岩手県の野球の強豪高校とは?強さ順に7校をランキングで紹介!
岩手県の野球の強豪高校は、2017年春夏甲子園8強の盛岡大附属高校と2009年選抜準優勝の花巻東高校の2校が代表的です。また、岩手県の強豪校は投手育成に定評があり、菊池雄星、大谷翔平、松本裕樹、佐々木朗希をはじめ、多数の好投手をプロ野球に輩出しています。
2022.12.31
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野球
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岩手県の高校野球とは?
via www.photo-ac.com
岩手県の高校野球は、90年代は盛岡商業高校・黒沢尻工業高校・盛岡第三高校、盛岡工業高校の公立野球部が覇権を握っていました。2000年代になると一関学院高校をはじめとする私立校が台頭し、2010年以降では強豪私立の盛岡大附高校、花巻東高校が岩手高校野球の中心です。
岩手県は豪腕が育つことで知られ、花巻東高校の菊池雄星投手と大谷翔平投手、大船渡高校の佐々木朗希投手に代表される速球投手を輩出しています。
岩手県は豪腕が育つことで知られ、花巻東高校の菊池雄星投手と大谷翔平投手、大船渡高校の佐々木朗希投手に代表される速球投手を輩出しています。
岩手県の高校野球の情勢
岩手県の高校野球の情勢は、盛岡大附属高校と花巻東高校が県内2強と知られています。次いで私立の一関学院高校、専大北上高校の安定した活躍が目立ちます。
県勢野球部の甲子園での最高成績は、選抜が2009年の花巻東高校の準優勝、選手権は1917年と1919年の盛岡中学校と2009年と2013年の花巻東高校のベスト4で、優勝はまだ達成していません。
県勢野球部の甲子園での最高成績は、選抜が2009年の花巻東高校の準優勝、選手権は1917年と1919年の盛岡中学校と2009年と2013年の花巻東高校のベスト4で、優勝はまだ達成していません。
岩手県の野球の強豪校ランキング第7位
盛岡第三高校
via www2.iwate-ed.jp
国公私立 | 県立 |
所在地 | 岩手県盛岡市高松4丁目17-16 |
春の選抜の成績 | 出場なし |
甲子園の成績 | 2回出場 |
主なOB選手 | なし |
盛岡第三高校は、1973年と1989年の夏の選手権に出場経験を持つ古豪です。盛岡大三高校野球部は、盛岡大付属高校をはじめ強豪ぞろいの盛岡地区で安定したチーム力を持ち、地区大会では強豪の盛岡大付属高校を下すこともあります。2018年の春季大会では準決勝まで勝ち進み、県4位の成績を残しました。
岩手県の野球の強豪校ランキング第6位
久慈高校
via www2.iwate-ed.jp
国公私立 | 県立 |
所在地 | 岩手県久慈市畑田第26地割96番 |
春の選抜の成績 | 出場なし |
甲子園の成績 | 1回出場 |
主なOB選手 | なし |
久慈高校は、1979年の夏の甲子園に出場経験がある県立の強豪です。2017年には春季県大会と選手権岩手大会で準優勝し、秋季大会でも県4位と躍進を遂げました。久慈高校は、2019年も春夏ともに県ベスト8に残り、岩手の公立校の中では安定して上位にあがる強い高校です。
岩手県の野球の強豪校ランキング第5位
黒沢尻工業高校
via www2.iwate-ed.jp
国公私立 | 県立 |
所在地 | 岩手県北上市村崎野24-19 |
春の選抜の成績 | 1回出場 |
甲子園の成績 | 3回出場 |
主なOB選手 | 及川洋治/石塚綜一郎 |
黒沢尻工業高校は、春夏通じて甲子園4回の出場経験がある県立の強豪です。甲子園出場は1983年選手権を最後に遠ざかっていますが、2017年秋には県大会準優勝、東北大会ベスト8の成績を収め、古豪復活の兆しがあります。
2015年に就任した石橋智監督は、中学、高校、大学での指導経験があり、秋田工業高校の1986年甲子園出場をはじめ、指導した各学校で野球部を全国大会出場に導いた名将です。
2015年に就任した石橋智監督は、中学、高校、大学での指導経験があり、秋田工業高校の1986年甲子園出場をはじめ、指導した各学校で野球部を全国大会出場に導いた名将です。
岩手県の野球の強豪校ランキング第4位
専修大学北上高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 岩手県北上市新穀町2丁目4-64 |
春の選抜の成績 | 1回出場 |
甲子園の成績 | 5回出場 |
主なOB選手 | 畠山和洋 /梶本勇介/木立章成/井上浩司 |
専大北上高校は、甲子園へ通算6回出場している強豪です。2018年秋季大会では、県3位決定戦で現千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手を擁する大船渡高校を破り東北大会へ進出し、ベスト8まで勝ち進みました。実力は県内4強と認知され、一関学院高校とともに盛岡大附属高校と花巻東高校の2強を追う存在です。
岩手県の野球の強豪校ランキング第3位
一関学院高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 岩手県一関市八幡町5-24 |
春の選抜の成績 | 2回出場 |
甲子園の成績 | 6回出場 |
主なOB選手 | 太田裕哉/高島覚 |
一関学院高校は、一関商工高校時代の夏4回を含めて甲子園に通算8回出場した強豪です。2015、16年の春季県大会で優勝、2020年夏季岩手県高校野球大会でも優勝し、県内2強の盛岡大附属高校や花巻東高校を圧倒するほど野球が強い高校です。
岩手県の野球の強豪校ランキング第2位
花巻東高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 岩手県花巻市松園町55-1 |
