風速5mはどのくらい?自転車やバイク・スポーツへの影響とは?
風速5mの風の強さは、木々の葉が絶えず動き、体に風を感じる程度の風の強さです。風速5mは、風の10分間の平均の速さが毎秒5mであることを表し、日常生活に大きな影響や危険を感じる強さではありません。しかし、風速5mでもスポーツやアウトドアでは影響がでることがあり、場面に合わせた対応が必要です。
2024.04.02
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風速5mとは?
天気予報で使われる風速5mとは10分間に吹いた風の平均の速さが毎秒5mであることを示しています。風速5mの威力がどれくらいかは危険を感じるほどではありませんが、体には風を感じ、木々の葉は絶えず動いている状態です。
自転車を速めに走らせて受ける程度の風が風速5mの目安となり、紙や軽い持ち物は飛ばされてしまう可能性があるためどれくらいの風かを把握し状況に応じ注意が必要です。
風速5mの定義
風速5mは、風の10分間の平均の速さが毎秒5mであることを表しています。風速とは風の吹く速さのことで、1秒間に風が移動する距離のことを示し、気象情報で使われる風速は地上10mでの10分間の平均風速のことを意味します。
風速5mは1秒間に5m風が動くことになり、速度でいうと時速18㎞です。風速に使われる単位はm/sで、台風情報では誤解の可能性がなく5メートルと表記される場合があります。
風速5mは1秒間に5m風が動くことになり、速度でいうと時速18㎞です。風速に使われる単位はm/sで、台風情報では誤解の可能性がなく5メートルと表記される場合があります。
風速と最大瞬間風速の違い
用語 | 意味 | |
---|---|---|
風速 | 一般 | 1秒間に風が移動する距離 |
気象用語 | 10分間の風速の平均値 | |
瞬間風速 | 3秒間の風速の平均値 | |
最大瞬間風速 | 瞬間風速の最大値 |
風速は1秒間に風が移動する距離を表している言葉です。しかし、風は一定の強さで吹いているわけではなく常に強弱が変化し、気象情報では風速は10分間の平均値を風速、0.25秒ごとに測定した3秒間の風速の平均値を瞬間風速と定めています。
瞬間風速の最大値は風速の1.5倍~3倍になり、風速10mの場合は15m/s~30m/sの最大瞬間風速となる可能性があります。
瞬間風速の最大値は風速の1.5倍~3倍になり、風速10mの場合は15m/s~30m/sの最大瞬間風速となる可能性があります。
風速5mの強さ
風の強さ | 平均風速 |
---|---|
やや強い風 | 10m/s~15m/s未満 |
強い風 | 15m/s~20m/s未満 |
非常に強い風 | 20m/s~30m/s未満 |
猛烈な風 | 30m/s~ |
気象庁が分類した風の強さと吹き方では、風速5mは示されてなく強い風とは表されていません。
風速5mは強弱の表現のない風ですが、体感では弱い風、または一般的にいう風と表されることが多いです。風速5mの風は木の葉や小枝が動き旗が揺れ、屋内にいて外の風がわかり始めるくらいで、自転車を少し早めに走らせた程度です。
重さが軽いと飛ばされてしまう程度の風の強さはあるため、する内容で影響がでることもあります。
風速5mは強弱の表現のない風ですが、体感では弱い風、または一般的にいう風と表されることが多いです。風速5mの風は木の葉や小枝が動き旗が揺れ、屋内にいて外の風がわかり始めるくらいで、自転車を少し早めに走らせた程度です。
重さが軽いと飛ばされてしまう程度の風の強さはあるため、する内容で影響がでることもあります。
風速5mと日常生活への影響
風速5mの風は、木の葉や草花がサワサワと動く程度の風のため、身に危険を感じる強い風ではありません。暖かい季節では心地よい風と感じ、通勤や通学の日常生活で大きく影響がでる強さではなく、建造物や街路樹がなぎ倒される被害はほぼ起こらないと言えます。風速5mは洗濯物の外干しが可能ですが、軽いと飛んでいく程度の風の強さのため、飛びやすい洗濯物は洗濯ばさみで止める風の強さとなります。
歩く人々
通勤や通学、散歩で歩く人々にとって、風速5mの風はあまり影響がないと感じる人が多いです。しかし、風速5mは自転車を少し早めに走らせて受ける程度の風で、向かい風では若干の抵抗を感じます。
髪の長い人が街中を歩く場合、風速5mの風に吹かれると髪がなびき若干うっとうしく感じることもあります。
髪の長い人が街中を歩く場合、風速5mの風に吹かれると髪がなびき若干うっとうしく感じることもあります。
傘の使用
風速5mでの傘の使用は可能です。一般的な普通の傘は問題なくさして歩けますが、骨組みの弱い折りたたみ傘の場合は傘部分がひっくり返る恐れがあり注意が必要です。傘をさして歩くこと自体に問題はありませんが、風速5mの中の雨であると、風に吹かれた雨の影響で足元は濡れてしまうこともあります。
