ティーバッティングとは?練習方法と種類と効果を解説!
自分に合ったバッティングフォームを作るのには、ティーバッティングの練習が適しています。しかし、正しいやり方でティーバッティングを行わないと、練習の効果はありません。今回はそんなティーバッティングの練習方法や、ティーバッティングの効果について見ていきましょう。
Writer
公式ライター Activel_director
ティーバッティングとは?
ティーバッティングとは、トスされたボールをネットなどに向かって打つ簡単な練習です。ですが、自分のバッティングの基礎を作る練習ですので、とても大切な練習です。ティーバッティングを疎かにすると良いバッティングを行うことができません。
それぐらい言っても過言ではないぐらい重要な種類の野球の練習です。しっかりと取り組んでいきましょう。
ティーバッティングの種類
野球のティーバッティングには、さまざまな種類の練習方法があります。今回はその中で主な次の10種類のティーバッティングを紹介します。
・基本的なティーバッティング
・クロス振りからのティーバッティング
・真横からのティーバッティング
・後ろから投げるティーバッティング
・連続で打つティーバッティング
・歩きながらのティーバッティング
・歩きながらの連続ティーバッティング
・ワンバウンドのティーバッティング
・ロングティー
・逆打ちでのティーバッティング
・スタンドティー
・初心者のティーバッティング
1.基本的なティーバッティング
スローあり)大谷翔平 ティーバッティング~2017.7.29
まずはこの基本的な種類のティーバッティングのやり方を見ていきましょう。
方法
注意点
野球のティーバッティングとは、トスを出す人も重要です。手首を使わずに腕全体でボールを押し上げるような形でトスを出します。打つ人のストライクゾーンにしっかりとボールが届くことを意識して、トスを出しましょう。
効果
打つ回数増やすことにより、バッティングフォームを固めることもできます。
また野球のティーバッティングを行うことにより、自分の今のバッティングが良いかどうかの確認を行うこともできます。
2.クロス振りからのティーバッティング
方法
右打者場合、まず右上から左下に振ってから、左上から右下にバットを振ります。そして、クロスに振って交わったところにトスされたボールをスイングして打ちます。
左打者の場合は、まず左上から右下に振ってから、左上から右下にバットを振ります。そして、クロスに振って交わったところにトスされたボールをスイングして打ちます。
注意点
バッティングではボールのバットコントロールも大事ですが、ボールを遠くへ飛ばすということは大切です。その遠くへ打球を飛ばすことができるポイントを体で覚えられるように、意識して練習に取り組みましょう。
またトスを出す人は、打つ人がバットをクロスさせて交わった位置にしっかりとトスを出しましょう。トスを出す位置がずれると、このティーバッティングの効果が薄れてしまい、練習の意味が無くなります。ですから、しっかりとトスを出すようにしましょう。
効果
バットクロスに振った時に交わった場所とは、自分の身体の中心であり、そこがバットを振った時に最も力が入る場所です。バットを振った時に最も力が入る場所ということは、このポイントでボールをミートすることができれば、1番打球に飛距離を出すことができるということです。
つまり、バッティングの時にこのポイントでボールをミートすることができれば、1番遠くにボールを飛ばせます。
この野球のティーバッティングを行うことは、バッティングフォームの確認のみで、飛距離を上げることにつながります。
3.真横からのティーバッティング
野球指導~横投げティー・打撃練習~
方法
注意点
またトスの出すスピードによって、外角に変化するボールに対してのバッティング、内角に変化して自分の方に差し込んでくるボールに対してのバッティングの練習をそれぞれ行うことができます。
打つ人は自分がどちらの練習をしたいのかトスを出す人に伝えて、トスのスピードを調節してもらいましょう。
効果
特に内角に変化して自分の方に差し込んでくるボールを上手く打つ、上手くさばく練習として効果があります。内角に変化するボールのバッティングが苦手な人はこのティーバッティングの練習を行い、横に変化するボールのバッティングの技術を上げましょう。
4.後ろから投げるティーバッティング
野球指導〜後ろから投げてもらったボールをティーバッティング 打撃練習〜
方法
注意点
ボールを見て、それに合わせてバットを振ることを意識してティーバッティングを行いましょう。
また、いつものバッティングとはボールが自分に向かってくる方向が違うため、初めは戸惑うかもしれません。ですから慣れるまでは、ボールに当てることを意識したスイングを行って、このティーバッティングの感覚をつかむことを意識してください。
慣れてきて、ボールにミートできるようになったら、より鋭く、確実にボールにミートできるようにしていきましょう。
効果
変化球の見極めが苦手、ボールがくると焦ってスイングしてしまい自分のタイミングでバットを振ることができないという人は、このティーバッティングを練習してみましょう。
5.連続で打つティーバッティング
軸ブレしない 菊池涼介 連続ティーバッティング カープ 2017 日南秋季キャンプ
方法
注意点
ですが、1回1回のスイングでテイクバック(バットを振る時のトップの位置)はしっかりととってください。この位置までバットを戻さずに速いスイングを繰り返しても、バッティング練習にはなりません。
スイングを連続で行いますが、バットを振る一連の流れは1回1回のスイングの中でそれぞれ行いましょう。そうすることで、このティーバッティングでの効果を得ることができます。
効果
もちろん、バットを速く振るためには腕の力をつけることは大切です。ですが、それだけではバットを速く振ることはできません。
