王様ドッジボールのやり方が知りたい!遊び方とルールを解説!
王様ドッジボールはドッジボールをアレンジした遊びで、各チーム1人ずつ王様を決め、相手の王様にボールを当てることで勝ちが決まります。王様は相手チームにわかりやすい目印をつけることが一般的で、使うボールやコート、人数の配置やボール回しのルールは基本的にドッジボールと一緒です。
Writer
公式ライター emikobayashi215
学生時代に水泳とバドミントンを競技し、保護者として空手に携わる姉妹の母。愛犬ジャックラッセルテリア(2022.6生まれ)の散歩で1日約3時間歩くことが日課。2023年は犬の散歩で減量を試行錯誤中。
王様ドッジボールとは?
王様ドッジボールは、ドッジボールを応用した遊びで、各チームの王様にボールが当たることでゲームの勝敗が決まります。王様ドッジボールの人数やコート、ボールまわしのルールは基本的に通常のドッジボールと一緒です。
王様ドッジボールの長所は、ボールを投げたり避けたりすることが苦手でドッジボールに参加しにくい子も、頭脳を使いながら王様を選び、守り、場合により自身が王様になり活躍できる点にあります。
通常のドッジボールとの違い
通常のドッジボールと王様ドッジボールの違いは勝敗の付き方にあり、王様ドッジボールは内野の人数に関わらず相手の王様にボールを当てた時点で勝ちとなります。
相手チーム全員にボールを当てることが目的となる通常のドッチボールと違い、王様ドッジボールは王様1人にボールを当てることが目的となるため、王様を守る内野メンバーの動き方やボールを持ったときの攻撃の仕方も必然的に通常のドッジボールと異なることが多いです。
王様ドッジボールの別名
王様ドッジボールには全国区の公式大会がなく、地域ごとにさまざまなアレンジを施してプレーされるため、王様チェックドッジ、王様と家来の別名で親しまれている地域もあります。
王様ドッジボールのやり方とルール
王様ドッジボールのやり方やルールは、基本的にドッジボールと同一で、王様の決まりのみ独自に定められています。
王様ドッジボールには、通常のドッジボールのような公式戦も公式ルールも存在せず、市町村の子育て支援団体や小学校の指導案から非公式に広まったやり方が公式ルールと認められている状態です。
王様ドッジボールの基本的なルール
王様ドッジボールのルールは、日本ドッジボール協会も公式に定めておらず、非公式に広まっています。有名な王様ドッジボール特有のルールは、最初に王様を選ぶ点と、勝敗が王様のアウトで決まる点の2つで、ゲームがすぐ終わることを防ぐために、王様のみの狙い撃ちを防ぐルールも広く周知されています。
- 各チーム1人ずつ王様役を選ぶ
- 王様が誰であるかは参加メンバー全員が知っていなければならない
- どちらかの王様が相手の投げたボールに当たった時点で試合終了
- 王様がボールに当たらなかったチームの勝ち
- 時間制限で両チームとも王様に当たらなかった場合は、内野の人数が多いチームの勝ち
- 基本的なドッチボールのやり方は通常のドッジボールと同じ
- 王様は内野でスタートしなければならない
- 開始すぐに王様を狙うことは禁止
- 王様であっても家来であっても同じ人を連続で狙うことは禁止
王様ドッジボールの人数
王様ドッジボールの人数は、公式ルールがないため正式に定められていませんが、内野に10人以上外野に3~5人程度いると作戦が立てやすく楽しみやすいことから、1チーム15~20人が推奨されます。
王様ドッジボールの面白さは、家来が王様を守りながら相手を攻撃することにあり、1チーム8人以下でプレーすると、内野の人数不足から王様を守る作戦が立てにくく、通常のドッジボールと変わらなくなる場合が多いです。
王様ドッジボールに必要な道具
王様ドッジボールに必要な道具は、通常のドッジボールで使われる直径20cm程度のボールと王様の目印に使うビブスやハチマキです。ボールは投げやすく当たった場合も怪我が少ないドッジボール専用ボールがベストで、専用ボールがないときには、専用品とほぼ同じ大きさで当たったときの痛みが少ないバレーボールを利用することもできます。
王様ドッジボールのコートの大きさは、通常のドッジボールと同じ20m×10m程度が一般的です。
王様ドッジボールの遊び方
王様ドッジボールの遊び方は、基本的に通常のドッジボールと同じで、勝敗は王様にボールが当たることで決まります。王様ドッジボールで遊ぶときには、王様が誰かをわかりやすくするため、王様がビブスやはちまきの目印をつけることが大切です。
- 各チーム1名ずつ王様を選ぶ
- 相手チームに誰が王様か宣言する
- 王様は目印を身につけ、内野に入る
- 通常のドッジボールと同様にプレーする
- どちらかの王様がボールに当たったらゲーム終了、王様に当てたチームの勝ち
王様ドッジボールで勝つコツ
