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ダブルスチールとは?意味やメリットなどのやり方を解説

ダブルスチールとは?意味やメリットなどのやり方を解説

ダブルスチール(double steal)は、日本語では重盗と訳される野球用語の一つですが、より具体的に言えば攻撃側の作戦の一つとなります。野球の盗塁は英語でスチール(steal)と呼ばれ、これを二人の走者が同時に行うためにダブル(double)がつくわけです。

2021.12.16 野球

ダブルスチールとは?

@natural photo tt 🎞 on Instagram: “ベースボール〜👍 #baseball#sonya77 #高校野球#盗塁#また夏が来る#running” (76571)

野球はイニング毎に攻撃側と守備側が明確に分かれて行われるスポーツですが、攻撃側の戦略の一つにスチール(steal)いわゆる盗塁があります。盗塁は、次のように定義されます。

走者(ランナー)が、安打・刺殺・失策・封殺・野選・捕逸・暴投・ボークによらずに1つ進塁する

そして、ここで紹介しているダブルスチールは、盗塁が二つ同時に行われることを意味しており、重盗と呼ばれる攻撃側の戦略となります。当然、その前提としては、走者が2人いることとなります。

二盗

二盗とは、1塁走者がスチールすることを意味し、野球で行われる盗塁において最も数が多いものとなります。数多く実施される要因としては、次のものが挙げられます。

■1塁に出塁する機会が最も多い
■キャッチャー(捕手)から送球する距離が最も長い

■一般的に右投げピッチャー(投手)が多い

1塁走者は、ピッチャーが投球(牽制ではない)動作に入った瞬間に2塁ベースへ向けスタートを切り、盗塁を開始します。あとは、投球がキャッチャーに届くまでの時間及び、キャッチャーが捕球して送球し、その送球が2塁ベースカバーの野手に届いて盗塁してきた走者にタッチするまでの時間の勝負となります。

三盗

三盗とは、3塁を盗むということで、2塁走者が盗塁することを意味しますが、二盗と比較して難易度は非常に高いなります。その理由としては、次のものが挙げられます。

■キャッチャーから送球する距離が短い
■右投げピッチャーでも左投ピッチャーでも2塁は牽制しやすさに差がない
■キャッチャーから2塁走者がスチールしたか否かが見やすい


何より、キャッチャーからの距離が短いことは、盗塁を困難にすることを意味し、走者が2塁にいる時点でスコアリングポジションに走者がいるわけですから、リスクを冒して3塁を狙うかは、よく考える必要があります。

本盗

Natsuko on Instagram: “2017年 夏大会福岡予選!悠太朗の執念のホームスチール☆たくさんの感動をありがとう♪勇気…もらったよ(*´꒳`*)#福岡中央 #高校野球 #野球部 #ありがとう #ホームスチール” (76572)

本盗はあまり耳にしないかもしれませんが、ホームスチールは耳にしたことがある人も多いかもしれません。本盗は本塁を狙う盗塁を意味します。本盗自体もそうですが、本盗の成功は非常に稀なプレイといえます。

本盗の難易度の高さの由縁は、ピッチャーが投球そのものが事実上送球であり、キャッチャーは捕球して本塁に向かってくる走者にタッチするだけだからです。つまり、普通にやっても成功はしないのが本盗といえます。ただ、ホームスチールにはロマンがあり、かの長嶋茂雄氏も何度となくホームスチールを狙ったといわれています。
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ダブルスチールができるシチュエーション①

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走者が1塁と2塁にいる

ダブルスチール(重盗)を行うには、前にも紹介したように前提条件があります。意味合いとして走者が2人いることがダブルスチール(重盗)を行う上での前提となりますが、ここでは走者が1塁と2塁にいるシチュエーションに関して説明をしていきます。

走者が1塁2塁にいることは、両走者ともにフォースプレイが生じるシチュエーションであることを意味しますが、ダブルスチールをする上では、2塁走者が狙う3塁でも、1塁走者が狙う2塁でもタッチプレイとなります。当然守備側は、アウトにしやすく、ピンチに直結する三盗を防ごうとします

走者1塁2塁時のダブルスチールのメリット

2007常葉菊川 ダブルスチール

野球で走者が1塁と2塁にいるシチュエーションでダブルスチール(重盗)を行うメリットには次のようなものがあります。

■成功すれば走者に対するフォースプレイが生じなくなる
■スコアリングポジションに2人走者がいることになる


特に、スコアリングポジションに2人走者がいることは、守備側のバッテリーに大きなプレッシャーを与えるという意味があります。打席に立つバッターがヒットを打てば、単打でも2得点できる可能性がありますし、ワイルドピッチ(暴投)やパスボール(捕逸)でも1得点できるケースとなります。

走者1塁2塁時のダブルスチールのリスク

野球で走者1塁2塁のケースでダブルスチール(重盗)を狙う上でのリスクは、やはり三盗を狙った塁走者がアウトになってしまうことですが、アウトカウント毎に三盗を狙った2塁走者がアウトになった後ことを考えてみます。

■無死1塁2塁→1死2塁
■1死1塁2塁→2死2塁
■2死1塁2塁→スリーアウトチェンジ


無死や1死の場合では、2塁走者が3塁でアウトになっても、スコアリングポジションに走者が1人残り、引き続き得点のチャンスが続きますが、2死の場合はチャンスが潰えます。2塁走者の三盗が成功する確率が5割以上あると考えた場合は、無死や1死の場合にダブルスチールを狙うのは意味のある戦略といえるでしょう。

