りの自転車店に相談し、料金はかかりますが、依頼することも考えましょう。

部品交換のためのサイズ確認

ママチャリの改造のためにパーツを交換するときには、部品の大きさとともに、ネジの種類やサイズなどを取扱説明書やメーカーのWebサイトで確認します。それでも確認できないときには、実際に測り確認したあとにパーツの購入をしましょう。シティサイクルの仕様はそれぞれ違いがあるため、サイズ違いで取り付けができなくならないように確認をしましょう。

改造に必要な工具の準備

改造に必要な道具は、下表に書かれたようなドライバーやレンチなどが必要になってきますが、クランクやペダルの交換には専用の工具も必要となります。改造方法を事前にチェックして必要な工具を準備しておきます。

改造に必要な道具
ドライバー(プラス、マイナス) 硬いネジを外すため、握り手が太いドライバーを使用
六角レンチセット 六角ナットの開け閉めに使用
モンキースパナ ドライバーや六角レンチで外れにくいボルトややナットを開けるため
潤滑油 交換場所がさび付いてネジやナットが外れにくいときに使用
メジャー、ノギス 交換部品の計測に使用
手袋、軍手 手の汚れやケガ防止のため

PWT

PWT ボールポイント 六角棒レンチセット レインボー 7本組

1.5mmから6mmの7本組みのポールポイントトレンチセットは 25度の角度があり、狭い場所や障害物のある場所でも、斜めからボルトを回せます。色分けがしてあり、使用したいレンチがすぐにわかります。

違法改造の確認

ママチャリの改造が違法にならないように確認しましょう。装備するライトは道路交通法で定められたライトを使用する必要があり、自転車用と書かれたり、自転車使用ができることが明記されたりしたライトを必ず購入します。他にもハンドルやペダルの交換で幅60㎝超える改造は違法になるので注意しましょう。ブレーキレバーは握りやすく、止まりやすくなっていることが必要です。ホイールやクランクの交換では硬く取り付けて、交換後にはしばらく部品が緩んでいないか注意して、整備不良にならないようにしましょう。


普通自転車の型式認定基準

ママチャリの改造方法①かご

ママチャリのかごを改造するメリットは、ママチャリでよく使われているスチール製のかごでは1kg超えているかごもあり、小型化、または素材の軽いアルミ製や籐のかごに変更することで5割軽くすることも可能で、ペダルを踏む負担も軽くなるメリットがあります。また必要なときにかごを使用したい場合は、折りたたみできるかごや、脱着可能なかごにすると使い勝手が良いです。

かごの取り外し・交換方法

かごの取り外し交換方法は、ドライバーで留めているネジを外すだけで、10分ぐらいの作業時間です。もしかごを使わないのなら、かごを支えているステーやブラケットを外してしまうこともできます。

改造の難易度 易しい
改造のメリット かごを外したり、軽量なかごに交換したりして軽量化することができる。
改造に必要な道具 プラスドライバー、六角レンチ
改造費用 2,000円から
改造にかかる時間 10分以上

かごの取り外し・交換手順

ママチャリのカゴのネジ

かご交換手順
  1. かごの底のネジをプラスドライバーで外す。
  2. ハンドル側のネジも外しかごを取り除く。
  3. 新しいかごを置いて、底、ハンドル側のネジを仮止めする。
  4. ネジのズレがないか確認したら、ネジをきちんと止めてかごを固定。

ママチャリのカゴの交換方法

カゴのステイ、ブラケットの取り外し手順
  1. 右側の前輪中央にあるハブのナットを外し、ステーを除いてナットを止める。
  2. 左側も同様にナットを外して、ステーを外し、ナットを再び閉める。
  3. ステムにあるブラケットを外すためハンドルを一旦取り除く。
  4. ハンドル中央のキャップを開けネジを外す。
  5. ステム根元のナットを緩めてハンドルを引き抜く。
  6. ブラケットを支えているナットを外し取り除く。
  7. ハンドルを入れてステムのナットを締める。
  8. 根元とナットの間にすき間がある場合は、ブラケットの厚みのスペーサーを加える。
  9. ハンドル中央のネジを締め、キャップを閉める。

交換におすすめしたいかご

交換におすすめしたいかごは、約100gで軽くておしゃれな籐のかごや、縦幅が10cmの折りたたみができるスリムなかごです。どちらも脱着可能で、買い物や通勤など必要に応じて取り付けることができるため、1kg超えるママチャリのかごから軽量化できます。

