バドミントンコートのサイズや大きさ!シングルとダブルスの違いは?
バドミントンのコートの大きさは、シングルスとダブルスでコートの大きさが変わるスポーツです。 バドミントンのコートの中には線が何本もある上に、競技の形式や試合の局面によって、コートの使い方は異なるので、初心者の方は戸惑うことと思います。 コートの使い方をしっかりマスターするために、バドミントンコートの大きさ、サイズに関してまとめておきます。
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公式ライター Activel_director
バドミントンのコートとは?
バドミントンのコートの大きさは、シングルスとダブルスでコートの大きさ、使用するラインが変わります。
コートの中にたくさんラインがあって、戸惑う方も多いと思います。コートに関することが分からないと、十分に競技を楽しめませんよね。
ここでは、バドミントン初心者の方のために、バドミントンのコートの大きさ、サイズについて詳しく解説していきます。また、コートの広さを覚えるコツも紹介していきます。
シングルス、ダブルスの違い、サービスのときとそれ以外の時のコートの大きさとサイズ、広さの違いもしっかりマスターして、思い切りバドミントンを楽しみましょう。
バドミントンのコートの概要
ネットと垂直の方向のラインを縦、ネットと平行の方向のラインを横とすると、縦5本のラインと横6本のラインから構成されています。それぞれに正式な規格があります。
バドミントンではこの合計11本のラインを、シングルス、ダブルス、それぞれのサービス時で使い分けてプレイします。ここがポイントで、バドミントンのコートは競技形式や、試合の局面によって使うラインが異なり、それによってコートのサイズ、大きさ、広さも変わってきます。使用するラインが変わることで、コートの寸法も変わるということです。
例えば、ダブルスをプレイするときは一番外側の縦のラインを使い、シングルスをプレイするときは一本内側の縦のラインを使う、といったように、競技形式によってコートの幅の大きさが変わってくるわけです。
それでは、このバドミントンコートのポイントをこれからしっかり抑えていきましょう。
バドミントンのコートに関する競技規則
コートのラインの長さは全て規格が決まっていて、まず、長方形の長い辺、縦のラインの長さは13.4mと決められています。次に、長方形の短い辺、横のラインの長さは6.1mと決められています。
ちなみに、コートのラインは正式な規格、寸法に従ってビニールテープなどで引かれますが、そのラインの幅(ラインそのものの幅)は40mmと決められています。
また、ラインの色は容易に見分けやすいものが推奨されています。
公式大会などでは大抵の場合白色が採用されています。規格として、暗い色は判別しにくいのでNGです。
バドミントンのコートのサイズ
各ラインの長さが変わるわけではありませんが、シングルスのをプレイするときと、ダブルスをプレイするときで使用するラインが異なるのがポイントです。シングルスとダブルスでコートの寸法が異なるのもこのためです。
シングルスの場合、縦の線は内側のものを使用するので、
コートのサイズ、広さは、縦の長さ13.4m × 横の長さ5.18m = 約70平方メートルということになります。
ダブルスの場合、縦の線は外側のものを使用するので、
コートのサイズ、広さは、縦の長さ13.4m × 横の長さ6.1m = 約82平方メートルです。
2人対2人であるダブルスのほうが、1人対1人のシングルスよりコートのサイズ、大きさが大きく、広さが違う、ということを覚えておきましょう。
バドミントンのコートのライン
競技をする上でも、審判をする上でも、覚えておきたいところです。
縦のラインについては、一番外側のラインがダブルスのサイドライン、一本内側のラインがシングルスのサイドラインです。残りの真ん中に引かれているラインが、センターラインです。
横のラインについては、一番外側のラインがシングルスのロングサービスライン、一本内側のラインがダブルスのロングサービスラインです。ネットに近い二本のラインはショートサービスラインです。
