捕手のボークとは?キャッチャーが反則になる場合を解説!
捕手のボークとは、一般的に投手の反則行為であるボークを、投手ではなく捕手がすることです。捕手のボークのルールは公認野球規則6.02a(12)に記載されていて、過去に公式試合でも記録されています。しかし、現在は申告敬遠の導入が進んだことにより、実質的に起こることのない反則行為です。
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公式ライター Activel_director
捕手のボークとは?
捕手のボークのペナルティー
ランナーがいない場合は、カウントがボールとなりますが、バッターがヒッティングしたときは、その時の審判の判断になります。
捕手のボークのルール・規則など
規則には注釈があり、故意四球が企図されたときに限って、ボールがピッチャーの手を離れないうちにキャッチャーが片足でもボックスの外に出していると本項が適用されると記載されています。
捕手のボークのルール
分かりやすく説明すると、敬遠のときに投手の投げる球が手元を離れる前に、捕手がキャッチャーボックスから出ていたらボーク判定が適用されます。
キャッチャーボックスとは?
キャッチャーボックスの横幅は、少年野球以外の規格だと、ほとんどの場合109.2cmと規定されており、敬遠やウエストボールを投手に要求する際は捕手はボックスを出なければなりません。
ボーク判定になる規則
公認野球規則6.02a(12)の注釈によると、故意四球が企図されたときに限って、ボールがピッチャーの手を離れないうちにキャッチャーが片足でもボックスの外に出しておれば本項が適用されると記載されています。
ボーク判定にならない規則
野球規則6.02a(12)の注釈に故意四球が企図されたときに限って、と明記されているからです。
よって盗塁やバント、エンドランなどを、捕手が警戒してキャッチャーボックスから出るのはボークと判定されません。
実際の捕手・キャッチャーのボークの例
捕手のボークが起きるのは敬遠のときなので、試合終盤の大事な場面で判定が出る可能性が高いです。そのため、チームの勝敗に係わることが多くなります。
捕手ボークでサヨナラ負け?
キャッチャーボークの実態
捕手のボークを見逃した例
⚾【平成10年】1998.熱闘第36話 豊田大谷 vs 宇部商業【高校野球】
動画の4:40付近からの敬遠のシーンは、どう見ても投手の手元からボールが離れる前に、捕手はキャッチャーボックスから出ていますが、判定はフォアボールです。
申告敬遠の導入
敬遠が増えたのは、打たれるまたはボークをとられるリスクを負わずに強打者との対戦を簡単に避けることができるようになったからです。
捕手のボークのまとめ
監督の判断で4球投げて敬遠する可能性もゼロではないので、捕手のボークは知識として知っておく必要がありますが、今後はより判定が出ずらいと言えます。
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