手作りのラタンのかごは、北欧風のデザインでおしゃれです。ハンドルバーに簡単に取り付けられるバンドタイプで、115gの軽さが負担になることがなく走りも快適です。

ハンドルバーに掛けてブロットを締めるだけの簡単装着。買い物や通勤にバッグを入れることができて便利です。使わないときには折りたたみもできてスマートです。

ママチャリの改造方法②サドル

サドルを交換するメリットは、ママチャリに標準装備されているサドルの重さは500gから600gの重さですが、300gぐらいの軽いサドルに交換すると、車体全体が軽量化されます。またロードバイクでも使われているサドルはスリムで、自転車も漕ぎやすく速く漕げて高速化し、見た目もロードバイク化してかっこいいです。

サドルの交換方法

サドルの交換方法は、ネジを外して付け替えるだけの約15分の作業で終わります。新しいサドルは左右の向きがずれないように注意し、いっしょに高さも調整すると乗りやすさもアップします。

改造の難易度 易しい
改造のメリット ロードバイクでも使われているスリムなサドルに交換すると軽量化できる。
改造に必要な道具 六角レンチ
改造費用 2,000円から
改造時間 15分以上

サドルの交換手順

サドルの交換手順
  1. サドルの下にあるナットを六角レンチで緩めて外す。
  2. 新しいサドルを入れて、ナットを締める。

交換におすすめしたいサドル

交換におすすめしたいサドルは、300g以下の軽量でペダルが漕ぎやすく、疲れにくいロードバイクでも使用されているサドルです。お尻が痛くなりにくい低反発のサドルは、30分以上の運転も快適です。

約330gの軽さですが、肉厚なクッションと低反発で、衝撃を和らぎ、お尻の痛みを防ぎます。細身のシルエットに多彩なバリエーションがスタイリッシュでおしゃれです。

ママチャリの改造方法③グリップ

ママチャリのグリップを交換するメリットは、樹脂製のため汗でベトベトになり劣化が早いグリップを、スポンジやシリコンなどのグリップに交換することで、滑りにくく握りやすくなるメリットがあります。
グリップ素材がスポンジでは軽くて柔らかく手になじみやすくブレーキが掛けやすいです。シリコンでは滑りにくく水や汗に強く2~3年以上の耐久性があります。

グリップの交換方法

グリップの交換方法は、グリップを外して付け替えるだけです。ママチャリのグリップは右のグリップが左のグリップより短いタイプが多いですが、変速シフターがグリップから離れているトリガーシフターの場合は左右同じ長さのグリップでも構いません

改造の難易度 易しい
改造のメリット グリップ交換により手首の負担を防ぎ、手にフィットして操作性が増す。
改造に必要な道具 潤滑油、マイナスドライバー
改造費用 1,000円から
改造時間 15分以上

グリップの交換手順

グリップを再使用しないときの外す手順
  1. 交換するグリップを再使用しないときには、カッターでグリップに切れ目を入れて剥ぐ。
グリップの交換手順
  1. グリップとハンドルの間に潤滑油を吹きかけて抜く。
  2. グリップの抜けた後をきれいにしてから、新しいグリップをハンドルにはめる。

交換におすすめしたいグリップ

交換におすすめしたいグリップは、普通の樹脂製よりも耐久性があり握りやすいEVA素材のグリップです。特に夏の暑い時期、汗を吸い取ってくれ、滑りや不快感から解放してくれます。色のバリエーションもあり自分好みにカスタマイズできます。

WW Cycle Parts

WW(ウィッシングウェル) グリップ 超軽量 EVA素材 ソフトフォーム

7硬質ゴムスポンジ系の素材であるEVA素材は柔らかく、汗も吸い取り、滑りにくく握りやすいグリップです。74gの軽さで軽量化ができ、装着もしやすいです。

ママチャリの改造方法④ハンドル

ママチャリのハンドルを交換するメリットは、クロスバイクで使われているフラットバーハンドルに変更することによりブレーキが掛けやすく、シティサイクルのセミアップハンドルよりも前傾姿勢になることでペダルも漕ぎやすくなるメリットがあります。

ハンドルの交換方法

ハンドルの交換方法は、ハンドルに付いているブレーキレバーやグリップ、ライト、ベルを一旦外して新しいハンドルに交換します。新しいハンドルは、実際にサドルにまたがり、前方が見えやすく、ブレーキレバーが握りやすく無理のない姿勢になるように、ハンドルの角度をカスタマイズして取り付けます。

改造の難易度 易しい
改造のメリット フラットバーハンドルにすることに操作性が増す。
改造に必要な道具 ドライバー、六角レンチ、カッター
改造費用 2,000円から
改造時間 30分以上

