スケボー初心者が最初に覚えたい乗り方とトリックの7つの基礎
初めてスケボーに乗り始めるような初心者が、最初に覚えるべきスケボーの乗り方・止め方・降り方等の基本を紹介しています。さらに、比較的難易度が低く、スケボー初心者でも覚えるのが容易と思われるトリックをそのやり方等を含めて紹介しています。
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公式ライター old_user_id: 311
スケボー初心者に伝えたい怪我ついて
スケボーで怪我をするケース
1つめは、ある程度のスキルを持っているスケーターが、ハンドレールといった大きなセクションでの技に挑戦して失敗する場合。
2つめは、スケートボードに初めて乗るようなスケボーの初心者・入門者が、正しい知識がないまま間違った乗り方をしてしまった場合。
スケボー初心者が事故を起さないために
初めてスケボーをする人は、トリックなどのテクニック・技に挑戦する前に、まずはスケボーの基本である乗り方・進み方・止め方・降り方の方法をきちんと身につけるようにしましょう。
スケボー初心者のための乗り方
スケボーの乗り方(スタンス)の基本
初心者向け【スケボー】スタンスの選び方
左足が前のスタンスのことをレギュラースタンス、右足が前のスタンスのことをグーフィースタンスと呼び、2つのスタンスには優劣はありません。自分のスタンスがわからない初心者は、両方のスタンスを試して違和感の無い方を選びましょう。
次に後ろ足をテール側のビスの上に乗せ、後ろ足を地面から離しますが、この時に転ばないように前足に重心を保ちます。デッキが動かないようにしながら後ろ足をデッキ上に置き、最後に進行方向を向けていた前足を横に向け、両足を安定させましょう。
スケボーの進み方(プッシュ)の基本
【スケボー】初心者向け|プッシュのやり方
この重心を前足にかけたままの状態で、後ろ足を真後ろに押し出すようにすれば、勢いがついてデッキが前に進みます。この時、重心が崩れると前方に傾きすぎたりして、転んで怪我をしますので注意しましょう。
地面を蹴った足はスケボーに乗るときと同じようにデッキの上に戻しますが、乗り方のときと同じく両足を横向きにし、フォームを安定させましょう。また、この一連の進む方法はプッシュと呼ばれており、スケボーを始める初心者が覚えるべき基礎トリック1つとなっています。
スケボーの止め方・降り方の基本
最初の2時間で覚える超基本 [スケボー START HOWTO#0.0]
次に、その下ろした後ろ足でブレーキをかけるようにしてスケボーを止めますが、この際にスケボーに乗るときと同じようにつま先が正面を向いた状態だと、さらに安定して減速をすることが出来ます。
この下ろした後ろ足に徐々に力を加えてブレーキをかけ、完全にスケボーが停止したら、後ろ足に体重をかけてそっと前足をデッキから下ろしましょう。
スケボー初心者・入門者には、このような止め方・降り方の方法が基本で最も安全です。ただ、スケボーの乗り方や進み方に慣れてきたら、デッキからジャンプして降りたりして、自分の降りやすい方法で大丈夫です。
スケボー初心者のためのトリックの基礎①
チックタック
チックタックは、ほんの少しプッシュをしてから始めてみたり、ほんの少しだけ下り坂になっているところなどで練習すると初心者・入門者でも感覚がつかみやすいです。
また、チックタックを行う際、デッキを見すぎて目線が下になっているとバランスを崩してしまいます。そのため、なるべく進行方向の遠くの一点を目標に見るようにしましょう。
チックタックのやり方
スケートボード初心者用乗り方howto「チックタック編」(スノボ オフトレ目線)
次に、通常の立っている状態から手を水平方向に広げ、バランスをとりながら膝を少し曲げ、やや重心を落とします。この状態で上半身を左方向にひねり、ひねった後はノーズを浮かせます。そしてデッキを上半身をひねった位置まで動かすようにします。
上半身をひねった位置までノーズを動かしたら、地面にノーズをつけます。そして、今度はすぐに上半身を右方向にひねり、ひねったらまたノーズを浮かせ、上半身をひねった方向にデッキを動かします。このような動作を繰り返して加速することができれば、チックタックの完了です。
スケボー初心者のためのトリックの基礎②
エンドウォーク
トリックの中では難易度が低く、初心者においても比較的簡単なトリックとなっています。そのため、ここまでのプッシュ、チックタック、といったスケボーの基本動作をマスターして滑れるようになった初心者にはおすすめのトリックです。
また、エンドウォークはボディバランスを取るための練習にもなります。エンドウォークを練習しておくことで、様々なトリック・技をメイクした後でも安定したバランスを取れるようになり、トリックを失敗しかけたときでもリカバリーしやすくなります。
エンドウォークのやり方
【HOW TO】ノーズ&テールコントロールの基本①「END WALK」をやってみようぜ!
