鳥取の高校野球とは?
鳥取西高校高校と米子東高校高校は1915年の第1回選手権以来、101回の大会予選すべてに参加している伝統を兼ね備えた強豪校です。現在、夏の選手権予選すべてに参加した高校は全国に15校しかありません。早くから高校野球が盛んだった鳥取県では、公立の強豪が県代表となることが多かったのですが、平成年代に入り、鳥取城北高校や米子松蔭高校をはじめとした私立勢の躍進が目立つようになってきました。
鳥取の高校野球の情勢
春の選抜出場校 | 夏の甲子園出場校(2020年は県独自大会) | |
2020年 | ※倉吉東 | |
2019年 | 米子東 | 米子東 |
2018年 | 鳥取城北 | |
2017年 | 米子松蔭 | |
2016年 | 境 | |
2015年 | 米子北 | 鳥取城北 |
2014年 | 八頭 | |
2013年 | 鳥取城北 | |
2012年 | 鳥取城北 | 鳥取城北 |
2011年 | 鳥取商 | |
2010年 | 八頭 |
鳥取の高校野球の情勢は、現在、鳥取城北高校が頭ひとつ抜け出た存在ですが、同校を複数の強豪校が追随しています。鳥取城北高校には毎年、主に関西方面から有望な選手たちが野球留学していて、直近10年で夏の甲子園に4回、選抜大会に2回出場しています。
米子松蔭高校も関西圏のシニアリーグ経験者が多い私立校で、毎年安定したチーム力が自慢です。公立校では、米子東高校が2019年に春夏出場を果たし、名門復活の兆候が見られます。
米子松蔭高校も関西圏のシニアリーグ経験者が多い私立校で、毎年安定したチーム力が自慢です。公立校では、米子東高校が2019年に春夏出場を果たし、名門復活の兆候が見られます。
鳥取の野球強の強豪校ランキング第7位
鳥取西高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 鳥取県鳥取市東町2-112 |
春の選抜成績 | 4回(最高位ベスト4):通算成績2勝4敗 |
夏の甲子園成績 | 23回(最高位ベスト4):通算成績23勝23敗 |
主なOB選手 | 福士敬章(元広島)田子讓治(元ロッテ) |
鳥取西高校は、全国の高校野球ファンが復活を待ち望む強豪校です。同校は、1915年第1回大会の開幕試合に山陰地方代表で登場し、広島商業高校を相手に大会初勝利を飾った球史に名を残す名門校です。1896年創部の野球部は、春4回、夏23回甲子園に出場し、通算25勝(27敗)をあげていて、出場回数、勝利数ともに県内1位を誇ります。2020年の県秋季大会ではベスト4に進出し、名門復活に大きな期待が寄せられています。
鳥取の野球の強豪校ランキング第6位
境高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 鳥取県境港市上道町3030 |
春の選抜成績 | 2回:通算成績2敗 |
夏の甲子園成績 | 8回:通算成績1勝8敗 |
主なOB選手 | 米田哲也(元阪急)拝藤宣雄(元広島) |
境高校は、春夏計10回の甲子園出場経験がある野球の名門高校です。特に夏8回の出場は、鳥取西高校、米子東高校に次いで第3位で、戦後に創部された県内チームではトップの戦績を誇ります。部員のほとんどが、地元境港市と米子市の中学出身で、チームワークのよさが同校の大きな特長です。プロ野球で歴代2位となる350勝をあげた名投手、阪急ブレーブスの米田哲也さんの母校でもあります。
鳥取の野球の強豪校ランキング第5位
倉吉北高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 鳥取県倉吉市福庭町1-180 |
春の選抜成績 | 4回(最高位ベスト4):通算成績5勝4敗 |
夏の甲子園成績 | 6回:通算成績1勝6敗 |
主なOB選手 | 加藤伸一(元南海)矢田万寿男(元阪急) |
倉吉北高校は、1978年に県内の私立校の中で初めて甲子園出場を果たした野球強豪校で、春夏計10回の甲子園出場経験があります。1981年選抜大会では、ベンチ入りメンバー15人のうち13人が京阪神出身選手で固めた布陣でベスト4に進出し、野球留学の先駆けとなった高校です。同校では、姿即心・走姿顕心を部員心得にしていて、常に全力疾走でフィールドを駆け回っています。