たくさんラインがあってすぐには覚えづらいですが、ラインごとに長さが決まっていますから、名前を覚えておくとコートの寸法も頭に入りやすいかと思います。
ラインによって変わるコートの広さとも合わせてしっかり抑えておきましょう。
バドミントンのコートの各部名称
まず、ネットを立てるために使用する二本の支柱はポストやポールと呼ばれます。
使用するポストの長さは規格として決まっていて、コート面から1.55mの高さのものを使用すると決められています。
次に、2本のポストを使って張るネットも規格として、暗い色であり、
15mmから20mm程度の小さな網目のものを使用すると決められています。
また、ネットの丈は760mmで幅は少なくとも6.1m以上あるものを使用すると決められています。これはコートの横の幅より、大きな幅のネットを使用しないといけないということが規格として決められているということです。
コートの広さとライン以外にも正式な寸法、規格があるので間違った使い方をしないよう覚えておきましょう。
バドミントンのコートの使い方、試合の流れ
次はコートの使い方を試合の流れに合わせて覚えていきましょう。
バドミントンのコートの使い方は大きく4つに分けられます。それはシングルスのサービスのとき、シングルスのラリー(2球目以降)のとき、ダブルスのサービスのとき、ダブルスのラリー(2球目以降)のときです。
また、相手と自分の点数によってサービスを打つ位置が変わります。
実際の試合のときに困らないよう、試合の流れ、コートの使い方をしっかり抑えましょう。
シングルスのプレイエリア
シャトルを打ち合って、内側の縦のラインと、外側の縦のラインで囲った四角の中にシャトルが落ちればインとなり、1ポイント入ります。縦のラインは内側ですが、横のラインは外側ということに注意しましょう。
内側の縦のラインより外は、ダブルスでしか使用しないので、シングルスの時はないものと考えてもらって結構です。
シングルスのコートは面積はダブルスのコートよりもサイズは狭く、幅も狭いのですが、一人でコートを守ることになるのでダブルスよりも広さは広く感じます。
縦に長い寸法なので、それを頭に入れておくと戦略に生かせるかもしれません。
シングルスのサービス時プレイエリア
シングルスでサービスを打つときは、画像のような黄色のエリアの中、シングルスのプレイエリア内かつ、センターラインとショートサービスラインの内側にシャトルを入れる必要があります。ラリーの時よりも広さは狭くなるので注意しましょう。
サービス権はラリーで点数を取ったほうに与えられます。自分の点数が奇数のときは左側から、自分の点数が偶数のときは右側からサービスを打ち、相手はその逆の側(対角線)に立ってサービスを受けます。
サービス時のコートの使い方はバドミントンをする上で必須の知識です。
分からないときは上記画像を参考にしてみてください。
ダブルスのプレイエリア
ラリー中はコート全体を使って長方形のコートの中どこにシャトルが落ちてもインとなります。そのため、シングルスに比べて、コートの幅が大きくなり、コートのサイズが大きくなります。
コートが単純に大きく、幅が大きいのですが、このコートを二人で守ることになるので、実際はプレイをしていてシングルスの時のほうがコートのサイズも大きく、幅も大きいと感じます。
コートの四角の中のどこにシャトルが入ってもインなので、プレイをするときにも審判をするときにも分かりやすいですね。横に長い寸法なので、シングルスと同様それを頭に入れておくと戦略に活かせるかもしれません。
ダブルスのサービス時プレイエリア
ダブルスのサービス時は画像の黄色いエリア、ダブルスのプレイエリア内かつ、ショートサービスライン、センターライン、ダブルスのロングサービスラインの内側にシャトルを入れる必要があります。シングルスと同様ラリーのときよりも広さが狭くなるので注意しましょう。
ちなみに、ダブルスのサービスは二人で交代しながら打ちます。点数を取ったとき、前回サービスを打ってない方の人がサービスを打ちます。サービスを打たないほうの人は、基本的にコートの後ろのほうで構えます。サービスを同じ人が連続で打つことはないので注意しましょう。
シングルスとダブルスの違いまとめ
