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夏のエギングなのに爆釣!?活性化したイカの狙い方やタックルを押さえて釣果UP!

夏のエギングなのに爆釣!?活性化したイカの狙い方やタックルを押さえて釣果UP!

時期を外れた夏でもイカが爆釣!?この記事では夏のエギングの楽しみ方やおすすめのタックル・エギを紹介しています。夏はアオリイカのオフシーズンというイメージが強いですが、タイミングと場所を選べば十分にアオリイカを狙える時期です。エギングファンの方はぜひ参考にしてみてください。

2022.05.12 釣り

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sim0223


夏でもエギングで狙えるアオリイカ

アオリイカは夏も狙えるターゲット

エギングのシーズンと言えば春と秋で、夏はオフシーズンの印象が強い季節ですが、全ての個体がこのパターンにあてはまるわけではないのです。まずはアオリイカの基本的な成長サイクルをチェックしてみましょう。

アオリイカの成長サイクル:春

春は成熟した親イカが多いシーズンです。産卵行動を行う個体が多く、6月頃までに寿命を迎えるアオリイカも少なくありません。

アオリイカの成長サイクル:夏

ふ化していないイカ、ふ化直後のイカが多いシーズンですが、寿命が長く7月頃に産卵行動を行う親イカもいます。

アオリイカの成長サイクル:秋

ふ化して300g程度まで成長した子イカが多いシーズンです。春から親イカが生き残っていることはまれですが、ふ化が早かった個体の中にはこの時期に1kg近くまで成長する個体がいます。

アオリイカの成長サイクル:冬

水温の低下を嫌って深場へ移動するアオリイカが多いシーズンです。多くのアオリイカはこの時期に沖で親イカサイズまで成長します。

アオリイカの産卵時期にはズレがある

アオリイカの産卵時期は実は非常に長く、早いものでは1月前の水温低下前から産卵行動を始めます。エギングシーズンのピークとなる5月前後はもっとも産卵行動が盛んで、遅いケースでは7月に入ってから産卵行動を行う場合もあるのです。

そして、アオリイカは複数回産卵行動を行います。水温や天候の影響を受けても卵が残るように、群れごとに時期をずらしながら複数回産卵するというのがアオリイカの生存戦略です。

アオリイカは高い水温にも対応できる

アオリイカは水温に敏感で、海水温が16°を下回ると接岸する個体が一気に少なくなります。エギングシーズンの目安として、海水温を気にしている方は少なくありません。では、水温が高い場合はどうでしょうか。

アオリイカは沖縄や東南アジアにも多い暖かい海を好む生き物です。海水温は25°を越えても全く問題ありません。いわゆる南方系のアカイカ系だけではなく、いつものエギングで釣れるシロイカ系も問題無しです。

高水温は好条件

寿命サイクルに特徴があることから、どのアオリイカもサイクル通りとイメージしがちですが、7月頃まで生きているアオリイカがいることと、早期に生まれた釣れるサイズの子イカがいるという点が夏のエギングが成立するポイントになります。

水温は高い方がイカの生育がよく活性も高いと言われているので、夏の高水温はエギングとしては好条件です。高い水温は気にせず夏のエギングを楽しみましょう。

夏のアオリイカは大型と小型が混ざる

ご紹介してきたように、アオリイカの中には春を越えて7月過ぎまで生き残る個体がいます。今回ご紹介する夏のエギングは、これらの産卵サイクル途中の親イカサイズと早期の産卵からかえって釣れるサイズになった小イカサイズ両方を釣るエギングです。

不意のキロアップサイズを考えて、大型に対応できるランディングツールを準備しておきましょう。

ハイシーズンほど釣り場が混まない

夏のアオリイカは春ほど個体数が多くありませんが、釣り場は空いているケースが多く、回遊中で活性の高いアオリイカを狙えます。ランガンがメインの釣りではありますが、釣り場の混雑に悩んでいる方にもおすすめです。

