原辰徳の名言57選!ジャイアンツの監督も務めた男のかっこいい言葉・語録
原辰徳は1880年代から1990年代中盤に第一線で活躍した有名野球選手で、経験や信念に基づいた心に残るかっこいい名言を数多く残しています。原辰徳の名言には、謙虚さを持ち努力し続けることの大切さ、目先のことにとらわれず俯瞰的に物事を考えることの重要性を説く言葉が多く、日常生活や仕事など人生に有益です。
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公式ライター Activel_director
原辰徳とは?
原辰徳は、1981年にドラフト1位指名でジャイアンツに入団後10年も4番打者で活躍し、長嶋茂雄や王貞治引退後の巨人軍を支えた人物です。
ゴルフ好きと有名な原辰徳は、50歳のときゴルフのシニアツアーに参戦するために渡米。2016年に関東の名門コース・戸塚カントリー倶楽部のクラブチャンピオンを獲得し、2017年の第56回報知アマゴルフ選手権にコースの代表で出場したエピソードがあります。
原辰徳のプロフィール
氏名 | 原辰徳 |
生年月日 | 1958年7月22日 |
出身地 | 神奈川県相模原市 (出生地は福岡県大牟田市) |
身長/体重 | 180cm /86kg |
投打 | 右投右打 |
ポジション | 内野手、外野手 |
学歴 | 1976年:東海大相模高校卒業 1980年:東海大学卒業 |
選手歴 | 1981-1995:読売ジャイアンツ |
監督・コーチ歴 | 1999-2000:読売ジャイアンツコーチ 2002-2004,2006-2016,2019- 読売ジャイアンツ監督 |
原辰徳は学生時代から才能を発揮し、高校時代夏の甲子園に3回出場し、春の甲子園では準優勝。大学時代は打撃三冠王を2度も達成し、1980年に日本で開催されたアマチュア野球世界選手権には、大学生で唯一出場し3位入賞を果たしました。
原辰徳はドラフト1位指名でプロ野球界入りし順調なスタートをきると、6度のリーグ優勝と3度の日本シリーズ優勝に貢献。プロ野球選手引退後は、野球解説者を経て、3度巨人軍の監督を務めています。
原辰徳の成績
通算成績(1697試合) | 1675安打 382本塁打 1093打点 82盗塁 打率.279 リーグ優勝6回 日本シリーズ優勝3回 |
獲得タイトル | 新人王 MVP 打点王 ベストナイン5回 首位打者5回 |
監督通算成績 | ※コーチ リーグ優勝1回 日本シリーズ優勝1回 ※監督 リーグ優勝9回 日本シリーズ優勝3回 アジアシリーズ優勝1回 |
原辰徳の成績は、入団以来11年連続20本塁打の日本記録更新と年間犠牲フライのリーグ新記録となる12犠飛を1991年に達成し、日本野球界に名を残すものでした。
監督に就任してからは、常人には理解しがたい天才的な采配で巨人軍を9度のリーグ優勝と3度の日本シリーズ優勝に導いています。
原辰徳の座右の銘
日々新なり
高校時代から地道に努力を重ね、プロ野球選手になる夢を叶えた原辰徳の座右の銘は、毎日努力を続けて少しずつでも良くしていくことが最善の方法と教えてくれます。
「日々新なり」は、昨日よりもきょう、きょうよりも明日と、日々よくなるよう行いを正すべしという意味です。厳しい実力社会であるプロ野球界で、どのように原辰徳さんが努力してきたか読み解くことができます。
原辰徳の名言57選
原辰徳は2010年に名言集を出し、スポーツに携わる人だけでなく、恋愛や勉強、仕事や人生に悩む人の心に響くかっこいい言葉を多く残してきました。
原辰徳の名言は、チームで意志を共有することや強いメンタルを持ちぶれずに努力することの大切さを説く言葉が多く、学生時代から才能を発揮し続けてきた原辰徳の実力が努力と信念によるものだったと感じられます。
野球競技の名言
巨人軍の4番打者には何人も侵すことが出来ない聖域がある。今日、私の夢は終わります。しかし私の夢には続きがあります
最強のメンバーを育て、チームを日本一に導くことが監督としての私の最大の目標です
相手を見るというより、自分のチームをどうやって戦う軍にするか。これがまず私の一番の大きな作業
同じ人に3本も打たれてはいけない
野球が楽しい!心底からそう実感できるのは勝ったときです
私は、現場の監督でありながら“WBCの監督をやりたい”という監督がいるのであれば、“それはチームを愛していない監督だ”と思っていました
コーチの時は『考え方が良く見えない』なんて言われましたが、それは立場の違い。僕は監督と違ったことはひと言も言わなかったし、言うつもりもなかった