街路樹
風速5mの風が吹くと、街路樹自体が大きく揺れることはないですが小枝や葉は動き始めて絶えず揺れます。木の枝についた緑葉や咲いた花や蕾が舞い落ちてしまうほどの強さではないですが、枯葉や枯れかけの花は落ちてしまうこともあります。
ビル・看板
風速5mでビルや看板に破損や落下の影響があることはほぼありません。風速5mで窓ガラスが割れたりすることもないですが、建付けが悪い場合は多少カタカタと音は発生します。頑丈な作りのビルや看板は心配が必要な危険は起きないです。
風速5mとスポーツへの影響
風速5mのときのスポーツにどのくらいの影響があるかは、屋内でのスポーツへ影響はありませんが屋外の場合は支障が出るときがあります。屋外競技自体ができないわけではないですが、競技の種類で記録が認められなかったり、思い通りの動きや狙いがうまくいかない状況が発生します。
球技
風速5mで屋外で行われる野球やサッカー、テニス、ゴルフの球技の試合が中止になることはありません。試合の中止は各団体で判断されますが、気象警報・注意報が出る風速14m以上の場合に中止になった例があります。
しかし、風速5mの風が吹けば少なからず球の軌道に影響があり、特にゴルフは球が小さいため風の影響を受けやすく飛距離に差がでます。野球やテニスも狙った場所から風の影響で球が流れ、やりづらいです。
しかし、風速5mの風が吹けば少なからず球の軌道に影響があり、特にゴルフは球が小さいため風の影響を受けやすく飛距離に差がでます。野球やテニスも狙った場所から風の影響で球が流れ、やりづらいです。
陸上
陸上競技での風速5mは種目で影響がでます。
・短距離走
・走り幅跳び
・3段跳び
・障害走(ハードル)
風速1mで約0.1秒の影響があると言われ、風速5mの追い風が吹くと、各種目の順位は出ても記録が公認されず参考記録になります。
陸上競技で風速5mで中止になることはないですが、やり投げやハンマー投げの投てき競技では風の影響で多少の記録の伸縮が考えられるため注意が必要です。
・短距離走
・走り幅跳び
・3段跳び
・障害走(ハードル)
風速1mで約0.1秒の影響があると言われ、風速5mの追い風が吹くと、各種目の順位は出ても記録が公認されず参考記録になります。
陸上競技で風速5mで中止になることはないですが、やり投げやハンマー投げの投てき競技では風の影響で多少の記録の伸縮が考えられるため注意が必要です。
マリンスポーツ
ヨット | ○ |
サーフィン | × |
スキューバダイビング | ○ |
風速5mでのマリンスポーツは、種目で影響の度合いが変わります。
風速5mは水面に白波が立つ程度で、ヨットにとっては風速4~6mが理想的で適しています。スキューバダイビングは海の中に潜るため風の影響を受けにくく、風速5mではあまり実施に影響はないです。サーフィンでは風向きで変わりますが風速4mまでが目安となり、風速5mは波が高く流され危険が伴うことがあります。
風の影響を受けやすい競技は注意が必要です。
風速5mは水面に白波が立つ程度で、ヨットにとっては風速4~6mが理想的で適しています。スキューバダイビングは海の中に潜るため風の影響を受けにくく、風速5mではあまり実施に影響はないです。サーフィンでは風向きで変わりますが風速4mまでが目安となり、風速5mは波が高く流され危険が伴うことがあります。
風の影響を受けやすい競技は注意が必要です。
風速5mと乗り物への影響
via unsplash.com
風速5mの風は、乗り物に乗れないほどの大きい影響はありませんが、乗り物の種類で感じ方が異なります。
自転車やバイクでは自分の体で風を感じ、自動車や飛行機は自分自身に風を受けるわけではないため安全面や影響の受け方が変わります。
どれくらい影響があるかないかは乗り物の種類で異なりますが、乗ること自体は可能です。
自転車やバイクでは自分の体で風を感じ、自動車や飛行機は自分自身に風を受けるわけではないため安全面や影響の受け方が変わります。
どれくらい影響があるかないかは乗り物の種類で異なりますが、乗ること自体は可能です。
自転車
風速5mで自転車に乗る場合、追い風は快適に自転車を乗ることができますが、向かい風はペダルを漕ぐのがきついと感じる人もいます。クロスバイクやロードバイクのスポーツ自転車でギアを軽くして走ったり、電動自転車であるならばあまり影響を受けずに走ることができますが、自転車は基本的に自分の足が動力となるため、風向きでペダルを漕ぐ力の入れ加減に影響がでます。
バイク