夏のエギングは釣り場とタイミングがポイント

潮通しのいい場所を狙って回遊アオリイカを狙い撃ち

夏のエギングはアオリイカの回遊を狙える釣り場選びが重要です。夏エギングの釣り場には親イカ狙いで必須条件となる海草の存在に加えて、夏のベイトが回ってくる潮通しのよさが必要になります。

春は釣れるのに夏は釣れないという釣り場は少なくありません。夏にアオリイカが釣れる釣り場の情報があればベストですが、探すところから始める場合は、上記条件に加えて青物や小型回遊魚が釣れる釣り場をチェックしてみてください。

アマモとサラシが釣り場探しのカギ

潮通しがいい釣り場の代表格は磯やゴロタ浜です。青物やヒラスズキが小魚を狙って回遊してくるようなエリアのサイドにある、流れが落ち着く場所をイメージしながら釣り場を探してみてください。釣り場の水深は1m程度のシャローエリアでOKです。

また、近隣に近い条件のポイントがあったり、上記の魚たちが釣れる堤防も有望です。海草は7月頃でも残っているアマモの存在が釣り場のヒントになります。

高水温を狙える時間の釣りがおすすめ

釣りを行う時間帯は高水温を狙えるデイゲームがおすすめです。満潮前後の時間帯と日の出、日の入りが重なる時間帯も期待できます。夏は日中でも潮がよく動くので、ナイトゲームにこだわらずいろいろな時間に釣りをしてみましょう。

7月に入ると気温が高く日差しも強いです。日焼けや体力消耗の対策が必要になります。ランディングツールだけでなく、熱中症対策もしっかり準備して釣りに出かけましょう。

夏エギング向けのタックル

夏エギング向けのタックル構成を3つに分けてご紹介

夏エギングのおすすめタックル構成をライン・リール・ロッドの3つに分けてご紹介します。

夏はいろいろなサイズのイカが混ざって釣れることから、小イカを掛けたときの面白さを重視するなら秋イカタックル+α、大型のキャッチ率を重視するなら春イカ向けのタックルと選択に個性が出ます。

テンポよく釣れるタックルを目指そう

夏エギングはシャローエリアを釣る機会が多く、ベイトサイズに合わせた3号エギにも出番があります。タックル構成に迷ったら、軽いエギの操作やスピーディーなランガンを重視して、ややライトなタックルセッティングを試してみてください。

中間的な春秋兼用のタックル構成でもバッチリ楽しめます。

夏エギング向けタックル:ライン


シマノ(SHIMANO)

セフィア8+ 10m×5カラー 150m 0.6号

色:マルチカラー
サイズ:‎0.6
素材:‎その他
用途:‎アオリイカ
性別対象:‎ユニセックス
梱包サイズ:‎11.6×9.4x2cm
重量:40g
釣りの種類:‎船釣り

メインラインはエギングタックルの新標準となったPEラインの0.6号がおすすめです。十分に強度があり、飛距離や操作性にも優れています。

強度を重視したPE0.8号のセッティングでも問題ありませんが、夏のエギングはエギを軽快に動かすテンポのよさが釣果アップのポイントです。ハイクオリティなPEラインは0.6号でも14lb前後の強度があるので、ぜひこの機会に細糸に挑戦してみてください。

リーダー

シマノ(SHIMANO)

セフィア マスターフロロリーダー 30m 3号 クリア

号数:3
最大強力:16.0lb (7.2kg)
長さ(m):30
カラー:クリア
素材:‎ポリフッ化ビニリデン
用途:アオリイカ
   スミイカ
   スルメイカ 
   マルイカ
   ヤリイカ船
梱包サイズ:‎9×7.6×1.4cm
釣りの種類:‎船釣り

リーダーラインはフロロカーボンの2.5号前後を1m程度結ぶのがおすすめです。こちらも近年のエギングでは標準と言える構成で、春から秋まで使えます。

夏エギング向けタックル:リール

シマノ(SHIMANO)

