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パームボールの投げ方とボールの握り方とは?変化球をマスターしよう

パームボールの投げ方とボールの握り方とは?変化球をマスターしよう

パームボールは投げ方とボールの握り方が独特なため、最近の野球では投げるピッチャーがほとんどいなくなりましたが、マスターすることができれば大きな武器として使える変化球です。パームボールの投げ方とボールの握り方、うまく投げるためのコツを詳しく解説します。

2021.12.16 野球

変化球のパームボールとは?

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野球でピッチャーが投げる球種のひとつであるパームボールとは、バッターの手元に近づくにつれて、球速が落ちながら下方向に沈んでいく変化球で、ボールの回転数が少なくなるような投げ方のため、球速は遅い部類に入ります。
最近のプロ野球やメジャーリーグでは、パームボールを投げるピッチャーが非常に少ないため、野球を始めたばかりの初心者の中には、パームボールという変化球の存在を初めて知った、という人もいるかもしれません。
パームボールのパーム(palm)とは英語で手のひらという意味で、手のひらでボールを包むような握り方でリリースすることから付けられた名前です。

パームボールの特徴とチェンジアップとの違いとは?

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野球でパームボールを投げるピッチャーが少ないのは、カットボールやツーシームのような、バッターの手元で変化する球種が主流になっているのもありますが、球速が落ちながら沈んでいく球種を覚える際に、ボールの握り方が独特なパームボールよりも、投げやすいチェンジアップを選択するケースが多いのも理由のひとつです。

パームボールとチェンジアップは、どちらも似たような変化をするため同じ変化球として扱われますが、パームボールにはチェンジアップにはない特徴があります。では、パームボールの特徴とチェンジアップとの違いとは、ボールの握り方以外に何があるのか、具体的に見ていくことにしましょう。

①バッターの目線をずらすことができる

ストレートを投げる時と同じように腕を振るのはパームボールもチェンジアップも同じですが、チェンジアップはリリース時にボールはストレートに近い軌道になり、パームボールはリリース直後にボールが浮き上がるような軌道を描きます。ボールが浮き上がるということは、バッターの目線と身体を上げることができるため、ボールをしっかりとミートするのが難しくなります。

パームボールとチェンジアップはバッターのタイミングを外すのに効果的ですが、チェンジアップは読まれてしまうと痛打されるリスクが大きくなるのに対し、パームボールは目線をずらすことが可能なため、読まれても痛打されるリスクを軽減できるのが特徴です。

②下方向への変化が大きい

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パームボールもチェンジアップもストレートの投球時と同じような投げ方で、空気抵抗を大きくさせるために、ストレートよりも球速が遅くボールの回転数が少なくなるようにリリースしますが、パームボールの方がより球速が遅く回転数を少なくできるボールの握り方のため、下方向へ沈んでいく変化が大きいのも特徴のひとつです。

このため、実際に野球をした際に、多少タイミングが合わなくても比較的バットに当てやすいチェンジアップとは異なり、予想よりも変化を大きくさせることができるパームボールは、バッターを惑わせる効果がありバットの芯でとらえにくくなります。

③ボールが揺れるような軌道になる

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チェンジアップよりも回転数を少なくする投げ方ができるパームボールは、空気抵抗の影響をより大きく受けるようになります。空気抵抗を大きく受けるということは、縫い目の位置の違いで右方向や左方向に動きながら下方向に沈んでいく、という不規則な変化になりやすいため、ボールが揺れるような軌道になるのも大きな特徴になります。

野球でピッチャーをしてパームボールを投げた際、回転数を極端に少なくした状態でリリースすることができれば、ナックルのような変化をするので、見慣れていないバッターにとって非常に打ちにくくなるため、チェンジアップよりも厄介な変化球になり得るのです。

パームボールの投げ方とボールの握り方

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小笠原監督さん82(拓也) on Instagram: “鳴尾浜野球観戦⚾浅尾くんのファンの皆さん大変お待たせ‼#浅尾拓也鳴尾浜球場” (62815)

パームボールは手のひらでボールを包むような握り方になるため、以下の2つのポイントをおさえた投げ方ができるかが重要になります。

・コントロールを安定させてリリースすること
・限りなくボールの回転数を少なくすること


回転数は比較的減らしやすいですが、コントロールを安定させるのが難しく、大きく高めに浮いてしまう、またはバッターのかなり手前でワンバウンドしてしまうケースが多くなります。
このため、実際に野球でピッチャーをしてパームボールを投げる際に、この2つのポイントを両方満たすことができるように、ここではパームボールの投げ方と共に4種類のボールの握り方を解説していきます。

