和田豊の名言20選!監督経験もある元プロ野球選手のかっこいい言葉・語録
和田豊は、1984年の入団から31年間阪神タイガース一筋で活躍した元プロ野球選手で、2023年にタイガース2軍監督に就任しました。和田豊の名言では「少しのスパイスを加えれば優勝できる」が最も有名ですが、「迷ったら前へ」「やるべきことをやる」と前向きでかっこいい名言も多くあります。
Writer
公式ライター emikobayashi215
学生時代に水泳とバドミントンを競技し、保護者として空手に携わる姉妹の母。愛犬ジャックラッセルテリア(2022.6生まれ)の散歩で1日約3時間歩くことが日課。2023年は犬の散歩で減量を試行錯誤中。
和田豊とは?
和田豊さんは、1985年に日本プロ野球の阪神タイガースへドラフト3位で入団し、選手、コーチ、監督と2015年まで31年間阪神タイガース一筋で努力を重ねた元プロ野球選手です。
和田豊さんは、犠打や単打を得意とする堅実なプレースタイルの選手で、流し打ちの上手さや追い込まれてからの凄さからファンに安打製造機と呼ばれ、親しまれていました。2023年シーズンからは2軍監督として再びユニフォームを着ています。
和田豊のプロフィール
氏名 | 和田豊(わだゆたか) |
生年月日 | 1962/09/02 |
身長/体重 | 174cm / 72kg |
ポジション | 二塁手、遊撃手、三塁手 |
投球/打席 | 右投/右打 |
所属クラブ | 阪神タイガース |
主な成績 | 1984年:ロサンゼルスオリンピック金メダル |
和田豊さんは、千葉県松戸市の県立安孫子高校出身で、1978年に高校1年生で三塁手として夏の甲子園に出場しました。
1981年に日本大学へ進学後も1983年の東都大学野球春季リーグで首位打者を獲得したり、ベストナインに2回選出されたりと目立つかっこいい活躍をし、1983年から2年連続で日米大学野球選手権大会日本代表に選出され、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得しています。
阪神タイガースで和田豊が残した成績や功績
年 | 成績・功績 |
1984年 | ・ドラフト3位指名でタイガースへ入団 |
1985年 | ・チーム初の日本一達成 ※控え内野手として貢献 |
1992年 | ・ベストナイン ・ゴールデングラブ賞 |
1993年 | ・セリーグ最多安打 ・ゴールデングラブ賞 |
1994年 | ・ゴールデングラブ賞 ※3年連続 ・単打セリーグ新記録(147本) ・契約更新でタイガース生え抜き選手初の1億円突破 |
1998年 | ・11年連続規定打席到達 |
2000年 | ・打撃コーチ就任(兼選手) |
2001年 | ・現役引退 |
2002年 | ・打撃コーチ専任 |
2011年 | ・監督就任 |
2015年 | ・監督退任 ※31年連続で着用したタイガースのユニフォームを脱ぐ |
2017年 | ・球団本部付テクニカルアドバイザー就任 |
2023年 | 二軍監督就任 |
和田豊さんは、入団初シーズンの1985年に39試合出場してチーム初の日本一を達成し、1992年と1994年にはベストナインに選出されたり、1992年~1994年には3年連続でゴールデングラブ賞を獲得したりと、阪神タイガースで大きな活躍をしました。
また1987年~2001年のタイガース暗黒時代には、堅実な守備でチームの中心選手となり、チームリーダーとして低迷するチームを支え続けたことで有名です。
和田豊の座右の銘
【泰然自若】たいぜんじじゃく
(意味)落ち着いていてどんなことにも動じないさま。
和田豊さんの座右の銘は、長嶋茂雄さんのインタビュー記事が発端であると、2016年のサンケイスポーツ誌のコラムで発表しています。
1997年7月、和田豊さんは怪我でメンタルが落ちたとき、長島茂雄さんの記事で、「逆境でもやるべきことをやれば道は開ける」を意味する「失意泰然」の名言を見つけ座右の銘にしました。2012年の監督就任時に、逆境時だけでなくどんなときもの想いを込めて「泰然自若」へ変更しています。
和田豊の名言20選
和田豊さんの名言は他人から誤解されることが多く、2011年監督就任時の「現在の戦力でもすこしスパイスを加えれば」の名言は、同じ戦力も工夫次第で優勝できるとの名言の真意に反して、ファンから「カレー作るように簡単に言うな」と大きな反感を買いました。
また選手時代の1999年には「監督が変わっても僕達は変わらない」の名言を発し、歓迎の意図だったにも関わらず、野村新監督本人に批判と誤解され叱咤されています。
プロ野球選手としての名言
俺ね、選手として秀でたものが何もなかったんだよ。「すべてが足りない」「何もない」という選手を、ここまでしてくれたのはタイガースファンなんだ
何がどう足りないか。補うためにどう工夫するか。ユニフォームを脱ぐ日まで、それは続いていく
30歳を過ぎると、急に勝ちたい思いが強くなった。3割とかの目標をクリアしても達成感があまりなかった
(1999年に野村克也さんが監督に就任し)監督が変わっても僕達は変わらない
(バース、掛布、岡田、真弓が活躍するチームに入団して)えらいところに来てしまった…
3年間、結果は最下位だったが、野村監督のいうことをちゃんとできていたら、絶対に勝てた
失意泰然、この言葉をモットーに、自分に言い聞かせながら野球に取り組んできました