21 セフィア XR C3000S エギング

スプール径:47
ストローク17mm
糸巻量PEライン
0.6号-200m
0.8号-150m
1号-120m
最大巻上長:78cm
ハンドル長さ:50mm
ベアリング数(BB/ローラ―):9/1
ギア比:5.3
実用ドラグ力:3.5kg
最大ドラグ力:9kg
自重:175g

リールはPE0.6号が200m、PE0.8号で150mと糸巻き量がエギングにジャストなC3000番がおすすめです。ギア比やハンドルの構成はどんなシャクリをしているかによってベストな選択が変わるので、扱いやすいと感じるものを選びましょう。

ギア比に迷う場合は、巻きすぎてエギに変則的な動きを与えないノーマルギアのモデルを選ぶのがおすすめです。

夏エギング向けタックル:ロッド



シマノ(SHIMANO)

セフィア XR S83ML 2.51m

全長:8フィート3インチ(2.51m)
継数:2本
仕舞寸法129cm
自重:99g
先径:1.6mm
適合エギサイズ:1.8~3.8号
適合ライン PE:0.4~1号
リールシート位置:337mm
カーボン含有率:99.3%

夏エギングのロッドは、秋イカサイズが混じることや小型のエギで夏のベイトサイズを表現したいことから、ややライトなMLのモデルがおすすめです。軽い3号エギでもしっかり飛んで、ライトな曲がりを使ってアクションを与えられます。

大物ヒット時のやり取りを重視する場合は、MLでもパワーがあって信頼性の高いミドルグレードのロッドをチェックしてみてください。

夏エギング向けのエギ

夏エギングにおすすめのエギを3つご紹介

夏エギング向けのエギについてもご紹介します。

夏エギングのエギ選びのポイントは、3号サイズをしっかりそろえておくこととダートが得意なエギを用意しておくこと。回遊中の高活性狙いを意識して、アピール系のカラーもチェックしておきましょう。

高活性のイカにはラトル入りのエギが有効

音でイカにアピールできるラトル入りのエギは、夏エギングで有効な選択肢の一つです。高活性なアオリイカに対しては食わせよりもアピール、エギを見つけてもらうことに重点を置いて、やる気のあるイカを探すというスタイルにマッチします。

今回はラトル入りのモデルをおすすめエギとして紹介しているので、まだお持ちでない方はぜひ検討してみてください。

①夏エギングおすすめエギ:「セフィア クリンチ カエル跳びアッパー」



シマノ(SHIMANO)

セフィア クリンチ カエル跳びアッパー ラトル QE-J30S 002 オレンジキン 3.0号

セフィアシリーズのエギには、2.5号と3号が選べる「カエル跳びアッパー」と3.5号・4号が選べる「エクスカウンター」があります。夏のエギングにマッチするのは、コンパクトでダートが得意な「カエル跳びアッパー」です。

ダートアクションは縦方向にも効く3Dダートタイプで、上下の動きに反応するケースで効果的。アクションレスポンスもよく、初心者の方でも扱いやすいエギです。

②夏エギングおすすめエギ:「エメラルダス ピーク RV」





ダイワ(DAIWA)

ダイワ(DAIWA) エメラルダス ピーク RV 3.0号 パープル-セクシャルパープル

ダイワのエギではダート系で幅広いアクションパターンに対応できる「エメラルダス ピーク」がおすすめです。飛行姿勢の安定、ダート幅のコントロールなど基本性能を追求したタイプのエギで、横方向に広いダートアクションを得意としています。

こちらもラトル入り(RV)モデルがあるので、夏のエギングにはこのタイプがおすすめです。

③夏エギングおすすめエギ:「エギ王 LIVE サーチ」



ヤマシタ(YAMASHITA)