1軍を下支えするファームの存在、そのファームとの連携はチームを強くするために絶対に必要なこと
日本一になってから、バトンを譲ろうじゃないか
ジャイアンツ・タイムといって何ごとも時間厳守。公式の場や移動時にはスーツ着用し、ヒゲを生やさないというドレスコード。そういった先輩たちが培い守ってきたものを実践し、次の世代へ教えていくということです
私にとってのジャイアンツ、ジャイアンツにとっての彼(松井)の位置づけ。お互いに築き上げてきたものがある。これからも築き上げていかなければならない
プロの打者との戦いを楽しめないと
監督という気持ちで野球をやっている人を何人作れるか
正々堂々と世界の強者と戦って勝ち抜くことができた。覚悟と潔さを持って「日本力(にほんぢから)」を見せ付けた
勝ちゲームとは言わないけどね。やっぱり(確実に)取りにいくというね。そういう野球というものが、何かのメッセージとして一人ひとりが糧とすればいいことだと思いますね。大事なプレーだと思いますね。
ミスした選手を責めると次に繋がらない
野球競技の名言からは、原辰徳がジャイアンツの歴史や歴代のかっこいい先輩たちが培ってきたものを重要視していることが読み解けます。原辰徳が引退式で語った「巨人軍の4番打者には何人も侵すことが出来ない聖域がある」の言葉からも、ジャイアンツを特別に思い大切にしていることが伺えます。
ジャイアンツで原辰徳は選手と監督2つの立場から活躍してきましたが、実力だけでなく歴史や伝統を重んじる姿勢も30年以上必要とされる理由です。
勝負事の名言
やっぱり勝負の世界というのは、少しチン(顎)が上がるとダメだね。顎が上がると足をすくわれるような気がします
こういう緊張感のあるゲームが近づいてきますとね、やっぱり選手1人1人からね、ヘモグロビンがバンバン出てくるのがよく分かります
組織の和というのは、競争原理が働く実力主義でないと保てないんです。レギュラーを獲得するのに遠慮なんかしていられません
吸収が早いヤツは、忘れるのも早いからね
勝負事は生きているから、決め込んではいけない。勝つために流動的に成長することは、決して恥ずかしいことではない
勝負の世界は足し算ばかりでない。人生歩んでいるとよく分かります。反対勢力、引き算はある
高校時代、甲子園は強い目標であり腕試しの場所。エネルギーを何倍にもしてくれる場所だった
勝負事の名言からは、原辰徳が自分の勝負勘を信じ、勝つためには手段を選ばず行動していることが読み解けます。原辰徳が代打の代打で控えの選手を起用しチームを勝利へ導いたこともあり、批判や失敗を恐れず勝つための作戦を実践。
現役引退後も原辰徳は実力を買われジャイアンツの監督に就任しましたが、目先の勝利にとらわれず俯瞰的にチーム全体や試合の流れを捉え優勝へと導いてきたことが伺えます。
努力の名言
結果は、出た瞬間に過去のもの。僕の宝物は目標に向かうプロセス
限界を自分で判定するのはアマチュアのレベルだ、プロはそれを乗り越える気持ちを持つことが必要
力いっぱいのプレーを見せれば、それが今まで以上に明るい照明の代わりになると思う
最下位ということは、これ以下はないということ。逆説的に言えば、まだ前半戦。のたうち回るようなことはない
優勝の下馬評は高いほどやる気が出ますね。それがプレッシャーじゃなくて、フォローウインドになるのが巨人軍という組織
努力の名言からは、原辰徳がプロは限界を自分で判定せず乗り越える気持ちをもつことが必要と捉え、慢心せず努力すべきと考えていることが読み解けます。実際、原辰徳は60代となってもジャイアンツの監督を務めチームの立て直しに挑戦中です。
周囲からの期待が高いほどやる気が出る言葉からは自信家でかっこいい印象を得ますが、宝物は目標に向かうプロセスの言葉からは、原辰徳が結果だけでなく過程も重視する努力家であることがわかります。
生き方の名言
オレも人間。君たちも人間なんだ
自分の身体に『ナシ!ナシ!』という言葉を吹きかけるんだ。するとアラアラ不思議。すっと迷いがなくなるんだよ。そういうもんだ
目標の定まった人というのは、波風があったとしてもブレない
背伸びをしたって、たかが知れている。背伸びをしたまま生活したら、つまずくだけ。実際以上に自分を見せる必要はない
悩みは誰にでもある。でも太陽は東から昇り西に沈むんだ
人生、自分で動かしているという考えでは上にいけない。環境を与えられ、生かされ、表現する場所ができている。いざとなったら勝負の鬼になって戦えばいい
消極的な成功よりも積極的な失敗を