次に、腕を広げ肩を水平にバランスを取るようにしながら遅めのスケーティングをし、そこからやや体重を落として進行方向に上半身を回し、エンドウォークの先行動作を行います。
次に、ノーズ側に体重を少しだけ移していきますが、あくまでもテール側を浮かすために体重を移すだけですので、頭の位置はデッキのほぼ真上にある状態に保ちます。
そして、テール側が浮いてきたら、先行動作の上半身に下半身を付いていかせるように180°回していき、さらに上半身は次の180°のための先行動作として逆向きに上半身をひねりはじめます。その後、同様にテール側に体重を移して、テールを軸に体ごとデッキを180°回転させるという一連の流れを繰り返せば、エンドウォークの完了です。
スケボー初心者のためのトリックの基礎③
ショービット
ショービットには複数のやり方がありますが、フリースタイルスケートボードで最も一般的とされている、ノーズ側を踏み、ノーズを軸にして回転させるショービットの方法をここでは紹介します。
例えば、やりたいトリックがノーズ、テールの向きが逆でやりにくい場合、ショービットを行ってデッキを180°入れ替えて、そのトリックがやりやすい向きにするなど、ショービットはつなぎのトリックとしても有効です。
また、ショービットには、スケートボード全般の基礎的なデッキをコントロールする要素が含まれています。そのため、スケボー初心者は初期の段階で完璧にマスターしておくと後々役に立つでしょう。
ショービットのやり方
【スケボー】ショービットのやり方が大体わかるそんな動画【howto shove-it】
この時、右足は少しだけ前方にはみ出させるか、通常のスタンスのままにします。この状態で、左足のつま先を少し踏み込むように力をかけておきながら、しゃがんでジャンプの準備をします。
ここから、左足つま先でノーズを少し踏み込みながらジャンプを始めますが、左足つま先を下方向だけではなく、元のスタンスに戻す力を加えながらデッキを下に押します。
するとノーズを中心にデッキが回転を始めますので、回転をしっかり見て、右足・テール側から着地するようにします。これでショービットが完了です。
スケボー初心者のためのトリックの基礎④
オーリー
オーリーが上達すれば1メートル越えのジャンプも夢ではありませんが、ジャンプの高さを出そうとすればするほど難易度が上がるので、非常に奥の深いトリックとなっています。
オーリーには応用トリックも無限にあり、オーリーが出来ないとトライできないというトリックも数多く存在します。そのため、オーリーが上達すれば自然とトリックの幅も広がることになるので、スケボーを始めたばかりという初心者・入門者でも覚えておきたいトリックです。
オーリーのやり方
【スケボー】 オーリーのやり方が大体わかるそんな動画 【howto ollie】
次に、左足(後ろ足)のつま先側に力を入れてデッキのテールを叩く準備をしながら、体を伸ばしてジャンプする準備をします。そして、テールを叩きつつ、右足(前足)にデッキがあたってくるのを確認しますが、このときはまだ、デッキが立ち上がってくるのを待っているイメージです。次にテールが十分にはじけ、デッキが立ち上がってきたタイミングを見計い、右足(前足)でデッキを斜め上方向にこすります。
そして、すりあし(右足、前足)を徐々に前方向に押し、デッキのテール側を浮かせていきます。このとき、前足を軸にデッキを浮き上がらせるイメージを持ちましょう。その後、デッキの動きを見ながら着地すれば、オーリーの完了です。
オーリーは定番の基礎トリック
LESSON 2 – OLLIE〔オーリー〕
しかし、オーリーは初心者がそう簡単にマスターできるトリック・技ではありません。そのため、オーリーが全く上達しないので、スケボーを始めて1~3ヶ月でどうにもならなくなってスケボーを辞めてしまうというケースも初心者にはありがちです。
このようなことにならないために、スケボー初心者はまず基本の乗り方(プッシュ)を完全にマスターするようにしましょう。
オーリーというトリックは、総合的なバランスがとても重要なトリックですので、プッシュの段階で安定して真っ直ぐ滑れないようだと、マスターできないのです。したがって、初心者はまずプッシュを完璧にしてからオーリーに挑戦するようにしましょう。
スケボー初心者のためのトリックの基礎⑤
レイルスタンド フロントサイド