ハンドルの交換手順

ハンドルの交換手順
  1. ハンドルにあるブレーキレバーとベルを外すため、取り付けバンドのネジを外す。
  2. グリップは、グリップの交換手順と同様にして外す。
  3. ハンドルバーは中央正面ののナットを外し抜いていく。
  4. 新しいハンドルを真ん中の印を確認しながら入れ、位置を調整してナットを軽く締める。
  5. サドルにまたがり、自分が運転しやすいハンドルの角度を見つけ、ナットを締めて固定する。

交換におすすめしたいハンドル

交換におすすめしたいハンドルは、ハンドルを握ったときに適度な前傾姿勢になるフラットバーの種類のひとつのライザーバーです。ライザーバーはハンドルバーが一直線のフラットバーより少し上向きになり前方の視覚が確保でき、街乗りには適しています。

曲がり10度がちょうどよい前傾姿勢になり、長時間の運転でも疲れにくくしてくれます。

ママチャリの改造方法⑤ライト

ママチャリのライトを交換するメリットは、ママチャリで使われているブロックダイナモランプよりペダルが重くならない,車輪の回転を必要としない充電式ライトや、前輪の車輪軸で発電するオートライトに交換することで夜間の走行を楽にします。ブロックダイナモランプはリムに当てることで発電してライトを点灯させるため、ペダルが重くなり大きな音が出てしまいます。そこで充電式ライトやオートライトにすると、ライトを点灯しても変わらず快適な運転が可能です。

ライトの交換方法

ライトの交換方法は、ライトを留めているネジを外して取り換えるだけで、約10分間の作業で終わります。ライトがぐらつかないようにきちんと取付けます。またブロックダイナモライトからオートライト(ハブダイナモライト)に交換するときは、ハブダイナモを装着したホイールへの交換が必要です。

改造の難易度 易しい
改造のメリット ペダルが軽く、音が気にならなくなる。
改造に必要な道具 六角レンチ、スパナ
改造費用 1,000円~
改造時間 10分以上

ライトの交換手順

オートライトへの交換手順
  1. ダイナモ接続端子からライト本体と繋いでいるコードを外す。
  2. ライト本体を取り付けているネジを外して取り外す。
  3. 自転車を安定した場所でひっくり返す。
  4. 前輪中央にあるナットを左右外して、前輪を外す。
  5. ハブダイナモライト用のタイヤを中心の位置に注意しながら取り付ける。
  6. オートライト本体を付属のネジを使用して取り付ける。
  7. オートライトのコードはかごスティーに巻き付けてハブダイナモ接続端子に繋ぐ。
  8. ペダルを回してライトの点灯を確認し、前方5m~10mを照らすように上下に動かして調整する。
充電式ライトへの交換手順
  1. 前輪中央にあるハブダイナモ接続端子からライト本体と繋いでいるコードを外す。
  2. ライト本体を取り付けているネジを外して取り外す。
  3. ハンドルにライトブランケットを取り付け、ネジを締めて固定する。
  4. ライト本体をブランケットに装着する。
  5. ライトを点灯させ、前方5m~10mを照らすように上下に動かして調整する。

交換におすすめしたいライト

交換におすすめしたいライトは、ペダルが重くならず音も静かなオートライト、そして小型でも高輝度1000ルーメンで十分に明るい充電式ライトです。特に充電式ライトは、ライトのバッテリーをパソコンに繋いで充電し、着脱ができて、自転車を降りて夜道を歩くときにも懐中電灯代わりとなり、重宝します。またトンネルに入ると自動でライトが点灯する機能や電池残量が見える機能もあります。

丸善(MARUZEN)

丸善(MARUZEN)Mag Boy [MLC-1] LED発電ランプ

シティサイクル標準のダイナモランプと比べて、ペダルが重くならず音も静かです。明るいLEDで暗い夜道でもよく見えます。

パナソニック(Panasonic)

LED ハブダイナモ専用ライト

少ない力でも明るく照らすLEDライト。暗くなると自動点灯し、足元も照らしてくれます。

EnergyPrice(エナジープライス)

完組ホイール 前輪リム完組ハブダイナモ付(E2端子)

ハブダイナモ、リム装着済みのアルミ製のホイールで、車輪交換を簡単にできます。

1000ルーメンの照明光効果が広く道を照らし、光センサーでトンネルに入ると自動点灯、また暗さに応じた的確な照明にしてくれて安心です。電池残量がわかるUSB充電式で、安心して使用できます。

