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バドミントン打ち方11選!種類や打ち方のコツ【初心者上達ガイド】

バドミントン打ち方11選!種類や打ち方のコツ【初心者上達ガイド】

バドミントンは緩急をつけたシャトルの打ち方と読みあいが醍醐味のスポーツです。今回はバドミントン初心者向けの打ち方の名前・わかりやすい動画などそしてどういう時に各打ち方のショットを打つべきかの基本的なアドバイスを網羅します。

2022.12.30 バドミントン

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バドミントン打ち方全11種を徹底分析

バドミントンで使用する打ち方を11種類厳選して紹介します。基本的な打ち方となりますので、知っておきましょう!

バドミントン打ち方①スマッシュ

スマッシュ

スマッシュ

攻めるバドミントンをするために、最も重要な打ち方です。
バドミントンの中で最も強力な攻撃力を持つ打ち方がスマッシュです。名前を聞けば誰もが打ちたいと思ってしまう基本の打ち方なのではないでしょうか。基本的にはなるべく高い位置でシャトルをとらえることと、手首だけではなく体全体の力を加えて打ち返すことが重要になります。

動画を見ながらチェックしましょう。

バドミントン 減速しないスマッシュの打ち方【シドニーオリンピック日本代表 井川里美】

シャトルの落下地点まで移動し、ラケットを持った手を振り上げ、距離感を測ります。コツは逆足に重心を移動させ、シャトルを打つと同時に強く蹴り上げることです。こうすることで体にひねりが生じ、腰、肩、肘、手首の順に体全体の力を伝えることができます。

バドミントン初心者は角度や左右の内訳は必要ないので、とにかく高い打点で打つ種類の打ち方だと意識して練習しましょう。

バドミントン打ち方②ジャンピングスマッシュ

ジャンピングスマッシュ

ジャンピングスマッシュ

先ほど紹介したスマッシュをジャンプしながら打つ種類の打ち方が、ジャンピングスマッシュという名前で区別されています。

バドミントン初心者は無理にこの打ち方をマスターしようとは思わなくて良い種類の打ち方です。

ジャンピングスマッシュは、その名前の通り跳躍運動が必要になり、バドミントンの中でも最速のシャトルを打つことができます。その分、足や体全体にかかる力が大きいため、ケガもしやすいです。

ジャンピングスマッシュのコツ

世界最高バドミントン リンダン ジャンプスマッシュ268km:h 右利きイメージトレーニング用③

ジャンピングスマッシュのコツは、手首の力を抜いてリラックスして打つことです。ジャンプと同時に蹴り上げた足を後ろに移動し、バドミントンラケットを振り下げるとともにバネのように体をしならせます。

基本はスマッシュと同じ種類の打ち方なので、高い打点で打つ、振り下げる等のコツは一緒です。

深いロブを追う時に活用されますが、むやみに活用する必要はありません。バドミントン初心者はまず動画を見て体の動きをイメージしましょう。

バドミントン打ち方③ドロップ

ドロップ

ドロップ

突然手前にシャトルが落ちたらなかなか対応できませんね。
ドロップとは、自分の頭の上に飛んできたシャトルを相手バドミントンコートのサービスラインよりも前に落ちるように狙って打つ種類の打ち方です。相手がカンタンに拾えないようにネット際に打てると、比較的容易にエースがとれるでしょう。

ドロップの打ち方とは?

基本のドロップの打ち方は、途中までスマッシュと一緒です。名前の通り、バドミントン内のだまし討ちと言えます。スマッシュと同様の打点かその少し前で、一気に手首を脱力して手前に打つ打ち方を心がけましょう。

打ち方(ドロップ)

バドミントン初心者は脱力とともに打点を下げてしまいがちです。
基本的にはスマッシュと同様で、力を抜くことだけが違うと覚えておきましょう。
動画を見てわかるように、振りかぶる大きさは忘れないでください。

コツは使いすぎないことです。ドロップはいざという時使うからこそ、相手に読まれず拾えないシャトルになります。

これが使えると脱バドミントン初心者のようなイメージがあり、ついつい使ってしまいがちなので気を付けてください。

バドミントン打ち方④カット

カットとは、ドロップの応用テクニックでラケット面がシャトルを切るように(カット)する打ち方です。ネットを越えて減速して落ちるという点でドロップと似ていますが、カットは直線的に落下します。