エギ王 LIVE サーチ 3.5

エギ王シリーズで夏エギングにマッチするエギは、ダートが得意でラトルも入っている「エギ王 LIVE サーチ」です。ラトル入りのモデルはラトル入りモデルよりも0.2秒ほどフォールが速く、サーチ重視のエギングにマッチします。

抜群の釣果をほこる定番のエギなので、仕掛け選びに迷う方はこのシリーズから始めてみましょう。

夏のアオリイカの狙い方

夏のアオリイカの狙い方を3つご紹介

最後は夏エギング釣果アップのポイントについてご紹介します。

春のじっくり探るエギングではなく、効率を重視した秋の釣りに近いのが夏エギングの特徴で、アクションはダートがメインです。食わない1匹よりもやる気のある1匹を見つけるイメージで、釣果アップを目指しましょう。

①夏のアオリイカの狙い方:高活性狙いのダートアクション

夏エギングはシャローエリアに回遊してくるアオリイカを狙うのがメインパターン。浅い場所でもしっかりエギを動かせて、広範囲にアピールできるダートアクションをメインにイカを探しましょう。

ドラグはジリっと出る程度に調整して、ラインスラックを作りながら操作するのがシャクリ方のポイントです。

②夏のアオリイカの狙い方:ボトムにこだわりすぎない釣りで効率アップ

春はエギをゆっくり底まで沈めて、大きくシャクったらまた底まで沈めてと繰り返すのがセオリーですが、夏は底にこだわりすぎず、中層をメインに攻める釣り方が効率的です。

これは回遊中でやる気のあるイカを狙うときのポイントで、エサを探して泳いでいるイカは中層に浮いているケースが多いというのが理由です。1キャスト目で水深をある程度把握したら、2投げ目は半分のカウントから始めて時間短縮を狙いましょう。

ピンポイントに攻めたいシチュエーション

エギを底までしっかり沈めてピンポイントにじっくり攻めたいシチュエーションは、回遊してきたイカが寄り道するであろうストラクチャー関係を攻めるとき。海草の切れ目や小規模なサラシ、流れ・水深の変化などがこれに該当します。

基本的な戦略は広範囲に手早くサーチとしつつ、気になるスポットは何度か投げておくのが夏のエギングスタイル。粘りすぎないように意識しながら撃つべきところは撃っておくのが釣果アップのポイントです。

③夏のアオリイカの狙い方:状況のいい釣り場を探す

回遊を狙う場合は、ベイトや海草の状況、外敵がいないことなど、回遊してくる条件がそろったエリアを探す必要があります。青物と同じように条件がそろったポイントは日々変化するので、釣り場の傾向を探しながら釣りをするのも釣果アップのポイントです。

どこでやっても同じと考えず、近い条件の釣り場を移動しながら当日状況のいいポイントを探してみましょう。回遊には傾向があるので、釣れる場所と釣れない場所を覚えておけば翌年の夏に役に立ちます。

ランガンで活性の高いイカだけを狙う

夏は回遊をしているアオリイカが多く、一か所に留まり続けるイカが少ない季節です。もちろん港内にずっとイカがたまっているようなシチュエーションもありますが、粘って食わせるよりも回遊にぶつかることを優先したほうがチャンスがあります。

アオリイカは本来獰猛で好奇心旺盛な生き物です。キャスト方向を変える、ポイントを移動するなどして、エギに反応するイカを探し出しましょう。

夏のエギングでアオリイカを狙おう

夏のエギングにもチャレンジしてみよう

回遊の状況がいい場所・時間帯を見つけることができれば、効率よくアオリイカを手にできるのが夏のエギング。春のエギングのように居ても食わないというエギングではなく、群れが入ればアタリは出るとイメージしながら釣りをするのがポイントです。

ハマれば数を出せるチャンスがあるのが回遊狙いです。いろいろな釣り場に出かけてアオリイカの回遊パターンをつかみましょう。

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