アメリカンドッジボールのやり方が知りたい!遊び方とルールを解説!
アメリカンドッジボールは、小学校の体育や幼稚園、保育園のクラブ活動で行われる競技です。ドッジボールと同様にボールを当ててアウトにしますが、外野コートがなくボールキャッチで敵をアウトにするアメリカンドッジボールならではのルールもあります。ドッジボールと違い6人制で6個のボールを使う特徴があります。
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公式ライター Activel_director
アメリカンドッジボールとは?
アメリカンドッジボールは6人制でボールを6個使って実施する競技です。制限時間内に内野に残った人数が多いチームがポイントを獲得でき、勝敗はポイントの合計数で決まります。
ドッジボールと同様、敵にボールを当ててアウトにしますが、敵のボールをキャッチしてもアウトにできます。アメリカンドッジボールには外野がないため、アウトになった選手はキューエリアと呼ばれる待機場所で復活を待つ必要があるのも特徴です。
アメリカンドッジボールとドッジボールとの違い
競技 | アメリカンドッジボール | ドッジボール |
人数 | 6人制 | 12人制 |
球数 | 6個 | 1個 |
ボールの主導権 | センターラインのボールを 早く取ったチーム |
ジャンプボール、または ジャンケンで決める |
アウト後の動き | キューエリアで復活を待つ | キューエリアで復活を待つ、または 敵チームの内野に移動し試合を続行 |
アメリカンドッジボールはドッジボールが12人制とは違い、6人制の少人数で行います。ボールは6個使うため1人でボールを連続して投げる場面もあり、ゲーム展開が激しいのが特徴です。
コートの境界にボールを置き、スタートの合図でボールを取りに行くことをアメリカンドッジボールではラッシュと呼び、自らボールの主導権を奪います。一方ドッジボールは、ジャンプボールかジャンケンで勝てばボールの主導権を獲得できます。
本場のアメリカンドッジボールとの違い(削除予定)
国 | ドッジボールの認識 | アウト後の動き |
アメリカ | ドッジボールはマルチボールを指す | キューエリアで復活を待つ |
日本 | ドッジボールはシングルボールを指す | キューエリアで復活を待つ または 敵チームの内野に移動し試合を続行 |
アメリカでは主流であるアメリカンドッジボールをドッジボールと呼ぶため、日本と言葉の認識が異なります。
通常になったアウトの選手はキューエリアと呼ばれる待機エリアへ移動しますが、日本ではアウト後に敵チームの内野へ移動し、どちらかが全滅するまで試合を続けるオリジナルの遊び方もあります。わかりやすいので、移動や復活のルールが覚えられない場合におすすめです。
アメリカンドッジボールに必要な道具
アメリカンドッジボールでは、WDAが承認する7インチの布製ドッジボールを使用します。取り扱いが少ないため、もし手に入らない場合は日本のドッジボール公認球を使ってプレイすることも可能です。
ミカサ社とモルテン社から出しているドッジボールの球は、日本ドッジボール協会から小学生公認用ボールの認定を受けていて、2号ボールはWDA承認の布製ドッジボールと大きさが似ているため、代用できます。
アメリカンドッジボールの基本ルール
アメリカンドッジボールは1試合を前半後半15分に分けて、3分×5セットで試合を行います。3分以内に敵が全滅か、3分経過の時点で内野の人数が多いチームに2ポイント入ります。内野に残った人数が同じ場合は引き分けになり、両チーム1ポイントずつ獲得です。
アメリカンドッジボールはセットごとに獲得したポイントの合計で勝敗が決まります。
コートの大きさ
ラインとエリア名 | 役割 |
センターライン | 陣地を隔てるために引くライン。 |
ニュートラルゾーンライン | センターラインから1.5mはニュートラルゾーンと呼ばれ、 攻撃時の最前線になる。 |
アタックライン | ラッシュ時にボールを獲得したら必ず線の内側にボールを戻す。 |
バックライン | 出るとアウト。キューエリアから復活したら必ず バックラインまたいでコートに戻る必要がある。 |
キューエリア | アウトになった選手が入るエリア。 アウトになった順番に並んで待機する。 |
ペナルティボックスエリア | 故意に試合を中断させるファウルを受けると入るエリア。 5分経過後にキューエリアに移動可能。 |
コートは縦8m横17mで、ラインやエリアごとに役割があります。ボールはスタート前にセンターライン上へ配置し、プレイヤーはバックラインの後ろで待機が必要です。審判が笛で開始の合図を出したら、全プレイヤーはコート内に移動しボールを奪います。ボールが取れたら一度アタックランまで戻るのが最初の流れです。