シングルスの場合、縦のラインは内側のものを使ってプレイするので、コートの幅が狭くなり、縦に長くなります。そのため、前後の動きが多くなります。また、一人でコートを守るので、基本的に真ん中付近にポジショニングすることになります。
ダブルスの場合、縦のラインは外側のものを使ってプレイするので、コートの幅が広くなり、横に長くなります。そのため、左右の動きが多くなります。二人でコートを守るので、左右に寄ったり前後に寄ったポジショニングをしてプレイします。
シングルスとダブルスではコートの大きさが変わり、それによってそのコートの使い方が変わるということを覚えておきましょう。
バドミントンのコートの覚え方1
バドミントンのコートを覚える一番の方法は、線審をさせてもらうことです。
線審というのは、コートの角に陣取って、ラインぎりぎりに落ちたシャトルがインかアウトかを判定する審判のことです。最初は仲間内の試合などを、経験者の方についてもらいながらでも良いので線審をしてみることです。
線審はどのラインを見ればいいか分かっていないと出来ませんし、意識して他人のプレイを見ることで、バドミントンのコートの使い方を効率よく覚えることが出来ます。
バドミントンのコートの覚え方2
初心者の頃はサーブが上手く打てなかったり、コートのどこからサーブを打つのか分からなかったり、どのラインを基準にして動いたらいいのか分からなかったりします。
もちろん、それらコートのことをを先述の線審をするなどして覚えるのことも良い方法ですが、やはり実際に試合をしてみて体験するとすぐに身体が覚えてきます。
線審などで見てみてぼんやりと分かってきたら、最初のうちは技術がなく試合にならないかもしれませんが、それでも一度通して試合をやってみることをお勧めします。
バドミントンのコートの広さを知る為のコツ
バドミントンを始めたばかりの頃は、アウトだと思って見逃した球が完全にインだったり、サーブを打つ場所を間違えるということが多々あるかと思います。これは、コートの広さを把握し切れていないことによるミスです。
コートの大きさ、広さを把握する為には、練習を積むしかないのですが、
中でも、試合の流れをイメージしながらのフットワーク練習がお勧めです。
例えば、サーブを打って、ラインぎりぎりに打たれたシャトルを拾って、点数を取ってまたサーブを打つ、といったような実際の試合の流れを意識したフットワーク練習をすること。この練習をすることによって、動く距離の長さを覚え、コートのサイズの大きさが把握できていないことによるミスが減ってくるかと思います。
また、寸法を頭に入れておくことも大切です。シングルスのコートは縦に長い、といったように大体の寸法を覚えておけば、咄嗟の判定にも役立ちます。
審判をする上でのコツ
こればかりは、コートの正式寸法や規格、サイズの大きさを覚えていても対処できないことがあります。
しかし、コツを覚えることである程度解決することが出来ます。
審判をする上でのポイントは、試合の局面で、選手が何を狙っているか選手の気持ちになって考えてみることです。
例えば、シャトルが高く上がった場合、選手は大抵の場合上から強く打ちつけるスマッシュをラインぎりぎりを狙って打つ可能性が高くなります。その時、狙われるであろう場所を気持ち注視しておくと、プレイを見逃すことが減ります。
選手が何を考えてるか想像して、見るポイントを絞ることが大切です。
まとめ
バドミントンのコートのサイズや広さ、ラインの長さや寸法、規格、使い方を覚えることで、競技の特性を覚えられたり審判が出来るようになって、よりバドミントンは楽しくなります。
また、シングルスとダブルスのコートの大きさの違いを利用して戦略を考えれば、あなたの試合の勝率も高まっていくかもしれません。戦略を考える上でコートの幅の違いや、使用するラインの違いは非常に大きな要素となってきます。広さを把握することで動く距離の長さを覚え、ミスも減るでしょう。
正式な寸法、規格、各部名称や道具の使い方を知ることで、大会の運営にも携われたり、初めて訪れるチームの中でもすんなりと馴染めたり、といったことがあるかもしれません。
コートのサイズ、大きさに関する知識はしっかり抑えて、これからもっとバドミントンライフを楽しんでいきましょう。
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