バドミントンのロブとは?打ち方やコツをまとめて特集【初心者OK】
バドミントンのロブは、ドロップやカット、ヘアピンのリターンとして使われることが多いです。ピンチの時に次へとつなぐことができるショットですので、確実にコツをつかんで習得をしておきたいショットです。しっかりと打ち方を覚えて、良いロブを打てるようになりましょう。
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公式ライター Activel_director
バドミントンのロブ(ロビング)とは?
相手コートの奥深くまで大きく打ち返すショット
基礎打ち・ロビング見本【シドニーオリンピック日本代表 井川里美】
バドミントンでの自分のピンチの時に、次の自分のプレイへとつなげるために用いることができるショットです。そのため、バドミントンの試合で勝つためには必ず必要になるショットです。ですからバドミントンのロブの打ち方を覚えて、ロブを打てるようになりましょう。
そのためには、バドミントンのロブを打てるようになるための練習を積む必要があります。しっかりとロブの練習を積んでいきましょう。
ロブを打つ時に必要なこと
ロブは試合の流れの中で、様々な体勢で打たなければならないことが多々あります。そのため良いロブを打つには、どんな姿勢からでもロブを打つことができる丈夫な下半身も必要になります。
ではロブを打つ時の体勢と、打ち方についてそれぞれ見ていきましょう。
バドミントンのロブを打つときの体勢
下半身を安定させる
下半身の強化には、スクワットやヒップリフトなどの下半身の筋トレが効果的です。またランニングなどで足を動かし続ける持久力をつけておくのも効果があります。持久力をつけておくことより、とっさに足を動かしてロブを打つことができるからです、
バドミントンのロブ:フォアハンド
打ち方
バドンミトン 意外と難しいフォア側のロビング Underarm Forehand Stroke
バドミントンのロブには、フォアハンドとバックハンドの打ち方があります。まずはフォアハンドのロブの打ち方を見ていきましょう。
バドミントンのフォアハンドのロブの打ち方は、まずシャトルを身体の正面で迎えます。
次に右足を大きく前に出して、ヒザを曲げてしっかりと踏ん張って、テイクバックの体勢をつくります。
そしてシャトルに身体を近づけるようなイメージでスイングを始めます。
前腕の回内と手首の底屈を使って、シャトルを跳ね上げるようにインパクトを行い、左肩のあたりまでラケットを振り抜きます。
右ヒザを伸ばす力を利用して、相手からの攻撃に備え構えます。
腕と手首を使って、シャトルを跳ね上げるようにインパクトを行うことがコツです。手首と腕の振りを上手く使ってシャトルを高く飛ばしましょう。
打つ時の注意点
ロビング フォアハンド 正面から
そしてラケットにスイング時は上半身が前に傾かないように気をつけながら、右ヒザの屈伸で打点を調節してシャトルのインパクトを行いましょう。この時に身体が前に倒れすぎないのがコツです。倒れすぎてしまうと、打った後の相手からの攻撃への備えの構えが遅れてしまうからです。
ロブを打った時の相手からのリターンはスマッシュなどの強いショットで返される時が多いため、次のショットのための構えが遅れることは、失点につながるミスになりかねません。
ですからロブは正しい姿勢で打って、打った後は素早く構えるようにしましょう。
またフォロースルーをしっかりととることで、ロブのコントロールの精度が高まります。
バドミントンのロブ:バックハンド
打ち方
ロビング バックハンド 横から
次に右足を大きく前に出して、ヒザを曲げしっかりと踏ん張ります。それと同時にテイクバックの体勢をつくります。
前腕の回外と手首の背屈を使って、シャトルを跳ね上げるようにインパクトを行い、フォロースルーではラケットを垂直に立てます。
そしてヒザを戻す力を利用して、相手からの攻撃に備え構えます。
腕と手首を使ってシャトルを跳ね上げるようにインパクトを行うことがコツです。手首と腕の振りを上手く使ってシャトルを高く飛ばしましょう。
打つ時の注意点
ロビング バックハンド 正面から
右足の踏み出しでは、右足はつま先を上げてカカトから着地します。着地の瞬間はヒザ頭がつま先よりも前に出ないように注意します。
ラケットのスイング時に足幅が広すぎると体重移動がしづらくなるので、ヒザの角度が90度になるくらいを意識して右足を踏み込みます。
初心者がロブで気をつけるべきことは?