風速5mでのバイクの運転は、ハンドルを取られることはなく大きな影響はないといえますが、若干注意しなければならないのが横風です。バイクでの正面からの風はさほど問題ないですが、横からの風はバイクに当たる面積が大きく、少し流されたりハンドルをとられる可能性もあります。油断はせず、スピードに気を付けハンドルをきちんと握り注意を払った走行をしてください。
自動車
自動車の運転に風速5mの風がどのくらいの影響があるかは、車が頑丈に作られているため風の影響はほとんどなく通常走行でき問題ないです。油断は禁物ですが、車に乗るときに風速5mでは風で横転する心配はしなくてよいと言えます。ただし、車高の高い車やトラックは風のあたる面積が大きく一般的な車に比べ風の抵抗を感じます。車の窓を開けていると、車の中においた紙やハンカチは飛んでしまうためきちんと押さえてください。
飛行機
飛行機はジェットエンジンのパワーに耐えうる丈夫な作りのため、風速5mの風では離発着に影響しません。どのくらいの風速で影響があるかは、向かい風で風速25m、横風で風速13m以上が欠航の目安の基準で風速5mは問題なく飛ぶことができます。飛行機は横風には弱いですが、風を逃がす構造で風速5mで離発着や飛行に影響はなく心配しないで大丈夫です。
風速5mとアウトドアへの影響
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自然と向きあうアウトドアでは、風速5mの風は強風に分類される強さではないため実施不可能ではないです。しかし、実施前に気象情報を把握し、どれくらい影響があるか状況に応じた実施可否の判断が必要です。自分1人ではなく一緒にアウトドアに挑む人の状況でも判断が変わっていきます。
登山
登山では、風速5mは中止をする風速ではありませんが、山では天気を気にするのも大事で温度や風速に注意が必要です。
標高が高いところは地上に比べ気温が下がるうえ、風速が1mあたり体感温度は1~2℃下がると言われ、目的とする山が高い場合は万全な防寒具も必要になります。風速5mでも山の高さに応じ、風を通さない防寒具を準備して対策を取ってください。
標高が高いところは地上に比べ気温が下がるうえ、風速が1mあたり体感温度は1~2℃下がると言われ、目的とする山が高い場合は万全な防寒具も必要になります。風速5mでも山の高さに応じ、風を通さない防寒具を準備して対策を取ってください。
キャンプ
風速5mでのキャンプでバーベキューする場合は空の紙コップや紙皿を飛ばすことに注意が必要ですが、実施することができます。風を遮る木々のない広い場所は風の影響を受けやすく、軽い紙製品は飛んでいきます。
テントへどのくらいの影響があるかは、張るときにバサバサとなびきますがペグをきちんと打ち込めば大丈夫です。
しかし、風速5mは平均の風の速度で瞬間風速は風速5m以上になることもあるため気をつけてください。
テントへどのくらいの影響があるかは、張るときにバサバサとなびきますがペグをきちんと打ち込めば大丈夫です。
しかし、風速5mは平均の風の速度で瞬間風速は風速5m以上になることもあるため気をつけてください。
釣り
風速5mでの釣りは、風の影響が少ない安全な場所なら実施できますが、場所や状況に応じて注意が必要です。
風速5mは水面に白波が立つ強さで、船での釣りはできないことはありませんが揺れるため船酔いする人にはおすすめできません。船の揺れや、川や海の水の動きがあるところは注意が必要で危険を回避するにはやらないほうがよいです。
【風速5mで安全な釣り場所の例】
・波の影響を受けにくい湖
・防波堤
・海釣り公園
・釣り堀
風速5mは水面に白波が立つ強さで、船での釣りはできないことはありませんが揺れるため船酔いする人にはおすすめできません。船の揺れや、川や海の水の動きがあるところは注意が必要で危険を回避するにはやらないほうがよいです。
【風速5mで安全な釣り場所の例】
・波の影響を受けにくい湖
・防波堤
・海釣り公園
・釣り堀
風速5mは状況によって注意が必要
via unsplash.com
風速5mの風が吹くときは日常生活や乗り物に大きな影響はなく、普段通りの生活をすることができます。危険を感じる風ではないですが、日常でも注意が必要な場面があります。
スポーツでは風速5mが記録の後押しをしたり、適切な風速の種目もある反面、記録・実行に影響が出て適さない状況もあり、アウトドアは実施不可能ではないですが注意が必要です。シーンに合わせた影響を考慮し、状況に応じた対応を行いましょう。
スポーツでは風速5mが記録の後押しをしたり、適切な風速の種目もある反面、記録・実行に影響が出て適さない状況もあり、アウトドアは実施不可能ではないですが注意が必要です。シーンに合わせた影響を考慮し、状況に応じた対応を行いましょう。
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