144試合戦う上で、いろんなことが起こる。いくら悔やんでも、今日のゲームは帰って来ない。引き摺らず、それでも明日に向かうしかない
プロ野球の監督としての名言
現在の戦力でもすこしスパイスを加えれば優勝争い優勝できる戦力がある
(チームが長い間優勝から遠ざかっている状態なことに対して)誰かが殻を破らないといけない
最後は勝てなかったけど、1つの殻は破ったかなと。この敗戦を糧にしてやっていきたい
歴代監督を何人も見てきて、大変な仕事だと実感している。3年目に優勝争いではなく、来年勝負をかけるくらいのつもりでやっていきたい。広い甲子園に対して、投手力を含めセンターラインを強化して守りの野球が理想
主力がやらないとだめだから
阪神タイガースのユニホームを着られることを誇りに思ってください
プロである以上、ファンのみなさんが見てくれる環境の中でやるということが成長の一つの手段。たくさんのファンのみなさんに足を運んでいただいて、叱咤激励してほしい
人生の名言
野球と人生って、似てるところがあってさ。一度よくなっても、ずっとは続かないし、どこかで壁にぶち当る。そのとき壁を押して突き進んでいいときと、一歩下がって冷静になった方がいいときがある。行き詰ったときには「もう一回帰ってみよう」っていう場所があることが大事なんだよ。技術的にも、気持ち的にも、人生におけるふるさとという意味でも
明日は明日の風が吹く。この風にいかに乗れるか?まずは、やるべきことをしっかりとやる事だ
迷ったら前へ。そして、壁にブツかったら原点に返る。原点とは基本です。先を急がず、一歩ずつ
言葉って、不思議な力を持っているよね。誰が言ったのかが問題ではなく、その言葉に出会って感銘を受けた時点で、もう既にあなた自身の言葉でいいんじゃないかな。いろんな人の話を聞いて、たくさんの本を読んで、いい言葉に出会って欲しいと思う
人生においても判断に迷う事(場面)がある。年下の友人からもらった言葉がある。そんな時の判断基準は、「損得より、善悪」
和田豊がわかる書籍や動画
和田豊さんの生き方や考え方は、公式ブログ「虎の意地」で知ることができ、ブログの内容に2003年に起こったチームの変化やチーム優勝時のリアルな感情を書き下ろしで加えた書籍「諦めない力」は、和田豊さんの優しく熱い人となりがわかると野球ファンの間で評判になりました。
また、2001年の引退セレモニーも和田豊さんを語るうえで欠かせず、すべての裏方にまで感謝を述べたスピーチは、地味ながらも感動をよびました。
和田豊が考えるチーム再建の秘策がわかる本
猛虎復活
タイトル | 新たな挑戦-猛虎復活 |
出版社/出版年 | 宝島社/2012年 |
おすすめの読者層 | 阪神タイガースファン 企業やグループの再建を目指す人 |
読みやすさ | ★★★☆☆ |
ためになる | ★★★★☆ |
猛虎復活は、和田豊さんが2011年に監督となったときに書かれた本で、監督としての考え方や目標の優勝に必要な戦術やチーム作りの格言や語録が記されています。
天才肌のかっこいい名言や感動するエピソードの記載はありませんが、野村、星野、岡田、真弓の4人の前任監督の采配を冷静に分析して悪い部分を忖度なく批判したり、努力を惜しまない考え方がわかったりする語録が人気です。
和田豊と阪神タイガースの18年がわかる本
諦めない力 虎の挑戦―和田コーチの野球日記「虎の意地」
タイトル | 諦めない力 虎の挑戦―和田コーチの野球日記「虎の意地」 |
出版社/出版年 | 宝島社/2004年 |
おすすめの読者層 | ・阪神タイガースファン ・プロ野球選手を目指す12歳以上 |
読みやすさ | ★★★★☆ |
ためになる | ★★★☆☆ |
虎の挑戦は、和田豊さんの公式ブログ「虎の意地」の野球日記から、1985年から2003年の2度目の優勝までが綴られた本です。野球日記には、日々の反省点や努力目標が詳細に書かれ、モチベーションが上がらないときのやる気の出し方は、学生や社会人の勉強になります。
また書き下ろし部分では、阪神一筋の選手として2度の優勝をしたときのリアルな感情を知ることができ、和田豊さんの考え方がかっこいいと人気です。
和田豊の野球人としての想いがわかる動画
動画の所要時間 | 約14分 |
おすすめの視聴者層 | 阪神タイガースファン |
心を揺さぶられる | ★★★★★ |
ためになる | ★★★☆☆ |
和田豊さんの2001年10月1日の引退スピーチは、球場を整備する阪神園芸や裏方さん、マスコミ関係にまで感謝の意を示し、ファンから堅実で努力家な和田豊さんらしくかっこいいと評判です。
また引退スピーチでは、もう一度優勝すること、ファンに思いきり喜んでもらうことを目標に努力したことも語っています。和田豊さんは、引退スピーチ後、2015年まで14年間コーチ、監督に形を変えて同じ目標を追い続けました。
和田豊の名言集から得られることとは?
和田豊さんの名言からは「引き摺らず、明日に向かうしかない」「迷ったら前へ」と落ち込んだときも前を向いて進み続ける大切さが学べます。
和田豊さんは、プロ野球選手の平均身長180cmに対し身長174cmと小柄でした。しかし不利な体格を言い訳にせず、自分にできる役割を前向きに考え、堅実な守備、勝負どころで必ず出塁する打撃力を身につけ、地味なのにかっこいいタイガース唯一無二の選手としてファンに愛されています。
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