①しっかりと振り抜く
ロブはコントロールが大事なショットです。狙ったところにシャトルを飛ばす必要があるので、バドミントンでロブを打つ時にはしっかりと振り抜くことを意識してスイングをしましょう。
初心者は素振りでロブの打ち方を覚える時から大きくスイングをして、しっかりと振り抜くことを意識して練習に取り組みましょう。
②姿勢を崩さない
バドミントンでロブが上手く飛ばない理由の1つは、打つ時の姿勢が崩れているからです。打つ瞬間に頭が下がっていたり、踏み込んだ足のヒザがくるぶしよりも前に出ていて前かがみになってしまっていたりすると、シャトルは上手く飛ばないです。
ですからバドミントンでロブを打つ時は正しい姿勢で打ちましょう。初心者は素振りの時点から正しい姿勢でのスイングを心がけます。そして実際にシャトルを打つ時は、より正しい姿勢で打つことを意識してスイングをしましょう。
正しい姿勢で打つことができれば、バドミントンでロブが飛ばないということは減っていきます。
バドミントンの2種類のロブとは?
藤本ホセマリ“目からウロコ”シニア・バドミントン講座 第8回フォアのロブ
守備的ロブ
打ち方(ロブ)
また、バドミントンでの速いラリーの応酬の中で緩やかなロブを1本はさむことによって、リズムを変えることができます。リズムを変化させることができれば、相手の攻める勢いをそぐことができ、ミスを誘うことにもつながります。
ただし守備的ロブは相手に攻められている時に打つため、ミスは相手の得点に即つながります。飛ばないということがないように、どんな体勢からでもしっかりとロブが打てるようにしておきましょう。
攻撃的ロブ
【世界の技特集】バックハンドロビング(弾きロブ)
攻撃的なロブはコースを狙って打つこと、相手を動かすように打つことが大切です。攻撃的なロブを打つタイミングは、相手が打ち終わって体勢を崩した時や、相手の動きが読めて意表をつけそうな時などです。これらの場面で攻撃的なロブを打つことができれば、相手をより不利な体勢にさせることができ、ミスショットを打たせることが可能になります。
またシングルス場合は、コートの左右に相手を振って体力を消耗させて、ミスをするように仕向けるということも、攻撃的ロブの使い方としては有効です。
バドミントンのロブの練習
バドミントン ロブ練習中
そしてシャトルを使ってロブの練習をしましょう。シャトルを高く上げ、相手コートの奥に落とせるように打ち込みます。フォアハンド、バックハンド、両方の打ち方が出来るようになりましょう。
初心者は上手く飛ばないということが続くかもしれませんが、繰り返し練習を行いましょう。練習を繰り返し行うことによりロブを上げる感覚が段々とつかめてきて、飛ばないから飛ぶ、というふうにかわっていきます。
またバドミントンのロブのコツは、フォアハンドとバックハンドの打ち分けです。ですから、ネット越しに投げられたシャトルをフォアハンド、バックハンドで打ち返す練習も効果的です。左右どちらにシャトルが飛んでくるか予測しながらフォアハンド、バックハンドの打ち分けの練習を行いましょう。
ロブの打ち方やコツのまとめ
またバドミントンでロブを打つ時は、体重移動の他に腕や手首の使い方がコツになってきます。腕や手首を上手く使って、バトミントンのロブを打てるようになっていきましょう。
バドミントンのロブは次につなげるための大切なショットです。しっかりと練習を積んで、確実に打てるようになりましょう。
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