春の選抜の成績 | 3回出場(最高位準優勝) |
甲子園の成績 | 10回出場(最高位ベスト4) |
主なOB選手 | 阿部雄厚/阿部成宏/泉沢彰/神農清治/菊池雄星大谷翔平/岸里亮佑/高橋樹也/千葉耕太/猿川拓朗 |
花巻東高校は、通算13回の甲子園出場を誇る名門高校です。県内では盛岡大附属高校とともに2強と知られ、2009年の選抜準優勝は岩手県民の記憶に深く刻まれています。
野球部を指導する佐々木洋監督は投手育成に定評があり、シアトル・マリナーズの菊池雄星投手とロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手の豪腕を育てたことでも有名です。
野球部を指導する佐々木洋監督は投手育成に定評があり、シアトル・マリナーズの菊池雄星投手とロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手の豪腕を育てたことでも有名です。
目標達成シート
花巻東高校の選手たちは、目標達成シートを書いています。目標達成シートは、縦横9×9マスのシートの中心に夢を書き、周りに夢を実現させるための決意や毎日の目標を展開していく表です。佐々木監督は、当時1年生の大谷翔平投手も同様に目標達成シートを書かせ指導しました。
岩手県の野球の強豪校ランキング第1位
盛岡大学附属高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 岩手県盛岡市厨川5丁目4-1 |
春の選抜の成績 | 5回出場(最高位ベスト8) |
甲子園の成績 | 10回出場(最高位ベスト8) |
主なOB選手 | 小石澤浄孝/三浦翔太/伊東昂大/松本裕樹/杉山晃基/比嘉賢伸 |
盛岡大学附属高校は、通算15回甲子園へ出場している県内屈指の名門高校です。2017年には、現福岡ソフトバンクホークスの松本裕樹投手を擁して、甲子園春夏両大会ベスト8に輝きました。
盛岡大附属高校OBで自身も捕手で甲子園出場の経験がある関口監督は、雪で守備練習ができない冬季間に攻撃の徹底指導をしています。打たれたら打ち返す攻撃野球の通称わんこそば打線は、盛岡大附属高校の代名詞とされています。
盛岡大附属高校OBで自身も捕手で甲子園出場の経験がある関口監督は、雪で守備練習ができない冬季間に攻撃の徹底指導をしています。打たれたら打ち返す攻撃野球の通称わんこそば打線は、盛岡大附属高校の代名詞とされています。
岩手県の高校野球を語ろう
岩手県の高校野球を語るには、好投手の存在は欠かせません。岩手県の期待が膨らんだ花巻東高校の2009年選抜では、日本でも屈指の豪腕の菊池雄星投手の好投で準優勝を勝ち取っています。
好投手の有無はチームの強さに直結することから、好投手がよく育つ岩手県は、東北のなかでも甲子園優勝候補の野球部が出る県と認知されています。
好投手の有無はチームの強さに直結することから、好投手がよく育つ岩手県は、東北のなかでも甲子園優勝候補の野球部が出る県と認知されています。
岩手の高校野球出身のスタープレーヤー
岩手の高校野球出身のスタープレーヤーはプロ野球に多く存在していますが、メジャーリーグで活躍する菊池雄星投手と大谷翔平投手が代表的です。両選手とも日本屈指の豪腕で、花巻東高校在学時には菊池雄星投手が154km/h、大谷翔平投手が160km/hもの速球を投げていました。2019年には大船渡高校の佐々木朗希投手が163km/hの速球を投げ、2020年現在での日本高校生最速記録を出しています。
Kボールを使った岩手県独自の取り組み
via ja.wikipedia.org
Kボールは、重量や硬さ、反発力を公式球に似せて作ってある新しい規格のボールです。Kボールは2000年に開発され、岩手県は01年にいち早く導入した大会を開きました。Kボールの大会は、軟式野球引退後の有望な中学球児を集めた選抜チームで開催されます。入学までの期間に硬いボールに慣れさせることで、岩手県の高校野球の質が高くなります。
岩手県勢が東北初の甲子園優勝になる可能性
東北大会の優勝・準優勝 | |||
優勝校 | 準優勝 | その他岩手県勢成績 | |
2020夏 | 聖光学院高校(福島) | 仙台育英高校(宮城) | |
2019秋 | 仙台育英高校(宮城) | 鶴岡東高校(山形) | 盛岡大附属高校ベスト4 |
---|---|---|---|
2019春 | 弘前学院聖愛高校(青森) | 明桜高校(秋田) | |
2018秋 | 八戸学院光星高校(青森) | 盛岡大附属高校 | 花巻東高校ベスト4 |
2018春 | 聖光学院高校(福島) | 東北高校(宮城) | |
2017秋 | 聖光学院高校(福島) | 花巻東高校 | 黒沢尻工業高校ベスト8 |
2017春 | 仙台育英高校(宮城) | 八戸学院光星高校(青森) | |
2016秋 | 仙台育英高校(宮城) | 盛岡大附属高校 | |
2016春 | 東北高校(宮城) | 東陵高校(宮城) | 花巻東高校ベスト4 |
2015秋 | 青森山田高校(青森) | 八戸学院光星高校(青森) | 盛岡大附属高校、一関学院高校ベスト4 |
2015春 | 青森山田高校(青森) | 八戸学院光星高校(青森) | 花巻東高校ベスト4 |
岩手県勢が東北初の甲子園優勝を勝ち取る可能性は、過去と比較しても格段に高まっています。盛岡大附属高校と花巻東高校は、東北大会では聖光学院高校や仙台育英高校を代表する東北の強豪からも引けを取りません。甲子園で東北勢が活躍する機会も増え、必然的に岩手県勢の大優勝旗獲得も期待されています。
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