ママチャリの改造方法⑥ホイール

ママチャリのホイールを交換するメリットは、シティサイクル標準のステンレス製ホイールは葯1.5kgの重さがあり、約1kgアルミ製のホイールに交換することで軽量化し、ペダルの動きも速くなり高速化できます。但しステンレス製のホイールのほうが頑丈です。またホイールを購入するときはタイヤのインチ数と前輪用、後輪用を確かめてから購入します。

ホイールの交換方法

ホイールの交換方法は、前後の車輪を外す作業となり、慣れないと1時間以上掛かってしまいます。またホイールを外すときにネジやナット、ワッシャーの取り付け順をメモするか写真で撮っておくと、取り付けるときに確認できて安心です。

改造の難易度 難しい
改造のメリット ステンレスより軽いアルミ製のホイールを使うことで、車体重量が軽くなる。
改造に必要な道具 六角レンチ、モンキースパナ、マイナスドライバー
改造費用 前後車輪3,000円から
改造時間 1時間以上

ホイールの交換手順

前輪を交換する手順
  1. 車輪を取り外すため安定した場所で自転車をひっくり返す。
  2. 車輪中央のナットを左右外し、前輪を外す。
  3. 新しい前輪は中心の位置を確認しながら取り付け、ネジを仮止めする。
  4. ペダルを回して車輪のズレがないことを確認したら、ネジを回して固定する。

後輪を交換する手順
  1. 後輪の中央にあるロックナットを外す。
  2. 荷台と泥除けのステーを、作業の邪魔にならないようにずらしておく。
  3. ブレーキのワイヤーを止めているナットを外す。
  4. 裏側にはあるブレーキワームを止めているナットも外して取り外す。
  5. チェーンカバー後ろ側上部にあるネジを外す。
  6. ペダル側のネジを外し、マイナスドライバーを内側に差し込み、外側に軽く力を入れ丸いカバーを外す。
  7. カバー後ろ側にあるチェーン引きのネジを緩め、車輪を回しながらチェーンを引っ張り外す。
  8. 後輪も前輪と同様に車輪を外す。
  9. 新しい車輪を中心にセットし、チェーンを後ろ、ペダル側と掛ける。
  10. 外したときと反対の順番でブレーキ、泥除けと荷台のステーのネジを仮止めする。
  11. 後ろから車輪が中心になっているか確認して、それぞれのネジを留めていき固定する。

交換におすすめしたいホイール

交換におすすめしたいホイールは、1万以下で買えるタイヤ装着済みのステンレス製よりも軽いアルミ製のホイールです。ブリヂストンのタイヤ装着済みのホイールは1万円を超えてしまいますが、費用を抑えて改造したい、まずは一度アルミ製のホイールを試してみたいときには、コストパフォーマンスの高いホイールがおすすめです。

スーパーバリュー

前輪リム完組み 27インチ タイヤ・チューブ付きリム組

タイヤとチューブがセットされているアルミ製のホイールで、軽くて交換が楽です。

ママチャリの改造方法⑦クランク

クランクを交換するメリットは、クロスバイクで使用されているクランクに交換することで、ペダルを1回転して進む距離が、ママチャリよりも1m以上先に進めるメリットがあります。クランクは、ペダルをこぐとチェーンを回す部分です。ペダルを1回転して進む距離が長くなるとそれだけ速く進むことができ、高速化します。
またクランクギアセットのカスタマイズにするとクロスバイク化したスタイルがかっこいいです。

項目 ママチャリ ロードバイク クロスバイク
フロントギア数 32 52 44
リアギア数 14 11 14
ギア比 2.285 4.73 3.14
ペダル1周の距離 4.37m 9.04m 6.01m
特徴 遅くて坂がきつい 速くて坂も上りやすい 速いが坂がきつい

クランクの交換方法

クランクの交換方法は、ペダルを外した後、クランクを外します。このときコッタレス工具を使用します。クランクを交換するときには、新しいクランクに適合するBB(ボトムブラケット)がママチャリと合うのか確認しておきましょう。BBとは、左右のクランクを繋ぐ軸の部分です。交換するBBの幅と内径のサイズをチェックして、自分の自転車と適合するBBであるか確認してからクランクを購入します。

改造の難易度 難しい
改造のメリット 軽いクランクで軽量化し、ギアの歯数を増やしたクランクで高速化できる。
改造に必要な道具 コッタレスクランク抜き工具、六角レンチ、モンキースパナ、マルチフック
改造費用 3,000円から
改造時間 1時間以上

シマノ(SHIMANO)

コッタレスクランク専用工具(オクタリンク、四角軸)

