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アオダモバットとは?大谷・イチローも使った野球の木製バットを紹介

アオダモバットとは?大谷・イチローも使った野球の木製バットを紹介

アオダモバットは、日本製の最高級国産バットです。イチロー選手や大谷翔平選手がメジャーリーグで使用していることで話題となりました。アオダモバットは、軽さとしなやかさを兼ね備えているのが人気の秘密で、各メーカーからさまざまな商品が発売されています。

2023.01.03 野球

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アオダモバットとは?

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アオダモバットとは、アオダモの樹木を原料に作られる木製のバットのことです。非常に柔らかくて加工しやすくいアオダモを使用して作ったアオダモバットは、軽くてしなやかなのが特徴です。日本製のアオダモバットは、品質の高さが評価され、プロ選手からアマチュア選手まで多くの人に支持されています。

アオダモとは?

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アオダモとは、日本の北海道から九州まで幅広く自生している落葉広葉樹のことです。アオダモの樹木の高さは最大で15メートルほどになります。

アオダモは、古くは、素材の加工のしやすさから木材の家具やスポーツ用品に使われていましたが、最近では庭の庭木として人気がでています。

国産アオダモ

国産アオダモは、日本全国に広く分布し、どこの地域でも栽培することが可能です。日本のなかで1番品質がよいとされているのは、雪が少ない東側方面で育った北海道産のアオダモです。寒いなかで育つ北海道産アオダモは、バットに必要な強度が確保できることと、しなやかで粘り強いことがバット材に適しています。

木材の加工品

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アオダモは、古くから木材の加工品に使われてきました。最近では技術の進歩により、木製のものほとんど見られなくなりましたが、元はテニスで使われるラケットやスキーの板、ゴルフのシャフトなどのスポーツ用品にもアオダモが使われていました。

アオダモは、丈夫な素材でありながら柔らかく加工しやすいことから、家具にも使われます。アオダモを使ったタモ材の家具は、木目がきれいなものが多いと人気が高いです。

庭園での活用

アオダモは、4つの特徴から環境問わず生育できると人気を集め、庭園で活用されることが増えています。

・落葉広葉樹のため、花を咲かせ四季を感じることができる
・非常に病気に強い
・管理が容易

・5メートルから7メートルほどになるため、家のシンボルツリーに向いている

最近では、野球の愛好家の間で、記念植樹が植えられることが増えました。

アオダモバットの特徴

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アオダモバットには、大きく分けて4つの特徴があります。

・日本製
・品質の高さ
・耐久性
・バットの値段

日本製は耐久性が高く品質が高いことが評価され、バットの王様と呼ばれています。

日本製

日本製のアオダモバットは、寒冷地で育ったアオダを使用するため、木の密度が高く折れにくいのが特徴です。木材は気候の変化に敏感なため、日本のように湿気の多い地域で使用するには、国産のアオダモが最適です。

品質の高さ

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国産のアオダモバットは、職人の手作業による品質の高さが魅力です。プロ野球選手が使用している一流のアオダモバットは、希少性が高いアオダモのなかからよりよいものを厳選し、工場による大量生産ではなく手作業で作られているため、精密で丈夫なバットになります。

耐久性

アオダモのバットは、北海道の東側で育った特別なアオダモを使用するため、バット材として必要な3つの特徴をもっています。

・反発力が高くて弾力性に優れている
・柔らかいのに強靭
・耐久力があるのに軽い

バットの値段

製造国 値段
中国産 1万円~2万円
日本産 10万円以上
現在希少価値が高くなっているアオダモバットの値段は、非常に高価となり、1万円程度のものから10万円以上するものまであります。

スポーツ店などで売られているアオダモバットは、中国産アオダモで作られたものがほとんどで、日本産アオダモバットはスポーツ店に出回ることが少なく、おもにプロ野球選手に供給されます。

アオダモ以外の木製バット

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アオダモバットの希少価値が高くなった現在では、アオダモ以外の素材で作られた木製バットを使うのが主流になりつつあります。近年では、3つの素材を使ったバットがポピュラーになりました。

・ホワイトアッシュ
・ハードメイプル
・ヤチダモ

ホワイトアッシュ

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特徴 堅くて反発力が高い
堅い素材のため折れやすい
安く購入できる
耐久性 ★★☆☆☆
おすすめな人 パワーヒッターの選手
ホワイトアッシュは、メジャーリーグの選手に人気のバットです。ホワイトアッシュにはアオダモよりも堅くて反発力が高いといった特徴があるため、パワーヒッターの選手に支持されることが多いです。

ハードメイプル

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特徴 軽くて折れにくい
メジャーリーグの乾燥した気候に適している
ホワイトアッシュほど堅くない
木目がしっかりしていて折れにくい
耐久性 ★★★☆☆
おすすめな人 アマチュアの選手
北米が原産のハードメイプルは、軽くて折れにくいといった性質を持つため、メジャーリーグの乾燥した気候に適しています。

ハードメイプルには、折れにくく耐久性があるといったホワイトアッシュとアオダモの真んなかくらいの特徴があり、アマチュアの選手に人気があります。

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特徴 耐久性が悪く表面がはがれやすい
耐久性 ★☆☆☆☆☆
おすすめな人
ヤチダモは、古くからバットの素材として使われており、アオダモと似た特徴がありますが、耐久性が悪く表面がはがれやすいのが欠点です。

ヤチダモ製のバットを薬品で加工し、堅さや反発力を強化した圧縮バットとして使用されてきましたが、飛距離や折れた破片が危険であることが問題視され、1981年に使用が禁止になりました。

アオダモバットが無くなる?