この種類のティーバッティングを行うことにより、バットを振る速く振ることを身体で覚えることができます。また、実際にボールを打って練習を行うので、速いスイングの中でしっかりとミートするということ身につけることができます。
筋トレによる腕の力の強化も大事ですが、もしスイングのスピードを速くしようと考えているのならば、このティーバッティングの練習もしていきましょう。
6.歩きながらのティーバッティング
方法
トスを出す人は、打つ人の斜め前の位置からトスを出します。
注意点
効果
ですからこの種類のティーバッティングで、スムーズな体重移動を身につけましょう。またこのティーバッティング行うと、バッティングの時に体が前に突っ込んでしまうクセを直すこともできます。バットを振る時に体が前に突っ込んでしまう人は、このティーバッティングの練習を行いましょう。
7.歩きながらの連続ティーバッティング
野球指導〜ウォーキング(ステップ)からのティーバッティング・打撃練習〜
方法
トスを出す人は打つ人の斜め前から、打つ人と同じように歩きながら連続でトスを出しましょう。
注意点
腕の振りだけのスイングにならず、体重移動を意識してティーバッティングを行いましょう。速さをだけを意識してしまうと、どうしても手だけの振りや、腕と体がバラバラの振り方になってしまうことがあります。速さは大事ですが、1回1回のスイングで体重移動を行い、しっかりとバットを振り切ることを意識しましょう。
効果
体重移動とスイングスピードを強化したい人は、この種類のティーバッティングを行いましょう。
8.ワンバウンドのティーバッティング
野球指導〜ワンバウンドティーバッティング・打撃練習〜
方法
注意点
どんなボールであったとしても、軸がずれずにスイングできるように意識しましょう。
またバウンドしたボールに対して、しっかりとタイミングを合わせて打つようにしましょう。
効果
フォークなどの縦に変化するボールを打つ時と、ワンバウンドしたボールを打つ時のタイミングは似ています。ですからこのティーバッティングを行えば、縦の変化球のタイミングをとる練習を積むことができるのです。
またワンバウンドしたボールを打つので、1つ1つの軌道の違うボールへの対応力も身につきます。
9.ロングティー
野球指導〜ロングティーボール・打撃練習〜
方法
トスを出す人は、打つ人の斜め前の位置からトスを出します。
注意点
また、遠くへ飛ばすことだけを意識しすぎると、バットの振りが大きくなり、スイングする時に腕が伸びてしまい、バットがボールに対して遠回りしてしまうドアスイングになることがあります。
ドアスイングは無駄な動きが多くてボールにバットが当たりにくくなりますし、スイングスピードも遅くなります。ロングティーでは、ドアスイングにはならないように気をつけましょう。
ロングティーを行う時は、バッティングフォームに注意が必要です。
効果
平沢選手のロングティーバッティングにカメラが接近【広報カメラ】
また現在の自分がどれぐらい打球を飛ばすことができるのかを知ることができる練習なので、現在の自分のバッティングの力を理解することができます。
10.逆打ちでのティーバッティング
方法
斜め前の位置からトスされたボールを、普段とは逆の打ち方でネットに打ちます。
注意点
効果
スタンドティー
スタンドティーのやり方
野球指導~置きティー・打撃練習~
ネットの前にティースタンドを置いてネットに打ちこむ方法もありますし、ロングティーのようにホームベースのところにティースタンドを置いてグラウンド全体に向かって打つ方法もあります。
スタンドティーの効果
これはこのコースにボールがきたら自分は絶対に打つ、という自信をつけることにつながります。
また、どうしても動いたボールを上手くミートすることができない、という人はティースタンドを使ったティーバッティングから打つ練習を始めると、ボールを打つ感覚がつかみやすくなります。
初心者のティーバッティング
初心者のバッティング
それは野球のバットで打つということに慣れていないこと、野球のバットのどの部分に当てたらいいのか分かっていないことなどが原因です。これを解決するのが野球のティーバッティングです。
ティーバッティングでの上達
もしトスされたボールでも当てるのが難しいのならば、ティースタンドを使った練習から始めましょう。ティースタンドで打つことに慣れて、トスされたボール、普通に投げられたボールと段階を踏んで、打てるようになっていきましょう。
自分に合うやり方とは?
例えば、ボールを遠くに飛ばしたいなら連続で打つティーバッティングやロングティーなどの種類、変化球にしっかりと対応したいなら真横からのティーバッティングやワンバウンドのティーバッティングなどの種類の練習を行う、というようになります。
また基本的な種類のティーバッティングのやり方を行うが、苦手な外角のボールの打ち方の練習をしたいから、トスは全て自分の身体から離れた外角側に出してもらう、というように練習したい内容に合わせて工夫することもできます。
このように野球のティーバッティングは、種類が多く自由度が高い練習です。
おすすめのティーバッティングスタンド3選
①CYFIE:バッティングティ
CYFIE
ティーバッティングスタンド
材質:合金鋼
形状:長方形
高さ調節:約62-95cm
②FIELDFORCE:バッティングティー(FBT-360)
FIELDFORCE
バッティングティー 練習スタンド FBT-360
材質:
ボール:スティール、ボール受け:ラバー
ベース:合成樹脂
サイズ:横幅60cm×奥行43cm
高さ:55~88cm
付属品:ダミーボール付きポール×1
重量全体:約3.5kg
③LAKARU:バッテイングてぃー3点セット
LAKARU
3点セット野球ネット バッティングネット バッティングティー
材質:合金鋼
色:レッド
形状:長方形
ティーバッティングのまとめ
自分に合ったティーバッティングの練習を積んでいき、バッティングの技術を上げていきましょう。
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