ソケット側が14mmのコッタレスクランク工具です。クランクボルトが8mmのアーレンキーでないタイプはTL-FC10を使用します。

クランクの交換手順

ペダルを外す手順
  1. 後輪の中央にあるロックナットを外す。
  2. ブレーキのワイヤーを止めているナットを外す。
  3. 裏側にはあるブレーキワームを止めているナットも外して取り外す。
  4. チェーンカバー後ろ側上部にあるネジを外す。
  5. ペダル側のネジを外し、マイナスドライバーを内側に差し込み、外側に軽く力を入れ丸いカバーを外す。
  6. カバー後ろ側にあるチェーン引きのネジを緩め、車輪を回しながらチェーンを引っ張り外す。
  7. 右ペダルの根元にペダルレンチを掛け、体重を掛け、ナットを半時計周りに回して緩める。
  8. クランク裏にあるネジ元を持ってクランクを回してペダルを外す。
  9. 左ペダルは右ペダルとは逆に時計回りに回してペダルを外す。

クランクの交換手順
  1. クランクを固定しているボルトにコッタレスクランク工具のソケットを装着して、モンキースパナを挟み反時計回りで回してボルトを外す。
  2. コタレスクランク工具のネジ部分にモンキースパナを掛け締めていき、クランクを抜く。
  3. BBを固定しているロックリングにマルチフックを引っ掛け右回しで緩めていき外す。
  4. 軸となっているBBを抜き取り、抜いた後をきれいにしておく。
  5. 新しいBBを取り付け、ロックリングをマルチフックで固定する。
  6. 新しいクランクをつけナットを留める。
  7. ペダルをペダルレンチで装着しナットを締めてキャップをつける。

交換におすすめしたいクランク

交換におすすめしたいクランクは、ギアがセットになっているクロスバイクでも使われているクランクです。クランクとギアの適応性に悩まず、一体感あるデザインでかっこよさが増します。

シマノ(SHIMANO)

クランクセット ガード付き FC-M311

歯数構成が42-32-22T、48-38-28Tにより、ギアが軽くなり、スピードUP。またスタイリッシュなブラックカラーが目を惹きます。

シマノ(SHIMANO)

ボトムブラケット BB-UN300

ママチャリに適合するシマノ(SHIMANO)ALTUS クランクセット FC-M311に対応するBBです。

ママチャリの改造方法⑧ブレーキ

ママチャリを高速化したなら、速度アップに対応する制動性高いブレーキへ交換します。シティサイクルに多く使われているのは、アームの固定が1か所のシングルスポットブレーキですが、左右のアームを2か所で固定しているデュアルピボットブレーキに交換すると、軽い力で止めることができ、片利きになりにくくなります。

ブレーキのカスタムの方法

ブレーキのカスタムの方法は車輪の取り付けてあるブレーキワームを取り外して交換するだけですが、最後にブレーキがきちんと利いているか確認することを忘れずにします。

改造の難易度 易しい
改造のメリット デュアルピボットブレーキへの交換で利きやすく、片利きしなくなる。
改造に必要な道具 ドライバー
改造費用 3,000円から
改造時間 30分以上

ブレーキのカスタム手順

ブレーキのカスタム手順
  1. ブレーキシューを固定しているネジを緩める。
  2. フレーム後ろ側にあるブレーキを固定しているネジを外し、取り外す。
  3. 新しいブレーキを、ブレーキシューとリムからの位置が左右同じになるようにして取り付け、ねじを締める。

ブレーキ調整手順
  1. ブレーキワイヤーを留めている上のネジを緩め、ハンドルレバーを握り、止まるまで大きく握ることがないように、ネジを少しずつ締めて調整する。
  2. それでもブレーキの利きが良くないときには、ブレーキワイヤーを留めている下のネジを緩めて、ブレーキワイヤーを引っ張り、調整する。
  3. 最後に安全な場所で試運転をして、ブレーキの利きを確認する。

カスタムにおすすめしたいブレーキ

カスタムにおすすめしたいブレーキは、軽い力で止めることができて、片利きしにくいデュアルピボットブレーキです。交換した後もブレーキシューを定期的にチェックして、すり減ってきたら交換します。

前モデルから20%制動能力をアップしたデュアルピボットブレーキです。

おしゃれに改造したママチャリで自転車ライフを楽しみましょう

ママチャリの改造は、まずは30分間程度の作業時間で終わるかごやサドルの交換から始めると、工具の使い方がわかり、自転車の構造も知ることができ、自分でカスタムした自転車に達成感を得られます。ホイールやクランクのカスタマイズは、適合するパーツやパーツに関する部品について詳しく知る必要があり、少しずつカスタマイズしていくことで自転車の知識を深め、軽量化・高速化したおしゃれな自転車にしていきましょう。

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