バックラインを踏んだり、ラッシュ時にセンターラインを踏むとアウトになるため注意しましょう。
参加人数
アメリカンドッジボールは6人制で行います。コートで戦う人数をそろえる以外に、ボールがコート外へ出た時に回収するレトリバーの役割が必要です。試合へ参加する6人とは別に、各チーム2名用意しておきましょう。試合にでない、控えメンバーをレトリバーにすることも可能です。
試合の最中は選手交代ができないため、もし選手を代えたい場合はセットとセットの間にする必要があります。
アウトの種類
アメリカンドッジボールは敵にボールを当てたり敵のボールをキャッチする以外に、下記のルールでアウト判定を受けます。
- ノーバウンドで敵の体に当たりコートに落ちる
- バックラインやセンターラインを踏む・足が出る
- 投げたボールを敵にノーバウンドでキャッチされる
- ボールを保持したまま5秒以内に攻撃しない
- 敵や審判、観客の侮辱や暴力行為
アウト後の動き
ボールが当たったりキャッチされたりしてアウトになった場合は、キューエリアに移動し復活を待ちます。もしアウト後に故意に敵チームのプレイを止めると、ファウルとなりペナルティボックスへ移動になるため注意してください。
ペナルティボックスに待機して5分が経過すると、キューエリアに移動が可能になるため順番に並び復活を待ちましょう。
アメリカンドッジボールのおすすめアレンジルール
アメリカンドッジボールのルールが難しかったり得意不得意がある場合は、ルールをアレンジして難易度を調整することも可能です。特に幼稚園や保育園で遊ぶ場合は、うまくボールを投げられなかったりすぐにボールに当たったりして、楽しめないこともあります。
誰でも気軽にアメリカンドッジボールを楽しむために、ボールの数やハンデのアレンジを加えた遊び方がおすすめです。
ボール数のアレンジルール
ボールの数をアレンジするルールは、プレーのスタート時のボールを通常の6個から2つに変更します。最初からボール数を制限し、時間経過とともにボールを2つずつ増やし難易度を上げていく遊び方です。
①ボール2個で試合をスタート
②1分経過ごとに両チームへボールを1個ずつ投入
1セット3分のため、残り1分の時点でボールが6個ある状態にします。ボール数を増やすとキャッチや逃げる難易度も上がるため、まだ慣れていない場合におすすめのルールです。
生き残りのアレンジルール
生き残りのアレンジをするルールは、ボールに当たったり敵にボールをキャッチされても1発でアウトにしない遊び方です。
(1)ノーバウンドでボールに当たっても2回まではセーフにする
(2)敵にボールをキャッチされても2回まではセーフにする
(3)敵のボールをキャッチしてアウトにすることを無効にする
無効やアウトまでの回数を設けることで、逃げたり投げたりするのが苦手な子も積極的にゲームを楽しめます。
コートのアレンジルール
コートのアレンジルールは、コートの形を変える遊び方です。通常、縦8m横17mの長方形ですが
コートを工夫するといつもと違うアメリカンドッジボールを楽しめます。
(1)円形
境界は17mで各陣地は8.5m
(2)ひし形
境界は8mで各陣地は10m
(3)正方形
陣地が交差する正方形で各陣地は8×8m
円形やひし型は面積が小さいためコートの長さを十分に取り、ライン越えが多ければ2回まで踏んでよいハンデを付けましょう。
ハンデのアレンジルール
ハンデのアレンジルールは、チームや個人の力や体力の差に応じてハンデを付けるやり方です。
(1)投げる力が強い人は利き手と逆の手で投げる
(2)弱いチームはコートを2/3使い、強いチームは1/3にする
利き手と逆の手で投げることでボールの威力が落ち、逃げたりキャッチしやすくなります。チームで力の差が出てしまう場合は、弱いチームのコートを広げるハンデを付けて力の差を少なくしましょう。
アメリカンドッジボールを知ってみんなで楽しもう!
アメリカンドッジボールは6人制でボールを6個使用し、敵にボールを当てたり敵のボールをキャッチしてアウトにし、制限時間内で内野に残った人数が多いチームが勝ちです。外野がないためアウトの場合はキューエリアで復活まで待機するか、敵の内野に入り試合を続行できます。
小学校や幼稚園、保育園ではハンデを付けたりコート変形させると遊び方の幅が広がります。ルールを覚えてアメリカンドッジボールに取り組んでみましょう。
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