王様ドッジボールで勝つコツは、相手に王様を狙う隙を与えないために、個々が勝手に攻撃したり逃げたりせず、自分の役割を着実にこなすことです。勝つにはチームの戦略と個人の能力にあう適材適所の配置につくことも大切で、自分が何をすべきか、チームの中で自分がすべきことを常に確認しながらプレーする必要があります。
- 王様は、家来を盾にしボールに当たらないように逃げる
- 守備する家来は、盾となり王様を守り抜く
- 攻撃する家来は、相手の家来を減らし、隙を作らせて王様を狙う
王様選びのコツ
王様選びのコツは、ボールに絶対当たってはいけない役割であることから、逃げることが得意で投球や捕球を好まない、ボールに触ろうとしないタイプのメンバーを選ぶことにあります。
ドッチボールが得意で、普段からよくボールに絡む動きをする人を王様に選ぶことは、自軍の攻撃手段が存分に生かせなくなることに加え、ボールが接近した場面でうっかり手を出し、ボールに当たるリスクが大きいため、おすすめできません。
家来配置のコツ
家来配置のコツは、王様を守ることを1番に考え、捕球の得意なメンバー2~3人を王様の盾として王様のまわりに取り巻くように並べることです。王様の盾となるメンバーは、守備を目的とし、近くに来たボールは避けることなくすべてキャッチするイメージで動きます。
家来のうち投球を得意とするメンバーは、王様の動きを意識することなく前面に出て攻撃し続けることを目的とし、内野と外野に各3~5人ずつの配置をおすすめします。
陣形のコツ
勝つための陣形は、王様を中心に盾役、一般、攻撃役と放射状に広がる形状が理に適っています。自陣に広範囲で広がることは、ボールからの逃げ道が作りやすい点と相手の狙いが定まりづらい点で有利です。
一方、王様を守るために大勢で壁を作る陣形は、壁となる家来が近場に固まることで相手のボールを避けづらくなり、結果的に内野の人数が減少します。内野の人数が減ると王様の守備が手薄となり、王様が直接狙われやすく不利です。
ボールまわしのコツ
勝つためのボールまわしのコツは、相手の陣形を崩し自軍の陣形を整えるために、内野と外野の間をできる限り速い球でまわし続けることです。速い球でパスし続けると、相手がボールを取りに飛び出してきたり逃げ遅れたりし攻撃しやすくなります。
また、王様ドッチボールでは、攻撃と王様の守備を同時しなければならず、自軍の守りができていない状態で攻撃をした場合には、相手に取られ自軍の王様が狙われやすくなり不利です。
王様ドッジボールのおすすめアレンジ
王様ドッジボールは、参加人数やプレー時間にあわせて多様にアレンジでき、1チーム25人以上で遊ぶときには王様を複数人にする2人王様ドッジボールが、決められた時間内で勝負を決める必要があるときにはポイント制王様ドッジボールが有効です。
最も人気のアレンジ方法は、王様が誰か相手チームに教えないままプレーする隠れ王様ドッジボールで、王様がばれない工夫や王様を推理する洞察力が必要になる点で楽しまれています。
2人王様ドッジボール
2人王様ドッジボールは、1チームの王様を2人に増やした遊び方で、内野の人数が20人を超えるときにおすすめです。
2人王様ドッジボールの勝敗は、王様が2人ともアウトになった時点でつき、1人がボールに当たった場合も、残りの1人が残っているならば十分勝つチャンスがあります。利点は大人数で楽しめることと、王様ドッジボールより複雑な戦略が必要になることで、小学校のクラス対抗戦でよく活用されています。
隠れ王様ドッジボール
隠れ王様ドッジボールは、王様が誰かを秘密にしたままプレーする遊び方で、王様が誰であるかを予想する推理要素が面白く大変人気です。
勝敗のつき方は王様ドッジボールと一緒で、試合の最初に審判にのみ王様の正体を伝えておき、王様にボールが当たった時点で審判が勝敗を下します。審判が居ない場合には、紙や見えない場所に王様を書いておき、当たったら自己申告する方法が一般的です。
ポイント制王様ドッジボール
ポイント制王様ドッジボールとは、家来に序列とポイント設定し、倒した家来のポイントの合計で勝敗を競うアレンジ方法で、制限時間を設けたいときに便利な遊び方となります。
ポイント制王様ドッジボールでは、王様を決めるときに家来の役職とポイントも設定します。王様にボールが当たったときは当てたチームの勝ちで、制限時間内にどちらの王様も当たらなかったときは、当てた家来ポイントの合計が高いチームの勝ちです。
王様ドッジボールは頭脳の戦い
王様ドッジボールは、王様を守り抜くことが最終目的で、チーム全員で協力しながら相手の王様にボールを当てることが必要です。攻撃はやみくもに強く速い球を投げ続けて誰かに当てればよいわけでなく、誰に当てれば王様を狙いやすくなるか、相手に何をされたら味方の王様が狙われてしまうかを常に考えて動かねばなりません。ドッジボールの苦手な子が作戦会議で大活躍することも多く、運動神経に左右されづらい点も魅力です。
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