名前のイメージ通り直線で動くため、相手は対応しづらいのです。

カットの打ち方は基本的にスマッシュやドロップと同じ種類です。異なるのはラケットの角度で、通常より角度をつけて打ち返すことでカットになります。

コツは打つ寸前に角度をつけることで、相手がシャトルの軌道を読めなくなるのです。

またカットにはいくつかの種類がありますので、ここでは3つほどご紹介します。

カット打ち方①

ラケットの面を内側へ包み込むようにするカット

カットの打ち方②

ラケットの外側の面をかすめ当てるようなカット

カットの打ち方③

ラケットの面をまっすぐ当てるようなカット

カットの打ち方の角度

打ち方の角度には2種類あり、手首を内側に丸め込んで角度をつける種類と、外側に開け放す種類に分かれます。左右のコースいずれも打ち方をマスターすることで、相手の位置に応じた適切なカットが打てるようになるでしょう。

動画で手首の角度を確認してイメージをつかんでください。

バドミントン トップ選手のカット打ち方1

バドミントン打ち方⑤プッシュ

プッシュ

プッシュ

プッシュは構え方が独特です
プッシュとは、ネット際に浮いてきたシャトルをラケットで押すように相手バドミントンコートに叩き入れる打ち方の種類です。名前も「押す」を意味していますね。

プッシュが使えるチャンスと判断したら、素早くネットに向かって走り、ラケットを持つ方の足を大きく踏み込みましょう。コツは、シャトルをなるべく高い位置で打つことです。相手バドミントンコートの浅い位置に押し込むことで、相手は返しにくくなります。

前衛プッシュを鋭く打つ方法

バドミントン初心者は、ラケットの振りがコンパクトにするように気をつけてください。動画で練習法と打ち方のスローモーションを確認し、素早く走りこむことを含めて動きのコツをつかみましょう。

バドミントンでは打ちにくいシャトルを返すことが戦略になるので、こういった咄嗟の判断から出る攻撃は相手のミスを誘いやすいです。

バドミントン打ち方⑥ヘアピン

ヘアピン

ヘアピン

女性が髪をとめるヘアピンみたいな形ですね。
ヘアピンとは、名前の通りヘアピンのようにUの字を描いて相手のネット近くにシャトルを落とす打ち方です。相手から来たシャトルの落ちる場所にあわせ、胸と同じ高さかつ床と平行に構えたバドミントンラケットでシャトルをはじきます。

バドミントン初心者はタイミングがあわず苦戦するかもしれませんが、コツは打つ瞬間に足を踏み出してテンポをとることです。そうすることで体の重心がラケットに伝わり、乗せるように弾くだけで相手のバドミントンコートに入ります。

コツは手首に無意味な角度をつけないことです。

動画で様々な場合に対応するヘアピンの打ち方を紹介していますので確認してみてください。

藤本ホセマリ“目からウロコ”シニア・バドミントン講座 第11回 ヘアピン<基本編>

バドミントン打ち方⑦クロスネット

クロスネット

クロスネット

トリッキーなショットで相手を惑わせることができますね。
クロスネットは、ヘアピンと同じ種類の打ち方で、名前の通りバドミントンの中でもデリケートな距離感覚が要求される種類のショットです。

ヘアピンとの違いはネット際で相手の逆サイドにシャトルを落とす打ち方というところ。通常のヘアピンと織りまぜて使うことで、相手を混乱させます。

バドミントン初心者はつい目線で狙う方向を追ってしまいますが、それでは意味がないので、打つ時は正面を見るようにしましょう。

クロスネット バックハンド正面

また、手首だけでシャトルをコントロールし、スイングを小さくすることがコツです。基本は放物線軌道の頂点をネットより自分のバドミントンコート側にすることで、決定率を上げることができます。

気を抜くとラケットがネットに触れてしまうので注意が必要です。動画でネットとの距離感や角度が確認できますので、バドミントン初心者はまずイメージトレーニングから始めましょう。

バドミントン打ち方⑧ドライブ

ドライブ

ドライブ

攻めのスピードが出るドライブをマスターしたいですね。
ドライブとは、バドミントンコートと同じくらいの高さで返ってきたショットを、地面とほぼ平行な軌道で強く打つ打ち方です。名前からも力強い印象が感じられますね。

バドミントン上級者レベルの試合ではこのドライブの質が勝敗を分けます。バドミントン初心者もひるむことなく、コツをつかんでもらえればレベルがぐんと上がることでしょう。

