日本野球の歴史
日本の野球の歴史は、1871年に始まりました。野球を広めたのは、アメリカからやってきたお雇い外国人のホーレス・ウィルソンです。英語を教えるために来日し、勉強と一緒に自分の生徒に野球を教えました。
当時は野球ではなく、打球おにごっこと翻訳され全国的に有名なスポーツとなりました。
ホーレス・ウィルソンは、日本に野球を広めた功労者であり2003年に日本野球殿堂入りを果たしています。
当時は野球ではなく、打球おにごっこと翻訳され全国的に有名なスポーツとなりました。
ホーレス・ウィルソンは、日本に野球を広めた功労者であり2003年に日本野球殿堂入りを果たしています。
日本野球の最初の試合は?
日本の野球の最初の試合は、1872年6月7日のアメリカでの試合です。アメリカ巡業中のロイヤル江戸劇団が、ワシントン・オリンピックスと対戦しています。オリンピックスとの対戦は、17対18と大健闘でした。この記録は、米国野球学会総会が2019年6月に発表しています。
国内での最初の試合は、1882年におこなわれました。平岡ひろしが創立した新橋アスレチック倶楽部と、駒場農学校の試合が初の対抗戦です。
国内での最初の試合は、1882年におこなわれました。平岡ひろしが創立した新橋アスレチック倶楽部と、駒場農学校の試合が初の対抗戦です。
日本野球の最初のチームは?
via pixabay.com
日本の野球の最初のチームは、新橋アスレチック倶楽部です。アメリカに留学した平岡ひろしが、留学中に野球を教わり野球道具を日本に持ち帰りました。平岡は、日本に帰国したあとに工部省の勤務となります。
初めての野球チームのメンバーは、学生や工場の仲間です。本場仕込みの野球が好評をよびました。
平岡は、野球チームを作るとともに日本で初めての仮の運動場を作り、運動場で野球チームの活動を始めます。
初めての野球チームのメンバーは、学生や工場の仲間です。本場仕込みの野球が好評をよびました。
平岡は、野球チームを作るとともに日本で初めての仮の運動場を作り、運動場で野球チームの活動を始めます。
プロ野球リーグの誕生
プロ野球リーグの誕生は、1936年2月5日です。日本初のプロ野球リーグは、日本職業野球連盟が設立しました。当時のリーグの参加チームは、7球団です。
・東京巨人軍
・大阪タイガース
・名古屋軍
・東京セネタース
・阪急軍
・大東京軍
・名古屋金鯱軍
1936年の4月に初めてリーグ戦が開催され、団体競技では日本初の全国規模で行われた社会人リーグ戦となります。秋には、優勝チームを決める戦いが開かれました。
・東京巨人軍
・大阪タイガース
・名古屋軍
・東京セネタース
・阪急軍
・大東京軍
・名古屋金鯱軍
1936年の4月に初めてリーグ戦が開催され、団体競技では日本初の全国規模で行われた社会人リーグ戦となります。秋には、優勝チームを決める戦いが開かれました。
日本プロ野球の歴史
via pixabay.com
日本のプロ野球の歴史は、1920年に始まりました。早稲田大学の野球部OBが創立した日本運動協会が、日本のプロ野球初のプロ野球チームです。
当時の日本は学生野球が盛んで、特に大学野球では人気のある選手はスターとなりました。野球での人気に浮かれる選手も多く、学生の不祥事が増加します。現状を変え学生の模範となる球団を作るために、生まれたのが日本運動協会です。日本運動協会の設立当初は、野球だけでなく勉強もおこないました。
当時の日本は学生野球が盛んで、特に大学野球では人気のある選手はスターとなりました。野球での人気に浮かれる選手も多く、学生の不祥事が増加します。現状を変え学生の模範となる球団を作るために、生まれたのが日本運動協会です。日本運動協会の設立当初は、野球だけでなく勉強もおこないました。
プロ野球の歴史年表
1920年 | 日本運動協会が設立され、日本のプロ野球がはじまる |
1936年 | 日本職業野球連盟が誕生し、リーグ戦を開始 |
1939年 | 日本職業野球連盟から日本野球連盟に改称 |
1944年 | 日本野球連盟が日本野球報国会に改称 |
1944年11月13日 | 戦争の影響で活動を休止 |
1945年11月6日 | 日本野球連盟の復活宣言 |
1949年 | プロ野球再編問題で、日本野球連盟がセリーグとパリーグに分裂 |
1950年 | 日本選手権シリーズが始まり、各リーグの優勝チームが対決 |
1955年 | ウエスタン・リーグとイースタン・リーグが発足 |
1965年 | 第1回プロ野球ドラフト会議を開催 |
1978年 | 空白の1日と呼ばれる江川事件が発生 |
1993年 | 逆指名制度とフリーエージェント制の導入 |
2004年 | パリーグでプレーオフ制度が導入 |
2004年 | プロ野球再編問題で近鉄バッファローズとオリックスブルーウェーブが合併 |
2004年 | 東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生 |
2005年 | セ・パ交流戦が実施される |
2007年 | セリーグでプレーオフ制度が導入され、両リーグでクライマックスシリーズ開催 |
2015年 | 野球賭博問題が発覚 |
2018年 | ビデオ判定によるリクエスト制度の導入 |
2020年 | 新型コロナウイルスの影響でリーグ開催が延期 |
プロ野球界を揺るがした事件
via pixabay.com
日本のプロ野球界を揺るがした事件が、黒い霧事件です。プロ野球選手が八百長に関わり、金銭を受け取った事件をいいます。1969年シーズンの日本のプロ野球で発覚しました。西武の永易将之投手が、わざと試合に負ける行為をおこなったことが事件の始まりです。
巨人の藤田元司投手コーチが暴力団と関係を持っていたことも報道され、八百長の疑いは球界全体に広まりました。
巨人の藤田元司投手コーチが暴力団と関係を持っていたことも報道され、八百長の疑いは球界全体に広まりました。
1971年にかけて事件は調査され、選手がオートレースの八百長にも関わっていることが明らかとなります。
黒い霧事件の関係者は、プロ野球界を永久追放されるなど19人もの選手に処分が下されました。
黒い霧事件の関係者は、プロ野球界を永久追放されるなど19人もの選手に処分が下されました。
プロ野球史に残る記録
日本のプロ野球史に残る記録のなかで特に有名なのが、王貞治選手の868本塁打です。王選手は、通算記録で2170打点、2390四球、長打率.634など輝かしい打撃成績を残しています。868本のホームランは世界一の記録であり、王選手は世界の王とよばれる名選手となりました。
金田正一投手も、球史に残る大記録を残しています。金田投手の、通算400勝、365完投、5526.2投球回などは不滅の記録です。
金田正一投手も、球史に残る大記録を残しています。金田投手の、通算400勝、365完投、5526.2投球回などは不滅の記録です。
プロ野球球団の歴史(NPB)
via pixabay.com
プロ野球球団の歴史は、1920年から始まりました。初のプロ野球球団は、日本運動協会です。1年後には天勝野球団が設立されますが、1923年に両球団は解散します。
1934年には大日本東京野球倶楽部が発足し、1936年にかけて日本職業野球連盟に所属する7球団が相次いで結成となりました。初のプロ野球リーグ参加球団のなかには、現在のプロ野球を構成する球団の前身となっているチームが存在します。
1934年には大日本東京野球倶楽部が発足し、1936年にかけて日本職業野球連盟に所属する7球団が相次いで結成となりました。初のプロ野球リーグ参加球団のなかには、現在のプロ野球を構成する球団の前身となっているチームが存在します。