フリースタイルを目指す初心者にとってレイルスタンドは、覚えておきたいトリックです。フロントサイド、バックサイドの2種類がありますが、ここではフロントサイドのレイルスタンドを紹介します。
レイルスタンドはレイル系トリックのあくまで基本であるため、このレイルスタンドからレイルフリップなどの様々なトリックにつなげていきます。また、初心者がレイルスタンドを練習する際は、階段を上るようなイメージをすると効果的です。左、右、左とリズミカルに動作を行うようにしましょう。
レイルスタンド フロントサイドのやり方
フリースタイル スケボートリック 「レイルスタンドフロントサイド Railstand」 乗り方 ハウツー
次に、ややしゃがんでジャンプするように体重をデッキから抜きつつ、左足つま先でデッキを踏み込んで、デッキを手前に回転させます。デッキが手前に回転してきたら、右足つま先でリアのウイールをキャッチするように踏みます。デッキを90°の位置で止め、すぐに左足もフロントのウイールの上に乗せたらレイルスタンドの完了です。
スケボー初心者のためのトリックの基礎⑥
フィンガーフリップ
スケボー初心者は、フィンガーフリップの最も基本であるテールスタンドの状態(止まった)で行う一回転のフィンガーフリップをまず最初に練習しましょう。
フィンガーフリップの回転は、デッキの回転を足を曲げることによって妨げないイメージで回転させます。ジャンプを高くするのではなく、ジャンプする前にデッキが回転するよう左手で力を入れておくというのも、フィンガーフリップを軽く行う初心者のための練習ポイントです。
フィンガーフリップのやり方
【スケボー女子】1分でフィンガーフリップ!
この時、親指がデッキテープ側その他の指が裏側になるように持つのが基本です。次に、右足を曲げ上体を少し沈めてジャンプの準備をします。そして、上体を起こしながらジャンプを始めた際、左手にはデッキが前方に回転するよう(フリップする)力を加えておきます。
ジャンプで身体が伸びきるまでは、デッキを離さずに回転を加えますが、少しノーズを持ち上げるようにすると回転しやすいです。ジャンプの後は膝を胸に近づけるように足を曲げ、デッキの回転を邪魔しないようにします。デッキの回転に合わせて両足で着地すれば、フィンガーフリップの完了です。
スケボー初心者のためのトリックの基礎⑦
キックフリップ
近年、スケートボードでキックフリップというと、オーリーから入るキックフリップのことを指しているようです。ただ、80年代のスケートボードシーンでキックフリップといえば、オーリーからではなく、フリースタイルスケートボード独自のキックフリップのことでした。オーリーからのキックフリップのほうが初心者には難易度が高いため、ここではフリースタイルスケートボード独自のキックフリップを紹介します。
キックフリップの練習のポイントとして、まず最初は止まった状態で練習するようにしましょう。止まった状態だとスケボーの動きがよく見えるため、地面にぶつかって回転していない等の回転しない要因が判明しやすくなります。自分のスケボーの動きをよく見て、うまく回せるポイントを探りましょう。
キックフリップのやり方
KICKFLIP (キックフリップ) [スケボー HOWTO #2.0]
ここでさらに足をデッキに押し付けますが、左足はつま先から下に押すように、逆に右足は前述でレイルに引っ掛けた土踏まずを上に引っ張るように力を加えながらジャンプします。そして、デッキの回転を見ながら自分のスタンスの位置に着地すれば、キックフリップの完了です。
スケボー初心者のための乗り方・トリックの基礎まとめ
ただ、スケボー初心者のためのトリックの基礎④のオーリーは定番の基礎トリックでも書きましたが、オーリーといったトリックをマスターするための基本はきちんと習得しておくようにしましょう。
し例えば初心者がオーリーがトリックの基本だからといって、止まったままオーリーをしたり、座ってオーリーをしたりといった練習を毎日繰り返しているだけでは楽しくありません。
スケボーの起源はサーフィンですので、初心者はまずスケボーでのいろいろな滑り方を楽しみ、それにトリックを加えていくようにしましょう。そのほうが気分転換にもなるし、上達も早くなるのでおすすめです。
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