ダブルスチールができるシチュエーション②

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走者が1塁と3塁にいる

野球でダブルスチールを狙えるシチュエーションで最も多いのは走者1塁2塁のケースですが、もう一つダブルスチールを狙えるケースが走者が1塁と3塁にいる時です。このケースでは、難易度が非常に高い本盗が絡みますが、3塁走者は専ら、1塁走者と同時にスタートを切らずに二盗を試みる1塁走者に対し相手守備側がどのような対応をするかに応じてスタートをするので、走者3塁のケースで単独で狙う本盗よりも成功する確率を上げることができます。

下に、このケースで3塁走者がスタートを切るタイミングを挙げます。
 ■ピッチャーが投球した時
 ■ピッチャーが1塁へ牽制した時
 ■1塁走者の盗塁に対しキャッチャーが2塁へ送球した時

走者1塁3塁時のダブルスチールのメリット

【習志野/ダブルスチール(本塁&2塁)/タイムリーH】選抜高校野球/準決勝2019.4.2

野球で走者が1塁と3塁にいるケースでダブルスチール(重盗)を敢行して成功した場合のメリットは、当然ながら1得点を獲得できることです。場合によっては、二盗を狙った1塁走者はアウトになってしまうこともあるかもしれませんが、狙った1得点を得ることは最大のメリットとなるでしょう。失点を防ぐために、守備側は二盗に対処しないこともあり得ます。

また、3塁走者がホームスチールをするスタートのタイミングによりますが、二盗も成功している場合は、引き続きスコアリングポジションに走者を置いたチャンスが続くこととなり、波状的に相手守備陣にプレッシャーを与え続けることができます。

走者1塁3塁時のダブルスチールのリスク

走者が1塁と3塁にいるケースでダブルスチールを狙った場合のリスクは3塁走者がアウトになることです。
最悪の場合、両走者がともにアウトになってしまうことも考えられます。そのリスクを避けるために、3塁走者は次のような守備側の対処のどのタイミングでスタートを切るかを考えておかねばなりません

 ■キャッチャーは2塁に送球せず二盗は完全に無視
 ■キャッチャーは2塁に送球し2塁でタッチプレイが発生
 ■キャッチャーが2塁に送球するもピッチャーあるいはショートかセカンドがそのボールをカットして捕球
 ■キャッチャーは2塁に送球するふりをして3塁走者を牽制


3塁走者はリスクを極力避けましょう。

守備側から考えるダブルスチール

野球は攻撃と守備が交互に入れ替わるスポーツですが、守備側において走者が1塁と2塁、あるいは1塁と3塁にいるケースではダブルスチール(重盗)を警戒しなくてはなりません。守備側の最大の目的は、失点を防ぐことで、それを実現するためには様々なケースに対処する予測と、優先順位を明確にしておく必要があります。

ダブルスチールを警戒しなくてはならないシーンの主なものに次の事項があります。
 ■走者の足が速い
 ■打席の打者が調子が悪そう
 ■攻撃側のチームに得点リードされている


そのほかにも、アウトカウントやストライクカウントなども気にしなくてはなりません。
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走者1塁2塁時にダブルスチールを警戒する守備側心理

野球で走者が1塁と2塁にいるケースで、守備側がダブルスチール(重盗)を警戒する心理について考えると、ダブルスチールは絶対に許したくない攻撃側の戦略となります。その最たる要因はフォースプレイがなくなってしまうからです。

基本的に打者を打ち取るうえでは、三振を奪うか内野ゴロを打たせることをピッチャーは考えるものですが、無死あるいは1死で、走者が1塁と2塁にいる場合はダブルプレーをとることが最良の結果となります。そして、1塁2塁のケースでは、内野ゴロを打たせれば3塁と2塁あるいは2塁と1塁でダブルプレーが成立するのですが、ダブルスチールを許すとそれができず守りづらくなることを意味するわけです。

走者1塁3塁時にダブルスチールを警戒する守備側の心理

2012/2/18 2死1・3塁想定の走守攻防練習の様子

走者が1塁と3塁にいるケースで、守備側が最初に考えなくてはならないことは、1塁走者が二盗を試みた時に、どのような対処をするかです。キャッチャーの肩の強さや、全体的な守備力、アウトカウントや得点差なども含めて、キャッチャーあるいはベンチは対応するプレイを考える必要があります。

そして何よりも最優先しなくてはならないことが、3塁走者の生還…つまりは失点です。大差でリードしている場合を除いて、ダブルスチール(重盗)をしてきた時は、二盗を許しても本盗は許してはならないと考えるのが守備側の心理となります。

ダブルスチールは成功報酬は大きいがリスクも伴う戦略

神走塁 ホームスチール集

野球において、その戦略は専ら監督が、その状況に合わせてプレイする選手に指示を出すわけですが、ダブルスチール(重盗)という戦略を支持する際にはとても勇気が必要とされるもの。走者が2人いる時点で、スコアリングポジションに走者がいてチャンスなわけですから、アウトカウントが増えてしまうというリスクを冒して、チャンスの拡大を狙う戦略をとるべきか否かは非常に難しい判断になることでしょう。

とはいえ、成功すれば効果は絶大。得点が入るか、得点が入る確率が非常に高いシチュエーションができあがり、相手守備陣にも大いなるプレッシャーを与えることができます。メリットとリスクを吟味して意味深い重盗を成功させましょう。

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