ドライブ基礎打ち見本

コツは、打つ直前まで脱力しておき、打つ瞬間にラケットを握りこむことです。

バドミントン初心者はまず、動画を見て打点や手首の切り替えしを基本イメージしてください。強力なドライブは力ずくで振り下げるのではなく、瞬間的な点に強い力を与えることによってシャトルを弾いています。

繰り返し平行な軌道で打ち返す練習を重ね、コツをつかんでください。

バドミントン打ち方⑨ロブ

ロブ

ロブ

練習風景はこんな感じです。
ロブとは、ネット付近に落ちて来る球を、バドミントンコートの奥へ打ち上げる打ち方です。態勢が崩れた時に対処するイメージが強いかもしれませんが、効果的に打てばラリーの展開を一気に有利にすることも可能です。

ロビングという名前でも呼ばれていますが、基本は同じ打ち方を指しています。

ロブの基本は奥まで高く打つことにあるので、肘から下の脱力感と膝のクッションを使うことがコツです。シャトルの落下地点に向かってかかとから踏み込み、基本的にヒザのクッションを使いながらロブを打つと良いでしょう。

打ち方(ロブ)

バドミントン初心者 は打った後のラケットの方向が定まらず、縦や真横に振ることもあります。体の前でシャトルをとらえ、中心軸がずれないよう、ヒジから手首までのしなりを使ってロブを打つようにしましょう。

バドミントンの中では防御力の優れた打ち方です。動画のシャトルの軌道をイメージし、体全体で打つ練習をしてみてください。

バドミントン打ち方⑩ハイクリア

ハイクリアは、遠く高く打ち返すことで相手の打ちづらいシャトルを返す打ち方です。名前からわかるように、高い打点とクリア力が魅力の打ち方と言えるでしょう。

空中にシャトルがいる時間が長くなるので時間稼ぎになるだけでなく、垂直に落ちるため、相手にとって難しいテクニックの必要なシャトルになります。

基本は半身の状態でラケットを後ろに構え、胸を張り、ラケットを後ろから前に大きく振ります。
ひじと手首を上手く使うことがコツです。バドミントン初心者は重心が後ろ足に乗ってしまい、振り切る際の体重移動が遅れてしまいます。

ハイクリアが飛ぶ人、飛ばない人【シドニーオリンピック日本代表 井川里美】

また、多くのバドミントン初心者は高く打とうとすればするほど手首に力が入りますので、基本的には体の重心で打ち返すイメージを忘れないでください。

ハイクリアが遠くに届く打ち方とそうでない打ち方を動画でチェックしてみましょう。

バドミントン打ち方⑪ドリブンクリア

ドリブンクリアは高さでいうとハイクリアやクリアよりも低い弾道の打ち方です。名前をあえて分けていますが、ハイクリアと同じ種類に属しています。

低く速いシャトルが相手に行きますので、相手が前に出ているときに打つと効果的です。打点よりも手前で手首を意識し、通常の打点よりも早めに打つのがコツです。

基本的にはハイクリアと同じ種類の打ち方ですが、打点が低く早いと覚えてください。

ドリブンクリアー

バドミントン打ち方練習法

ここまでは基本の打ち方をご紹介しました。

これらは、バドミントンを本格的に対戦した際における打ち方の種類で、対策を練るための種類と捉えましょう。それぞれでご紹介した動画の他にも関連動画がたくさんありますので、自身のイメージにあう動画を探してみてくださいね。動画を探す際にも、打ち方の名前で検索すると細かなアドバイスを聞くことができます。

さて、実際に打つ際の打ち方については、基本の3種類があります。

オーバーヘッドストローク、サイドハンドストローク、アンダーハンドストロークという名前で分けられた打ち方をマスターし、ご紹介した11種類の打ち方を正確に打ち分けられるようになりましょう。

バドミントン打ち方練習法①オーバーヘッドストロークの場合

オーバーヘッドストローク

オーバーヘッドストローク

スマッシュなどの決め手に必要な、一般的な打ち方です。
オーバーヘッドストロークは、高い位置にあるシャトルを打つ時の打ち方です。名前からイメージできる通り、頭上まで大きく振りかぶるのが特徴です。

脊柱を軸にしてねじり、ラケットを振りかぶります。この時、グリップの握り方が重要です。
手首のスナップによる打ち方だと、インパクトが足りない打ち方になってしまうため、イースタングリップで打つことを心がけましょう。