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現在は、アオダモバットの原料であるアオダモの資源の枯渇が問題視されています。アオダモは成長が遅い樹木のため供給が追い付かず、年々希少性が高くなりました。近年では、ボランティアの手によってさまざまな植樹活動がおこなわれています。

アオダモバットの希少性

アオダモの希少性が高い理由は、2つあります。

・バットに適した質のよいアオダモの生産地が限定される
・1本の木から作られるバットの本数が少ない

10メートル以上になるアオダモの木から、約8本分のバットの材料しか取れないため、現状では需要に供給が追い付いていない状況です。

成長速度

アオダモの成長速度はとても遅く、バットの素材として使えるようになるまでには、およそ70年もの年数がかかります。ホワイトアッシュなどの木は40年ほどで育つため、約2倍の年数が必要という計算になります。

植樹活動

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現在では、日本プロ野球界やアオダモ資源育成会により、アオダモの植樹が盛んにおこなわれるようになりました。アオダモバット全盛時代に植樹しなかったことが資源の枯渇を招いてしまったため、これからの100年後を見据えた植樹活動が推進されています。

おすすめのアオダモバットを紹介

おすすめのアオダモバットは、次の4商品です。

・アシックス ゴールドステージ アオダモ
・ZEET スペシャルステージ アオダモ
・久保田スラッガー 硬式用アオダモバット
・ワールドペガサス トレーニングバット

国産のアオダモバットは、値段が非常に高く使う機会が少ないですが、外国産や北海道以外の地域のアオダモを使った商品であれば、スポーツ店でも見かけることができます。

アシックス ゴールドステージ アオダモ

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アオダモの生産地 国産アオダモ
特徴 硬式木製、柔らかい打感
重さ 900g
おすすめな人 中距離打者
アシックスのゴールドステージでは国産のアオダモを使用しています。アオダモらしい柔らかい打感を感じることができ、グリップに膨らみがあるタイカップ仕様なため、アベレージヒッターから中距離打者まで、幅広い方が扱いやすいと好評です。

ZEET スペシャルステージ アオダモ

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アオダモの生産地 東北アオダモ
特徴 硬式木製、軽量バット
重さ 880グラム
値段 ¥14069
おすすめな人 軽さを求める方
ZEET スペシャルステージは、日本製の東北産アオダモを使用しています。寒冷な東北の土地で育つアオダモを使用しているため、品質が高く粘り強いバットに仕上がっています。白木で、焼き加工されているZEET スペシャルステージは、ほかの商品と比べると軽くできているため、持ち重りを気にする方におすすめです。

久保田スラッガー 硬式用アオダモバット

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アオダモの生産地 中国産
特徴 値段の安さ
重さ 900g
おすすめな人 練習用を探してる方
久保田スラッガーの硬式用アオダモバットは、中国産のアオダモを使って作られています。安い値段設定が人気のポイントで、練習用のバットを探している方に最適です。

ワールドペガサス トレーニングバット

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アオダモの生産地 中国産
特徴 トレーニング用
重さ 1300g
おすすめな人 中高生
ワールドペガサスから市販されている硬式トレーニングバットには、中国産アオダモが使われています。素振りだけではなく実打も可能なワールドペガサスのアオダモバットは、リストの強化だけでなく前腕を鍛えることができるため、中高生のティーバッティングに最適です。

アオダモバットを使用している野球選手

アオダモバットを使用している野球選手のなかでは、次の4名が有名です。

・大谷翔平選手
・イチロー選手
・松井秀喜選手
・平田良介選手

アオダモバットは、優れた材質特性から長年さまざまなプロ野球選手に使われてきました。現在でもほかの材質に変えずにアオダモバットにこだわり続ける選手が多くいます。アオダモバットは、アベレージヒッターからパワーヒッターまでさまざまなタイプのバッターに人気があります。

大谷翔平

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大谷翔平選手はメジャーの舞台でも豪快なホームランが魅力の選手ですが、高いアベレージを残すために、しなやかでバットコントロールがしやすいアオダモを使っています。大谷翔平選手は、アシックス製の国産バットを愛用しています。

イチロー

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イチロー選手は、日本のプロ野球時代からアオダモバットを使用しています。メジャー移籍後は気候にアジャストしたホワイトアッシュを使うこともありましたが、メインではアオダモバットを使用していました。イチロー選手のバットは、ミズノの職人が手掛けた最高級のアオダモバットです。

松井秀喜

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松井秀喜選手は、日本でのプロ野球時代は、職人が手掛けたミズノ製のアオダモバットを使用していましたメジャー移籍後は、アオダモバットが気候にあわずすぐ折れてしまうためメープル素材のバットに変更しました。

平田良介

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平田良介選手は、目立つオレンジ色の色あいが特徴のSSKのアオダモバットを使用しています。中距離ヒッターで高いアベレージと長打を打つ平田良介選手には、トップバランスでの振りぬきやすさにこだわるアオダモバットが最適です。

アオダモバットはプロも使う国産バット!

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アオダモバットは、日本のプロ野球選手のみならずメジャーリーガーも愛用している硬式木製バットです。柔らかい素材で軽くてしなやかな打感が特徴のアオダモバットは、硬式野球初心者の方でも扱いやすいため、プロ選手からアマチュア選手まで多くの人に愛され続けています。

ヤチダモ

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