甲子園のラッキーゾーンとは?今後の気になる展開を解説
甲子園のラッキーゾーンとは、ホームランが出やすいグラウンドにするため、グランウンドと外野フェンスの間に柵を設けて囲ったエリアです。ラッキーゾーンがあることでホームランが出やすくなり盛り上がる試合で観客を楽しませることができます。この甲子園のラッキゾーンは今後復活する話もでています。
Writer
公式ライター kiyotsuka0616
甲子園のラッキーゾーンとは?
ラッキーゾーンが日本で最初に作られたのは甲子園球場です。
現在は甲子園球場にラッキーゾーンは撤去されてありませんが、ラッキーゾーンを再度設置するという話も持ち上がっています。
両翼:110メートル
左・右中間:128メートル
※ラッキーゾーン有り
両翼:91メートル
左・右中間:113メートル
甲子園にラッキーゾーンが設置された理由
1947年に外野の左中間、右中間付近に金網フェンスを建ててホームランを出やすい球場にしました。これが日本で第1号となるラッキーゾーンです。
1924年に現在の阪神甲子園球場にあたる阪神電鉄甲子園大運動場が建設されました。当時は陸上競技場としても使用される設計になってたため、野球場としては広い規格のグラウンドでした。そのため、ホームランが出にくい球場となり野球が盛り上がらないため、阪神電鉄がラッキーゾーンを設置しました。
甲子園のラッキーゾーンが撤去された理由
日本人の体格の向上、バットやボールの品質改良により打球の飛距離が昔と比べて出るようになりました。そのため、ホームラン数が増産されるようになり、ラッキーゾーンの存在が問われるようになりました。
ラッキーゾーンがあるメリットとデメリット
ラッキーゾーンのあるメリットは、ホームランが増産され、プロ野球の試合が盛り上がることです。また、ピッチャーはホームランを打たれないような投球術が身につくことです。
ラッキーゾーンがあるデメリットは、試合時間が長くなることです。
ラッキーゾーンがあるメリット
・ホームランの数が増える
・ピッチャーの投球術がアップする
野球で一番盛り上がるシーンはホームランが出た時です。ラッキーゾーンがあることでグラウンドが狭くなりますので、必然的にホームランは増えます。
ピッチャーはホームランを打たれないようにするために、低めを丁寧に投げる技術をより磨く必要があります。ラッキーゾーンがあることで、お客さんが盛り上がり、野球の技術が向上します。
ラッキーゾーンがあるデメリット
ホームランが出やすいということは、点の取り合いの試合です。点の取り合いの野球ということは、3アウトを取り1イニングが終わるまでの時間にかかり、試合時間が長くなってしまいます。
試合時間が長くなるのはプレーしている選手だけではなく、観客や球場スタッフも疲れてしまいます。
ラッキーゾーンを設置する球場が増えている
・ホームランを増やして試合を盛り上げたい
・ラッキーゾーンで観戦してもらうことで選手を近くで見ることができる
観客をより多く呼んで、プロ野球を盛り上げために設置している球場が増えています。
甲子園にラッキーゾーン復活の話がある
甲子園球場はプロ野球以外にも使用されていますので、甲子園で行われるイベント全体を考えて検討する必要があります。
甲子園球場はプロ野球だけのものではない
・高校野球
・大学野球
・マスターズ甲子園
・コンサート
・地元小中学校のイベント
・甲子園ボウル(アメリカンフットボール)
プロ野球側の都合だけでラッキーゾーンの有無を変更してしまうと、他の競技やイベントの運営に影響を与えてしまいます。
ラッキーゾーンを復活させるためには、他の競技やイベントのことも考慮する必要があります。
ラッキーゾーンの今後の展開
少子高齢化による人口減少によって、野球人口は減少しています。野球人口を増やしていくためにも、ラッキーゾーンを復活させてホームラン数を増産させ盛り上がる試合を増やす必要があります。
観客にラッキーゾーンから選手を見てもらうことは、プレーの迫力を感じさせることができ野球の人気がさらに盛り上がります。
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