パームボールの握り方①

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全ての指が縫い目にかからないようにして、指先を浮かせた状態で親指と小指で挟み、人差し指、中指、薬指も指先を浮かせて、指の付け根と手のひらで包むようにして握ります。全ての指が縫い目にかかっていないので、球速が遅くなり回転数も減らしやすいため、変化量が大きくなります。

野球でピッチャーをした際にこの握り方でパームボールを投げたい場合は、不安定な握りでコントロールにばらつきが出やすくなってしまうため、練習でしっかりと投げ込みを行う必要がありますが、精度を上げることができれば、揺れながら下方向に沈んでいくナックルのような変化が一番期待できる握り方です。

パームボールの握り方②

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親指と小指を縫い目にかかるようにして、指先を浮かせた状態で挟み、人差し指、中指、薬指は縫い目にかからないように指先を浮かせて、指の付け根と手のひらで包むようにして握ります。親指と小指を縫い目にかけるので握り方①よりも回転数を少なくするのは難しくなりますが、ボールが不安定になりにくくなるため、コントロールにばらつきが出るのを防ぐことができる握り方です。

実際に野球でピッチャーをしてパームボールを投げた際に、握り方①ではコントロールを安定させることができず、精度を上げるのに苦労してしまう場合は、この握り方を試してみましょう。

パームボールの握り方③

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全ての指が縫い目にかからないようにして、指先を浮かせた状態で親指、薬指、小指で挟み、人差し指と中指も指先を浮かせて、指の付け根と手のひらで包むようにして握ります。親指、薬指、小指の3本の指で挟んでいるためボールが安定し、全ての指を縫い目にかからないようにすることで回転数も減らしやすいため、一番バランスのとれた握り方になります。

握り方①や握り方②ではボールが不安定になってしまい、野球でピッチャーをした際にうまくパームボールを投げることができない人、または手が小さく親指と小指の2本の指だけで挟むのが難しい人に向いています。

パームボールの握り方④

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親指は縫い目にかかるように、小指は縫い目にかからないようにして、指先を浮かせた状態でボールの下側を挟み、薬指は縫い目にかかるようにして親指の対角の位置に置き、人差し指と中指は縫い目にかからないようにして指先を浮かせ、指の付け根と手のひらで包むようにして握ります。これまでの握り方の中で一番球速を落としにくく、変化量も小さくなりますが、親指を薬指の対角の位置になるようにしているため、コントロールを安定させることを最優先にした握り方になります。

野球でピッチャーをした際に、握り方①~③でパームボールを投げると、どうしてもコントロールにばらつきが出てしまう場合は、この握り方を実践してみましょう。

パームボールの投げ方①

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パームボールの投げ方は、ストレートを投げる時と同じように腕を振って、上に向かって投げるようなイメージで、親指と小指の間からボールを抜くようにリリースし、球速を遅くして回転数を少なくします。抜くようにリリースすることで、手のひらでボールが転がり、浮き上がるような軌道になります。

また、ストレートを投げる時と同じように腕を振りますが、リリース時に手首を固定したまま使わないようにすることが重要です。手首を使うとは、スナップをきかせるとも言いますが、手首のしなる力を利用することで、抜くようにリリースしにくくなるだけではなく、バックスピンがかかり回転数が増える原因になってしまいます。

パームボールの投げ方②

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実際に野球でピッチャーをしてパームボールを投げた際、投げ方①の親指と小指からボールを抜くようにリリースすると、回転数を少なくすることができずに変化量が小さくなってしまう場合は、手首を固定したまま使わずにボールを押し出すようにしてリリースします。うまく押し出すようにしてリリースするには、リリースする瞬間に手をパーの状態にして開くのがポイントで、回転数が少ないパームボールを投げることが可能になります。

ただし、押し出すようにリリースすることを意識し過ぎて腕の振りが鈍くならないように、この投げ方の場合もストレートを投げる時と同じように腕を振ることが重要です。

パームボールの投げ方を上達させるコツ

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ここまで、パームボールに関して特徴と投げ方、そしてボールの握り方を解説してきましたが、実際に野球でピッチャーをしてパームボールを投げた際に、ストレートを投げる時と同じように腕を振るとコントロールが安定しない、球速を遅くしたり回転数を少なくしたりするのが難しい、またはバッターを打ち取るために精度をもっと上げたい、という人もいるのではないでしょうか。