生き方の名言からは、原辰徳が積極的な失敗を大切にしていること、失敗から学び成長していくことが重要と感じていることがわかります。
原辰徳は、2014年に行われた巨人対阪神戦で外野手5人を内野に配置する奇抜な指令を出し、5対12でチームを大敗させた経験があります。多くの評論家が采配を酷評しましたが、原辰徳は目先の試合の勝利よりもチームの優勝を優先した上で必要な選択だったとし、価値のある積極的な失敗を実践していました。
夢を叶える名言
いいことは引きずらない、悪い結果が出たときは引きずらなきゃいけない。そして、方針、方策を立てて、次への道を見つける
甘えは許されぬ
私の頭の中に3連覇という気持ちは一切ない。今年から5連覇する。そういう気持ちでスタートする
野球選手になりたい。ジャイアンツに入りたい。その夢を持って頑張りました。そして今日、その夢は終わります。しかし、私の夢には続きがあります。その言葉を約束して、今日引退します
勝った時も負けた時と同じように考えた方がいい
勝ったら素直に学べます。学ぶものが、すごくあります。あるけれども、勝ってしまった嬉しさで、その学び取るべきものを、すーっと通り過ぎるケースはありますね
朗らかだったり素直だったりすると、人が話をしてくれる。自分も質問できるようになる。そこに謙虚さがあれば、余計に周りも自分によってきてくれる
夢を叶える名言からは、原辰徳の思う夢を叶えるために必要な条件が読み解けます。
※夢を叶えるために必要なこと
・勝っても負けても同じように考え、学ぶこと
・夢や目標を持って頑張ること
・謙虚さ
原辰徳は、才能やテクニック面よりモチベーションを維持し努力し続けること、心構えを大切と考え、実力を発揮するために勝っても慢心することなく謙虚に学び努力する姿勢を重要視しています。
ビジネスにも活きる名言
必要なら主軸バッターでもバントをさせます。勝つためなら、有無をいわせない
言葉はもっと大きな武器になる
勝負に近道なし、勝負に失望なし、勝負に待ったなし
目的を達成する強い意志を共有する
全員がリーダーにならないとダメなんですよ。その中で、必ず真のリーダーというのが出てくる
手遅れは最大の愚策
大事なことは絶対に勝つんだ、ということをみんなが思うことでしょうね。思わせないとダメ
個々のレベルでの活躍はその場の喜びで終わる。でもチームのために闘って勝てば、自分が成長し、豊かになる深い喜びを体感できます
チームを最優先するというルールを、強く意識することのできる個が集まってこそ、勝利を得られます
ビジネスにも活きる名言からは、勝負には近道がないこと、原辰徳が勝つために個ではなくチームを最優先していることが分かります。事実、原辰徳はチームの勝利のためならベテランや有名選手にもバントを指示したり躊躇なく降格させる監督です。
目的を達成する強い意志を共有する言葉からは、原辰徳が目的を果すためにはチーム一丸となり協力することが重要だと考えていると分かります。
愛があふれる名言
皆さんに感謝。私の力は数%ですから
余談を記事にされちゃあ困るぞ。余談(油断)は禁物
私が言う愛は理解すること
個人軍はダメだ巨人軍だ
目的は勝つことだから。選手を幸せにすることじゃないから。我々は目的は勝つことで終始一貫、変わらないから。そうすることで選手も結果的には幸せになれる
ジャイアンツ愛
長いペナントレースを制せたのは、自己犠牲をしてくれた選手のおかげです
若い力はジャイアンツの宝
愛があふれる名言からは、勝利の裏には自己犠牲してくれた選手がいること、若い力はジャイアンツの宝と原辰徳が考え大切にしていることが読み解けます。
原辰徳は、若い選手を積極的に試合に出場させ控えの選手でも調子が良ければ起用し、実力重視の考え方です。原辰徳のやり方は非情采配と非難されることもありますが、根底には選手やジャイアンツへの愛があり、チームで優勝することが選手の幸せにつながると考えていることが理解できます。
原辰徳の名言集から得られること
原辰徳の格言・語録から得られることは、諦めないで自分の信念を貫き通すことの大切さです。原辰徳の名言には、プロの心構えや監督手腕の高さを裏付ける諦めない心やかっこいい俯瞰力が多くつづられています。
原辰徳は2019年から3度目のジャイアンツ監督に就任し、4年連続で優勝を逃していたチームを2年連続で優勝に導きました。原辰徳のかっこいい奇抜な采配が、今後も観客を魅了し、感動させてくれることが期待できます。
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