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ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は何メートル?プロ・高校・中学・少年野球ごとに解説

ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は何メートル?プロ・高校・中学・少年野球ごとに解説

野球のピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は、プロ野球から中学野球までは18.44メートル、リトルリーグが14.02メートル、少年野球が16メートルと定められています。ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は1893年にアメリカで設定され、野球を安全に行う大事なルールとなっています。

2024.04.02 野球

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公式ライター
幸佑

小学3年生からゴールキーパーとして県選抜に選ばれるなどサッカーに10年間力を入れてきました。 現在はプレーをしていないもののサッカーが大好きなことは変わらず、試合観戦をよくしています。 サッカー選手やチームの知識があるため、注目の選手やチームを見たいと思ってもらえるような記事を書きたいと思います。


ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は何メートル?

年代別マウンドからホームベースまでの距離
プロ野球 18.44メートル
大学野球 18.44メートル
高校野球 18.44メートル
中学野球 18.44メートル
リトルリーグ 14.02メートル
少年野球(高学年) 16メートル
少年野球(低学年) 14メートル

マウンドからホームベースまでの距離は、野球の競技規則で中学生からプロまで18.44メートルと定められています。1893年までは15.24メートルでしたがニューヨークジャイアンツに所属していたピッチャーが豪速球をバッターの頭部に当ててしまい、昏睡状態となる事件が起こったことで18.44メートルに変更となりました。

プロ野球のマウンドからホームベースまでの距離

プロ野球のマウンドからホームベースまでの距離は、18.44メートルと1950年に定められており、メジャーリーグやオリンピック、WBCでも同じ距離が採用されています。
2023年までの世界最高球速は、アロルディス・チャップマン選手が2010年に記録した169キロです。169キロで投げられると約0.39秒で到達します。

大学野球のマウンドからホームベースまでの距離

大学野球のマウンドからホームベースまでの距離は、球速が150キロを超えるピッチャーがいることから18.44メートルと決められました。全日本大学野球選手権大会や東京六大学のリーグ戦、東都大学のリーグ戦でも18.44メートルが採用されています。

高校野球のマウンドからホームベースまでの距離

高校野球のマウンドからホームベースまでの距離は、1955年にプロと同じ18.44メートルに統一されました。

高校野球のトップレベルの投手で150キロ後半、全国レベルでも140キロ台のピッチャーは存在しているので、遅くてもボールを投げてからホームベースまで約0.5秒以内に到達します。

高校生で過去最速の投球をしたのは、千葉ロッテに所属している佐々木朗希選手で、2019年に記録した163キロです。163キロで投球されると約0.4秒で到達します。

中学野球のマウンドからホームベースまでの距離

中学野球のマウンドからホームベースまでの距離は、プロ野球や高校野球と同じです。中学生の平均的な球速は110キロ前後で、約0.6秒で到達します。中学生の時点で120キロを超える選手は優秀なピッチャーと言えます。

リトルリーグのマウンドからホームベースまでの距離

リトルリーグのマウンドからホームベースまでの距離は、14.02メートルです。少年野球は軟式球を使用するのに対し、リトルリーグは硬式球を使用することが違いです。成長しきっていない子どもが18.44メートル投げることは難しいため、短めに設定されています。

少年野球のマウンドからホームベースまでの距離

少年野球のマウンドからホームベースまでの距離は、高学年が16メートル、低学年が14メートルです。小学生は短い期間で身長や体重が変化するため、ピッチャーが確実に届く距離で設定されています。
距離が短い理由は、リトルリーグと同じで18.44メートルを投げることは難しいと判断されているからです。

ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離を覚えて野球を理解しよう

ピッチャーマウンドからホームベースまでの長さは、バッターの安全面から1890年にアメリカで定められた距離ですが、甲子園やプロ野球で多くのドラマを生んできた距離でもあります。

選手の安全面や野球を面白い競技となるように決められたマウンドからホームベースまでの距離を知っておくことで、ルールが理解できるだけでなく、制球力の凄さやストライクゾーンに入れる難しさが理解できます。

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