パームボールを自分の持ち球として実践で使うことができるようにするには、投げ方のコツをつかむことも重要になります。では、パームボールの投げ方を上達させるにはどのようなコツがあるのか、具体的に見ていくことにしましょう。

ストレートと同じ投げ方になるように意識する

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他の変化球も同様ですが、野球でピッチャーをした際に、ストレートを投げる時とパームボールを投げる時の投げ方を同じにすることが重要になります。投球フォームが変わってしまうと、ストレートを投げる時と同じように腕を振っても、バッターに球種を読まれる確率が高くなってしまいます。特に球速を遅くして回転数を少なくしようと意識し過ぎると、ストレートを投げる時よりも投球モーションが遅くなってしまうため注意が必要です。

このため、野球で投球練習を行う際に、ストレートとパームボールを交互に投げるようにして、投球フォームが変わっていないかチェックするのがコツになります。

ボールを強く握らないようにする

野球でピッチャーをした際、特に親指と小指だけで挟む握り方でパームボールを投げる場合、コントロールを安定させることを意識して、ボールが不安定にならないように強く握り過ぎると、親指と小指の間から抜くようにリリースしにくくなり、球速を遅くして回転数を少なくすることができない原因になってしまいます。

コントロールが安定していても、変化量の小さい棒球になってしまっては意味がないため、軽く握って抜くようにリリースしやすくするのがコツです。軽く握ってストレートを投げる時と同じように腕を強く振ることを心掛けると、自然と抜くようにリリースすることができるようになります。

テイクバック時に指を浮かせないようにする

指先を浮かせて手のひらで包むような握り方をする変化球は、パームボール以外にはないため、投球モーションの最中に指先を浮かせているのがバッターに見えてしまうと、パームボールがくるのがわかってしまい、コースが甘い場合は打たれる確率が高くなり、きわどいコースの場合でもあっさり見逃されてしまいます。

このため、足を上げてテイクバックに移行するまでの間は指先を浮かせないようにし、ステップしてリリースする段階で指先を浮かせてパームボールを投げるのがコツで、できるだけバッターに気づかれない投げ方になるように意識することが重要です。

リリース時に肘を下げないように注意する

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低めにうまく投げようと意識し過ぎた場合や、コントロールを安定させようと意識し過ぎた場合、リリース時に肘が下がりやすくなってしまうため、肘を下げないようにすることも重要になります。リリース時に肘が下がることで、バッターにパームボールがくると読まれる確率が高くなってしまうだけではなく、肩や肘に負担がかかり故障の原因にもなるため、十分に注意するようにしましょう。

実際に野球でピッチャーをしてパームボールを投げる際は、ストレートを投げる時よりも肘の位置を高くしてリリースする、というイメージを持つのがコツで、ストレートを投げる時と同じ肘の位置からリリースできるようになります。

低めに投げてリリースする感覚をつかむ

野球の投球練習でパームボールの投げ込みを行い、リリースする感覚をつかむ際、最初からコースを狙って投げることを考えてしまうと、高めに浮きやすくなるだけではなく、腕の振りも鈍くなり変化量が小さくなるため、まずはキャッチャーの手前でワンバウンドさせるようなイメージで、低めに投げることだけを考えてリリースするのがコツです。

ワンバウンドするような低めに投げるところからスタートし、少しずつリリースポイントを調整していくことで、腕の振りが鈍くなるのを防ぎやすくなり、狙ったコースにストレートを投げる時と同じような強い腕の振りでパームボールを投げることができるようになります。

マイナーでも使い勝手のよいのがパームボール!

もやし on Instagram: “2018.07.31 ナゴヤ球場#浅尾拓也#中日ドラゴンズ” (62811)

パームボールを投げるピッチャーは、最近の野球ではほとんどいなくなってしまいましたが、決して使えない変化球という訳ではないことがお分かり頂けたでしょうか。バッターの目線をずらすことができ、タイミングを外してカウントを稼ぐ球種として使用することも可能で、もちろん決め球として使っても十分に通用します。

手首や腕の使い方が重要になるスライダーやシュートのような球種とは異なり、パームボールはストレートに近い腕の振りで肩や肘の負担も少なく、比較的覚えやすい部類に入る変化球のため、ここまで解説してきた投げ方やボールの握り方、うまく投げるコツを参考に是非挑戦してみてください。

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