ラケットが体の真上を通過する位置で、腕の回転によって真正面を向くようにし、打った後は逆方向に振りきります。軸がぶらさず、体の回転を使って打つことがコツです。

バドミントン初心者は次のストロークに向けてラケットを構えることを忘れないようにしましょう。動画で丁寧にその方法が説明されていますので、ご確認ください。

オーバーヘッドストローク 能登則男のバドミントン上達育成術

バドミントン打ち方練習法②サイドハンドストロークの場合

サイドハンドストローク

サイドハンドストローク

サイドハンドストロークは、腰から肩くらいの高さのシャトル身体の横で打つのに適したストロークです。
サイドハンドストロークは、腰から肩くらいの高さのシャトルを打ち返すための、使用頻度の高い打ち方です。名前からわかるように体のサイドが打点になるため、左右の打ち分けがききます。

シャトルの動きに合わせて、腰を回転させながら、肘、手首の順に前に出していくことがコツです。軸足への体重移動をしっかり行い、打つ瞬間に腕とラケットが一直線になると覚えてください。

手首のスナップを利かせて打ち込みましょう。バドミントン初心者はシャトルとの距離を誤り、ひじが曲がった状態で打ちやすいので、まずは距離を測る練習から始めてみてください。

動画では動きのポイントが解説されていますので、チェックしてみましょう。

サイドハンド フォア側 横から

バドミントン打ち方練習法③アンダーハンドストロークの場合

アンダーハンドストローク

アンダーハンドストローク

相手からのドロップやヘアピンなどの返球で手前に落とされたシャトルを腰より低い打点で打つ際に使用するのがアンダーハンドストロークです。
ウエストより下に落ちてきたシャトルを打つ際に使う打ち方がアンダーハンドストロークです。名前の通り下方から打ち上げる形になります。

スマッシュを鋭く打ち込まれた時やネット際に落とされたシャトルを返す時などに使います。
基本は守りの打ち方で、滞空時間の長いシャトルを打ち返し、自身の体制を整えることができるでしょう。

基本のアンダーハンドストロークのフォアハンドの打ち方は、つま先をシャトルに向けて、かかとから踏み込みます。体の真横からラケットを振り始め、大きく空中にひらがなの「つ」の字を描くように振りこみます。また、最後の手首の角度に気を付け、態勢をすぐに整えましょう。

動画でプロセスを順追って説明していますので、確認してください。

アンダーハンドストローク 能登則男のバドミントン上達育成術

まとめ/バドミントンの打ち方ポイント

いかがでしたでしょうか。基本11種のショットの打ち方と、それを打ち分ける3種類の打ち方をご紹介しました。

バドミントンは球技の中でも非常に速い速度のシャトルを打つことで有名なスポーツです。打ち方を正確に打ち分けることと、その種類を知って対策を練ることが、強くなるためのコツになります。

バドミントン初心者の方は基本イメージトレーニングからスタートし、少しずつ手首や体に覚えこませていきましょう。基本的には、3種類の打ち方がマスターできていれば、あとは手首の角度やスピード、体の使い方を調整するだけで打ち分けることができるでしょう。

バドミントンの妙とも言えるスピードや奥行きの打ち方の基本さえ理解しておけば、バドミントンに対する楽しみ方が全く変わります。

また、打ち方の名前を覚えておくことで、バドミントンのコーチやアドバイザー、経験者の指摘に対する理解力が格段に上がります。種類を使い分ける意識があると、バドミントンの動画を見ているだけでも学ぶ内容が違ってきますね。

基本的には手首の使い方や打ち方を意識しながらバドミントンコートで練習することがベストですが、初心者は動画や経験者からの言葉によるイメージトレーニングも実力アップに繋がります。

特に現代は、Youtubeやブログなどを通じて体の動きや手首のスナップを意識できる教材が十分にあります。特に、バドミントンは速い動きと体重移動が重要な役割を果たしていますので、動画を参考にするとイメージしやすいと思います。バドミントン初心者の方は動画を参考にしながら、丁寧な打ち方の練習を続けてください。

また、バドミントン上級者の方も、実戦を重ねながら相手の戦略を読むためにも打ち方の種類や名前、動きについて今一度確認してみてください。読まれやすい打ち筋にはまっていないか、相手の予測しづらい打ち方ができているか考えると、更にステップアップできるでしょう。

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